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2005年10月の17件の記事

中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(3)【終わったあとのこと】

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今日は、いきなり予告破りです(笑)
前回、“次回はセックスにまつわる「こんな○○は××だ!」をやります”と予告していましたが、それ以前に肝心なことをいろいろと書き忘れていたことを思い出しまして^^;「こんな○○は××だ!」は、そのあとに、また追ってということで。ごめんなさいですが、よろしくです。

さて、「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)」「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)」では、セックスに至るまでの実践的なことを解説しましたね。

ここで、軽くおさらい+わかっている気になっているひとへセックスの注意事項、そしてセックスを終えたあとのことをお話しておきますね。

さて、まずセックスをするまえのことからね。

①シャワーはいつ浴びるものなの?
これは、わたし自身もセックスを体験するまえに疑問に思っていたのですが、「シャワーってセックスのまえに浴びるものなの? それともあとに??」ってこと。まずもって、これはセックスをどこでするかにもよりますが、
基本的には、セックスをするまえにエチケットとして浴びておきましょう

もちろん、まえにもあとにも浴びていいのですが、あとの場合、セックスを終えてあまりにも即シャワーにいかれると、ちょっとベッドに残される側としてはわびしいものがありますよね^^;そこは相手を思いやって、しばらく抱き合ってお話でもしてコミュニケーションをしておきたいもの。
またシャワーは、いっしょに浴びて楽しむのもいいですよ^^

②陰毛はセックスのときに邪魔になるの?
たしかに陰毛は、ペニスを膣に挿入する際に、たまに巻き込んでしまって、こすれるように膣内が痛むことがあります。これはデリケートな粘膜でできている膣壁を傷つけてしまう危険性があるので、ちょっと中断。陰毛を手で広げてよけるようにして膣内に巻き込んでしまわないようにしましょう。
また、あまりにもという場合には、陰毛のお手入れ(陰毛カット)をしておくのもいいですね。陰毛カットは、はさみなどで切ってしまうと、ちくちくして、ショーツを通してツンツン出てしまいます。
なので、よくある方法としては、線香で焼き切るという手。でも、くれぐれも火傷には十分に気をつけてくださいね^^
また、わたしの友人に「線香は面倒だから、(ヘアーカットのように)人差し指と中指ではさんで、ライターでボッと火をつけて、フッと息で消す」というツワモノがいましたが、これは危険すぎるので、絶対にやめてくださいね^^;

③生理中のセックスは?
「生理中は安全日で中出しOKだから」と思っている男女!! それは、明らかな間違いです!!!!
生理中に排卵日がくることも十分にありえますし、子宮内で、精子は長くて1週間~10日、卵子も長いと2日以上生きることがありますから、望まない妊娠の確率は、生理中にも確実にあります
第一! 生理中の膣内はとってもデリケートで傷つきやすく、感染症(※性感染症については、別途書きますが、ここでいっておきたいのは、いわゆるセックスで感染する王道(?)の性感染症のことだけではありません。カンジダ膣炎などが代表的な例ですが、空気中に普通にいる雑菌やカビなどが、免疫力の落ちている膣内に炎症を起させることもあるのです)などにもかかりやすいもの。生理中のセックスは、絶対にNGです。
女の子は、彼にこのことを話して理解してもらうようにしましょう。それでも求めてくるような彼なら、別れちゃえ! って、まぁ別れを強要するわけではありませんが、わたし個人としては、そんな彼はあなたのことを本当に大事に想って愛してくれているのかな?って疑問に感じてしまいますね。わたしだったら、そんな男性とは確実に別れています
男の子には、このことを理解して、彼女のことを思いやってあげてほしいな。セックスをしたい気がとても強い年代だということはわかります。でも好きな彼女の身体のことは、気遣ってあげて。「ヤリたいだけなの?!」って詰め寄られるのが関の山ですよ。だったら、自己処理しちゃいましょ^^

④男女の身体の構造と感じやすさ
いきなり、あなたたちが、まだお母さんのおなかのなかにいたころの話にさかのぼります(笑)
遺伝子の構造としては、受精卵だったころのあなたたちは、みんな女性でした。お母さんのおなかのなかで育っていくうちに性別はわかれることになります。
このとき、クリトリスになるはずだったところがペニスに、膣口になるはずだったところが陰嚢の真ん中の線のようなところになって、男性器がつくられるといわれています。
これは、お互いの性感を想像するのに、プチ★お役立ちかも??
また、性感を感じにくい場合でも、「不干渉?!」などと、男女ともいたずらに心配しないで。お互い、緊張がほぐれるまで感じる余裕なんてなくても当然だし、これも個人差ですからね^^
ましてや、女性のオルガスムなんて、大人の女性でも体験したことがないひとが多いくらいです。(「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」参照。これは大人の男女に向けて書いたほどのことですから、ましてや……ってなかんじですよ)
本当に個人差の世界なので、一概にはいえませんが、ヒントとしては、たとえば相手に呼吸を合わせるなど。でも簡単なことではないと思っていてくださいね。当たればラッキーくらいの気軽な構えでいてください。

⑤セックスを終えたあと
セックスを終えたら、余韻を感じたい気持ちはわかりますが、急ぎペニスをすぐに膣から抜いてくださいコンドームの根元を手で押さえてペニスから外れてしまうことのないようにね!
ペニスが勃起状態でなくなると、コンドームとペニスのあいだから精液が漏れる可能性があります。
またコンドームを膣内に置き忘れちゃって、とっとれない……ってなことにもなりかねません。その場合は産婦人科にいって取り出してもらうほかありません。
コンドームをペニスから抜き取ったら、ティッシュでペニスを拭いて、コンドームから精液が漏れないように軽くしばって捨てちゃいましょう。(精液はお手洗いに流して、コンドームを不燃ごみへ……という律儀な心がけは素晴らしいです。でもそこまで厳密にしなくてもOKですよ)
また、このコンドームの後処理姿も女の子に見られるのを嫌う男の子が多くいますから、女の子は目を閉じて、余韻に浸っていて
さて、コンドームの処理が終わったら、女の子の陰部をティッシュで拭いてあげるなんてのも素敵ですね~。ほいってティッシュをわたすだけではNGというわけではありませんが、拭いてあげる方が好感度の高いという傾向があるのは事実のようです。
こうして二人ともの後処理が終わったら、抱きしめあって、愛をかんじあって。髪をなでたり、キスをしたり、軽いボディタッチをしながら充足感のある安らぎのひとときをすごしてください♪
「イッた?」「感じた?」――男の子が聞きまくりがちなことですが、これを読んでくれているあなたなら、もうわかるよね?

⑥万が一、精液が漏れてしまった場合
24時間以内に服用をすれば妊娠を防ぐことができる薬が、産婦人科にはあります。急いで産婦人科に駆け込んでください。でも若い女の子には特にお勧めはできない薬です。あくまでも万が一の過失があった場合の策として、頭の片隅に置いておいてください。
「なぁ~んだ、そんな薬があるなら、コンドームなんてつけなくていいじゃ~ん」なんて、間違っても思わないように! わたしに叱り飛ばされるだけです!!(笑)
コンドームは、セックスのエチケットであり、ルールであり、お互いへの思いやりでもあります。忘れないでね!

さてさて、こんなかんじです。
セーフティーセックスを楽しんでくださいね^^♪

……えーっと、また予告破りのリスクがあるので、今回は予告なしにしておきまーす(笑)^^;

また、このほかにも、質問や疑問があれば、遠慮なくきいてくださいね!

【関連記事】
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)【はじめに】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)【挿入・結合するとき】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(4)【コンドームのこと.1】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】」
「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます!」

【関連書籍】
若い男女の望まない妊娠性感染症を診てきた産婦人科の先生による、中高生にも具体的にわかりやすく書かれた本です。セックスの本当の楽しみとリスクをリアルに感じることができるでしょう。
「さらば、悲しみの性―高校生の性を考える」

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中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)【挿入・結合するとき】

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さて、今回は前回の続き。セックスの実践編です。

「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)」でお話しましたようなひととおりの前戯と呼ばれる触れ合いを終えた後

まずは、男の子はコンドームをつけましょう。
男の子のなかには、コンドームをつけている姿を彼女に見られるのが恥ずかしいというひともいるので、女の子は目線を彼からはずして。
でも挿入まえには、チラ見をして、空気が入ってはいないか、根元までしっかり装着されているかをチェック。彼のペニスがコンドームのサイズに合っていない場合、空気が入っているかのように見えることもあれば、根元までいかない場合もありますが、「ね、これ大丈夫なのかな?」と疑問を投げかけてみましょう。

そして、万事整ったら、いよいよ挿入
ここからは二人の共同作業です。男の子任せでいいと思っている女の子はいませんか~?

女の子の膣は、膣口から7~10cm、おなか側からお尻側に緩やかなカーブを描いていますこのカーブにも、ひとそれぞれ角度があります
また膣口の位置も、おなか寄りのひととお尻寄りのひととがいます。

ペニスを膣に挿入するときには、膣の角度とペニスの角度を合わせなければなりません。だいたい膣口から3~5㎝程度のところまで角度を合わせて挿入することができれば、その先まで入っていくことができるでしょう。

この角度を合わせるためには、まず男の子が指でよく彼女の膣のカーブを確かめておくこと。
そして、女の子は、その感覚で腰の位置を動かすなどして、できるだけ男の子のペニスが入りやすいようにすることです。とはいえ、実は女の子自身、男の子の指によって自分の膣のカーブがわかるひとはまれ。わからなくても気にすることはありません。

痛みを感じたら、女の子はまず口から息をふーっと吐き出すようにしてみて。それで、すこしは痛みを軽減できるはず。
またはじめてのセックスをかならず痛みのつきまとうものとして、いたずらに怖がったりはしないでくださいね。個人差のあるものですから、かならずしも痛みや出血をともなうとは限らないのですから。人間、血を見てはじめて傷口が傷むように、思い込みの痛覚ってあるものです。

とはいえ、男の子は、そんな女の子の不安や恐れに、よく耳を傾けてあげてあまりの痛さにベッドの上でずりあがったり悲鳴を押し殺す女の子もいますが、そんな無理強いをしてまで、好きな女の子の痛がることを強要してまで、セックスしたいなんて思わないでしょう? 思わないでほしいな。

またはじめてのときは、男の子は挿入を待たずに、また挿入するなり、射精してしまうこともあります。
これはなんら不思議なことでも恥ずかしがるようなことでもありません。女の子も受け入れましょう。

さて、次回はセックスにまつわる「こんな○○は××だ!」を(某芸人のパクリですが)やります。
へぇ~そうなんだ~ってなトリビア(ってもう番組わかんないじゃん笑)も満載かもですよ~^^

【関連記事】
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)【はじめに】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(3)【終わったあとのこと】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(4)【コンドームのこと.1】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます!」

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中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)【はじめに】

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

このブログを読んでくれているなかには、中高生くらいの男女もいると思います。
これまでの記事には、もしかしたら、あなたにとって難しいことも書かれていたかもしれませんね。今回は違います。中高生のあなたたちへ向けて書きます。

さて、いまあなたには好きなひとがいますね

クラスメイトでしょうか? 先輩や後輩でしょうか?
好きになったのはあなたから? それとも相手の方から?
好きなひとに想いが伝わったとき、それはそれはとても飛び上がるほどうれしいことだったでしょう。相手から好いてくれたときも、とってもうれしい気持ちで、あなたは相手を受け入れたことでしょうね。

あなたたちは、いまどんなお付き合いをしているのでしょう?
映画を観に行ったり、登下校をいっしょにしたり、相手のお家に行ったり。
相手のお家にお邪魔するときは、必ず親御さんのいらっしゃる時間に行くのが礼儀です。いくら、彼/彼女が「いいよ」っていってもだめ。あなただって、なにも好き好んで、好きなひとの親御さんに嫌われたり、お付き合いを反対されたりしたくはないでしょう? それならば、きちんと礼儀を守って、そして「お邪魔します」「お邪魔しました」は当然、きちんとご挨拶をしましょう

好きなひととすごす時間のどきどきは、とっても素敵なものですね。それが幸せという感覚です。
おしゃべりをして、目と目があっただけで、心臓がドッキリなんてして。

はじめて手をつないで歩いた。大切な思い出ですね。
はじめてキスをした。うれしさのあまり、泣き出してしまう女の子もいるかもしれません。
はじめて抱き合った。彼の、彼女の、ぬくもりをかんじて、鼓動をかんじて。

大事に大事にしたい二人のふれあい。

そして、はじめてのセックス。お互い肌を見せるのが恥ずかしくて、でも服越しよりももっと相手のあたたかさが伝わってきて。
まずは、そのまま抱き合ってみてお互いの肌にたくさんたくさん触れ合ってみてください。とても幸せな気持ちになれます。
そしてキスをして、首、背中、胸……お互いの肌に十分触れ合ったあと、それからお互いの性器へと手を伸ばしましょう

男の子の性器が勃起してない場合もあります。女の子の性器に潤いがない場合もあります。
でも心配しないでそういうことの方がむしろ多いのですから。

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プチ★ヒントとしては、女の子の性器には、膣口のあいているところのすこし上に、小さく突起した部分があります。クリトリスと呼ばれます。いきなり膣口へ指を入れようとすると、そのなかが潤っておらず痛みをともなうことが多いので、自分の指をちょっとくわえて湿らせて、クリトリスを下から上にやさしく撫でるようにしてみましょう。性感染症の観点からはあまりオススメはしませんが、彼女が嫌がらなければ舌でなめてあげてもいいでしょう(でも喫煙坊主は歯磨きをしておいてね! 喫煙したままの口やたばこに触れた指は、女の子の身体によくありませんから)。そうするうちに潤ってくることもあります。(※図はクリックすると拡大されます。女性器の図解です)

また女の子の膣の奥には、処女膜という(実際は膜状にはなっていないのですが)ひだひだがあります。「処女膜が破れる」といった言葉をよく聞くでしょうが、指でそうなることもあれば、男の子の性器を入れたときにそうなることもあります。そして、それは多くの女性にとって痛みと出血をともなうものです。しかし、これには個人差があり、痛みも出血も、まったくない女の子もいます。ひとの顔がそれぞれ違うようなもので、これは不思議なことでもなんでもありません。

でも、このことからセックスへの恐怖心を抱いている女の子が多いのは事実です。
ですから、男の子ははやる気持ちをすこしだけおさえて、女の子の「怖い」とか「痛い」とかいった言葉に、きちんと耳を傾けて決して無理強いはしないようにしましょう。

それから男の子の性器には、包茎といって、性器の一部あるいは全体が皮で包まれてしまっている場合があります。
男の子は、このことを女の子が思っている以上に気にしていますですから、女の子は、仮に彼の性器が包茎であっても、それを口に出して指摘するようなことはしてはいけません。また逆に彼の方からまえもって打ち明けてくることもあるでしょうが、「そうなんだ」程度に受け止めておけばいいのです。ただお互い事前にシャワーを浴びるなどして衛生面にだけ気をつけておきましょう。
また、これは逆にいえば、包茎のことを気にかける女の子は、あまりいないのですから、男の子は、そのことをコンプレックスにかんじる必要性はないともいえます。覚えておきましょう。

しかし、包茎の場合、ときとして女の子が性器を握って動かしてみると、男の子が痛みをかんじることもあります。
ですから、そんな場合は、女の子はどうすれば彼が痛みをかんじないか、聞いてみてもいいでしょうし、触りながら探っていくのでもいいでしょう好きなひとに「痛い」のを我慢させたくなんかありませんよね

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ここでもプチ★ヒントとしては、やさしく舐めてあげること男の子が性器の部分で気持ちいいとかんじるところはそれぞれです。それを探るなり聞くなりしながら口内全体や舌を使って舐めてあげましょう。ただし、ここでも喫煙お嬢は事前に歯磨きをしておくこと! そして、彼が嫌がったり、自分もゴム臭がきつかったりするかもしれませんが、性感染症の観点から、必ずコンドームをつけて行なうこと(装着が難しくても、すくなくとも彼の性器の先端にコンドームがかぶさるくらいまでは)! コンドームには、フェラチオ専用のゴム臭をカットしたもの、ストロベリーなどの香りがするものなどがあります。二人で探してみましょう。(※図はクリックすると拡大されます。男性器の図解です)

さて、この一連の前戯と呼ばれる肌と肌の接触を行なったのち。
それでも先ほども書きましたように、男の子の性器が勃起してない場合もあります。女の子の性器に潤いがない場合もあります。

でも心配しないで。気にしないで。落ち込みなんてしないで。相手に嫌われるんじゃないかと心配するなんてとんでもない!
はじめてのことをするのには、どんなことでも、だれもが緊張していつもどおりではいられなくなるでしょう? それだけのことです。それさえ、お互いが理解し合えていれば、またの機会に試してみればいいだけのことです。
やさしいキスをして抱き合って、もう一度、幸せを確かめ合ってください。

次回は、この続きとして、実際のセックスの仕方についてお話します。

※ここで図解している女性器ならびに男性器は、あくまでもひとつのタイプであって、形状や位置などに個人差があることをあらかじめご了承くださいね。

【関連記事】
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「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます!」

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性教育や初期の性体験がひとに与える影響

日本は性教育をタブー視している感の否めない国である。

前述のような模型をつかった性教育の禁止などにも、それは顕著に表れている。
「くさいものには蓋」――そんな姿勢がうかがえる。これは教育現場の話。

では、各家庭ではどうだろう。

恥ずかしがることもなく、タブー視することもなく、きちんと教えてもらえたというひとこれはもっとも素晴らしく、そして当然にしてあるべき姿だと思う。

わたしの家庭は、性へのタブー視の強い家庭だった。否、タブーは性についてだけではなかった漫画にもテレビなどにも禁じられていたものが多く、わたしは同級生と自分との距離をかんじざるをえなかったことを記憶している。

両親からも、学校からも、きちんと教えてもらうことが一番望ましいが、わたしの少女時代は少女漫画雑誌には、たとえば、突然初潮がきたときにはどうすればいいかなどといったことが、付録に書かれていて、そこから先に知識を得る友人たちもいたようだ。

しかし、わたしには、その機会もなかった。だから、学校の性教育で本当にはじめて月経のことなども知ったのである。性教育の教室ですでに知っている子たちがひそひそと笑いあうなか、わたしは自分だけが別世界にいる気がした。

初潮のくるまえに海外旅行にひとりでいく(子どもだけ連れて行くツアー)ことになり、わたしは母から初潮がきたときの対処をきかなければならなかった。母は汚らわしいものを口にするかのような厳しい表情

「あんた、生理って知っとうとね?」

すでに小学校4年生のときから、学校の性教育で習ってはいたが、わたしは母から教わりたかった。だから、わたしはあいまいな笑顔で首を横に振った。母は本当に汚らしいことを口にするかのような厳しい表情のまま、こういいはなった

「血が出るとよ」

衝撃的なものいいに、わたしはその事実自体をはじめてきいたようなふりをした。母は苛立ちを隠しきれないといった形相のまま、「そんなことも知らないのか」というようなことをつぶやく

これが、わたしの家庭の性教育だった。

(ここでは、わたしの8歳のときの性被害は除くが)
そして、やがて彼氏ができて、はじめてのセックスに及んだのは、13歳。中学校2年のことだった。
わたしは、出血もせず、まったく痛みもなかった恐怖心すら、そこには存在しなかったあるのは、ただの性への好奇心だけだった

それらと下記のことを直接関連付けていいのかどうかはわからない。

しかし、わたしの十代は奔放で狂ったセックスライフとともにあったそれが事実だということだけはたしかだ

【関連記事】
「障害児、障害者への性教育」

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障害児、障害者への性教育


以前に編集させていただいた「君がいるから、君がいたから――知的障害をもつ息子とともに」の著者の松浦さんと、編集中のやりとりで、下記の問いかけをして話し合い、彼女の意見、見解を原稿にしていただきました。

===================

①2003年、「東京都の養護学校で、模型を使った性教育を行っていた先生が“模型を使うのは過激すぎる”として、東京都から指導、また校長が降格処分」されました。
この先生は、概念的な説明を理解しにくい、養護学校の子どもたちに、わかりやすいように、ひとのかたちの模型を使って、性教育を行っていたそうです。それが、東京都側から「過激だからやめる」よう指導、処分されてしまいました。
また東京都は、健常児に対しても、模型を使った性教育を禁じています

②その一方で、2003年、福岡県の障害者施設(成人対象)で、男女交際に関連した殺人事件が起きました。
その施設では、「妊娠などを避けるために、入所している障害者同士の男女交際を禁止していた」そうです。
そういった施設で、知的障害をもつA男さんとB子さんが恋愛関係になって、C子さんがA男さんを好きになってしまった。C子さんは、A男さんに「私とつきあってくれないと、B子さんとの恋愛関係を、施設にばらす」とせまり、A男さんは、禁止されている男女交際がばれて、施設を退所させられるのを恐れて、C子さんを殺害してしまった……とのことでした。

私は、これらに疑問を感じざるをえませんでした。

①は、性教育というのは、とても大事なことだし、なぜそれを正しく理解できるように指導を工夫していた先生が、罰せられなければならないのか?
②は、恋愛感情というのは、ひととしてあたりまえのことで、それを「妊娠を避けるため」という、施設側の都合で禁止されなければならないのか?
たしかに、妊娠した場合、子どもを育てていくことは、とても大変なことだと思います。だからといって、それをあたまごなしに禁止するなんて、彼らの人権はどうなるのでしょう?
それに、だからこそ、①の先生のように、適切な性教育をしていくことが必要なのではないでしょうか?

これは、まったくの素人考えかもしれません。でも、男女が愛し合って、セックスすることも、子どもが生まれる仕組みも、素晴らしいことであるというのを、どんな子どもたちにも、正しく教えていくべきなのではないか――私はそんなふうに思いました。
よろしければ、松浦さんのご意見、お聞かせいただけますか?

===================

みなさんは、どう思われますか?

また、障害児(男児)の場合、性欲が募り、そのつもりはなくとも、痴漢行為や性犯罪行為におよんでしまうことを防ぐため、父親がマスターベーションを教えなければなりません
松浦さんは、同書で、その苦悩と葛藤、それから……を告白してくださいました。

次回は、子どものころの性教育や初期の性体験が、後のセックス観に与える影響について、お話したいと思います。

【関連記事】
「性教育や初期の性体験がひとに与える影響」
「知的障害者施設で入所者の女性を強姦した鬼畜園長<女性暴行の元園長「言うことを聞かないと追い出す」」

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祖父の性的虐待でPTSDに、6000万円賠償命令

昨日出たこの記事について。

 同居していた祖父(80)から8年間にわたって性的虐待を受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったなどとして、東京都内の女性(24)が祖父に対し、約1億2500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が14日、東京地裁であった。

 安浪亮介裁判長は「虐待行為が原因でPTSDとなり、働けなくなった」と認定、就労できなかったことによる逸失利益を含め、約5920万円の支払いを命じた。性的虐待によるPTSDを巡る訴訟で、逸失利益が認められたのは珍しい。 判決によると、女性は小学校6年生だった1992年冬ごろから、多い時で週に数回、祖父に性交を強いられたり、性器を触られたりする虐待を受けた。祖父から「誰かに話したらお前を殺して、僕も死ぬ」などと脅されたため、誰にも相談出来なかったという。

 女性は、高校2年のころから体調を崩し、祖父と別居後の2003年、PTSDと診断された。現在も、人ごみの中でパニック症状を起こすなど、仕事が出来ない状態だという。

 祖父は性的虐待の事実を否定し、全面的に争っていたが、安浪裁判長は虐待があったと認めた上で、20年間分の逸失利益を認めた。

(読売新聞) - 10月14日23時8分更新

わたしは、法律に明るくありませんが、ここで認められたのは逸失利益だけなんですか?
こんな犯罪は非常に許しがたく、「性的虐待」「虐待行為」という言葉すら腹立たしいのですが。「強姦」じゃないですか。しかも「8年にも渡る継続的な強姦と脅迫」。

性犯罪者には、一様に死刑もしくは陰茎および陰嚢の切除をもってしても、あまりあると考えています。
性犯罪とは、確実な人格破壊であり、被害者は心理的に子宮を切除されたも同然の状態になります。

このような極悪な犯罪行為に対して、日本の法律はまだこの程度の対処しかできない無力なものなんですか?

法律に明るくはありませんが、この事件のことくらいは知っています。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/totigi.htm

刑法200条が削除されたのは、どういう意図をもってのものだったのですか?

このサイトへ情報を求めてやってくる女性たちがいるんですよ。
わたしの紹介した本を読んで、読んでいるわたしの方が涙してしまうようなメールをくれる女性たちがいるんですよ。

法律が彼女たちのことを守ってくれないのであれば、彼女たちのことは、わたしが守ります。

【関連記事】
性犯罪、DV(ドメスティックバイオレンス)、PTSD……傷ついた方たちへ
「SEX-Therapy【セックスセラピー】」
「レイプ被害女性の心理(1)」
「レイプ被害女性の心理(2)」
「レイプ被害女性の心理(3)」

レイプ被害者・被害児の心理(4)~家族の受け止め方
「レイプ被害に遭った女性たちへ」
「レイプ加害男性の心理」
「マザコン夫の母親への潜在的な近親相姦願望――エディプス・コンプレックス」
「祖父の性的虐待でPTSDに、6000万円賠償命令」
「小児性愛者(ペドフィリア)の原因と対策――子どもたちを守るために」
「被害者が出てからでは遅い。迅速かつ的確な取り組みを! 幼児ポルノおとり書類送検の先にあるもの<子ども条例初適用:無職の男を書類送検 奈良県警」

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

 

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マザコン夫の母親への潜在的な近親相姦願望――エディプス・コンプレックス

俗にいう「マザコン」と呼ばれる男性たちがいる。

男性には多少なりともその傾向がある。このことは事実として否定はしない。それが間違ったことであるとも思わない。

けれども、男性は結婚したら「息子」であると同時に、「夫」そして「父親」となる。それに適応できない男性がいわゆる「マザコン夫」と呼ばれていく。

わたしの元夫は、その類の男性だった。
娘を出産したときには、この母子の潜在的な近親相姦関係のために、子宮をレンタルされた。そう思った。
彼は幼いころから母親から虐待を受けており、そのマザコンたる所以もそこにあった。「ママ、ボク、いい子にしているから、もっとボクのこと愛してよ」――そんな根の深いものだった。
さらには、彼の母親は、彼の父親がどれほどだめな男性であるかを、幼いころからずっと言い聞かせて育てた。彼は、一家の父親役も任されることに、屈折した自尊心を抱いていた。

レンタル子宮は、不要になったら、生ゴミとともに捨てればよい。

「新しいママ」を見つけた元夫は、彼女と再婚するという。
わたしが妊娠したときと同様、元姑は、婚約者をなじったそうだ。

なぜ彼は守らないのか。

彼女は両親がいないそうだ。
お願いだから、わたしの二の舞だけは避けてほしい。

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【読者のみなさまへ、ご了承いただきたく!】編集者の推薦本

えーっと、わたしの3つのブログ
 ●SEX-Therapy【セックスセラピー】
 ●元フリーター編集者の出版日記
 ●27歳起業女子の一言、二言、いや三言くらい言わせてよ。
すべてについて、ひとつ共通のお知らせがあります。

Amazonさんが、「Amazonライブリンク」というサービスをはじめました。

これは、記事に関連するキーワードを入力すると、Amazonさんが、それに適した人気商品をピックアップしてきてリンクしてくれるというものです。
すでにわたしのブログの各記事の最下部に「Amazon.co.jp トップセラー」と書かれたリンクバナーがありますが、それがAmazonさんがわたしの入力したキーワードに適切だと思ってピックアップしてきてくれた本です。(その他のAmazonさんの商品もリンクできるのですが、現段階では、まだとりあえず試験的に本のみにしています)

以前からサイドバーに表示させている「書籍編集者、推薦! よりよいセックスとよりよい生き方を手に入れるためのBOOKリスト」は、その名のとおりというか、「大川内責任特選! オススメBOOKリスト」(←「デイブ責任取材スターまる見えちゃんのぅぇ~る」を意識したことに気付いてくれたひとがいらっしゃいましたでしょうか……)、あるいはわたしが編集や執筆をした本(笑)です。

ごめんなさい、いまレビューを書かずに掲載だけしているものは、①まだ読んでいる最中のもの(だけど書店でナナメ読みをしてオッケ~と思った本や、わたしが社長や編集長、編集者と懇意にしていただいており、「このひとの編集した本なら、いいはず!」というもの)②読んだのがずいぶんまえすぎて、どんな本だったっけ?とぱっと思い出せないものです^^;ただいい本だった、オススメできる本だったという記憶だけはたしかです)
それらのレビューも、おいおい書きますね。おいおい……。

そういったレビューをしつつも、今回「Amazonライブリンク」を取り入れたのは、わたしが読んでいない、買っていない本でも、記事に関連することで役立ちそうな場合も、そりゃあるだろうよってことで、そういった本をみなさんにご紹介できればと思ったからです。

★ただこの「Amazonライブリンク」には、一点だけ注意事項があります。
「Amazonライブリンク」は、リンク商品がランダムに切り替わっていくようになっているんですね。
なので、どの本が紹介されるかは、わたしが完全には把握できないようになっています。ですので、わたしがキーワードを入れて、より適切なものが表示されるようになっているとはいえ、たま~に、わたしの意図せぬものが混在されるリスクがあるんですね^^;

なので、もしそういったものが混在してしまったときには、たとえば大川内の品格を疑ったり、脳内構造を怪しんだり、編集者としてのセンスを疑ったりせずに、えーっと笑ってさっくり許してください(笑)
それから、もしウケるものを目撃した場合には「こんなもん表示されてましたっせ、ねぇやん」と、ネタをコメントしてください(笑)

ってことで、よろしくでっす~♪

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24歳当時の「現代女性の性意識」に対する拙意見――挿入する性・挿入される性(3)

'02.7.5(もう3年以上もまえだ……。このとき、作家のK先生は60代目前、わたしは24歳)に「現代女性の性意識」をテーマに、K先生と行なわせていただいた対談のわたしの意見の主旨です。
プライバシー保護のため、K先生に関しての詳細なご紹介は避けますが、主な文学賞歴としては文学界新人賞芥川賞候補など……とだけご紹介しておきます。

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 Kさんの20代、30代女性のセックス観に関するご見解、大変興味深いものでした。Kさんのおっしゃるように、現代は女性も男性と同じように奔放なセックスライフを送って何が悪いのといった価値観が横たわっている一方で、やはり最後に傷付くのは女性といった図式は変わらず、どこか不均衡を感じさせる現象が起きていると思います。そもそもウーマン・リブやフェミニズムとは、身体的性差(セックス)を越えた後天的・社会的性差(ジェンダー)において、男女平等を推進しようとする動きであったはずなのに……。この原因について私も考えてみました。

 Kさんのご指摘にもございましたように、現代の女性たちは、(誤認を孕んだ)男女平等を求める意識の元に、行動だけが先走ってしまっていて、かえって傷を負ってしまっています
 男女が同じように奔放なセックスライフを送った場合に、ダメージを受けやすいのは、なぜ女性なのか。女性にとってセックスをドライに捉えることが(男性に比べ)困難なのはなぜなのか。

 男女のセックス観の違いをつきつめてみると、セックスという行為そのものの男女差に思い当たります。女性にとってセックスとは、いわば異物を体内に取り込む行為。自身の一部を挿入するという男性のセックス行為とには、決定的な違いがあると思います。

 異物を体内に取り込む行為として、われわれが日常的に行っているのは「食べる」という行為。物を食べる=体内に取り込むのには、誰もが対象にある一定の信憑性なり安全性なりを求めるでしょう。得体の知れないものは避けようと、慎重な姿勢で臨みます。

 さて、食行動を同じく異物を体内に取り込む行為である女性のセックス行為に置換してみましょう。食行動において求められる対象への信憑性や安全性は、女性のセックス行為において、何にあたるか――相手の男性に対する信頼、愛着です。つまり、女性のセックスには、男性のそれに比べ、相手に対する信頼や愛着をより必要とするのです。

 勿論、信頼や愛着もそこそこの状態でセックスに至ってしまう場合もあるでしょう。現代女性のセックスライフの傾向からすると、そういった場面は多分にあるのではないかと想像します。その場合には、ことの後から相手の男性に愛着を抱くことで、事前の信頼、愛着の不足分を補うといったことも考えられます。この後追いの愛着補充が、実は非常に厄介なもので、何気なく始めた不倫が泥沼化したなどという話をよく耳にしますが、その大半はこのパターンなのではないかと思っています。

 以上のようなことから、女性は男性に比べ、セックスの相手に愛着を抱きやすい、つまりはセックスだけとドライに割り切ることが難しいのではないでしょうか。

 また現代女性は、一見能動的にセックスを愉しんでいるように見えても、その実、まだまだ受動的な態度で臨んでいる方が多いのではないでしょうか。それはウーマン・リブやフェミニズム以前からの男女観の延長でもあると思いますし、先に書きましたような男女の身体的な構造の違いもひとつの原因かも知れません。

 男女の身体的な構造の違いは、セックスにおける感染症の罹患率とも関連しているそうです。エイズなどは、男性のキャリアから女性へのうつりやすさと、女性のキャリアから男性へのうつりやすさとでは、その身体的構造の違いから、10倍も差があるそうです。(家田荘子著「私を抱いてそしてキスして」より)
 奔放なセックスライフを送る現代の男女が、そこまで考えてことに及んでいるとは思いませんが、男女の身体的な構造の違いとセックス観の違いには、何らかの関係があることは否めないのではないでしょうか。

 Kさんのおっしゃる妻帯者と独身女性との不倫そういった関係に陥りやすい女性には、どうも幼い頃に父親との関係に何らかの問題があった方が多いように感じます。相手の男性に父親像を投影し、父親から貰えなかった愛情なり加護なりを、必死に引き出そうとしているように見えます。それで癒される相手ならばいいのだけど、悪循環に陥ってしまっている場合が大半。彼女たちは、一刻も早くその悪循環に気付き、断ち切らなければならないと……。(私が詩作品「二面相」で売春する少女が幼い頃の父親の思い出を喚起する場面を描いたのは、そういった心理を描きたかったからです)
【※これは断言するわけでも、差別的な視点で言っているわけでもありません。】

 現代女性の奔放なセックスライフは、やはりウーマン・リブやフェミニズムの動きから派生したものなのでしょうが、やはりKさんのおっしゃるように、大きな過誤を含んでしまっているようです。
 「差別」と「区別」をはきちがえることは、とても危険なことです。すべての男女が、本来のウーマン・リブの趣旨、身体的性差(セックス)を越えた後天的・社会的性差(ジェンダー)における本来のあるべき男女平等の姿を、これ以上見失わないよう祈るばかりです。

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【関連記事】
「詩作品「二面相」(テーマ:売春)――挿入する性・挿入される性(1)」
「作家K先生の「現代女性の性意識」に対するご意見――挿入する性・挿入される性(2)」

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作家K先生の「現代女性の性意識」に対するご意見――挿入する性・挿入される性(2)

'02.7.5(もう3年以上もまえだ……。このとき、作家のK先生は60代目前、わたしは24歳)に「現代女性の性意識」をテーマに行なわせていただいた対談K先生のご意見のご主旨です。
プライバシー保護のため、K先生に関しての詳細なご紹介は避けますが、主な文学賞歴としては文学界新人賞芥川賞候補など……とだけご紹介しておきます。

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 麻生さんは少女売春などにも関心があるようなので、ちょっとこの面でのあなたの感想を知りたいのですが。【※K先生には拙作「二面相」をお読み頂いている】 少女売春そのものにはわたしは興味も関心もないのです。少女は自分の将来にとっての物事の判断、つまり損得勘定ができない年齢ですので、楽しければいい、気持ちよければいい、その上にお金まで入るのなら言うことなし、おとなとセックスしても自分は何も変わらないし結婚するのにも支障がない、と考えていてもこれは思考や社会経験が未熟であったり不足だから仕方のない面があります。 少女たちが成人してから少女の頃に考えていたこと、してきたことのツケ(負の遺産)の大きいことに気づかされるでしょうが。 わたしに関心があるのは物事の判断が十分可能な20代、30代女性のセックス観です。 現代社会はひと昔とは物事の判断基準は異なります。ウーマン・リヴ運動以来、男子は木登りしてもいいのに女子が木登りしてなぜ悪いのや、という反論から、いまでは女子が木登りしてもそれを止める道理はありません。わたしもそれでいいと思います。このことの拡大解釈で、結婚前から男はあちこちの女とセックスしても当然と見られているのだから女があちこちの男とセックスして何が悪いのや、ということでこちらもセックスの解放感が女子高校生あたりから進んでいます。 わたしはこのこと自体については男女平等でとくに問題はないのですが、一方で大きな問題というか過誤を若い女性は抱えているとも考えています。 男女平等社会で女が男と同様に結婚前にあちこちの男とセックスしてなにが悪いのやという平等意識(1)と女性の胸裡にある意識(2)との差異が気になるのです。1の意識が先走りして2の意識がそれに付いていけない女性が多すぎるのです。 男とセックスするときには1の意識でやっているつもりでも、その男に振られたり、その男が他の女に乗り換えたりすると途端に2の意識が頭をもたげてきて、泣いたり喚いたりじくじくしたり、わたしはもうこれでお終いと自暴自棄になり、果てはヤクザがらみの風俗の世界に足を突っ込んでしまう女性もいます。 どうしてこうなるかというと2の意識の向上がないからです。1の意識で幾多の男とセックスを経験しても、このことを上回る形で2の自己の向上があれば1の経験は女性のとって活きた経験になるのですが、事実は逆で将来を自滅させていく女が多いのです。 風俗的な見方では女の値打ちは高齢化するにしたがって下がります。30代女と20代女では男の目は20代の女にいきます。とくに金を持っている高年齢の男ほど若い女を欲しがり、金のない若い男はときには30代、40代の女をいっとき追いかけたりしますが、いずれ若いいい女がいればそちらに乗り換えてしまいます。 世の中の男女の関係は風俗的に見ればこんなものです。 女子大生の一部にはセックス交渉を持つ相手は金のない若い男性よりも、ホテル代を払ってくれてさらに会社の話(つまり社会の話)などをしてくれる男性、30代、40代の妻帯者との関わりが結構多いのです。女子大生は1の意識で不倫であろうがなかろうが自分の意志でセックスして何が悪いのや、ということになりますが、妻帯者とのセックスで最終的に得をしている、というよりはいい思いをしているのは男の側です。なぜなら妻と若い恋人と二人の女とセックスできるからです。また女子大生辺りは可愛いもので、私はあなたと一緒にいるだけで幸せ、セックスしてもらえるだで幸せ、奥さんからおなたを奪おうなんてことは考えていない、とけなげなことを言うものだから、妻帯者の男にとってはこんな好条件の話はない訳です。自分が妻と築いた生活や城を脅かされることがないのですから。 もし女子大生が私はあなたと結婚したい、奥さんと別れてください、と要求するとほとんどの男はその女子大生から離れて別な女子大生に乗り換えます。きみはいつからそんなにしつこい女になったのや、と嫌悪の目を女子大生に向けます。 結局、破局が来て、じめじめと泣いたり自己嫌悪に陥るのは女子大生です。なぜこうなるかというと1の意識だけが当初は先走りして、2の意識改革、自己成長が進展していないからです。あっさりと別れてしまう女性もいると想像はしますが、この場合も自らの精神をアウフヘーベン(昇華)した結果なのか、たんなるアバズレ精神に成り下がっているのかは検証しなければならないでしょう。 アウフヘーベンした女子大生ならば男とのセックスは性本能の解放程度に割り切り、かたわら大学院進学の勉学に精励したり、英会話の修得に励んだりして、男との不正常な関係は女子大生のほうからピリオドを打つでしょう。寂しい感情もいっときの性本能がもたらしたことやと解釈したりして。二人で共生していく将来設計の描けないセックスは、どんな理屈を付けても性本能のなせるわざです。 将来設計を描ける男女関係は、傍から眺めていてもポジティブな雰囲気というか、二人で夢をプランしたり実行したりが主で、セックスはこのことに従属するだけのものです。男女関係ですからまったくセックスを回避した関係も正常ではないでしょう。セックスにはセックスの効用が相互にあります。だが実際は、街のレストランや喫茶で見かける男女はセックスの匂いだけが紛々としていて、どこか女がネガティブな感じを受けます。健康的なセックスであれば大いに肯定しますが、どうもこの部分が相変わらず前世紀的ではないか、もちろん男性の女性観はまだまだ遅れていますが、男は女によって作られるという観点から言うと、もっともっと女には人間性のほうで精神向上を期待したいです。それが容貌、スタイル以上に女の輝かしい魅力とも思えるけどね。 以上、今日の若い女性のセックス観は1が先走っているだけのような気がするのですが、あなたはどう感じますか。結論として女が男にとって都合のよい思考回路に知らず知らず陥っていて、本来のウーマン・リヴにもなっていない気がします。 ここに述べたことはもっともシンプルな男女関係にすぎませんが。 それとなぜこのような提起をしたかの理由だけど、それは若い女性の創作する小説を読むと、男と女のセックスを含めての関わりは浅く描いてはあるけど、結末は女がなんとなくじくじくした形で終わり、目新しさがないのです。男性が旧来の女性観で女性を描くのは、男性の幼稚を物語っているだけのことですが、女性が男性の幼稚をベースにしたような男女関係を描いているとしたら、この女性は前世紀的だなと思い、男の私としてはかような女性から学ぶべき物が何もない、つまらない作品を読まされた、その失望感から提起してみたのだけど。

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【関連記事】
「詩作品「二面相」(テーマ:売春)――挿入する性・挿入される性(1)」
「24歳当時のわたしの「現代女性の性意識」に対する意見――挿入する性・挿入される性(3)」

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拙詩作品「二面相」(テーマ:売春)――挿入する性・挿入される性(1)

「二面相」 -'02.4.17

染みだらけの壁にもたれて
熟れすぎた林檎をかじると
酸っぱかったから
小学校の入学祝いに買ってもらった
赤い自転車を思い出しながら
乱れるシーツに濡れた髪を広げた

天井に嵌めこまれた鏡に
三万円の私が映っていたから
目を逸らすと
部屋の隅 左利きのニンフェットが
長い髪の毛をむしりながら
じっと 揺れる私を見ていた

主のいなくなった枕に
ポマードの臭いが染み付いていたから
補助輪のない自転車にはじめて乗ったとき
支えてくれていたはずのパパが
急に手を離したことを思い出して
可笑しくて笑った

笑いながら笑いながら
枯れ枝のような腕に錆付いた刃を立てた
乾いた傷跡に
迷いなく重ねる赤い直線
欠けた刃先は体温を奪って
抗う力を奪って

私は歩けない
(いつの間にか失くしてしまった)
這えない、泣けない
(あの赤い自転車は)
叫べない
(一体どこに行ってしまったんだろう)

腐りかけた林檎をかじると
苦味で 舌が痺れた

※本作品の著作権は、著作権法及び国際条約に基づき、麻生暁美こと大川内麻里に帰属するものとします。
 著作権侵害に値する行為はご遠慮ください。

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「24歳当時のわたしの「現代女性の性意識」に対する意見――挿入する性・挿入される性(3)」

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能動? 受動? ――セックスにみる男性性・女性性の誤り(2)

前回「セックスで愛情を確かめることはできるのか?――セックスにみる男性性・女性性の誤り(1)」の最後に予告いたしましたように、今日は「セックスにおける男性性・女性性」をテーマにお話したいと思います。

セックスを拒まれることが、なぜ男女ともにショックなものであるのかということ、なぜセックスレスでここまで悩まなければならないのかなぜセックスレスがここまで大きな問題として騒がれているのか――といったことも、ここで明らかにします。

前回もお話しましたように、たしかにセックスは愛情を確かめ合う術のひとつではあるでしょう。
けれど、セックス以外のことで愛情を確かめ合うことを覚えなければ、二人の絆は、些細なことで、脆く崩れさる危険性を孕んでいます

世のなかの男女観も、時代とともに変遷してきたとはいえ、まだまだ前時代的なものが残っていると思います。
特に、恋愛、セックスにおいては――。

というよりも、むしろビジネスの上で、男女が平等に近づくにつれ(※これについては、後述します)、その反動か、恋愛やセックスにおいては、前時代的な男女観が押し戻されてきているように思えます。
ここ一年ほどの相次ぐ女性誌の創刊ラッシュと、それらに連ねられている「モテ」という二文字のブームは、そのことを著明に表しているもののひとつといっていいでしょう。

男性は選ぶ存在であり、女性は選ばれる存在
そういった価値観で結ばれた男女というのは、恋愛でもセックスでも、「男性=能動的、女性=受動的」ということを前提とした関係であると考えます。
そして、それはひとたび女性が能動性を表したり、男性が受動性を表したりすると、簡単に壊れてしまうことでしょう結ばれたときの価値観、お互いの位置関係が、破られてしまうからです。
(このときに、二人が深く話し合い、理解し合って、どこかに合意条件を見つけることができれば話は別ですが)

もっと肉体的なことをいうと、男性は挿入する性であり、女性は挿入される性です。逆に考えれば、身体的な構造上も、このように「男性=能動的、女性=受動的」なようにできているため、それに伴った価値観に陥りやすいように生来からなってしまっているといってもいいでしょう。

しかし、それでも、わたしは疑問を感じるのです。セックスに見る男性性・女性性というものに。

たとえば、男性は「男性は女性を求めるものだから、女性には自分からセックスをもちかけなければならない。求めないのは相手の女性に失礼だ。女性に快感を与えるためにイカせなければならない。女性がオルガスムに達するまで自分は射精するわけにはいかない。女性は恥辱的なことをいわれたりされたりすると喜ぶはずだ」とか、女性は「女性は男性から求めるものだから、男性へ自分からセックスを求めてはいけないし、求められたときに拒んではいけない。男性の自尊心を傷つけないようにかならずイカなければならない。フェラチオはしてもクンニリングスはされなくてもいい。男性は女性が恥らうのを見て喜ぶはずだ」などといった思い込み

どんなセックスがあったっていいではありませんか。二人がおなじことを求め合っているのならば。そうではなくとも、お互いに譲り合う気持ちをもって、相手を思いやりながらセックスすれば。いいではありませんか。

だからなのです。
こんな価値観(セックスにおける男性性・女性性)をもっているから、男女ともが、相手からセックスを拒まれたときに、傷つくのです。
セックスレスに悩む男女(特に女性)が多いのです。セックスレスの問題が、ここまで拡大されてしまうのです。

解決法は簡単です。
ここで傷ついているのは、あくまでも誤った男女観に基づく自尊心ですから、その男女観を変えさえすればいいのです。

セックスの問題で、相手を変えることは難しくて時間のかかることかもしれませんが、自分を変えるのは、そう難しいことではないはずです、すくなくとも人様を変えようとするよりは。
もちろん、二人で解決することができれば、それがベストですが。(この記事で「あ! ウチも……」と思われた方は、ぜひパートナーの方といっしょに、このブログを読んでみてください。そしてお互いの感想を率直に話し合ってみてください)

さて、次回は3年まえに対談させていただきました、ある作家さんとわたしの「現代の20~30代のセックス観」についてお話ししたいと思います。

最後に。先述した「ビジネスの上で、男女が平等に近づくにつれ」にからめて。わたしのある書籍の企画書からの抜粋です。
※大川内は、働く女性を世代ごとに3種類に大別します。
①男性と同等に働くことを社会から要請され、さらに自発的にも「女性が働く=女を捨てること」と思い込んでいる男女雇用機会均等法第一期~の世代(35~40歳以上)
②女性は女性として社会の中で生きていくことを目指し、①のように肩肘を張らず、また肩の力の抜けた自然体でいる世代。「女性は女性として生きる。その延長線上に仕事がある」と考えている世代(20代半ば~30代半ば=F1層)
③「いや~ん、ワタシ、オンナだからデキなぁ~い♪わかんなぁ~い♪やってぇ~♪」と、女性であることを仕事上でも武器にしようという世代(10代後半~20代前半)

【関連記事】
「セックスレスの心理学(1)」
「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」
「セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)」
「パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?」
「セックスで愛情を確かめることはできるのか?――セックスにみる男性性・女性性の誤り(1)」
「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」
「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」
「愛情≠性欲≠勃起 」

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セックスで愛情を確かめることはできるのか?――セックスにみる男性性・女性性の誤り(1)

わたしの十年近くになる友人(ひとつ年下の男性)の話です。

彼とはそんな長い付き合いだし、これまで恋愛や浮気やセックスの話も数々聞いてきました。そう、彼は恋多き男……というかルックスもいいし、とってもモテる。彼は恋愛や浮気やセックスの完全な売り手市場にいる男性で、買い手の女性がたくさんむらがる。そういった男性。

だから、正直なところをいうと、わたしはこれまで「彼にとって、恋愛や浮気は、ただのゲームでしかなく、セックスは、ただの精液の処理行為や屈折したフェティシズムに基づいた(※わたしはフェティシズムのすべてを否定しているわけではなく、彼の場合というだけの話です)性欲を発散させる行為にしかすぎないのだろう」と思っていました。

しかし、最近彼に新しい彼女ができたのですが、明らかに彼の様子が違うのです。
彼女には離婚歴があり(妊娠したのを受けたの結婚だったけれど、そのときの子は流産してしまったそう)、離婚の原因は夫の度重なる浮気だったそうで、「だから俺は彼女を浮気とかそういったことで悲しませたくないのね」と話す彼の横顔に、明らかにこれまでとは違う恋愛を真剣にしていることが感じられました。

そんな彼から、彼女から別れ話をもちかけられそうだという相談を受けました。はじめはごく短いメールだったのですが、一文字一文字から悲痛さが伝わってくるようなメールでした。過去にこれほどまでに真剣な恋愛をしたことがなかったからでしょう、「とにかくなにをどうしたらいいのかわからない」様子。これはとわたしは早速返信をしました。
まず、はじめにわたしが返したメールがこれ。↓

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○○くんへ

わたしなんぞの話が役に立つかどうかはわからないけれど。

離婚したばかりの女性って、どこかしら、自分の男性関係ってものに、ある一定の冷却期間が必要なのね。
特に、●●ちゃんみたいに、夫の浮気なんかで傷ついてしまった子はなおさらだと思う。流産してしまったってことも。

彼女は、「男性」にまつわることで、つらい体験をしすぎてきたんだと思う。

そういうときって、一度自分の男性関係(彼氏にしても友だちにしてもだよ)ってものにリセットをかけて、見直して、「さて、どうしようかな」っていうことをしなくちゃいけない本当に癒えるには数年単位の時間が必要かな。

わたしが離婚したばっかりのときにつきあっていた男の子は、わたしはなーんにも考えずにつきあっていた。考えることにつかれちゃったんだよね。ある意味、刹那的だよね。なーんにも考えず、どーなってもいいわけだから。

別れを切り出してきたのは、彼の方。それでも「最後にもう一度会いたい」とか言ったんだよ、このわたしがさ(爆)。

ちょうど一年ちょっとまえ、その元彼がわたしとのメールかなんかを読み返してたら、むかしのことを思い出したらしく「理不尽な自分を思い出して泣きそうになった」ってメールをくれたの。たぶんそれは離婚したばかりのわたしとなんの考えもなしにつきあって別れた自分のことを言っているんだと思うんだけど。

これ、本人には言っていないけれど、ぶっちゃけ、彼のことは「子ども代わり」にしてしまっていたんだよね。家族、娘と別れた寂しさで。
そのときのメールのやりとりで「あんたの優しい顔まで思い出しちゃったじゃないか。最近じゃ絶対見られない」とか「もう二度度言わないけど、あんたにごはんつくってもらって二人で食べているとき、幸せだったんだなっていまになって思える」とか言ってくれたけれど、そんなことも、全部わたしが彼を娘と錯覚していただけなんだよね。

このあいだ会ったとき、●●ちゃんがあんまり生活に入り込んでほしくないみたいだ?というようなことを話してたよね。
そのとき、すっげ~、気持ちわかっるって思ったの、わたし。
離婚したばかりの女性って、人のあたたかみを求める一方で、自分をオープンにすること、自分のなかに入られることがすんごい怖いの。二律背反だけど。
これは、わたし以外の離婚した友だちとかに話聞いても、みんなそう言うね。

要はその人のパーソナルスペース(他人にここまで踏み込まれていい、ここからはだめってラインのなか)が、線引きがすっごいシビアになって、かつディープになるわけですよ。

それから、もしかしたら、こういう気持ちもあったかもしれないね。
「自分はバツイチで、○○くんと付き合っていていいのかな」って。罪悪感みたいなものね。わたしだって、いままでずっと思ってきたもん。

明日はたぶんそういう話になるんだろうけど、自分の気持ちというか誠意は伝えつつ、でも反論したり強引なことを言ったりしたりはしない方がいいと思うな。

そして、ある程度冷却期間を置いて、また会えばいいじゃん。
そのとき、また付き合うことになるか、友だちになるかはわからないけどさ。

ちなみに、わたしとその元彼は、別れて半年くらい経ってから、向こうから電話がくるようになって、たぶん別れて1年経つか経たないかくらいのときから、たま~に会いはじめたかなー。

いまでは、そいつとは、姉弟っつーか、お互い信頼できてなんでも相談できる仲だよ。いまの関係がとても心地いい
だって、わたしが続いている元彼って、普段も言ってるかもだけど、そいつだけだよ。「大好きな元彼」ですって公言してるし。人に会わせて、ササキ(いまのわたしの彼氏)にも。
ササキは、「自分にはそういった存在がいないだけに、それは貴重な仲だと思うから、そういった関係は大事にしなさい」って、ありがたいことにそう言ってくれているし。心地いいな。

だからね、あせらずに、ゆっくり、相手のペースに合わせてさ、しばらくコンタクトをとらない時期があってもいいじゃない。不安かもしれないけどさ、ちょっと連絡取らないだけで不安になっちゃうような浅い関係なのって話になるし。

それで、また彼女もかならず女性として変わるときがくるから。
そのときを見逃さずにいればいいんだよ。

うん。離婚女性には、かならず女性として変わるときがあるな。

それで、またお互いが心地いい仲になれたら、その方がいいじゃない、長い目で見てさ。
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けれど、もっと突き詰めて聞いてみたら、なんでも、彼がセックスをしようとしたときに、彼女がそれを拒否をして、彼女に「元夫は、こんなときでも受け入れてくれたな……」といわれたことに対し、自尊心を傷つけられた彼が、彼女がしらなかった範囲の元夫の浮気(彼と元夫も知り合いなので)を次々とばらしていったということが判明。
そのときの彼の気持ちは「おまえがそんなふうにセックスを拒否なんてするから、元夫だって浮気に走ったんじゃないかってことを、彼女にしらしめたかった」というのです。

見えてきたのは、彼の男性としての自信のなさ。そして、狭窄した愛情のかたちへの固定観念

それに対するわたしの返信がこれ。↓

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○○くん

> 眠いからってHを拒まれたんだ。おれは人一倍Hを拒まれるのが
> 嫌な人間なの。性欲ってのあるけど、それよりHをしてるときが
> 一番●●の愛を感じるんだ。●●に関わらず今までの彼女でもそう。

こういう方したら気に障るかもだけど、それってね、○○くん自身のなかにある、愛情を確かめる術、愛情の定義、男としての自信……みたいなところに直結するんじゃないかなー。

そして、○○くんがこう言っているということは
> けど、おれって子供だよね。たかがH一つ拒まれたくらいで、不安になったりしてさ。
そこは意識によって変えようがあるってことだよね。

むかしわたしが男を選ぶ基準としてきたもののひとつは金。父親が経営者でなにかあるとお金。で終わり。だから、男の人がどれだけわたしにお金をつぎこんでくれるか、それを愛情の基準だと勘違いしていたんだよね。

> 同じ過ちを●●に犯してもらいたくないためにも、三股の
> 話をしてしまったの。少しは彼氏と協調性を持って欲しくて
> あと、離婚したてで付き合ってるってことを引け目に思って
> 友達に言えないでいたんだけど、それも間違ってるよって、三股の話しをすることによって
> 伝えたかった。
> 旦那の浮気は同じ社内では多少有名だし、きっとみんな●●の本当の幸せを
> 願ってきていたと思うの。だから引け目に思うことなんて全然ないよって
> 伝えたかった。

このあたりのことが、うまく彼女に伝わればいいね。

> そう、この5ヶ月間不安がいっぱいだった
はじめにわたしが書いた↓

> > おれは人一倍Hを拒まれるのが
> > 嫌な人間なの。性欲ってのあるけど、それよりHをしてるときが
> > 一番●●の愛を感じるんだ。●●に関わらず今までの彼女でもそう。
> これって、こういう方したら気に障るかもだけど、
> それってね
、○○くん自身のなかにある、愛情を確かめる術、愛情の定義、
> 男としての自信……みたいなところに直結する
んじゃないかなー

ここに立ち返ってみると、○○くんの●●ちゃんの彼氏である自分への自信のなさがわかるよね、ずっと不安だったんでしょう?

確かに社内で秘密にしておかなきゃいけないこととか、元夫がおなじ社内にいる、ほかにも●●ちゃんを好きな男は社内にいっぱいいる、不安要素はたくさんあったと思うよ。

そこに加えて、Hを拒まれたことで、決定的に○○くんの男としての自信みたいなところに傷がついちゃったんだろうね。それは○○くんにとっては、愛情を感じる術でもあったわけだから、それはつらいことだったと思うよ。

でもさ、Hだけが愛情じゃないよ。それ以外のところでも、もっともっと付き合う女の子と愛情を確かめ合えるようになってほしいな。
○○くんは、女の子とHしているときだけしか魅力を発揮できない人間じゃないでしょ? ほかにもいっぱいあるでしょ? もったいないよ。

「●●ちゃんの彼氏は俺なんだ」ってことに、もっと自信がもっていてよかったんだと思うよ。

でもHを拒まれる心境って、男性にしても女性にしても、相当自信喪失させられることだよね。それはすごいわかる。

どーでもいいけど、拙者、むかし彼氏のWEB日記にこんなこと書かれてましたから!
> > -----------
> > 彼女とはもう1ヶ月以上セックスしていない。
> > 一般的には俺たちの年齢で1ヶ月以上もセックスしていないなんて普通じゃないだろう。
> > いわゆるセックスレスだ。
> >
> > 昨日、彼女が仕事から帰ってきたとき、俺はまだ起きていた。
> > 彼女はセックスをしたそうだった。
> > だが、そんな彼女を無視して寝てやった。
> >
> > 今日もセックスできない。ざまあみろ。
> > -----------
残念! ざまあみろ斬り!!

……なんつってるけどねぇ、これ見たときのショックは相当のものでしたよ、えぇ。

だから○○くんの気持ちがよくわかる。
でも、わかるだけに、もっと別のところでも愛情を確かめ合って、自信をもってほしいと思うな。

> この5ヶ月があるから、今更会わないことや、連絡しないこと
> なんておれにはできそうもない。しかも同じ会社だから、必ず毎日
> 顔を会わせてしまうし。おやつ休憩も2年間ほぼ毎日ずっとしてきた。
> そんな状態で離れるのは、おれには拷問だよ。
> 長い目で見たら連絡しないのも、いいことってすごく
> わかるんだけど、今までいっしょの時間が長すぎたな・・・
> 連絡取らないなら、いっそ会社を辞めた方が楽だよ。

これも深刻なところだよねー……いったん休職とかってできないの?
でも明日の話がまだ始まらないうちから、こういうこと想定していたら、実際そういう風に向いちゃうから。とりあえず話してみなきゃわからないからさ!

> >だって、わたしが続いている元彼って、普段も言ってるかもだけど、そいつだけ
> >だよ。「大好きな元彼」ですって公言してるし。人に会わせて、ササキにも。
> >ササキは「自分にはそういった存在がいないだけに、それは貴重な仲だと思うか
> >ら、そういった関係は大事にしなさい」って、ありがたいことに言ってくれているし。心地いいな。
> ホント彼って寛大だよね

うん、大事にしなきゃだよね、こういう彼氏はね。

> けどおれは、元彼として結果オーライになるのは嫌なんだ。
> 彼氏としてまた再出発したいと思う。

うん、それは可能だと思うよ。要はたとえば冷却期間を置くことになったと仮定して、そこから連絡復旧になったときのアプローチの仕方じゃないかな?

わたしっだって、ヤギ(その「大好きな元彼」くんね)と再度連絡を取り始めたとき、もしまた彼氏彼女の関係になりたいってアプローチの仕方だったら、それを受け止めていたと思うし。いまはたまたまヤギが友だちとして、なんでも気軽に相談しあえる仲ってかんじでアプローチしてきたからこうなっているだけでさ。

まぁとりあえずは、話聞いてみなきゃ仕方ないし。
わたしの元夫の件はね(
再婚のこと)、「話聞くまえから不安がってちゃだめでしょ。冷静に話を聞いて、なにか判断しなければならないような話が出たら、その場で即答はせずに、“いったん考える時間をください”ってかたちにして、親とかに相談して意見を聞いてみなさい」ってササキに言われたんだけど、○○くんもそうなんじゃないかなー。

> ●●はね、引張ってくれる人、大人の人、寛大な人がタイプなんだって。
> 友達だったときに聞いたんだ。あとね、●●の友達から聞いたことが
> あるんだけど、少しそっけないくらいの男がいいらしい
> けど、結婚時代寂しい思いをずっとしてきた訳だから、
> おれは愛情をいっぱい注ぐ方針にしてたんだ。
> もう男のことで辛い思いをして欲しくなかったからさ。
> その方針も今の●●にとって心地よい時もあっただろうけど、
> 重荷だったかもしれないなぁ

いや、それは別にいいんじゃない? ○○くんは○○くんの愛し方でいいわけだから。ほかの誰とも比較したり競ったりすることではないので。

そうそう、好きな人の好みのタイプにって、自分を変えちゃう人ってたまにいるけど、ばっかじゃねーのって思っちゃう(笑)。

このメールには、返信とか気にしないでいいからね~! そんじゃ。
明日は不安がらずに、自信をもっていくんだ!(難しいのはわかってるけどね)

====================

そして、彼女との話し合いを終えた彼からの返事がこれ。↓

====================
連絡遅くなって申し訳ないっす。
おととい彼女と話したよ。
内容は、やっぱり別れ話に近かったよ。
要するに、100%好きじゃない相手と付き合っていくのが申し訳ないとか・・・お互い時間が無駄になってしまうとか・・・

けど、今までのおれとの楽しかった出来事を思い出すと、別れる決意もできなくて、どうしたらいいかわからなかったみたい。
いつもの彼女の荒波のスペシャルバージョンって感じだったよ。

で、今までお互い話してなかったことも腹を割って話したよ。
付き合っていって心配事が少しでもあると冷たい態度やひねくれてしまう態度にでてしまうとか。。。(彼女がね)三股話でおれが伝えたかったこととかね。
あ、三股話したことはやっぱりマリの言うとおりおれにとってマイナスになってたよ。

「なんで○○くんはそんな辛い話をまたもちかけるんだろう・・・」
って思われちゃってたよ。今回の原因はそれだったかもしれない。。。

マリの言ってた通りだったね。さすがだね!
で、おれが伝えたかったことも話して、理解してくれたと思う
よ。

おれは、マリの話も聞いてたし、やっぱり辛い過去や離婚が原因で人一倍神経質になっている彼女を感じ取ることができたよ。
あと、マリと話をしてたから、ある程度会話に予想がついてたから冷静に答えることができたよ。
そして、おれは「100%好きじゃなくてもいい、今はしょうがない、ゆっくりでいいよ」って感じでおれの気持ちやら希望やらを冷静に話すことができたよ。

で、お互い話し込みに込んで、また再出発しようかってことになったよ。
まだ、不安定な時期は続くけど、離れ離れになる状態は避けられたから、おれにとっては良かったよ。
これからは彼女の意思をもうちょっと尊重して付き合っていこうと思う。
で、きのうは二人とも会社休んで彼女んちで、のんびりしてたよ。
色々相談にのってくれてありがとう。かなり参考になったよ。
感謝してます。

====================

たしかにセックスは愛情を確かめ合う術のひとつではあるかもしれません。
けれどセックス以外のことで愛情を確かめ合うことを覚えなければ、二人の絆は強固なものにはならないと、わたしは思います。

それに、この友人のように、これは男性性、女性性、ひとりの人間としてのへの自信にもつながるものです。
セックスにおける男性性、女性性については、雑誌やアダルトビデオ、インターネットのアダルトコンテンツなどで、誤った考え方を植えつけられているひとも多いと思います。

次回は、その「セックスにおける男性性・女性性」をテーマにお話したいと思います。
セックスを拒まれることが、なぜ男女ともにショックなものであるのかということ、なぜセックスレスでここまで悩まなければならないのか、なぜセックスレスがここまで大きな問題として騒がれているのか――といったことも、ここで明らかにします。

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【関連記事】
「セックスレスの心理学(1)」
「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」
「セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)」
「パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?」
能動? 受動? ――セックスにみる男性性・女性性の誤り(2)
「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」
「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」

【ちなみにぃ~】
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パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?

さて、前回までの三話にわたり、ポリネシアンセックスを一例として挙げ、セックス観について述べてきました。(「ポリネシアンセックス(1)――方法」「ポリネシアンセックス(2)――ポリネシアンセックスによって得られるもの」「セックス観のパートナーとの一致――ポリネシアンセックスのまとめ」

パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合。その解決のヒントについてお話したいと思います。これは、男性向けにも女性向けにも共通するものとして書こうと思います。

各論でお話しするのは難しいので、総論となってしまいますが。
個人的に「こういう場合はどうしたらいいの?」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
それでは、本題へ……。

まず一番理想的な方法。二人で本音を話し合うこと。

でも、これが難しいという声が、大変に多い。それはなぜでしょうか? 話し合いの弊害となっているものは?
その弊害となっているものの正体さえ突き止めれば、問題の半分は解決したと思ってもいいでしょう。

弊害の事例としては、たとえば、恥ずかしいという気持ちセックスを話題としてもちだすことで、相手にセックスが目的なのかと思われてしまうのではないかという恐れ。
特にまだお付き合いの浅い二人には、これが大きいかもしれませんね。
ということは、裏を返せば、お付き合いしている二人の密度が濃くなれば、話しやすくなるといえるのではないでしょうか。時間の経過に任せるのもいいでしょうし、関係の密度は時間軸だけでは計れないものなので、なにかの出来事で二人の関係が一気に親密さを増すこともあるでしょう。

また、たとえば、相手への不満なのだけれど、もしかしたら、自分の側に問題があるのではないかという疑念。
こういった場合は、先に同性のお友だち何人かに相談してみては? 注意すべきなのは、決してひとりのお友だちだけではなく、複数に相談してみるということ。それから、真剣に受け止めすぎないこと。セックスには個人差があることを大前提としておいて、○○さんの場合はどうなんだろうと、あくまでも参考程度に、気軽に聞いてみることです。

それから、相手を傷つけてしまうのではないかといった不安。これは、相手への伝え方、思いやりの問題でしょう。これまでにセックスをした異性と比較するのは、絶対にタブーです。
でも、相手に、あまりにも伝わらない場合には、「友だちの話なんだけどさ……」と、友だちカップルの話にすりかえてしまいましょう。そして、その問題点をさりげなく自分たちにもあることだよねということに、相手が気付くことができるよう促しましょう

またベッドのなかで伝えるという方法もあります。これは言葉よりもリアクション、アクションで示すことが中心となります。つまり相手が自分の求めるものを満たしてくれた場合には、それが伝わるようなリアクションをする。満たしていない場合には、これも相手との関係の成熟度によりますが、手をとって導いたり、身体の位置などを変えたりといったかたちで、自分の求めるものに気付いてもらえるようにするのです。
もちろん、言葉で伝えたって構いません

それから、セックスのあとのベッドのなかでの会話を大切にしてください。
そのときは、相手もすんなりこちらの言葉を受け入れやすい状態になっています。ただし、そのセックスがどこかうまくいかなかった、気まずい空気が一瞬でも流れたという場合は、絶対に指摘は避けてください。そんなときには、黙って裸で抱き合っていればいいのです。

さて、いかがでしょうか? あなたの悩みは解決できそうですか?
また個人的に「こういった場合はどうすればいいの?」という場合には、お気軽にご相談くださいね^^

【関連記事】
「ポリネシアンセックス(1)――方法」
「ポリネシアンセックス(2)――ポリネシアンセックスによって得られるもの」
「セックス観のパートナーとの一致――ポリネシアンセックスのまとめ」
「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」
「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」

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セックス観のパートナーとの一致――ポリネシアンセックスのまとめ

ポリネシアンセックスについて「ポリネシアンセックス(1)――方法」「ポリネシアンセックス(2)――ポリネシアンセックスによって得られるもの」で述べてきましたが、今日はそのまとめとして。

しつこいくらいに書いていますが、わたしはポリネシアンセックスを実践すること自体が重要なのではなく、それに基づいたセックスへの考え方を重視しています。

大切なのは、あくまでも、パートナーとのセックス観の一致です。

ポリネシアンセックスを挙げさせていただいたのは、あくまでその一例としてであって、パートナーとのセックス観のすりあわせができてさえいれば、なにもポリネシアンセックスにこだわることはないのです。ほかのセックスの方法や従来のセックスの方法であっても、わたしがポリネシアンセックスによって得られる効果として挙げた

■セックスを精神的な次元で楽しむことができるようになることによる、セックスへのコンプレックスや悩みの解消
■二人ともが心身ともに満たされる満足感
■心身ともに豊かで潤いあるセックス

を得ることができるのです。

パートナーとのセックス観の一致は、愛し合って信頼しあっている、かたい絆で結ばれた二人ならば、かならずできるはずです。

でも、なかなか難しい場合もありますね。恥ずかしさや価値観によってセックスのことを口に出すことが難しい自分にはどうしても受け入れられないセックスの趣向を相手がもっている相手を傷つけたり、嫌われたりしてしまうのではないかと怖い……。

次回は、そういったパートナーとのセックス観を一致させることが難しい、つまりセックス観の不一致があるといった場合の解決のヒントについて書きたいと思います。

【関連記事】
「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」
「セックスの持続時間と男性の射精」
「ポリネシアンセックス(1)――方法」
「ポリネシアンセックス(2)――ポリネシアンセックスによって得られるもの」
「パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?」
「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」
「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」

   

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ポリネシアンセックス(2)――ポリネシアンセックスによって得られるもの

さて、今回はポリネシアンセックスによって得られるものについて書きたいと思います。

ポリネシアンセックスの概要と手法は「ポリネシアンセックス(1)――方法」で述べましたが、次に。……で、これをするとどーなるわけっ?疑問ですよね。では、ここでお話しましょう。

セックスに関して、なんらかのコンプレックスや人に打ち明けられない悩みを抱えている方も多いでしょう。
以前にも挙げましたが、女性がオルガスムを感じられない、感じさせることができない、セックスの持続時間や回数の問題、勃起不全、セックスの途中で萎えてしまうといった勃起にまつわる障害、それから、なんとなくよくわからないもやもやとしたフラストレーションを抱えているなどなど……。

それって、要はセックスを精神的な次元で楽しむことができないからなんですね。
裏を返せば、セックスを精神的な次元で楽しむことができさえすれば、そんなコンプレックスや悩みだなんて、どこ吹く風なんです。

ポリネシアンセックスで得られるもの。
それは、二人ともが心身ともに満たされる満足感。それは心身ともに豊かで潤いあるセックスだから。それが得られれば、これまで抱いていたセックスに関するコンプレックスや悩みはどうなるでしょう?

男女ともセックスについてコンプレックスを感じたり、悩んだりすることはなくなるはずです。それまでのコンプレックス、悩みが、どれだけとるにたらない些細なことであったかを知ることになるでしょう。

それが、あなた、ううん、あなたたち二人を解放へと導きます

前回、わたしは前提として“わたしは実は方法自体、つまりそれを実行することについてはそこまで重視してはおらず、「ポリネシアンセックスに基づいたセックスへの考え方」を重視している”と述べました。

「ポリネシアンセックスに基づいたセックスへの考え方」とは、つまり二人が心身ともに豊かで潤いあるものとなれるセックスを目的としており、従来の欧米式のセックスのしかたとは着地点が違うのです。
つまり、射精やオルガスムを最終目的としたセックスではないということ。そんなものは、わたしは、ただのセックスのデザート程度にしか考えていませんあったらあったで別にいいけれど、ないからといって困ることはないという程度のもの

この次元にいたることができさえすれば、セックスは(生殖を目的とする場合を除いて)コミュニケーション手段のひとつとしてあるだけだということに気付くでしょう。おしゃべりやデートといっしょなんですね。

繰り返しになりますが、わたしは実は方法自体、つまりそれを実行することについてはそこまで重視してはおらず、「ポリネシアンセックスに基づいたセックスへの考え方」を重視していると書きましたね。

これは「ポリネシアンセックスに基づいたセックスへの考え方」を二人が共有できるようになりさえすれば、ポリネシアンセックスそのものを実体験しなくても、普段のセックス、セクシャルコンタクト、コミュニケーションで、ポリネシアンセックスを実践したのとおなじ効果が得られるということを述べているのです。

それを実証するために、ひとつ、わたし自身の実体験を明かしましょう。
驚かれるかもしれませんが、わたし自身はポリネシアンセックスを実践したことはありません
ただ、「(ポリネシアンセックスに基づいた)セックスへの考え方」をパートナーと共有しています。

いまパートナーとわたしとのあいだに、セックスにまつわるコンプレックスや悩みは、一切介在しませんいつも十分に満足しているし、とても豊かな気持ちで毎日をすごしています
過去にコンプレックスや悩みがあってもめた時期も事実としてありました。しかし、二人で話し合ったり、セックスの最中にも会話をすることで、こういったセックスに対する考え方を共有することができるようになったのです。

かといって、わたしたちがパーフェクトなセックスをしているというわけではありません。おそらくほかのカップルであれば不満の種などになるであろうものも含んだセックスです。でもわたしたちはセックスをした日はもちろん、そうでない日でも、十分に満たされています。仕事上、24時間365日いっしょにすごすのですが、それでも普段からとても仲良く、ほとんど喧嘩なども起こりません。またマンネリ感、倦怠期なども起こりません

そもそも、セックスはパーフェクトさを求めるものではないのです。
パーフェクトなセックスなんて存在しません。ただの幻想です。

さぁ、二人でセックスへの考え方を振り返ってみましょう。

【関連記事】
「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」
「セックスの持続時間と男性の射精」
「ポリネシアンセックス(1)――方法」

【関連書籍】
   

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ポリネシアンセックス(1)――方法

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

性のカウンセリング・メール相談のご案内はこちら  *

拙サイトに訪れてくださるみなさんからのリクエストが多かった「ポリネシアンセックス」について。お待たせいたしました。ちなみに久々のブログ更新です^^;

しかし、みなさんは期待はずれでがっかりされるかもしれない。このことは前提として言っておきます。
というのは、おそらく「ポリネシアンセックスの方法」が、みなさんの一番知りたいことなのだと思いますが、わたしは実は方法自体、つまりそれを実行することについてはそこまで重視してはおらず、「ポリネシアンセックスに基づいたセックスへの考え方」を重視しているからです。

とはいえ、手法にまったく触れないわけにはいきません。
第一回目の今日は、ポリネシアンセックスの方法を説きます。

まず、ポリネシアンセックスとはポリネシア地方に暮らすの人々の間に伝わるセックススタイルです。
もともと、わたしの親愛なる友人であるJimmyの翻訳書「エロスと精気」で紹介され、それを五木寛之氏が著書「サイレント・ラブ」「愛に関する十二章」で引用し広めたものです。
男女の気の交換……と言うと「??」になってしまうので、さくっと方法を。

■手法
①実際に性器を結合するセックスは5日に1度、中4日は性器の接触はしないで、しっかりと抱き合って、肌を密着させて眠る。その4日間は挿入日のために気分や体を盛り上げていく期間。
挿入日以外も、背を向けてお互い別々のベッドや布団で眠るのではなく、裸で抱き合って眠るのも効果的。そうすることでいざセックスとなって、いきなり交わるのではなく、普段から愛情を交換しているためより精神を深く交合することができる。

②セックスをするときは、前戯や抱擁や愛撫に最低1時間をかける。

③互いの心と身体がなじんだときに女性器の中に男性器を挿入した後は、男女は最低30分はじっと抱き合って、それからピストン運動を始める。

④オルガスムが訪れた後も、性器を結合させたまま抱き合っている。30分ほどこの抱擁を続けていると、オルガスムの快感の波が次々と押し寄てくるのが続く。

※男性に勃起力がなくなりそうなときや女性に潤い性感がなくなる時だけ動きが必要。
射精に達する前に再び動きを止めて、抱擁を続ける。

■事前には
○セックス前には食事をとりすぎないよう注意し、食後数時間たってからに行なう
○事前にお茶、ハーブティー、果物などをとるとより効果的
○電話や携帯の音など集中力を途切れさせるものを排除しておく
○性器に意識を集中せず、深呼吸などをしてリラックスする

従来の欧米式の激しい興奮と射精を目的としたセックスとは、まったく違うでしょ?
次回は、ポリネシアンセックスによって得られるものについて書きたいと思います。

【関連記事】
「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」
「セックスの持続時間と男性の射精」

【関連書籍】
  

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