« 2005年10月 | トップページ | 2005年12月 »

2005年11月の12件の記事

知的障害者施設で入所者の女性を強姦した鬼畜園長<女性暴行の元園長「言うことを聞かないと追い出す」

決してあってはならない、鬼畜のなせることとしか解釈のしようのないことです。

■女性暴行の元園長「言うことを聞かないと追い出す」

 女性入所者に乱暴したとして強姦(ごうかん)罪などに問われた宮崎県都城市の知的障害者更生施設「みどり園」の元園長(56)の判決公判が18日、宮崎地裁であり、浦島高広裁判長は懲役6年(求刑懲役8年)の判決を言い渡した。

 浦島裁判長は判決理由で「自らの地位を最大限に利用した卑劣、悪質な犯行。ほかの利用者や職員の被害もうかがわれ、常習的犯行の一環と言える」と厳しく指摘した。

 判決によると、被告は副園長だった2003年1月下旬、同園の関連施設で30代の女性入所者を「言うことを聞かないと、みどり園から追い出すぞ」などと脅し暴行した。

ZAKZAK 2005/11/19

弱い立場にいる抗議できない施設の外の世界では生きていけないとわかっている……そんな知的障害者の弱みをついて行なわれたこの強姦罪、暴行罪

彼ら、彼女らは、施設を追い出されることを一番恐れているんですよ。怖いんですよ。生きていけないって死んじゃうしかないって怯えているんですよ

そんな痛切な思いをどうすればこんな最悪なかたちで利用するだなんてことができるんですか
鬼畜、のなせることとしか思えません。
許せない。許せない。許せない。

記事中に書かれていないその他の犯行については、ここに書かれています。

精神科医精神科のスタッフ心身障害者(児)施設の職員ベビーシッター保育者教員介護施設の職員……など、自分の思いどおりにならず、それはそれはストレスの高い仕事であり、かつ労力に見合った収入が得られない仕事であろうが、そのことをしかと踏まえた上でも、そのストレスの矛先を弱者である、そして、本来ならば自分が守るべき対象者に向けるというのは、本当に許せない。とにかく許せない。

「そんなにストレスが鬱積しているのならば、こんなことをするまえに、さっさとそんな仕事やめてしまえ」といいたい。
そもそも、あなたはなぜその職業を選んだのかと。覚悟が甘かったのではないかと。……その職に就くまえの想像と現実のギャップ? そんなこと、どんな仕事だってありうること
いずれにせよ、さっさと転職してしまえば済む話だ。
退職する勇気もなく、転職しようとするでもなく、食べていくためにその仕事を継続していくならば、そうある限り、付随するストレスなどは甘んじて受け入れるべきこと

そして、こういった職員らのストレスケアの場がないことストレスのひとつのファクターともなっている薄給の問題
これらは、日本という国の予算構造に大きな問題がある。
そして、そんな予算を決定する国会議員たちを選んだのは、ほかでもない、わたしたち日本国民のひとりひとりなのだ。

だから、これは対岸の火事ではない。
こういった事件の責任は、わたしたちにもある

極論すれば、わたしたちも障害者を強姦、暴行した犯罪者なのだ。

【関連記事】
性犯罪、DV(ドメスティックバイオレンス)、PTSD……傷ついた方たちへ
「SEX-Therapy【セックスセラピー】」
「レイプ被害女性の心理(1)」
「レイプ被害女性の心理(2)」
「レイプ被害女性の心理(3)」
「レイプ被害に遭った女性たちへ」
「レイプ加害男性の心理」
「障害児、障害者への性教育」

【関連書籍】
「君がいるから、君がいたから――知的障害をもつ息子とともに」アルファポリス刊
 松浦 美涼 著
★以前にわたしが編集担当をさせていただいた障害児のお母さまの書かれた書籍です。はじめての子どもが重度の知的障害児ひとりで障害児を育てていく不安を抱えての離婚、ご自身の鬱病生まれてたった数時間しか生きることのできなかった奇形児の出産、再婚、わが子の癲癇……常に葛藤や迷いのなかにありながら、残酷すぎるほどの茨の道を歩んでこられた松浦さん。それでも、彼女は決してきれいごとはいいません醜い物事や自分の正直な気持ちをありのままに語ってくださいました。そんな彼女の凛とした姿勢と生き方に触れてみてください。

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

| | コメント (7) | トラックバック (0)
|

被害者が出てからでは遅い。迅速かつ的確な取り組みを! 幼児ポルノ“見せしめ”書類送検の先にあるもの<子ども条例初適用:無職の男を書類送検 奈良県警

毎日新聞さんからの下記の記事を引用の上、考察します。
(てか、最近物申したい事件が多すぎ「ニュース+考察」のかたちになってばかりでごめんなさいね。満足していただけているのでしょうか……? ふまーんリクエストがあったら、どしどしお寄せくださいね~!^^>大切な読者のみなさま方

■子ども条例初適用:無職の男を書類送検 奈良県警
 奈良県警奈良西署は18日、「県子どもを犯罪の被害から守る条例」違反の疑いで、同県生駒市内の無職の男(23)を奈良区検に書類送検した。同条例は昨年11月に起きた奈良市の小1女児誘拐殺害事件を受け、子どもの安全を目的とした全国初の罰則規定付き条例で、今回が初の適用。

 調べでは、男は自宅の自室に、11歳(当時)の女児が出演する子どもポルノのDVD1枚を持っていた疑い。県警と同署は今月1日、男性宅を捜索し、男の自室から子どもを映したポルノのDVDや雑誌など約130点を押収。男は容疑を認めているという。

 条例は、今年6月に成立し、10月から全面施行された。子どもが出演しているポルノビデオの所持、付きまといなどに罰則を科したのが大きな特徴で、罰則は、30万円以下の罰金か拘留、科料になる。【矢島弓枝】

毎日新聞 2005年11月19日 10時36分

この記事内にも、本条例が成立、施行されるファクターとなったとしてあげられている、殺人罪などに問われ、現在公判中の毎日新聞販売所の元従業員小林薫被告(36)<販売所の従業員とはいえ、奇しくも上記記事も毎日新聞さんですね>による奈良市の女児誘拐殺人事件は、「小児性愛者(ペドフィル)の原因と対策――子どもたちを守るために」でも取り上げていますが、それを踏まえた上で、この条例と書類送検の問題点・盲点などを指摘させていただきます

(1)見せしめ書類送検
これは、明らかな見せしめ(しかもただの)書類送検にしかすぎません。
この記事を見聞きしたとしても、奈良県内で同様の物品を所持しているひとたちに、なんら影響を与えること警鐘を鳴らすこと、ましてや意識改革になどならないでしょう。
「たかが見せしめでひとり、ただの書類送検で済んだ。それくらいで済むんだ。へ~。もっとうまくやりゃーいいものを。俺は大丈夫、うまくやっていくさ」くらいのかえって余裕の感覚であるはずです。
ただし、この条例が、なかなかとらえづらい犯行を起こすか起こさないかのボーダーラインにいるところの人々、潜在的な層を取り締まるのに有効であることは認めます。
しかし、条例が適用される者を、どうやって探すのでしょうか? そういったポルノ店の顧客? であれば、店側もともに検挙されるはずなので、そこに不可解な疑問が残ります。
それを踏まえた上で、次へ。

(2)被害者が出てからでは遅すぎる対策、自治体の条例レベルで済むことではない
当然ながら、こういった条例の試行、それに基づく取り締まりは、事件が起きてからでは遅すぎるのです。もう10年以上まえから、こういった犯罪は起きていて、またその芽(潜在層)も多くいたでしょう。なんでいまごろになってやっと……なんですか?
それも自治体による条例レベルとは……より国家レベルでの厳重な法律を制定するべき。

(3)禁じられるほど高まる抑圧された願望
「小児性愛者(ペドフィル)の原因と対策――子どもたちを守るために」にも書きましたが、幼児ポルノへの規制は「禁じられるほど、屈折した欲望は増すもの」ともいえるので、諸刃の剣だと考えます。
対処法として不適切とまでは決していいませんが、本当に適切かといわれればそうでもないでしょう。

(4)真相の究明は? 条例の先にあるもの.1
「11歳の女児」と書かれているということは、被害児童は特定されているということですか? それとも、DVDにそう謳われていたというだけですか?
わたしがいいたいのは、こういった幼児ポルノが存在するということは、その対象となった被害児童がかならずいるということ、そして自分がなにをされているのかさせられているのかわからないままの児童を毒牙にかけた大人がかならずいるということ、これを忘れないでほしいということです。
つまり幼児ポルノをただ押収するというだけにとどまらず押収された幼児ポルノから、被害児童、加害者を捜査し、しかるべき処置をしてほしいのです。しかしながら、被害児童のプライバシー心の問題などがありますから、それから連鎖するかたちで加害者を特定するのが難しいということは承知しています。
また、もし仮に被害児童と加害者を特定することができたとしても、なによりも優先されるべきは「被害児童の心のケア」であるため、それを阻害してしまうことのないよう、公判にも別の配慮が必要捜査段階での質問公判の場で証言させることによって、被害児童の傷を深くしてしまうことのないように、特別な措置を用意してほしい(多くの成人女性たちが、強姦などの被害で泣き寝入りを強いられている理由は、この捜査段階公判の場で行なわれるセカンド・レイプのためですから)。そのための法整備を求めます

(4)真相の究明は? 条例の先にあるもの.2
このブログにいらしてくださる男性とメールで話し合わせていただいたときに出たお話です。
「幼児性愛者(ペドフィル)はスパイラルしていく」
つまり、幼児性愛者(ペドフィル)によって被害を受けた子どもは、やがて成長して、自身も幼児性愛者に走るケースが多いと。
長崎市内で2003年7月に起きた4歳の男児が裸で立体駐車場のビルから突き落とされて殺された事件は記憶に新しいでしょう。この事件で、事件から一週間後に犯人であることが判明した中学1年生、12歳の生徒は、「自分も子どものころに大人の男の人におなじようなこと(猥褻行為)をされて大丈夫だったから、平気だと思った」と、自らも幼児性愛者の被害者であったことを告白しています
「幼児性愛者(ペドフィル)スパイラル」――一刻も早く、せめてわたしたちの世代で断ち切るにはどうすればいいのか。わたしは真剣に取り組む姿勢でいます。ただこれに立ち向かうには、国家レベルを相手にするわけですから、ひとりの力では弱いというのも、正直なところ……もし、わたしの考えに賛同してくださる方がいらっしゃいましたら、コメントでもメールででもご連絡ください。よろしくお願いいたします。

【関連記事】
性犯罪、DV(ドメスティックバイオレンス)、PTSD……傷ついた方たちへ
「SEX-Therapy【セックスセラピー】」
「レイプ被害女性の心理(1)」
「レイプ被害女性の心理(2)」
「レイプ被害女性の心理(3)」
「レイプ被害に遭った女性たちへ」
「レイプ加害男性の心理」
「小児性愛者(ペドフィル)の原因と対策――子どもたちを守るために」
「知的障害者施設で入所者の女性を強姦した鬼畜園長<女性暴行の元園長「言うことを聞かないと追い出す」
「本当に「健全」な男女の「性のあり方」とは?<風俗案内所規制の条例案・警視庁」

本日のBGM♪ 勝訴ストリップ / 椎名林檎
珍しく邦楽を聴いています。おなじ福岡人林檎ちゃん、いいですね~、普通にロックしていてかっこいいです彼女Fiona Appleをリスペクトしているから「林檎」って名乗ってる……って、有名な話? 普段邦楽を聴かないので、そのあたり疎いのですが。Fiona Appleもレイプ被害者です……よね……。

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

| | コメント (3) | トラックバック (0)
|

日本は、セックスにおけるディスコミュニケーション、潜在的な性感染症やHIV感染者大国だ!<日本は世界一のセックスレス大国

他社さまのではなく、あえて産経スポーツさんの下記の記事を引用させていただきます。

■がんばれ、ニッポン!H回数が世界の最下位だ
CAPT0000 H回数の最低国はジャパン!! 日本人の年間平均セックス回数が、世界で断然のビリであることが8日、英国の避妊具メーカーが実施したセックス調査で分かった。日本の年間平均回数は45回で、世界平均の103回を大きく下回り、世界トップのギリシャの約3分の1という“情けな~い”結果に。一方、避妊や性感染症対策も約半数が不十分との結果も出た。

日本はやはり、世界一のセックスレス大国だった-。

英国のコンドームメーカー「デュレックス」が、世界規模で実施したセックスと性の健康に関する実態調査を8日、公表した。今回が9回目で、世界41カ国の男女約31万7000人が参加。日本からは1233人が参加した。

日本人の年平均セックス回数は45回で、41カ国中で他国を大きく引き離して最下位だった。45回というと、8日強に1回という頻度になる。それにひきかえ、トップのギリシャは138回で日本の3倍強を誇り、ほぼ5日で2回と、スゴイ。

過去の同じ調査で日本が対象となった2001、03、04年も、いずれもブッチギリの最下位だった。これがわが国の“定位置”なのだ。

全体では、ギリシャのほかクロアチア134回、セルビア・モンテネグロ128回など地中海勢が、ギンギンの猛者ぶりを発揮して上位を独占。下位は日本を筆頭にシンガポール73回、インド75回、インドネシア77回などとアジア勢がズラリと並び、Hの地域格差が浮き彫りに。

日本人の性生活への満足度は、中国の22%に次いで低い24%で、多くが不満を抱えているようだ。その一方で「もっと頻繁にセックスしたい」と考えている割合は、比較的低い25%。日本人は淡泊なのか…。

「セックスの相手の過去の性経験を知らずに、避妊具を使わずにセックスしたことがある」と答えた割合は、世界平均の47%に比べて日本は43%とほぼ平均並み。ノルウェーの73%やギリシャの70%に比べればマシだが、インド21%、香港24%に比べると劣っている。調査関係者は「日本人の約半数が、避妊や性感染症対策が不十分ということ。安全なセックスへの意識の低さが示されている」と警鐘を鳴らしている。

★世界の人がセックスをしたことがある場所は
「(寝室以外で)セックスをしたことがある場所」という調査結果には、各国の性文化の違いがうかがえる。全体の平均では車内が最も多く50%。トイレ39%、両親の寝室36%、公園31%、ビーチ28%などと続く。飛行機内も2%いた。

主な国別では、イタリア人の82%がカーセックス経験ありと答えた。ブルガリア人の61%は両親の寝室で経験しているが、日本人はわずか5%だ。米国人の70%はトイレでセックスを敢行。54%の豪州人は公園で、57%のギリシャ人はビーチでイタしており、アウトドア派が多いようだ。

変わった所では、南アフリカ人の30%が職場で、トルコ人の22%が学校内でノルウェー人の58%はパーティー中にコトに及んだ。さらに中国人の9%が飛行機内で大奮闘!

そして日本。超淡泊国だけにほとんどの場所で全体の平均を下回ったが、唯一上回った場所が。それは「学校」(日本13%、平均10%)。この意味は果たして…。

まったくもう……くだらないなぁ。回数自慢は中高生まででしょ。いい大人が回数自慢なんてしていたら、一回一回の密度、満足度が足りないという恥をさらしているにすぎない
一回一回のセックスをもっと大事にしていたら、もちろん個人差はあるだろうが、この記事の日本の平均回数でも多いほどではないかと思う。

日本はセックスレス大国などではない
日本人は、セックスのことをパートナーとオープンに話し合うことができない、“恥”の文化というペルソナをかぶった、ただのディスコミュニケーション大国というだけだ。
また、潜在的な性感染症やHIV感染者大国であるともいえる。

それから、インドなんて国の名も平気で肩を並べて連ねられているけれど、ストリートチルドレンの存在なんて、まったく考えられてはいないんだろうな。
生きていくため、食べていくために、10歳にも満たない少女が売春すること、それを買う大人たちがいること。
そして、その結果として、10歳前後なのにHIVウィルスに感染してしまう子どもたち大人たちに身体を弄ばれた挙句、死ぬためだけに生まれてきたかのような子どもたち
インドはいわずと知れたAIDS大国。それも子どもたちに蔓延している事情、背景

記事中に「セックスの相手の過去の性経験を知らずに、避妊具を使わずにセックスしたことが云々」とあるが、問題の本質はセックスの相手の性経験を知っているか知らないかということではない

だいたいセックスの経験人数の正しい数え方を知らないひとが多すぎる。

セックスの経験人数というのは、自分が直接セックスしたひとだけを単純に数えればいいと思っているとしたら、それは大きな誤りだ。

本当のセックスの経験人数の数え方というのは、たとえ自分がセックスした相手がひとりであったとしても、そしてその相手の過去に経験した人数が、たとえば二人だったとしても、さらにその二人が過去に経験した人数、さらにそのひとたちが経験した人数……というように枝葉のように広がっていくもの

これら、すべてを背負うことの重大さがわかるだろうか?

定期的に性感染症とHIVの検査(保健所でなら匿名・夜間でも安くやってくれます)にいこうセックスするならコンドームを使おうコンドームがなかったら、セックスなんてしないことだ
大人だったら。をしたら。
そして、考えてみるがいい。自分がこれまでにセックスしたひとりひとりの顔を思い浮かべながら、「このひととのセックスでなら、AIDSになって死んだって構わない」――そう思えるひとがいるかどうか

そう胸を張っていえる相手が、あなたにはいるだろうか?

【関連記事】
中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(4)【コンドームのこと.1】
中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】
中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】

本日のBGM♪ EMINEM SHOW / EMINEM

| | コメント (4) | トラックバック (1)
|

性的マイノリティーの方々にとっても、生きやすい世のなかを!

youkouさんのブログ「茫々録」【管見 : 支え】より

前に 「歯止め」に書いた経緯で、ブログ「備忘録」の削除を受けた後 FC2で「茫々録」を立ち上げるに付いては、ブログを書く姿勢について なかなか腰が据わりませんでした。そのときサーフして 学んだのが大川内さんのブログ《 SEX-Therapy【セックスセラピー】 》でした。そこで 「歯止め」のような応答があった後、大川内さんは 次のようなアドバイスをして下さいました。

《SEX-Therapy【セックスセラピー】》への 大川内さんの回答
>youkouさん
 おはようございます。
 書くことで、はじめて自分の知らなかった自分に出会うことは、十分にありうることだと思います。youkouさんも、この過程をたどられたのではとお察しいたします――おそらく、恐怖と、自分が自分でなくなるような、どこかへ堕ちていくのではないかという感覚とともに。ブログ削除の件も含め、おつらい出来事でしたね。

 人間、いくつになっても自分探しは続きます。自分探しといっては語弊があるかもしれませんが、youkouさんのおっしゃる「手探りの情況」を指しております。
本当の自分のなんたるや――これは死ぬまで誰にもわからないことでしょう。

 これに向かって手探りでいらっしゃるわけですから、それは極論すると、自らの死と対峙しているといえるのではないでしょうか。

「女房とのコトをブログで告白することが
> 反社会的な行為なのでは無いか」
 これはなぜですか? どんな罪悪感があなたを苦しめているのですか?
 でもyoukouさんにとって、ブログでの告白は必要に迫られてのものなのではないですか? であれば、なにも恐れることはありません。お心のままに綴られればいいことだと、わたしは思います。

 若輩者が生意気を申し上げるようですが、わたしは以上のように感じました。

 またトラックバック(ありがとうございます~!)の件、書き込みの件、了解の上、ご希望のとおりにさせていただきました。

 最後に。いつかお時間のおありのときにでも、わたしのプロフィールにある「★目標・夢」をごらんいただけますか?

バイセクシャルというのは性的マイノリティー。でもわたしの目標・夢とすることは……よろしければご一読くださいませ。《 麻生暁美(本名:大川内麻里) : 2005年11月 3日 午前 06時24分 》

[参考:《SEX-Therapy【セックスセラピー】》よりの写し]
★目標・夢:
 過去の自分とおなじように悩み苦しんでいるひとがいたら、すこしでもいいから役に立ちたい。つらかったあのころのわたしが求めていたひとになりたい。求めていた本をつくりたい。
そして、世の中に怒るべきことがあれば、その怒りのエネルギーを昇華しモチベーションとしたいし、また真っ向から立ち向かっていきたい。いつだって、わたしは強者よりも弱者の視点に立ってものごとを見ていたい。
  ――それが、わたしの出版人としての原点だから。

 たった一行でもいい。ほんの一言でもいい。「この言葉に出会えてよかった」「救われたような気持ちになれた」と読者の心に刻まれ、何度でも読み返したくなるような本を、もし生涯に一冊でもつくることができたとしたら、わたしはこれでようやく出版人としてのミッションを果たすことができたと思えることでしょう。

 またビジネス書や自己啓発書などから学んで、積極的に自分を高めようとしている読者たちのことは応援したい気持ちになります。《 麻生暁美(本名:大川内麻里)プロフィールより 》

《SEX-Therapy【セックスセラピー】》への youkouの投稿
 おはよう ございます。私の勝手な愚痴から 私の現状を、よくここまで把握されたものと 感動して居ります。私の現状は 当に仰る最初の5行に尽きています。

 ブログについては 新しく出直して、前よりは格段に 訪問者数は増えたものの、コメントの少なさに 参っています。私の書き方や 内容にも拠るのでしょうが、結局は興味本位の マスタベーションのオカズに過ぎ無いのかと、情け無く 思い始めて居ました。

 思考過程の経緯の始めは 「契機」にも記したように、ポリネシアンセックス「的」経験を 投稿したことからでした。そのときには 〝そう云うSexもあったのか!… これを読んでから、自分のSexを 違う視点から感じ直した…〟と云う反響を頂き、それ以降 大いに燃えて書き続けたものでした。

 さらには 他の方のブログの告白を読ませて頂いて居る内に、自身のバイ・セクシャルの傾向に気付き 動顛することになります。これはもう 死ぬまで自分の心に秘めて置こうとも思ったのですが、その彼との経験を反芻する内に相手の(少なからず接触し 影響を受けた)彼にだけは カミングアウトしたい衝動に駆られます。

 私は 女性は女房だけしか知りませんし、バイと云っても 相手は彼一人で、それも一夜 旅先で、裸の腿を絡めて 抱き合って寝ただけの関係です。勿論と云うか 果たしてと云うか、二人とも ペニスを固く勃てていましたが…。

 その彼に カミングアウトし、私のブログを読ませて 彼にこの気持だけでも分け合ってもらえば…と云う考えは、(女房が 彼の妹と云うこともありますが)無理と知りつつも とうとう彼を訪問し、6時間に亘って 悲鳴に近い告白をすることになります。

 その彼は 女房(彼の妹)とのSex描写を読むこと、そして 率直に感想や意見を云って呉れることは、事前に口では 充分承知したと云っていました。しかしその彼は 「彼 ⅠⅡ」と「悪魔」の経過で、実際に読むことになってからは 態度が一変します。

 具体的には彼はその後 登校拒否情況にあります。「悪魔」にも書いたように 告白のときにも、話題を世間話に紛らす もどかしさがありました。僅かに真実味が感じられたのは 私が女房との結婚を言い出したときの〝何だか急に 君が遠くへ行っちゃうような感じがした…〟の一言だけでした。

 私のカミングアウトのときの6時間に 彼は「バイにも理解のある 友人」を演じ続けていました。しかし彼はきっと 私のブログの内容を肯定すれば、〝自分もバイだと 認めざるを得無い〟ことに気付いたのです。私はまだ 希望は捨ててはいません。彼の 「我が強く 執念深い」性質も充分知っていますので 時間は与えてやろうと思います。

 若いときは そんな自己中心的で伏線の足りない性向も、ナイーブな人生観や社会観 そして共通の経験に支えられて、充分に 許すことが出来ました。しかし人生の半ばを過ぎた今 当惑していることは判りますが、もう世間話で誤魔化すような話でないことぐらい 彼も判る筈です。

 バイ・セクシャルの道が狭いことは 逆に〝女も男も イケル〟程度の安易なバイが多いことでもあります。私の青年時代は 〝結婚できれば ホモじゃ無い〟程度の知識で、自分を どちらかに振分けていました。

 私は彼が女性と付き合い始めたのを機に それまで接触のあった女房との結婚を考え、プロポーズして 承諾して貰いました。私にとって 初めて女性を経験する結婚生活は、それなりに 刺激的でした。

 頭の端にバイの嗜好はありながらも その内に私は、女房のヴァギナで2段に絞められ ペニスの先に絶頂汁を浴びせ掛けられて、ペニス先端の痒みと浮揚感の中に 失神してしまいます。私は女性…と云っても 女房に夢中になり、それからは 女房とのSexに耽溺する日々が続きました。

 幸か不幸か 時代は情報化時代となり、私のような者にもブログが使え 多くの知識が得られ、発表の機会が 与えられることになりました。私はその過程で 自身のバイ・セクシャルを自覚すると同時に、多くのバイやゲイの記事や画像に触れ 体力の低下を感じながらも、女性の佳さと同時に 男の(自己愛・ナルシスズム)嗜好を 話し合いたくなったのです。

 当然に 話す相手は彼を想定しましたが、彼は今やノンケ・ノーマルに逃避する 世俗の人に成り切っています。もう そっとして置いてやろうとも思いますが、無意識にも私に 〝あれだけのことをして置いて 今更ノンケは無いだろう!〟と云う気もします。

 〝ノンケと云うなら 一晩オレを抱いて寝て、もしペニスが勃た無かったら 認めてやろう!〟と云いたい位です。しかし今は お互いに家庭を持つ身ですから、せめて匿名で 〝それでも ノンケ〟と云うのか、多少はそう云う〝バイっ気があることを 認める〟かぐらいの 本音は吐いても良いだろうと思っています。

 そんな情況の中でも 私に取って女房は大事な存在です。ほかに思うことがあればあるほど 女房とのことをシッカリと確かめて置きたいのです。ただ一途の 女房とのひたむきなSexの描写が、世間的には まず猥褻と云われることも見えているのです。

 私自身は 「女房とのコトを ブログで告白することは、反社会的な行為では無い!」と思っていても、憶病から匿名の未成年お断りにしながら 「ブログで 何処まで書けるか?」が疑問なのです。これは「罪悪感」と云うより 「逆効果の惧れ」みたいなものです。

 云いたいのは 〝こう云う 自然で優しい、相互的な Sexもあるんですよ…〟と云うことなのです。それが 筆力・表現力の至ら無さや、世間的な制約や 情報拡散の浅薄さへの無知から、どう伝わるかを心配して居ましたが もうそう考えるのは止めました。

 今日の麻生さんのアドバイスで もう「書くことは 自分発見のため」と割り切りました。ダンマリスケベが 如何に読もうとも、私は 「自分が書きたいことを 書く!」ことにします。自己愛・ナルシスズムに徹して 自分の生命をフルに燃やしてみたいと思います。大川内さんのアドバイスは 思いを定める何よりの「支え」になりまた。心より お礼を申し上げます。(終わり)

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

小児性愛者(ペドフィル)の原因と対策――子どもたちを守るために

最近、ニュースからの引用+考察が続いていているけれど、今日は(今日も^^;)下記のニュースから。

■奈良女児誘拐、小林被告が手記「後悔している」

 奈良市の女児誘拐殺人事件で、殺人罪などに問われた毎日新聞販売所の元従業員小林薫被告(36)(公判中)が手記をまとめていたことが5日、わかった。

 情状鑑定に弁護側が提出した資料で、拘置中の奈良少年刑務所内で8月中旬までに書いた。

 便せん13枚のうち、事件に触れたのは「後悔」と題した最後の2枚。女児殺害について、「(なぜ、殺したのか?を)一人考えるけど、考えれば考える程、あの日自分でした事が、正直分からない」と記している。

 7月の公判で「現在はどう詫(わ)びていいかわからない」と初めて謝罪の言葉を口にしたが、手記は「『詫びている』という気持ちは、本人である俺(おれ)自身でしか分からない事だから、あまり『詫びている』とか『悪い事をした』とか『反省している』なんて言いたくはない」と心境を述べ、「ただ後悔を本当にしている事だけでいいから信じて欲しい」と結んでいる。

 小田晋・帝塚山学院大教授(犯罪精神医学)は「事件の核心部分となる小児性愛は告白しておらず、肝心な部分には触れたくないという自己防衛が働いている。被害者への同情心にも欠けており、犯行を後悔するという深刻な自責の念は読みとれない」と分析する。
(読売新聞) - 11月5日15時49分更新

わたし自身、小児性愛者(ペドフィリア)によって、人格破壊行為心理的子宮破壊行為(とわたしは呼んでいる)を受けた被害者のひとりなので、こういった事件への考察には、すくなからず感情的主観的なものが入りやすいということは(もちろん極力抑えるが)、あらかじめ了承していただきたい。

しかしながら、彼らが小児性愛者(ペドフィリア)となった原因を探ることで、その対策を図ることができるのではないか――そう思い、この記事を書く。

(1)まず「彼らはなぜ小児性愛(ペドフィル)に走るのか」
端的に述べると、大人の女性が怖いから。オトナのオンナノヒトと接することが怖いからだ。
彼らは、社会で活躍する大人の女性と、「(多少語弊があるが)正常な関係」を結ぶことができない

このように書くと、あたかも女性の社会進出が、小児性愛を助長しているかのようにとらえられるかもしれないが、決してそうではない

問題の本質は「優劣」で物事を測ろうとすることにある。

優劣をスケールとして、周囲を見渡せば、当然ながら、他人と自分との優劣を意識せざるをえない
ここで、自らを「劣」とする、つまるところ、自分に「劣等感」をもった男性、かつ同年代の女性に「優」を感じた男性は、小児性愛に走りやすい傾向にあるといえるのではなかろうか。

なぜなら、どんなに自らに劣等感をもっている男性であっても、「幼い子ども相手であれば、自分の方が優位な立場に立てる」という錯覚を引き起こす可能性があるからだ。

さらに、わたしはこのブログで強姦に関する連載をしていたことがあるが、「レイプ加害男性の心理」「肥大化したインナーマザーの存在」という仮説を立てている。これは、小児性愛者にもいえることではないかと考える。ぜひ「レイプ加害男性の心理」を参照してほしい。

(2)それでは「どうすれば彼らを小児性愛(ペドフィル)から抜け出させる、あるいは実際に事件を起こすのを未然に防ぐことができるのか」
おそらく一般的には幼児ポルノへの規制を厳しくするなどといった対策が立てられるのだろうが、わたしは(1)の流れを汲むとすれば、彼らに劣等感を克服して自信をもってもらうことだと考えている。自分自身のすべてに対してである必要などは一切ないほんの一部、たったひとつの小さなことでいいのだ。しかしそれは一朝一夕にできるものではないことも承知の上だ。
刑務所内に服役中に行なうプログラムにも、作業療法の意味もあるのだろう、社会福祉の物作りなどのプログラムが組み込まれてはいるが。

わたしは“問題の本質は「優劣」で物事を測ろうとすることにある”と述べた。

それは、日本の家庭・学校・社会の教育や評価基準などに起因しているので、根本的な解決をするには、そこからだ。しかし、これに気付いていない親や教師、地域住民、つまりは大人たちがあまりにも多すぎる
優劣なんかつけて個性を見てこなかったことの結果ともいえるんだよ、幼児性愛というものは

なお、幼児ポルノへの規制は、「禁じられるほど、屈折した欲望は増すもの」ともいえるので、諸刃の剣だと考える。

またボーダーラインのところにいる小児性愛者にもい気をつけなければならない。
わたしは、彼らをただ行動に移したか移さなかったかの違いにしかすぎず、そういった屈折した性的な欲望をもつこと自体が罪であると考えている。

また、ひとの性癖というものは、そう簡単に変えられるものではない
よって性犯罪の再犯率は、他の犯罪に比べて、圧倒的に高い

前科者の住所などの情報開示も、余計に彼らに閉塞感を与えてしまい、かえって危険とさえいえるのではないかと危惧する。

だったら、一生出てこないでいただくか、お亡くなりいただくかすれば〜……などと感情的なことをいいそうになってしまうが、そこは抑えて述べるとすれば、ひとつは性犯罪の刑罰をもっと重くすべきだし、また刑期中から出所後も、彼らの心をケアするカウンセラーなどとのセッションが行なわれるべきだと思う。

それが、善良な一般市民の税金で行なわれることに不服だという声もあるだろうが、幼児性愛というものは、あくまでも“問題の本質は「優劣」で物事を測ろうとすること”にあり、それを招いたのは“日本の家庭・学校・社会の教育や評価基準などに起因して”いて、“優劣なんかをつけて個性を見てこなかったことの結果ともいえる”……と考えると、日本社会の一員として責任の一端を担うべきではないかと、わたしは思う。

一部の世代にとっては、それは大人たちに押し付けられて育ってきたことで、甚だ迷惑な話だろうが(ていうか、わたしの世代もそうなんですけどね)、時代はどこかで変えなきゃいけないんだよ。
だったらさ、いいじゃん。
ウチらの世代で変えてやろうぜ。

-----------------

また幼児性愛と直結させることができるかどうかは謎だが、こんな人格障害者教育現場(ちなみに民間人でしょ、少年団のコーチって。民間人だろうがなんだろうが関係ないんだけどさ)へと足を踏み入れることを簡単に許さないでください。↓

■<体罰>少年団コーチ、女子児童を裸で走らせる 愛媛

 愛媛県四国中央市の小学校で行われているスポーツ少年団で、コーチの40代男性が今年8月、女子児童数人を裸で体育館内を走らせるなどしていたことが11日、分かった。この男性は同市職員で、走らせた後は裸のまま体育館内で正座させて説教をしていた。頭をこぶしでたたくなどの体罰もしており、複数の児童が恐怖感を訴えているという。県や市は心的外傷後ストレス障害(PTSD)防止のためカウンセリングなど心のケアを始めている。
 市によると、男性は数年前からチームを指導。今年8月、「練習態度が悪い」と立腹し、5、6年の女子児童8人を裸で走らせるなどした。9月に複数の保護者が市に訴えて発覚。職員は事実を認めて指導をやめているというが、市は処分を検討している。
 一方、市は先月、体罰を理由に「コーチが怖い」などとおびえたり、ふさぎこんでいる児童がいると県に相談。県は今月4日から、専門家を同市に派遣して児童らのカウンセリングなどを始めた。【蜜石誠二】
(毎日新聞) - 11月11日11時40分更新

■市職員が女児8人にセクハラ、下半身裸で走らせる 愛媛

2005年11月11日12時35分 asahi.com
 愛媛県四国中央市内の市立小学校で、スポーツ少年団に所属する小学5年と6年の女子児童計8人が、指導をしていた同市の男性職員から下半身裸でランニングさせられるなどの性的な嫌がらせを受けたと訴えていることが11日、わかった。市や県などによると、女子児童の一部に心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状が見られるという。

 市や関係者などによると、男性職員は99年から少年団の指導にあたってきた。今年8月から9月にかけ、女子児童らに対して下半身を裸にして走らせたり、携帯電話で写真を撮ったりするなどの性的嫌がらせを受けたと訴えているという。

 9月末に複数の女子児童が学校の教諭に相談して問題が発覚。連絡を受けた市と県が4日、女子児童らに精神科医のカウンセリングを受けさせた。

 男性職員は発覚後に少年団を辞めたといい、保護者らに対して「指導の一環のつもりだったが行き過ぎがあった。自分がしたことが信じられない」などと謝罪しているという。

■市職員が女児8人にセクハラ、下半身裸で走らせる 愛媛
2005年11月11日13時01分 asahi.com

 愛媛県四国中央市内の市立小学校で、スポーツ少年団に所属する小学5年と6年の女子児童計8人が、指導をしていた同市の男性職員から下半身裸でランニングさせられるなどの性的な嫌がらせを受けたと訴えていることが11日、わかった。市や県などによると、女子児童の一部に心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状が見られるという。

 市や関係者などによると、男性職員は99年から少年団の指導にあたってきた。今年8月から9月にかけ、女子児童らに対して下半身を裸にして走らせたり、携帯電話で写真を撮ったりするなどの性的嫌がらせを受けたと訴えているという。

 9月末に複数の女子児童が学校の教諭に相談して問題が発覚。連絡を受けた市と県が4日、女子児童らに精神科医のカウンセリングを受けさせた。

 男性職員は発覚後に少年団を辞めたといい、保護者や市に対して「遅刻した際などの指導の一環のつもりだったが行き過ぎがあった。自分がしたことが信じられない」などと謝罪しているという。市は男性職員からさらに事情を聴いたうえで、来週にも処分を決める方針。

-----------------

しかし、ウラジミール・ナボコフ「ロリータ」(この小説が、「ロリータコンプレックス(ロリコン)」の語源になっていることって、意外としられていないのね。ちょい驚くことがままある。まぁどーでもいいけど)、何度読んでも胸くそわるい小説だな……って、一度しか読んでないけれど(爆)
スタンレー・キューブリックと、わたしの一番大嫌いな映画監督であるエイドリアン・ラインが映画化して、それらも観たけれど、キューブリック版は主人公がなぜ少女しか愛せなくなってしまったかという肝心なところを描くことができていないし、エイドリアンはまさにエイドリアンらしく、少女が中年男性を誘ったという描き方をしているし……小説はさながら、映画は2作とも本当にゴミ作品です。

【関連記事】
「SEX-Therapy【セックスセラピー】」
「レイプ被害女性の心理(1)」
「レイプ被害女性の心理(2)」
「レイプ被害女性の心理(3)」
「レイプ被害に遭った女性たちへ」
「レイプ加害男性の心理」
「被害者が出てからでは遅い。迅速かつ的確な取り組みを! 幼児ポルノおとり書類送検の先にあるもの<子ども条例初適用:無職の男を書類送検 奈良県警」
「本当に「健全」な男女の「性のあり方」とは?<風俗案内所規制の条例案・警視庁」

本日のBGM♪ 俗悪 / PANTERA
 いまは亡きPANTERAのいわずと知れた最高傑作!……なのだが。
 ……ウチは(元)メタラー同士なのですが、今日部屋に入ってきた彼氏にいわれました「METALLICA聴いているなんて、最近じゃ珍しいじゃん」……ええええええ????!!!! ここここここれは、PANTERAですよよよよよよよ????!!!! それも「俗悪」ですよ????!!!! わたしの永遠に愛するバンドの一番好きなアルバムですよよよよよよ????!!!!
 思わず、ふたりして脱力失笑をしてしまった、するしかなかった……^^;;;;;
 mixiでは、わたしPANTERAコミュつくって管理人やってるんですよ????!!!! コミュメンバーのみなさんっ、なんかいってやってくださいっっっ(笑)

| | コメント (8) | トラックバック (0)
|

親になる権利――日本での不妊治療の現状(日本人に卵子不法あっせん容疑 韓国でブローカーら逮捕)

今日は、asahi.comさんの下記の記事の引用から。

■日本人に卵子不法あっせん容疑 韓国でブローカーら逮捕
2005年11月06日23時51分

 ソウルの警察当局は6日までに、不妊に悩む日本人女性に韓国人女性の卵子を不法にあっせんしたとして、「生命倫理および安全に関する法律」違反などの疑いでブローカーらのグループ11人を逮捕した。

 警察当局によると、グループは02年12月ごろから今月1日まで、韓国人女性から卵子を300万ウォンから500万ウォン(約33万円から約56万円)で買い取り、日本人女性に1700万ウォン(約190万円)で提供していた。ソウル市内の産婦人科病院で受精卵を女性の体に移すなどして、249人の日本人女性から計42億ウォン(約4億7000万円)を受け取ったとされる。韓国では今年1月に生命倫理・安全に関する法律が施行され、卵子の売買が禁止されている。

 グループは東京都渋谷区にも事務所を設置。「韓国の若い女性の卵子を提供できる」などと勧誘していた。押収された名簿には、約380人分の日本人女性の名前が記されていたという。警察当局は卵子を購入した日本人についても捜査を進める方針だという。

 またグループはインターネット上に卵子売買サイトを開設して、クレジットカードの借金に苦しむ韓国人女性などから卵子の提供を受けていた。サイトの会員数は約2000人。身体的特徴や学力、容姿などの条件に応じて、卵子の買い取り金額を決めていたという。

 生命倫理を研究するシンクタンク科学技術文明研究所(米本昌平所長)の報告によると、卵子売買や代理母のあっせんをする韓国グループの日本事務所は、生命倫理・安全に関する法律が韓国で今年1月から施行されることになったため、04年12月で日韓両国内での営業を中止したという。だが、米国やほかのアジアの国に移転して活動を続ける可能性を指摘している。

asahi.com

不妊治療――「子どもがほしい」と願う夫婦にとって、これは切実という言葉では、とても語りきれないことだ。

上記のニュースが、いったいなにを物語っているか。
端的にいうならば、日本の不妊治療の現状が、当事者たちの要望を満たしきれていないということを示唆しているといえるのではなかろうか。

まず、わかりやすいところからいえば、向井亜紀さんの事例で一般にも認知されたであろう所謂「代理母」。わが国では「代理母(代理懐胎)」が認められていないため、彼女たちが、それが可能な国へいったことは知ってのとおりである。
ちなみに、代理母は不妊治療の最終手段と考えてもいいだろう――養子縁組を除いて。

それ以前に、たとえば、男性不妊の場合女性不妊の場合があるし、その両方の場合だってある。それぞれに、原因も治療法もケース別にさまざまだ。

だが、ここでは、冒頭の記事に関連して、
(1)人工授精
(2)体外受精
(3)第三者の精子あるいは卵子の提供

これら以上の治療を必要とする場合に限って、問題点を追究していくことにする。

まず、簡単に説明を。
--------------------
(1)人工授精
 男性の精液(精子)を女性の子宮内に注入する方法
 ↓適用されるケース
 ○精子の数が少なかったり、運動に問題がある場合
 ○女性の子宮頸管の粘液と精子の相性などにより、精子が子宮内に入ることができない場合
 ○性交障害がある場合(性交では射精できないが、マスターベーションならば射精できるなど)
 <費用>3~5万円程度

(2)体外受精(かつて「試験管ベビー」と差別的な通称がなされていたものです)
 体外で精子と卵子を受精、培養させてから、受精卵を女性の子宮内に注入する方法
 ↓適用されるケース
 ○人工授精でうまくいかない場合(人工授精した受精卵が着床しない、育たない)
 ○体内での受精が難しい場合
 <費用>30~60万円程度
 
(3)「第三者の精子の提供」あるいは「第三者の卵子の提供」による体外受精
 第三者の精子あるいは卵子の提供を受けて体外で受精、培養させてから、受精卵を子宮内に注入する方法
 ↓適用されるケース
 ○提供を受けることのできる医学的な理由があるとき。
 ○人工授精、配偶者間の体外受精ともで妊娠できず、今後もその見込みがない場合
 ○つまり条件は厳しく、提供を受けることのできる医学的な理由が「なければならない」ともいえる
  →男性の場合(精子の提供を受ける場合)の条件
  →女性の場合(卵子の提供を受ける場合)の条件
--------------------

■問題点<1> 健康保険
妊娠・出産は「病気ではない」ため、通常は健康保険は適用外、全額自己負担となる。
ただし、妊娠・出産のトラブル、つまり「切迫流産」「切迫早産」「妊娠中毒症」「帝王切開」などの合併症になってしまった場合は、健康保険が適用される

しかし、不妊治療は妊娠・出産と同様、保険適用外である。上記を見てもらえばわかるだろうが、不妊夫婦は、治療のために莫大な金額を自己負担することになる――しかも、その一回一回の治療が成功するとは限らないのだ。
それにより、金銭面で治療を断念せざるを得ない夫婦が多いのは自明の理。

不妊症「症」という文字は、「病気」の性質や状態、症状を表すものなのでは?
ならば、不妊症の治療には、健康保険を適用させるべきだ。

ちなみに不妊とは異なる話だが、性同一性障害も、原因は「胎児期および生後1歳半くらいまでの間での性別獲得の時点で何らかの障害が起こった」という説が有力視されており、そのため、性同一障害者の性転換手術などへも健康保険が適用されるべきだと、わたしは考えている。

■問題点<2> 年齢制限
何年まえのことだったか、50~60代の夫婦が、(記憶が定かではなく申し訳ないのだけれども)海外で第三者の卵子の提供を受けて(……だったと思う。この一件、覚えている方いらしたら教えてください。ネットでも探しまわってみたのだけれど見つからなくて)帰国。生まれた子を実子として戸籍に入れようとしたところ、「夫婦が通常では妊娠可能な年齢だとは考えにくいため」として、役所に拒否をされ「養子」という形態をとるようにとのことで争っていたということがあった。

記憶が曖昧で、かつ続報も入手していないので、結果はわからないが、おそらく夫婦の望みどおりにはいかなかったのではないだろうか。

しかし、不妊治療の年齢的限界に関しては、高齢になるほど、母子ともに生命のリスクが高くなるという医学的根拠は納得できるものの、不妊医療がまだここまで進展していなかった時代に、不妊に悩み、治療法がないのならば仕方がないとあきらめてきた夫婦にとっては、あえてそのリスクを冒してでも、子どもがほしいと渇望しているのではないだろうか

ちなみに、2001年には、当時まだ日本では「体外受精夫婦間に限る」となっていたため、早くからさまざまな不妊治療が受け入れられていたカリフォルニア州に渡り、60歳の日本人女性が、卵子提供を受けて出産日本人女性としては最高齢の出産。また世界最高齢での出産は、2005年1月に体外受精による不妊治療によって出産した、ルーマニアのアドリアーナ・イリエスクさん、66歳3度目の体外受精による治療の末のことだったそうだ。

ところで、この年齢制限について、自然の摂理というものから、日本ではなにかガイドラインのようなものはあるのだろうか?

これについては、(3)「第三者の精子の提供」あるいは「第三者の卵子の提供」による体外受精場合の条件のひとつとなっている(「加齢により妊娠できない夫婦は対象とならない」)

しかしながら、「加齢により妊娠できない」ことの具体的な判定は、それぞれの医師の裁量とされているそうだ。

具体的な基準しては、自然閉経の平均年齢である50歳ぐらいを目安とし、それを超えて妊娠できない場合には「加齢により妊娠できない」とみなすこととする……そうだ。

ただし、こう述べる医師もいる――
日本の新生児のうち、65人に1人が、体外受精によって生まれており、2003年の1年間では体外受精児の出生が、過去最高の1万7400人に達したということが、日本産科婦人科学会(武谷雄二理事長)の調査で、2005年9月13日に明らかになった。

世界初の体外受精児は1978年にイギリスで誕生。日本国内では83年にはじめて東北大が成功した。以来、体外受精は年々増え続け、同学会が調査を始めた86年以来の累積出生数は計11万7589人となったという。

この結果について、調査を担当した医師は「治療1回あたりの妊娠率はそれほど向上しておらず、不妊患者の数が増えた結果だろう。安全に妊娠・出産できる年齢限界は35歳以下ということを認識してほしい」と、体外受精件数を引き上げている高齢出産の増加に警鐘を鳴らしている。

その一方で、妊娠するには「第三者からの卵子提供が必要」な不妊女性が、不妊治療施設全体の45%にものぼるという調査結果も、2005年1月に明らかにされている。

以上のことからすると、わが国での体外受精が受けられる年齢をはじめとした、もろもろの基準は非常に曖昧であるといわざるをえない。

■問題点<3> 第三者の卵子提供が禁じられてきたこと、現在も法律などによる裏づけがないこと
第三者の精子提供による人工授精は、日本でも50年以上前から実施されているが、卵子や受精卵の提供は日本産科婦人科学会によって禁止されていた。

不妊の原因の違いによって、対応が異なることについては、わたしは以前から問題視していた。
つまり、かつて家父長制の時代に「男女産み分け=女性に原因がある」として、男の子に恵まれない妻は「女腹」と蛇蝎のごとく忌み嫌われ、婚家を追い出されていたように(最近の研究で、生まれてくる子どもの性別は、男性の染色体によって決定付けられるという反証が得られている。当時の女性たちが不憫で仕方がないですね……)、「不妊=女性に原因がある」という固定観念から、精子バンクは容認し、卵子バンクは認めない、と。

1998年に長野県の医師が、近親者の卵子提供で体外受精を行い波紋を広げたのも、記憶に新しい。
大揉めの末、厚生労働省の審議会は、2003年になって、ようやく第三者からの卵子提供を条件付きで認めたが、法的裏付けとなる新法制定の見通しはいまも不透明である。

不妊に関しては、戸籍問題精子・卵子提供者の匿名性精子・卵子提供によって生まれた子どもの出自を知る権利事実婚の場合、そしてなによりも夫婦の合意や意思疎通、心身の限界の問題離婚問題などに発展する危険性を孕んでいる)などなど、ここだけでは、とてもではないけれど語りきれないたくさんの問題を含んでいます。

それらについても、おいおい書いていきたいと考えています。

本日のBGM♪ SYSTEM OF A DOWN / SYSTEM OF A DOWN
 やっぱりシステムは1stがイチバンだね。

| | コメント (2) | トラックバック (1)
|

祝★【Yahoo! JAPANに登録されました】<SEX-Therapy【セックスセラピー】

え~っと、わたくし、大川内麻里は以下の3つのブログを運営させていただいておるわけですが。

 ●SEX-Therapy【セックスセラピー】
 ●元フリーター編集者の出版日記
 ●27歳起業女子の一言、二言、いや三言くらい言わせてよ。

うち、まさにこのブログですな、SEX-Therapy【セックスセラピー】が、このたび、Yahoo! JAPANに、めでたく登録されるハ……ありがたく、ご登録いただくこととなりました。

きゃ~まじで載ってるわ~! ココココ~! ちぇ、ちぇ、ちぇ、ちぇきらーーー(笑)

これも、いつもいらしてくださるみなさまのおかげです♪
ありがとうございます。

当初は、自分の幼少期の性的トラウマをはじめとした、この病んだ心をどうにかするためのひとつの試み、回復への試験的アプローチのひとつとして、いってしまえば、ただそれだけのために立ち上げた、非常に個人的でクローズドなブログでした。
また、立ち上げたのは2004年10月ですが、実際に書き始めたのは2005年4月……と、書こうにもなかなか書けない、いったいなにを文字にしたらいいのか、なにを文字にすべきか、自らカタチをつくっておきながら、わたしにはわからなかったのです。

けれど、ぎこちなく拙い言葉を、すこしずつ、すこしずつ、書き綴っていくうちに気付いたのです――「これは、わたしだけの問題ではない」と。

それからは、「書きたいこと」「これは書かなくては」ということが止まらず、いつしか頭のなかが、いつもこのブログで取り上げたいテーマ、その内容であふれかえっているわたしがいました。

そんなこんなですが、今後とも、すこしでもみなさまのお役に立てるようなものを提供していくことができればいいな……と思っております。

最後に。ブログのプロフィールにも書いている、わたしの夢をここにあらためて記したいと思います。


★目標・夢:
 過去の自分とおなじように悩み苦しんでいるひとがいたら、すこしでもいいから役に立ちたい。つらかったあのころのわたしが求めていたひとになりたい。求めていた本をつくりたい。
 そして、世の中に怒るべきことがあれば、その怒りのエネルギーを昇華しモチベーションとしたいし、また真っ向から立ち向かっていきたい。いつだって、わたしは強者よりも弱者の視点に立ってものごとを見ていたい。
  ――それが、わたしの出版人としての原点だから。

 たった一行でもいい。ほんの一言でもいい。「この言葉に出会えてよかった」「救われたような気持ちになれた」と読者の心に刻まれ、何度でも読み返したくなるような本を、もし生涯に一冊でもつくることができたとしたら、わたしはこれでようやく出版人としてのミッションを果たすことができたと思えることでしょう。


……って、なんで金八・卒業式の言葉風みたいになっとんのんやですが(笑)、みなさん、これからもよろしくね~!

あっ、ほかの2つのサイト(「元フリーター編集者の出版日記」「27歳起業女子の一言、二言、いや三言くらい言わせてよ。」にも、忘れずに遊びにきてね! 普段いわんだけでなぁ、そういうところ、意外と寂しがり屋なんやって、ジブン(爆)

みんな、いつも本当にありがとう!!
そんでもって、これからも、
よろすくお願いいたしたく~!^^

あ~んど、またブログを通じて新たな出会いが生まれることを楽しみにしています。
なにかのご縁で、わたしのブログにたどり着かれた方、仲良くしてやってくださいね~♪

本日のBGM♪ Relationship of command / At The Drive-In
 「いや~若いっていいよね。なんとなく」

| | コメント (6) | トラックバック (0)
|

セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)

今日は、nikkeibp.jpさんの下記の記事の引用から。
グラフはクリックすると拡大されたものがポップアップ表示されます。

■働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満

若いカップルから壮年の夫婦に至るまで、長期にわたってパートナーと性交渉がない、いわゆる「セックスレス」の男女が増えているという。

 「セックスレス」とは、決まった性的パートナーがいて、単身赴任や入院などの特殊な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交やセクシャル・コンタクトが一定期間以上なく、その後も同じような状況が長期にわたることが予測される状態をいう。日本では、1991~92年ころからこの言葉が注目され始めたようだ。

 ●セックスライフに60%のひとが「不満」

 では、「セックスレス」な男女の現状は、どうなのだろうか。2005年3月に「nikkeibp.jp」が行った調査「働く男女sexless_zu1 のSEX事情」では、ビジネスパーソンのセックスライフについて問いかけており、「セックスレスをどう考えているか」といった設問も投げかけている。その調査結果から、「セックスレス」な男女の実態と「セックスレス」に対する価値観などが浮かび上がっている。

 調査での「定期的にセックスしているか」「今のセックスに満足しているか」といったセックスライフに関する問いかけでは、パートナーはいるがセックスはしていない人が17%(図1)、今のセックスライフに満足していない人が60%(「あまり満足していない」41%、「全く満足していない」19%)という結果となっている(図2)。

 このセックスライフに関する調査結果で見落とせないところは、定期的にセックスはしているものの、そのセックsexless_zu2 スに60%もの人が「満足感」を得ていないことだ。定期的に行うセックスに「満足感」を得られていない人は、何かしらの「不満」をパートナーに抱えていて、セックスライフを満喫できないていないことを現している。

 調査では、さらに「セックスレス」をどう考えるか――という問いを投げかけている。その回答をみると、「セックスレス」であるという人は20.2%を占めていた(図3)。この数字をどう評価するかは意見の分かれるところだが、少なくとも5人に1人は「セックスレス」な生活を送っていることが明らかになっている。

 では、「セックスレス」と答えた人たちは、その「セックスレス」な状態についてどう感じているのか。セックスレスが「不満である」(35%)、「克服したい」(23%)――と現状を打破したいと望んでいる人たちは、合わせて6割近くに上る。一方で、「自分は気にしていないが、相手がどう思っているか不安」(16%)、「仲良くやっているから気にならない」(26%)――と、あまり気に留めていない人たちも4割ほど存在する(図4)。

sexless_zu3

 この結果からもわかるように、「セックスレス」な状況について、パートナーと共にどうにか克服したいと考えている人がいる一方で、「セックスレス」を自らの判断で気に留めていない人たちも少なからず存在する。そもそも、「セックスレス」というキーワードが社会的にクローズアップされたのは、その「悩み」を相手や周囲に打ち明けられず、結果的に解決を見ないままに別離や離婚という悲劇的な結末に結びついてしまっているからだ。

 ●男女の「セックス観」の違いに起因!?

 個人によってその強弱や嗜好はさまざまだが、セックスに対する欲望は内に秘めたるものだ。その欲望が実現されないときに、不満が生まれ、カップル・夫婦間に不協和音が生じる。だが、そんな満たされない欲望や不満、悩みは、パートナーにはなかなか伝えにくいものである。

 調査では、その「伝えにくい不満」も明らかになっている。それを読み解くと、不満の内容に男女間で感覚的な違いがあることがはっきりしてくる。

 男性で最も多かったのが「したいときに、応じてほしい」(40代男性)、「夫婦生活は定期的に持ちたい」(30代男性)――といった欲望が満たされない不満だ。次いで「相手から求めてほしい」(40代男性)、「妻の行為自体は受け身だけ」(同)――といったパートナーの積極的な行為を求める声が多い。

 では、女性の側から見るとどうなのか。「私の体や性感帯のことをよくわかっていない」(40代女性)、「もう少し気持ちを高めてからして欲しい」(30代女性)――といった行為の中身についての不満が一番多く、男性が陥りやすい「自分本位のセックス」に対する不満が多数を占めている。
 だが、こういった不満が積もり積もった結果として、「パートナー以外の人とセックスがしたい」(40代男性)、「セックスへの願望はパートナー以外の女性に向けられている」(50代男性)など、相手にはとうてい言えない欲望へと変化してしまい、結果として「セックスレス」な関係に結びついてしまうことも少なくないだろう。

 「セックスレス」な関係が社会現象として大きく取り上げられた背景には、離婚率の上昇とともに、その一因として「セックスレス」が多くなっていることがある。だが、「セックスレス」な関係になってしまう理由は、カップル・夫婦ごとに千差万別だ。ゆえに、解決方法も、それぞれに異なるだろう。

 理想的なのは、お互いの会話・相談などのコミュニケーションの中から解決の糸口を見つけ出すことだ。しかし、いったんできてしまった「溝」が深ければ深いほど、カップル・夫婦間だけで簡単に解決できないのも事実。そんなときは、医療機関の専門医のカウンセリングなどを受けることが勧められている。

(井関 清経=健康サイト編集)

上記の記事に、朱字を入れさせていただくわたしはへんしゅうしゃ~♪っていうより、私見というか、一言物申したくなる点が、あまりにも多いため、生意気ながらちょっくら意見させていただきます。

★働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満
 →冒頭からいきなり斬りこみますが、あたかも共働きがセックスレスの一因となっているかのような見出しを立てて、不用意にビジネスパーソン(※ちなみに、日経さんも媒体を見ていると。わたしとおなじ方針のようだが、わたしは「ビジネスマン」という言葉を使わない。あくまで「ビジネスパーソン」。男女含めてって意味合いでね)の不安をあおらないでください

★「セックスレス」とは、~(略)~カップルの合意した性交やセクシャル・コンタクトが一定期間以上なく
 →現状、一定期間=一ヶ月とされています。血気盛んな10代でもあるまいし、一ヶ月はいくらなんでも判断としてはやすぎるでしょう。(「セックスレスの心理学(1)」参照)

★日本では、1991~92年ころからこの言葉が注目され始めたようだ。
 →いやいや、そんなにまえからではないでしょう。ここ数年のことですよね?
 注目されはじめたというか、これも関連記事の「セックスレスの心理学(1)」を参照してほしいのだが、この言葉は諸刃の剣です。
 これまで言語化できずに、ただ漠然とした曖昧な形而上の不安を抱えていたひとたちが、自分の思いを形而下にできるようになって、楽になったということもあるでしょうが、逆にこの言葉ができてから、過剰に意識しすぎるあまり、ちょっとパートナーとのあいだに、たまたまセクシャルコンタクトやセックスがあまりなくなったというだけで「セックスレスなのでは……?」と悩みこむひとたちが増えたのも事実です――特に女性の側に多いですね。
 ですから、実際のセックスレスの件数を増加傾向にあると見るのは短絡的。単純に言語化されることによって、表出してきたり、問題視されたりしているだけのことです。

★セックスレスが「不満である」(35%)、「克服したい」(23%)――と現状を打破したいと望んでいる人たちは、合わせて6割近くに上る。一方で、「自分は気にしていないが、相手がどう思っているか不安」(16%)、「仲良くやっているから気にならない」(26%)――と、あまり気に留めていない人たちも4割ほど存在する(図4)。
 →前者の6割は認めますが、後者の「自分は気にしていないが、相手がどう思っているか不安」(16%)と「仲良くやっているから気にならない」(26%)をして、「あまり気に留めていない人たちも4割ほど存在する」とひとくくりに考えるのはおかしいこれらは区別されるべきでしょう。 それに「仲良くやっているから気にならない」(26%)には、おそらくセックスレスの定義を「セックスそのものがないこと」と思い誤っており、セクシャルコンタクトはあるというセックスレスには値しないひとも多く含まれているのではないかと推測する。
 その根拠は、図1が「定期的にセックスをしているか」という問いになっているからだ。以降、この流れを汲んだ統計結果であるとすれば、セックスレスの定義を勘違いしたままの回答であることが予測される。
 こんな回答者の回答にブレがありそうな統計の取り方をするくらいならば、ありきたりの「どちらともいえない」という解答欄を設けたような統計の方が、よほどマシ。
 よって、正すとすれば、“「自分は気にしていないが、相手がどう思っているか不安」(16%)という、自身は問題視していないものの、パートナーとの意思の疎通がとれていないと思われる層が1割半”、で「仲良くやっているから気にならない」(26%)は、セックスレスの定義をきちんと伝えて統計を取り直すべき。その上で、あらためて「仲良くやっているから気にならない」層がどれだけいるかを検討するべきだろう。
 よって、この図4は、それから図3も、統計の取り方をあらためた上で、再考する必要性がある、データとしての信憑性に欠けるものと考えられる。
 ※ただ、もしセックスレスの定義をきちんと伝えた上でのデータであるならば、“「自分は気にしていないが、相手がどう思っているか不安」(16%)という、自身は問題視していないものの、パートナーとの意思の疎通がとれていないと思われる層が1割半”、で「仲良くやっているから気にならない」(26%)と、あまり気に留めていない人たちも2割半ほど存在する”と修正すべき。

★「セックスレス」を自らの判断で気に留めていない人たちも少なからず存在する。
 →これはセックスレス云々いうまえに、パートナーとのディスコミュニケーションパートナーへの思いやりの問題ですね。

★そもそも、「セックスレス」というキーワードが社会的にクローズアップされたのは、その「悩み」を相手や周囲に打ち明けられず、結果的に解決を見ないままに別離や離婚という悲劇的な結末に結びついてしまっているからだ。
 →たしかに日本の離婚率は上昇傾向が続いていますが(左図)、離婚の原因として「性的不満」をあげているのは、そのうちのたったこれだけです(右図)。zu4 data8 
  “日本では、1991~92年ころからこの言葉が注目され始め”、その背景に“(性的な)「悩み」を相手や周囲に打ち明けられず、結果的に解決を見ないままに別離や離婚という悲劇的な結末に結びついてしまっているから”となっていますが、1990年時点で性的不満を離婚理由にあげているのは、男性で10.5%、女性で5.6%となっており、2000年時点でも男性11.1%、女性6.5%となっています(右図)。
 よって、nikkeibp.jpさんの本記事については、残念ながら、見事に裏が取れていないものと言えるでしょう。
 また、「セックスレス」という言葉への注目度と別離・離婚との関係性は、卵が先が鶏が先かという話ではないですが、わたしはむしろ逆だと考えますが(「セックスレスの心理学(1)」参照)。言葉だけが先走ったともいえますな。

★個人によってその強弱や嗜好はさまざまだが、セックスに対する欲望は内に秘めたるものだ。その欲望が実現されないときに、不満が生まれ、カップル・夫婦間に不協和音が生じる。だが、そんな満たされない欲望や不満、悩みは、パートナーにはなかなか伝えにくいものである。
 →これは、セックスそのものではなく、単純にディスコミュニケーションの問題でしょう。
 また、パートナーと性的な問題を話し合えないというのは、日本がセックスをタブー視する国だから。これは性教育の段階から起因していることですから、抜本的解決をするには、まず日本の性教育を見直すべきでは? しかしながら、日本の性教育は、望ましい方向とは、まったくの真逆に進んでおり、セックスの情報は、ますますもってクローズ化されていっています

★セックスレス」な関係が社会現象として大きく取り上げられた背景には、離婚率の上昇とともに、その一因として「セックスレス」が多くなっていることがある。
 →2つまえのところで、図解で証明したとおり、この記述は誤りです。

★調査では、その「伝えにくい不満」も明らかになっている。それを読み解くと、不満の内容に男女間で感覚的な違いがあることがはっきりしてくる。
 →性別が違うわけですから、男女間で違いが出るのは当然のこと
 しかし、それにしても、この一文のあとに続く不満理由の自己中心的で相手への思いやりに欠けること、ディスコミュニケーションの明らかなこと。
 セックスはコミュニケーション手段のひとつ。セックスのみならず、パートナーとのディスコミュニケーションは、自然、別離や離婚を招きますよ。当然ながら。

★理想的なのは、お互いの会話・相談などのコミュニケーションの中から解決の糸口を見つけ出すことだ。しかし、いったんできてしまった「溝」が深ければ深いほど、カップル・夫婦間だけで簡単に解決できないのも事実。そんなときは、医療機関の専門医のカウンセリングなどを受けることが勧められている。
 →これは正しい。

【私的感想】
もうちょっとしっかりしてほしかったなぁ、nikkeibp.jpさん……^^;
セックスはコミュニケーション手段のひとつです。セックスの話をパートナーとシェアできるかどうかも、二人のあいだの普段からのコミュニケーションを問われるところ
また「セックスレス」という言葉に、振り回されてしまわないように。それにしても、この言葉の功罪は大きいです。

【関連記事】
「セックスレスの心理学(1)」
「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」
「セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)」
「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」
「セックス観のパートナーとの一致――ポリネシアンセックスのまとめ」
「パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?」
「セックスで愛情を確かめることはできるのか?――セックスにみる男性性・女性性の誤り(1)」
「能動? 受動? ――セックスにみる男性性・女性性の誤り(2)」

「愛情≠性欲≠勃起 」

本日のBGM♪ Reinventing the Steel(激鉄) / PANTERA
某音楽誌のレビュー仕事で“R..I..P. Darrell”と追悼の意を表させていただけたこと、それがDarrellへの気持ち。やっとあなたの音を、またすこしずつ聴けるようになってきました。あれから、泣いてしまうばかりで聴けなかったんだ。ありがとう、Darrell……

| | コメント (3) | トラックバック (2)
|

ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。

今日は、この記事から。

■別れた男性「局部」を接着剤で腹に固定、訴訟騒ぎに

ペンシルベニア州グリーンズバーグ――グリーンズバーグの裁判所によると、10カ月間付き合った男性の事後の浮気に腹を立てた女性が、元恋人を寝かせた間に「局部」を強力接着剤で下腹部に張り付ける騒ぎがあり、この男性は3万ドル(約354万円)の賠償金を求める訴訟を起こした。
女性は罪を認め、半年の観察期間の処罰を既に終えている。男性は、精神的打撃を被ったとして訴訟した。女性の弁護士は、生涯悩む致命的な傷を受けたわけではないと男性の行動を批判。「接着剤の使用は相互合意の要素もある。この種のもめ事は本来、寝室内で決着されるべきだ」と大人の解決を主張している。

訴状などによると、2人は1999年に破局。その直後、男性が別の女性とデートを始めたことなどに女性が立腹。2000年7月に女性が男性を自宅に誘い、眠らせた後に、急所に細工をしていた。お尻も接着剤で互いに密着させていた。また、マニキュアの液体で背中に「不実者」とも書きなぐっていた。

女性はこの際、破局の報復と男性に告げ、「助けを求めるためには、約1.6キロ離れたガソリン・スタンドまで歩かなければならない」と言い渡していたらしい。

AP通信は、男女の年齢に触れていない。

2005.11.05
Web posted at:  17:32  JST
- CNN/AP

これは、所謂ドメスティック・バイオレンス(DV)である。

日本語訳では「ドメスティック・バイオレンス(DV)」は一般的に「配偶者間暴力」と訳されるが、これでは本来の意味を満たしていない。本来は、配偶者間恋人間元配偶者あるいは元恋人間、また親子間兄弟間における暴力も、これに含まれているからだ。

そして、あなたは無意識にでも、こう思い込んではいないだろうか?――DVの加害者(バタラー)は男性、被害者(バタード)は女性だと

その傾向が強いことは否めないが、それでも、この思い込みは危険であると考える。
なぜなら、まず
1)「自分がバタラーである」という自覚が希薄であるバタラー女性の存在
(2)また「自分はバタードである。DVを受けている」ということに気付かない、否、無意識下にその事実を抑制して閉じ込めてしまっている男性の存在

これらのことが見逃されてしまうため、当事者たちも、社会も、「ここでDVが行なわれている」という事実に気付かない危険性があるからだ。

この場合、男性は女性からDVを受けることに、感覚的に慣れ、麻痺してしまい、誰にもSOSを求めることがないその必要性に気付いていないからだ。まさに密室の暴力

そうして、冒頭のニュースも然りだが、日本でもこんな事件が起きてしまう――2000年1月6日、夫の浮気をめぐる夫婦喧嘩の末、31才の妻がフライパンで夫を殴り殺してしまった。懇意にしていただいている池内ひろ美先生……さん(笑)(だって、ご本人のご希望で「先生」はダメ出しされるんだもの~!)が、公判に足を運ばれ、実際に殺害の凶器として使われたフライパンをご覧になられたそうだが、それはそれは、とてもではないが直視するのも厭わられるような、原型すらとどめていないほどの無残な状態、殴打しに殴打した痕跡でぐにゃぐにゃに変形した鉄の塊だったそうだ

また、2003年に結婚、2005年春に離婚した、1998年の長野オリンピックで金メダリストに輝いたフリースタイルスキー・モーグルの里谷多英選手も、離婚原因は「里谷多英選手の酒乱と夫へのDV」と報じられている。(里谷選手は否認しているが)

また、時代はさかのぼるが、江戸時代にも、妻からの夫への暴力が高じて、遂には殺害に至ってしまったという事件の記録が、数件残されている

要は、男性の方が身体的に力が勝るため、「DV=男性が加害者」と結び付けられやすいが、暴力に男も女もないということだ。
いや、むしろ、身体的に力の劣る女性に対して、「たとえ女性の側から暴力を振るわれたとしても、それに暴力を返すことは、男性として許されざることだ」という固定観念から、ひたすら女性からの暴力に耐えている男性も多いことだろう。

DVのかたち、方法はさまざまだ。一般にもっともイメージされやすい「身体的暴力」はもちろんのことだが、その他、「言葉による心理的暴力」「経済的暴力」「性的暴力」「子どもを利用した暴力」「強要・脅迫・威嚇」「性の特権を振りかざす」「極小化・否認・責任転嫁」「社会的に孤立させる」など。

そして、わたしは「セックスを取り上げるという暴力=セックスレス」も、あるいはDVといえるのではないかと考えている。(「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」参照)

コミカルタッチに描かれているとはいえ、「実録鬼嫁日記――仕打ちに耐える夫の悲鳴」などというブログ書籍化されて、売れ、さらにその類書まで発売されているいま。

これは、男性が悲鳴をあげることが、世のなかに許容される時代になってきていること。そして、彼らが声をあげていい、むしろあげるべきときにきていることを示唆しているのではないだろうか。

あなたの家庭にも、実はDVが潜んでいる……なんてことはないだろうか?

いまは、男性もDVの被害を世間に訴えられる時代になりつつあります。どうか、包み隠すことなく、脱出や解決の糸口、退避先などを見つけて、一刻もはやくDVから逃れてください。

【関連記事】
「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」
「セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)」「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」

本日のBGM♪ Life Won't Wait / RANCID
いや~基本的に嫌いなんだけどね、RANCID(爆)でも、このアルバムだけは許容範囲。ハイになれるね!

| | コメント (1) | トラックバック (3)
|

中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

前回、わたしは「未婚の中高生である10代のあなたたちが、はじめてコンドームをつけずにセックスをしていいのは、結婚して子どもをつくるときだけ」とお話しましたね。

「なにを古臭いこといってんのォ?!」って思う子が多いことは承知の上です。

今日は「妊娠することとはどういうことなのか」をお話ししましょう。

わたしの友人に、中学卒業の時には、すでに妊娠していて、まわりの反対を「中絶するってことは、人ひとり殺すっていうことだから」と断固として押し切って、16歳で結婚、出産
そしてわずか1年足らずで、生後数ヶ月の息子を連れて、離婚をしてしまった子がいます。
離婚当時の彼女はというと、まだまだ遊びたい盛り。とてもじゃないけれど、母親になれるような子ではありませんでした。

案の定、彼女の息子は、彼女の母親にほとんど預けっぱなしで、自分は恋愛に車に遊びにと好きなことをし放題にしていました。息子が「お母さん」と呼ぶのは、事実上のおばあちゃんであって、本当のお母さんである彼女のことは、ずっと「ミキ」と、友だちのように名前で呼んでいました
そんな子も、いまは小学校6年生。
母親である彼女が落ち着いて、子どもを引き取ってきちんと育てられるようになったのは、つい最近のことです。つまり、その息子にとっては、10年以上ものあいだ、母親という存在が不在だったわけです。「ボクを産んでくれたのはミキ。だけど、ボクはお母さんといっしょに暮らすんだ」という理解でいたようです。
(「これまでさびしい思いをさせた分、たくさん愛してあげたい」といっています。実際10年以上の溝は埋められたのかどうか……)

その友人が、18歳くらいのときのことだったでしょうか。
当時付き合っていた彼とのセックスで、またしても妊娠をしてしまったことがあります。

さすがに今度は親に相談することもできず、わたしも相談を受け「自分の立場だったらどうする?」と聞かれたものの、ロクな返事を返すこともできず。
彼女は悩みに悩んだ末――……人工妊娠中絶(堕胎)することを決めました

中絶という選択肢をとった彼女は、こういっていました。
「中絶することに、女として怖いという気持ちがあるのはたしか……。
それに、おなかのなかの小さな命を奪ってしまうんだと思うと、気がおかしくなりそう……。
でも、子どもは産めばいいってものじゃない。産むという選択肢が、すべて正解だというわけじゃない。
――ってことが、ダイキ(16歳で産んだ長男)を産んでみてわかった」

人工妊娠中絶には、ふたつの方法があります。

●ひとつめは、まずラミナリアというの水分を含んで膨張する器具を子宮口に挿入し、丸一日ほど待って、子宮頸管を大きく開きます。これは、もともとは普段からぴったりと閉じている子宮口を無理矢理にすこしずつこじあけるわけですから、激痛がともなわないわけがありません
でも、手術はそれからで、ラミナリアを抜いて、麻酔を打ってから子宮内にあるもの……命ある胎児を掻爬(掻き出すこと)するのです。
掻爬というのは、医師からも見えない子宮内を専用器具で手探りで掻き出すため、一歩間違うと、子宮壁面などが傷つく恐れなどがあり、将来的に妊娠ができない状態になるリスクがあります。
なお、この方法が使えるのは、妊娠10週(3ヶ月)までです。
★重要★ 妊娠の週月は、最後の生理がはじまった日を1日目として数えます。そこを間違えないように! 「生理が遅れている」ことに気付いたころには、すでに妊娠2ヶ月目にさしかかっているくらいのところなのです。

●そして、もうひとつの方法。おなじように子宮頸管を広げた後に、子宮収縮剤を用いて人工的に陣痛を起こして娩出させるのです。赤ちゃんを産むのと、まったくおなじようにして、無理矢理に胎児を産み、殺すのです。もちろん、本当の出産とおなじ要領なのですから、麻酔なんて使いませんあなた自身、はっきりと意識のある状態で、死ぬためだけの命でしかなかった胎児を産み殺すのです
この方法は、妊娠21週(5ヶ月)まで胎児がもうしっかりと赤ちゃんのかたちに育って、ひとつめの掻爬手術では子宮内から胎児を出すことができないときに用いられる方法です。妊娠22週目以降の人工妊娠中絶は、母体保護法で禁じられています
まだ出産を経験したことのない女の子が、こんな経験をせざるをえないことの恐ろしさ――想像を絶するものがあるのではないでしょうか。

いずれにせよ、人工妊娠中絶する女性は、身体的にも、そして精神的にも、大きな大きなダメージを受けることに違いはありません

先述の友人も、中絶後には、身体的な痛みや出血に加え、中絶したことを思い起こしては大泣き、精神的な苦痛が続き、気の狂いそうな思いを長い長い月日にわたってしたそうです。

次に、わたしの中学校のひとつ年上の先輩の話をします。
彼女は、中学卒業後から、わたしが知っているだけでも、すくなくとも10回は中絶しており、うち3回ほどは、胎児が育った状態、それも妊娠7~8ヶ月、母体保護法(中絶のための法律)違反となる時期をすぎたころまでになっての中絶でした。もちろん、法律違反を犯す医師ですから、闇医者などと呼ばれるところでです。あと2~3ヶ月で生まれることもできる、いまですら未熟児として生きることもできるのに、もう性別や顔つきなんかもしっかりわかるというのに、出産とおなじことをしながら、生まれてくるのは、一瞬にして殺されてしまうだけのための命……

中学を卒業してから、毎年のように妊娠中絶を繰り返しているわけですから、相当に乱れまくった性生活を送っていることはいうまでもないでしょう。

彼女も、中絶したそのときだけは泣いたり反省したりするのです。
でも、舌の根も乾かぬうちに、またおなじことを繰り返してしまう

彼女は、実はジャパニーズコリアンであり、そして、祖母が母でもあるという複雑な家庭環境に育ちました。祖母が母でもある、というのは、祖母が離婚して再婚した男性と、戸籍上の娘にあたる、彼女の母が結ばれてしまったのです。

そういった複雑な家庭環境が背景にあるとはいえ、妊娠→中絶、妊娠→中絶……の繰り返しに、もう感覚が麻痺して慣れきってしまったのではないかと思います。

そんな彼女のことを、わたしたちは、こう見ています。
「彼女は、きっといざ本当に子どもがほしいとなったときに、産めないはずだ」と。

それから、今度はわたしの話をします。

「娘が大きくなってから、読んだときに悲しませるような文章は書かない」わたしにとって、本来ならば、これは書きたくないことなのですが……。

わたしは短大卒業時に妊娠していました。所謂『できちゃった結婚』ではなく、『つくっちまえ結婚』とわたしは呼んでいるのですが、でもいまの妊娠が先で結婚するカップルは、ほとんどが、『できちゃった』ではなく、『つくっちまえ』ですよね「子どもができたら結婚しようね」って

自分が踏んだ道なのでいえることでもあるのですが、男性の「子どもができたら結婚しようね」という約束を安易に信じてはいけません
だって、人柄としてはとても誠実でまじめだった彼が、「子どもができたら結婚しようね」と話していたのに、いざというときになったら、ご両親の反対もあって、「堕ろしてください、お願いします」と土下座したのですから。
「わたしの彼なら大丈夫、絶対にそんなことない」と思うかもしれないけれど、でもこういうパターンも往々にしてあることは、かならず心に留めておくべきです

一度はひとりで産んで育てる決心をし、「一生、ママのおっぱい吸うとれや」を彼への捨て台詞に、郷里である福岡に帰省しました。
でも、その後、ごたごたしながらも、わたしが妊娠7ヶ月を迎えたころに、ようやく入籍彼の実家で二世帯同居生活をスタートさせました。

しかし、このブログのプロフィールやこれらの日記(1 ・ 2)にも書いていますが、その後、わたしたちは離婚しています。そして、娘の親権・看護養育権ともに、彼のもとへ
母性神話に感化されたこの国では、覚悟はしていたことですが、やはり「なぜ連れて出なかったの?」と、よく聞かれます。さまざまな事情があるのですが、一言でいうとすれば「自信がなかった」……
もう3年も会わせてもらっていない娘のなかに、「ママ」の存在は残ってくれていて、娘から、元姑の手伝いあって、お手紙をもらったりしていました

娘は先月6歳の誕生日を迎え、来年は小学校入学を目前にしている矢先で、浅はかながら、淡い期待を抱いていたのです――「もうすぐ会えるときが、抱きしめて、キスしてあげられる日が」……と

しかし、元夫が再婚することとなり、淡い期待、浅はかな夢想は無残に崩れたのです。

――と、これまでの約8年間の日々を淡々と綴っているようですが、そこには、どれほどの傷みや苦悩、罪悪感、心の病などがあったことか……よその小さな子どもの泣き声が「どうして連れて行ってくれなかったの?」という娘の泣き声に聞こえた。「ママがいい!」と泣き叫ぶ娘をそれでも手放さなければならなかった、幼い娘に「ママといたい」というあたりまえの願望を我慢することまで覚えさせてしまった……でも、それは、わたしが甘受すべき罰であると受け止めています。
なによりも娘の幸せが一番大事で、娘が幸せならば、わたしはそれで……。

娘を婚家に残して出て行くとき、冒頭に書いた友人の言葉が、ふと頭をよぎりました。
「子どもは産めばいいってものじゃない」

――妊娠するということは、こういったことなのです。
  決して甘く考えないでください。
  命、を生み出すということなのです。

  「産まない」という選択肢を選ぶとき、
  あなたはひとつの命を消してしまうことになるのです。

  だからといって、「産む」という選択肢を選ぶには、
  あなたたちは、まだまだ若すぎるのではないでしょうか。

子どもは産めばいいってものでも、産まなければいいってものでもありません。
どうか安易に考えないで。ひとつの命なのですから。忘れないでください。

だから、「未婚の中高生である10代のあなたたちが、はじめてコンドームをつけずにセックスをしていいのは、結婚して子どもをつくるときだけ」なのです

よく「妊娠はお互い半々の責任だから」といいますが、こうして身をもって、不妊症になるリスクまで抱えて、傷ついていくのは、女性たちなのです。責任が半々だなんて冗談じゃありません!
また、わたしは、中絶せざるをえなかった女性の彼、男の子の方から、罪悪感に苦しみ悩んで相談を受けたことがあります。
友人が「なんでわたしが中絶するときにきてくれなかったの?!」と、彼氏に詰め寄る姿を見たこともあります。
「ひとの命を救う仕事がしたい」といっていた友人が、不倫に走り、一転して豹変、相手である既婚男性の子を妊娠しては中絶する……「だって仕方ないじゃない、結婚できないものは結婚できない。産めないものは産めないのだから」

妊娠にまつわる、たくさんの男女の涙を見てきました。
狂ったように泣き叫ぶ女性も。逃げ腰になる弱い男性も。

これを読んでくれた限り、あなたには、おなじあやまちを決してしてほしくないのです。

急ぐことなんてないよ。もっといっぱい遊んで、勉強して、恋をして、社会を知って……たくさんの経験をして、さて……と、ひと段落したときでいいじゃない。
きっと、あなたは、まだまだ母親になんてなれないよ。

いつか、母親になるときがきたら、そのときは、そのタイミングで、母親になれるようになっていますから……ね^^

本日のBGM♪ 40 oz.to freedom / SUBLIME

 

【関連記事】
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)【はじめに】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)【挿入・結合するとき】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(3)【終わったあとのこと】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(4)【コンドームのこと.1】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】 」

| | コメント (15) | トラックバック (0)
|

中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

「ねぇ、ナマでやろうよ」
 ――もし、彼があなたに、こうもちかけてきたら、あなたはなんと答えますか?

前回に続き、コンドームについて。避妊の話をしたいと思います。

結論から先にいいます。
10代のあなたたちに、コンドームを正しく使うこと以外の避妊方法はありません

「え~?! だって、ほかに避妊方法あるじゃん!」という子たちが大半だと思います。そのひとつひとつを挙げて、なぜ避妊方法として有効ではないのかをお話します。

①低容量ピル(経口避妊薬)
女性の排卵を止めてしまい、妊娠を避ける方法です。
しかし、女性として、身体がまだ発達段階にある途中のあなたたちに、ピルを使っての避妊をすることはできません。将来的に乳癌、子宮頸癌、子宮癌などに罹るリスクが高まります
なかには良心のない医師が、避妊目的でのピルを10代の子に処方することがあるかもしれませんが、それはあなたたちの将来を考えていない悪徳な医師と判断していいでしょう。事実、1970年代に10代の少女たちにピルの処方を解禁したアメリカでは、それから15~20年が経った後、少女だった子たちが20~30歳代になってから、彼女たちに乳癌が非常に多く発生しました。
また、ピルは女性ホルモンを調整するものですから、たとえば飲み忘れを一度でもしてしまうと、ホルモンバランスがぐちゃぐちゃに崩れ、いきなり大量出血してしまうといったことも起きます。

②オギノ式
基礎体温をつけて、排卵日を観察し、その前後のセックスを避けるという方法ですが、これは、すでに「大人の女性にすら、排卵の周期の不安定があり、避妊方法とはいえない」といわれています
ましてや、ホルモンや排卵のリズムの安定していない10代のあなたたちにとって、避妊方法になるわけがありません

③ペッサリー
「女の子のコンドーム」といわれますが、プラスチック製の薄い膜でできています。それを子宮頸口にかぶせてフタをし、子宮内への精子の進入を防ぐというものですが、まず医師にに子宮口の大きさを測ってもらい、そして自分に合ったペッサリーを選んで使用することになります。
また、ペッサリーの装着は、経験豊富な女性であっても難しく、避妊法としては、かなり失敗率が高いです。
それに、前回、ご紹介しましたものをはじめとした、さまざまな性感染症の予防にはなりません。

④外用避妊薬(避妊溶剤)
殺精子剤などと通称され、女性の膣内に挿入し、精子を殺してしまう薬剤です。
避妊薬(避妊溶剤)は、薬を正しい位置に挿入するのが難しいことセックスの時間が長くなると薬剤の効果が消失してしまうことなどのため、これも避妊法としては失敗率が非常に高いものです。
また、これも③のペッサリーと同様、性感染症の予防にはなりません

⑤膣外射精
外出しなどと通称され、コンドームをつけずにセックスをして、射精寸前にペニスを抜いて、膣外射精するという方法。これは避妊の方法として、本来ならば、ここに並べてはいけないものです。それくらい、無意味なことなのです。精液のまえにじわじわとにじみ出てくる、通称がまん汁ですか、カウパー腺分泌液にも精子は含まれています
「でも、そんなので妊娠するなんて宝くじモノの確率でしょ」などと思わないように。当たりたい一億円ほど当たらず、当たりたくない妊娠ほど当たるものです。
また、男の子のなかには「外出しができる」ことをなにか自分のひとつのテクニックのように誇らしげにしているひともいますが、そんなもの、自慢できるものでもなんでもありません。いかに自分が無防備でだらしのない、動物的、野生的で、そしてひとへの思いやりや良識に欠けた人間であるかを口外してまわっているようなものです。そんな姿は、すくなくとも、わたしにとってはかっこわるく映りますね、確実に。恥を知りなさい慣れによる油断で失敗してしまうこともないとは断言しきれないはず。それに性感染症は?
女の子も、安易な気持ちで、決して、そんな誘い文句に乗ってはいけません

その他、IUD(避妊具)などがありますが、これは経産婦のような年齢のそれなりになった女性にしか使えないものなので、ここでは触れません。

いかがですか?
冒頭で、わたしが「10代のあなたたちにとって、コンドーム以外の避妊方法はありません」と断言した理由をわかっていただけましたか?

それに、上記でも性感染症のリスクについて触れましたが、男女の身体の構造上、HIVをはじめ、性感染症の罹患率は、圧倒的に男性より女性の方が高いのです。体外性器と体内性器の差ですね。その差、なんとHIVですら10倍といいます。HIVは感染率は、ほかの性感染症に比べれば、断然に低いですから、そう考えると、とても恐ろしいことですねHIVよりも怖いといっても過言ではない性感染症もあるわけですから。

いま、「じゃあ、俺、大丈夫じゃーん。安心じゃーん」と思った男の子。相手の彼女のことはどこへ? 相手のことを考えずに、自分の保身にばかり走るということは、その子はあなたにとって大切なひとではないのかな? あなたには、彼女の身体へのいたわりの気持ちはないのですか? それって、恋愛と錯覚しているただの恋愛ゲームにすぎませんよ。

また、セックスの経験人数をそのまま直接自分がセックスしたひとのみで数えていませんか? 実は、それは大きな間違いセックスの経験人数の正しい数え方を教えておきましょう。たとえ、自分がはじめてでも、相手がひとりだけと経験したことがあったとしたら、その経験した相手のセックスした人数、またそれらのひとたちのセックスした人数……と枝葉のように広がっていくものなのです。
そう考えると、とっても怖くありませんか?

なお、性感染症には、前回挙げた以外にも、ものすごくたくさんの種類があります。
ある産婦人科医の方を取材した際、話題に上がったことなのですが、「10代の患者には、ネットなどの情報で誤った自己診断してしまう子が多い」そうです。とても危険です。ちょっとでもおかしいな?なんか普段と違うな?と思ったら、きちんと専門医に診てもらいましょう

でも、自覚症状のない性感染症も、大変多くありますから、定期的に診てもらうことをおすすめします。

「マイ・産婦人科」をもっておくといいですね。ちょっとふらっと寄ってみたよってくらいの感覚で気軽に足を運べるような産婦人科
少子化のいま、廃業される産婦人科も多く、病院選びもなかなか大変ですが、女医さんがいいとか、夜遅くまでやっているところがいいとか、自分の条件にあった病院を選びましょう。
でも、女医さんにだって無神経なひとはいるし、最初の病院であいそうだったらラッキーだし、あわなかったら、また別の病院を試してみてたった一度、偶然あわない医師に出会ってしまったからといって、病院探しをやめることはしないでほしいなと思います。

 もっと気軽に――産婦人科へ行こう!! p(^o^)q

ちなみに、親に保険証を借りていく理由を聞かれたら、「生理不順で……」とか「生理痛がひどいの」とかってごまかしちゃえばいいんです!(笑)
もちろん、本当の理由をいって話し合えるのにに超したことはありませんけどね^^

「ねぇ、ナマでやろうよ」「生理中にやろうよ」
 ――もし、彼があなたにそういってきても、はっきりと(でも、言葉としては、このブログに書いてあることをやんわりとした言葉で説明してあげてね)断ることのできる女性になってほしいです。
彼に嫌われるかも」「浮気されるかも」……その不安な気持ちは、わたしも女性ですから、よくわかります
でも、やはりきちんと断るということも覚えた女性の方が、「彼に嫌われるかも」「浮気されるかも」と怯える女性なんかより、ずっとずっと堂々としてかっこよくて魅力的です。「そんなことすら理解してくれない男なら、こっちから願い下げよ」ってね。大丈夫、世のなか、男なんてたくさんいるんだから!(笑)

それから、男の子に。
前述のように、女の子はセックスを断ることに罪悪感や怯えに似た気持ちを抱きがちです。間違っても、彼女のそんな心理を悪用してセックスをしようとなんてしないで。セックスで快感を得たいのは十分にわかりますし、セックスを断られることでプライドが傷つくことがあるのもよくわかります。
でも、考えてみてください。
あなたは彼女とセックスでしかつながっていないのですか? 彼女を好きなのではなく、セックスが好きで、セックスをしたいだけなのですか?  それが、あなたにとっての恋愛なのですか? あなたのプライドは、たかがセックスひとつくらいで傷つくほど弱いものなのですか? あなたには、ほかに誇れるものがあるでしょう?

いざというときになって、女の子から「コンドームをつけて」とお願いはしにくいもの。それでも率先してコンドームをつけるように積極的に女の子から彼に働きかけてほしいとも思うし、また彼の側でも自主的にコンドームをつけるようにしてほしい

コンドームとセックスは常にセットで考えて。コンドームがなければ、絶対にセックスをしないで!コンビニに走ればすぐでしょ?
コンドームあってのセックスだってこと、もう一度、ふたりでよく考え直してみてください得られる快感がコンドームで違うのなら、自分たちに一番合う、コンドームをふたりで探して買いに行けばいいじゃない?

あ、あと、ちなみにちなむと、ラブホテルのコンドームは使わないように! いたずらで穴をあけていくひとがいるので。ラブホテルにもコンドーム持参でね♪^^;

最後に――
 あなたたちが、はじめてコンドームをつけずにセックスをしていいのは、結婚して子どもをつくるときそれだけなのです。忘れないでください。

でないと、確実に前回書いたわたしの二の舞ですよ。

本日のBGM♪BABYLON/SADS
意外な一面を見せてしまってごめん(笑)←だれに?(笑)
実は……実は……、むかしモロ好みだったの、
清春学生時代に黒夢のカヴァーバンドやったなんて口がさけてもいえないけれど、でも後期というか解散直前の黒夢のドラムはツーバスがとってもおもしろくって、楽しみながら叩けましたよ~^^

【関連記事】
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)【はじめに】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)【挿入・結合するとき】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(3)【終わったあとのこと】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(4)【コンドームのこと.1】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】」
「パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?」
「セックスで愛情を確かめることはできるのか?――セックスにみる男性性・女性性の誤り(1)」
「能動? 受動? ――セックスにみる男性性・女性性の誤り(2)」
「PMS(月経前症候群)って、つらいんだよ。」

「生理中(月経中)のセックス」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます!」

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(4)【コンドームのこと.1】

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

さて、今日はコンドームについて、お話ししたいと思います。

「コンドーム=避妊具」のイメージが第一に浮かぶでしょうが、ここではあえてコンドームの別の役割からお話ししていきたいと思います。

コンドームの正しいつけ方は、「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)【挿入・結合するとき】」へコメントしてくれた親切でクールなナイスガイ・gigababaさんの教えてくれたとおりです。

=========引用ココカラ=========

男子、女子、コンドームの付け方を知らない人が結構いる。「え?俺は何人ともやってきたし、知ってるさ」と言う人もいると思う。間違った方法を先ず書く。

色々あって、いざ合体する前にゴムを取り出す→ゴムの空気を抜きながら根元までゴムをしっかりつける→セックス→終り→女性の体からペニスを取り出す

これは間違ってるんです。一ヶ所だけ大きく。

それはゴムの装着の方法。ゴムを取り出す→空気を抜き、根元までシッカリつける

★こっからが重要★

ペニスの根元を握って、ゴムとペニスの皮をできるだけ亀頭にかぶせて、その状態をキープし、空いた手でゴムを根元まで下ろす。

これをやらないと、途中でズレたりして、中断しないといけない事になり、結局ゴムをはずして行為しはじめたりという事になる。

ただかぶせるだけではなくて、男性のモノとゴムを一体化しないと途中で外れる or 外さないといけない状態 or 不快感があるので外す という事にまで発展するからです。
=========引用ココマデ=========

コンドームを袋から出したら、裏表を確かめてぴょこんと突出したところ(精液だまり)が自然に上になる方、その状態で、巻いてある部分を抵抗なくくるくるはずせる方、そちらが上。
精液だまりをしっかり指で押さえて空気を抜き、あとは上記のとおりです。

コンドームは、タバコやお金などを扱った手で触るのはやめましょう
そのコンドームを装着したペニスでセックスをするのは、女性の膣内にタバコのニコチンや雑菌などを入れてしまうことになるからです。女性の体にとって、よくないことなんですね。
セックスのときは、清潔第一! これがマナーであり、相手への思いやりでもあります

さて、コンドームについては、「Deep Love」HIVウィルスが起こすAIDS(エイズ)という病気について書かれていて、それを読んでAIDS(エイズ)の恐怖を知って、予防しようと思った子も多いでしょう。(わたしは、作者のYoshiさんが仕事でお世話になっている方の古くからのご友人であり、また編集者という立場上、作品自体や情報の正誤性には触れられないのですが)でも、みんなの心に響きやすいかたちで大事なことを教えてくれた物語だったのではないかと思います。

でもね、もしかすると、このHIVウィルスが起こすAIDS(エイズ)という病気よりも怖いのではないかといっていいくらいの病気があるんです。

それはHPVウィルスヒトパピローマウィルスといいます。HIVウィルスとは名前が似ていますが、違うものです。感染力はHPVの方が強いです。
HPVウィルスは症状としては尖形コンジロームを起こすことがありますが、無自覚の場合も多いため、感染しても気付かない場合が多いウィルスです。

そして、HPVウィルスは、一度罹ってしまうと、自然消失することもありますが、ずっと消えずに一生引きずらなければならない場合もあります。

さらに、このHPVウィルスはたくさんのタイプにわけられるのですが、そのなかの悪性のタイプのものが、将来、子宮頸癌を引き起こす可能性が非常に高いのです。一部は直結するといっても過言ではないでしょう。

癌、なんて考えたことなかったんじゃないでしょうか?
でも、ある病院の発表によれば、来院した十代女性の56%が、無自覚のままにHPVのキャリアだったそうです。来院して、たまたま検査してみただけで、この数ですから、潜在的な層を考えると、かなり考えられないような事態です。ここは発展途上国ではなく、コンドームも医療施設も整った先進国なのです。

自治体が公費で子宮頸癌検診を補助する年齢を30代から20代に下げたのも、このためです。

わたしは6年まえに出産をしていますが、産後一年くらいしたころでしょうか。
実は、なんの気なしに、子宮頸癌検診を受けてみたのです。
「ちょっと受けてみただけ。どーせなにも出ないっしょ」の感覚だから、当然のごとく、すぐに忘れちゃっていたんですね。
そしたら、病院から(総合病院なのにわざわざ)電話がかかってきて、「このあいだの検査結果のことで、至急来院してください」と。

病院に急いだわたしに突きつけられた現実は、こうでした。
癌前細胞異形成(これから癌細胞化する可能性の高い細胞)が見つかりました。精密検査を」
精密検査の結果、「三ヶ月ごとの要観察状態」、そして「過去にHPVへ罹患したという所見があり、癌細胞化へのリスクは非常に高い」。

読者のみなさまへ、なにも包み隠すことなくありのまま誠実告白します。

……いつ、誰とのセックスでだか、わからないんです
十代のわたしは、奔放に好き放題にしてましたからなーんにも考えずに

HPVの罹患歴が見つかるより以前、6年まえの妊娠中にはじめてHIV検査を受けました。

幸い、そちらは陰性でしたが(それでも、陰性だったのは、ただの幸運にすぎないと身をもって思い知りました)、そのときの結果が出るまでの時間の長さといったら――……もう吐き気と恐怖でたまらなく震えているわたしがいました

HIV検査のときもHPVが発見されたときも、わたしは、まず、これまでセックスをした男性の顔を思い浮かべたんですね。
そして「彼とのセックスでHIVやHPVに感染したのならいいわ」と思える男性がいるか、必死に記憶の糸をたどるんですが……

……いないんですね、そんなもの。
命を張ってまで、一生を棒に振ってまで、セックスする価値のある男性なんていないんです。
たとえ、そのときは、心の底から、本当に愛していたとしても、「このひとのためなら、AIDSにだって、癌にだってなれる!」そんなひと、いるわけないんですよ。

考えてみてください。
いま大好きなひとを目のまえにして。
「このひとのためなら、AIDSにだって、癌にだってなれる!」

そう思うなら、彼を悲しませないためにも、コンドームをつけて、そういった性感染症の心配のないように、セックスを楽しみましょう。

そう思わないなら、言葉どおり、お互いをいたわりあい、守るために、コンドームを使ってのセックスを楽しみましょう。

また、恐ろしいのは、陰部にではなく、フェラチオによって、喉に性感染症のウィルスや菌がはびこることがあるということです。これはなかなか気付かれませんそれだけにどれだけ蔓延しているのか、把握しがたいものがあります。

わたしが、フェラチオ用のゴム臭のカットされたコンドームなんかもあるから、フェラチオのときも、かならずコンドームをつけておいてくださいねと、前述したのは、そのためです。

無症状のまま、それでも病魔は、ひたりひたりとわたしたちへ近づいてきて、大事な大事な身体をむしばんでいくのです。
その怖さ……一度、真剣に考えてみてください。

【関連記事】
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)【はじめに】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)【挿入・結合するとき】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(3)【終わったあとのこと】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます!」

本日のBGM♪Halway Between the Gutter and the Stars/Fatboy Slim
近作もいいけど、このころのテイストも好き~♪

 

| | コメント (1) | トラックバック (2)
|

« 2005年10月 | トップページ | 2005年12月 »