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レイプ被害女性の心理(2)

レイプ女性の心理については前述した
わたしが特に強調したかったのは、「性犯罪とは、確実な人格破壊である。ジェンダー・アイデンティティの確立に障害を受けた彼女たちは、心理的に子宮を切除されたも同然の状態なのだ。」という点である。

前述のとおり、レイプ被害女性の歩む道としては、大別してふたとおりある。
①男性恐怖に陥り、男性と恋愛関係が結べなくなる。恋愛関係を結んだとしても、セックスへの恐怖が拭えない
②男性に依存、執着し、性的逸脱行為に耽溺する。自己を貶めていくことで、受けた行為とありのままの自分自身との均衡を、無意識下ではかろうとしてしまう

わたしは、この両パターンを見てきた。また②はわたし自身も体験したことである。

まず、①について。

【ケースA】わたしの同級生で、今年28歳。3歳のときに、近所の中学生の男に「気持ちいいことしてあげるからおいで」と誘われ、陰部を触られる。その後、意味もわからず、それが癖になっていた彼女に、なにも知らない母親は「やめなさい」と諭す。
彼女は、小学生・中学生になってからも、加害者に怯えていた。「あのお兄ちゃんだ」
過剰な自意識が阻害要因となり、男性と恋愛関係を結べない。

【ケースB】これは、わたしの男友だちから相談を受けたのだが、彼女がレイプ被害者であった。インターネットを通じて、わたしの友人と知り合い、恋愛関係を結ぶも、セックスとなるとフラッシュバックにより、怯えて泣き出してしまい、ことに至ることができない。
わたしの経験上でも、レイプ被害者の彼氏から相談を受けることは稀。彼の「セックスの楽しさを伝えたい」という思いに、決して焦らず、まずは軽いセクシャルコンタクトから、徐々に彼女のペースに合わせてあげるようアドバイス。

【ケースC】インターネットのレイプ被害者の会で知り合った女性。やはり男性恐怖に陥っており、怖いものには無理に慣れる必要性はないとアドバイス。

どうだろうか。
「性犯罪は、被害者の心に大きな障害を残す。障害。そう称して憚らないだけの決定的な深手だ。」とわたしが訴える意味が、すこしは伝わっただろうか。

次回は②のケースについて、実体験を交えながら話したいと思う。

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コメント

 こんにちは&TBありがとうございます。
話題が話題だけに、コメントやトラックバックをされる事が少なく、また、色々な意見を聞こうにもNET上ではどうにも偏った話になりがちで(苦笑)
男性心理の中にはどうしてもレイプという言葉に過剰反応(女性とは違った意味で)してしまい正論だけしか主張できなくなってしまうか、そこに触れる事そのものを止めてしまうという傾向が強く見られます。
トラックバックいただいた記事ではそれがなぜ?なのかを考えて書いているのですが…
いかんせん上手く伝えるのが難しい。
貴女が何を考え、何を意図してトラックバックしてくれたのかは、現状では僕にはわかりませんが、多くの方々がこのような問題にお互いの意見や考え方を伝えあい、同時に歩み寄れるような社会にしていきたいと願い拙い文章力ですがこれからも書きつづけていこうと考えております。

 纏めきれずにコメントを残してしまっていますが、真面目にこの手の話題にトラックバックいただいた嬉しさで舞い上がっていると思いお許しください。

投稿: | 2005/05/06 06:50

敬さん、突然のトラックバックであったにもかかわらず、ご来訪くださってありがとうございます!

このブログも、ディスカッションできる場にしたいのですが、敬さんとおなじく、いかんせんコメントやトラックバックをいただきにくいところで……。

わたしが敬さんのブログにトラックバックさせていただいたのは、(おこがましいようですが)「この方となら、真剣に話し合うことができる」と直感したからです。

男性がなぜレイプという言葉に過剰反応してしまうか……やはりレイプ、強姦、性犯罪というものが、男性から女性へ一方的に行われるものだという通念が浸透してしまっているからというのがひとつではないでしょうか。(わたしは、女性から性被害を受けた男性の相談を受けたことがあります)

「男性は、強姦できる男性と強姦できない男性のふたとおりにわけられる」とおっしゃる男性がいらっしゃいました。これはあながち極論ではなく、実際にその行動に出るかどうかは別にして、ちょっとした会話の端々なんかでわかるものです。

敬さんの「多くの方々がこのような問題にお互いの意見や考え方を伝えあい、同時に歩み寄れるような社会にしていきたいと願い拙い文章力ですがこれからも書きつづけていこうと考えております。」というお言葉、非常に心強いく、また共感できるものです。

これからもぜひ書き続けてください。あなたの言葉を待っている人は、かならずいます。

投稿: 大川内 麻里 | 2005/05/07 05:40

丁寧なご返事ありがとう^^
レイプ問題等に関しては記事内でも触れた通り、僕は男性としてしか理解できません、しかし、だからこそ社会の半数を占める男性として避けて通りたくないと感じております。
その背景にあるのが児童問題やDVといった問題へ少なからず関わって来た人間だからという前提があるのですが・・・
ここにも正に壁があるように感じています。
大抵の方々が問題として受け止めることはできても、そこに踏み込んで何を出来るのか?という最初の難関を越えるもしくは越えようとすることが出来ないように感じます。
後は・・・僕の文章表現力が足りないっていう僕自身の壁も高い(苦笑)
それでも、書くことは続けようと思っていますけど^^
今後もちょくちょくと拝読させていただきますのでよろしくお願いしますね。

投稿: | 2005/05/10 01:31

敬さん、こんばんは! お返事が遅くてすみません^^;

敬さんのような志をお持ちの方と出会うと、わたしの編集者魂がうずきます。世をよりよい方向に牽引していきたい、だから問題に真っ向から直面して考える敬さんのような方のご姿勢、考え方は、より多くのひとに伝えたいと。

実はレイプ被害女性について書きながら、ひとつの葛藤がありました。というのは、わたしの意図に反して、これはレイプ犯罪予備軍に不用意な興奮と想像を与えてしまっているのではないかと……。
しかし、だんだん自然淘汰されてきた感があります。それに、実際被害に遭って、情報を求めている方がいる限り、わたしには一被害者として伝えなければならないことがあります。

お話はやや飛びますが、かつて「100人のレイプ体験」という許せない本がありました。なにが許せないかというと、同書は、女性のライターを使い、被害者の話を聞いて、レイプの悲惨さを訴える本であるかのように見せかけながら、レイプシーンのふざけたイラストを随所にちりばめ、いかにもレイプ願望のある男性の興奮を煽るつくりになっていたのです。
仮にわたしが、同書に体験談を寄せる協力者であったなら、裏切られたという絶望感と憤りを感じるでしょう。まさにセカンド・レイプです。

またまたお話が長くなってしまってすみません^^;
わたしも敬さんのブログ、ちょくちょくと楽しみに拝見させていただきますね^^よろしくお願いします。

(無謀かもしれませんが)レイプ加害男性の心理にも迫ってみようかな……。

投稿: 大川内 麻里 | 2005/05/22 20:32

大阪のミナミのペッパーランチ心斎橋店で、営業中に女性客をスタンガンで脅し、睡眠薬を無理矢理飲ませそのまま拉致し、レイプした同店舗の店長と店員のニュースは知っていますか?
ペッパーランチで一人で食事をしていた女性を、その店の店長と店員が営業中にです!

あなたの意見をお聞かせ下さい。

投稿: 通行人 | 2007/05/21 20:04

★通行人さん★
はじめまして。コメントありがとうございます。
事件につきましては、もちろん存じ上げており、現在もその後を追っております。
わたしの公式な見解は、あらためて新しい記事として、後日アップいたします。
ただ、わたし自身、いま病気の具合がよくなく、少々お時間をいただいてしまうかもしれません。その点のみ、ご了承いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

投稿: 大川内 麻里 | 2007/05/21 20:49

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