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2007年5月の4件の記事

社会的なサポート活動をする人間が、広く一般に自分を知ってもらう意義<「夜回り先生」に勧められ自首=覚せい剤使用の男を逮捕-佐賀>

 

 わたしも、サイト(ブログ)経由などで、ご相談をいただくことが多々あります。

 非常に深刻な事態、切羽詰まった状態である方も、決してすくなくはありません。


 自分自身の病気の加療との兼ね合いもあり、ひとりでお受けできる範囲を、件数・内容ともに超えてしまっていて、ひとりひとりのお悩み、ひとつひとつのご相談に対する対応の質の低下を避けるため、性に関することについては掲示板を開放しました。(⇒「性と愛の質問・相談CAFE ~ by.SEX-Therapy【セックスセラピー】 」)

 それでもクローズドなメールでのご相談を望まれる方というのは、(詳述はここではしませんが)本当に本当に切迫した状況下に置かれているんです。


 ご家族でもない、ご友人でもない、インターネットの向こうの人間にSOSを出す。
 最終手段として、そういった相手に頼るほかない。

 それほどまでに追いつめられ、差し迫った状況というものを想像できますか?


「夜回り先生」こと水谷修先生(現在は教壇には立たれてはいませんが、わたしは敬意をもって「先生」とお呼びしたいです)に、覚せい剤の使用を告白、相談をした男性が自首をし、逮捕にいたりました。

 これも、彼が水谷先生の存在を知っていたからこそ、そして「この人に相談してみよう」と思ったからこそのこと。

(水谷先生のご活動は、いわゆる進学校で教鞭をとられていたころに、教師仲間と飲みながら教育談義になったときに、荒れた学校の先生から「おまえは いいよな、優秀な生徒を教えられて。(自分の学校の生徒たちのように)だめな生徒っていうのはどうやったってだめなんだよ」というようなことを言われ(言い回しは正確ではありません)、「そんなことねぇよ!」とたんかを切り、定時制の高校に転任することからはじまりました。)


 社会的サポート活動を行う人間にとって、まず、広く一般に、自分の存在を知ってもらうこと。

 これは、サポートの第一歩。
 知ってもらうことそのものが、まずは大きなサポートである、とわたしは考えています。

 サポートを必要としている人の「いざというときの選択肢」に入れてもらう、ということだから。


 わたしも、人前で発言することで、いやな思いをしないわけではありません。
 リスクを伴いますし、つらいことだってあります。

 でも、メディアを通して(あるいはこうして自分で媒体を持って)発信していくこと、その意義が、負の部分を上回ると、いまはまだそう思えるから。

 だから、わたしは今日も書き続けます。


▽水谷修先生のDVD・本


「夜回り先生」に勧められ自首=覚せい剤使用の男を逮捕-佐賀
5月25日17時31分配信 時事通信
 佐賀県警佐賀署は25日、覚せい剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反(使用)の容疑で佐賀市大和町久留間、無職百武重幸容疑者(28)を逮捕した。同容疑者は「夜回り先生」として知られる元高校教諭水谷修さん(51)に促され、自首したという。
 調べによると、百武容疑者は16日から25日までの間、覚せい剤を使用した疑い。同日午前2時ごろ、母親らに付き添われて同署に自首した。採尿で覚せい剤の陽性反応が出たため逮捕した。
 百武容疑者は署員に「夜回り先生に電話で相談したら、『自首した方がいい』と勧められたので来た」と話したという。
 水谷さんは教師時代から、夜間の繁華街をパトロールし、若者の悩み相談を受け付けていることから「夜回り先生」と呼ばれている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070525-00000132-jij-soci

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「逆DV」

 

 前回取り上げた、携帯のわいせつ画像で口論の末、新婚の夫が妻を絞殺した事件ですが、翌日の報道を見ていたら、案の定、「逆DV」という表現がなされていました。

 しかし、この言い方そのものに、違和感をかんじてほしいと、わたしは願います。

 たしかに、メジャーなほうを基準とし、「逆」をつけることで、マイナーな問題に焦点を当てていく、というのは、社会に対する問題提起の王道ではありますが。

 そもそも、DVという言葉の本来の意味するところが、日本ではまったくもって誤解されています。
⇒拙文「「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」」にも書きましたように、
日本語訳では「ドメスティック・バイオレンス(DV)」は一般的に「配偶者間暴力」と訳されるが、これでは本来の意味を満たしていない。本来は、配偶者間恋人間元配偶者あるいは元恋人間、また親子間兄弟間における暴力も、これに含まれているからだ。

 また、予測していたことではありますが、マスコミを含め、受け手が、この事件をことごとく「恋人や配偶者のケータイ見る・見ない?」という話でまとめあげ、「くだらない事件」という印象を残していること。

 このような日本の現状を、わたしは憂いています。

【関連記事】
新婚夫婦に潜むDV ~携帯わいせつ画像で口論、新婚の妻絞殺容疑の夫逮捕
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。
性犯罪、DV(ドメスティックバイオレンス)、PTSD……傷ついた方たちへ


大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

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新婚夫婦に潜むDV ~携帯わいせつ画像で口論、新婚の妻絞殺容疑の夫逮捕

 

 一部報道によれば、夫は「普段から妻に暴力を振るわれていた」「人を殺すことはいけないことだが、妻は殺さざるを得なかった」「妻に、自分の家族や友人に危害を加えると言われた」と供述しているとされています。


 もちろん、これだけでは事の真偽は判断できず、今後、慎重な捜査により、妻から夫への暴力が事実であったかどうか、明かされていくことでしょう。


 ただ、わたしとしては、以前から論じているように

「DVの被害者=女性、加害者=男性
 であるとは限らない。

 女性から男性への暴力も、実際にある。

 そして、特に、男性が被害者である場合、
 男性の“あるべき像”に縛られ、
 被害者が周囲へ救済を求めにくい」


 ということを強調しておきたいと思います。


 いまのDV防止法は、「被害者が女性である」という前提に立ってつくられたもので、内容も(たとえ前提の問題点を別にしたとしても)不十分すぎると考えます。


 また、自分の体験からも言えることですが、DVの影には精神疾患が潜んでいる場合もおおいにあるので、精神医療によるDV家庭へのサポートも、より望まれるものと考えています。


 殺害された方のご冥福をお祈りするとともに、このご夫婦と、家族やご友人、まわりの方々のため、お二人のあいだにいったいなにがあったのか、一刻も早い事実の解明を望みます。


【関連記事】
性犯罪、DV(ドメスティックバイオレンス)、PTSD……傷ついた方たちへ
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。
「逆DV」


携帯わいせつ画像で口論、新婚の妻絞殺容疑の34歳逮捕
5月7日11時34分配信 読売新聞
 警視庁町田署は7日、東京都町田市森野2、会社員川上仁志容疑者(34)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕した。
 調べによると、川上容疑者は6日午後9時から同10時ごろの間、自宅マンションの一室で、妻の和子さん(28)の首を両手で絞めた疑い。和子さんは7日未明、死亡が確認されたため、同署は容疑を殺人に切り替えて調べる。死因は窒息死。
 川上容疑者は、携帯電話に保存していたわいせつ画像を和子さんに発見され、口論になったという。2人は、今年2月に結婚したばかりだった。
 川上容疑者から「妻を殺した」と携帯電話で連絡を受けた神奈川県内の友人が7日午前0時過ぎ、交番に駆け込んだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070507-00000302-yom-soci


大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/


※参考

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SOS赤ちゃんとお母さんの相談窓口・電話番号(24時間受付) ~こうのとりのゆりかご(俗称:赤ちゃんポスト)

 

 こうのとりのゆりかご(俗称:赤ちゃんポスト)を運営する慈恵病院(熊本)では、匿名での電話相談を受け付けています。24時間、無料で対応してくださいます。


■SOS赤ちゃんとお母さんの相談窓口
 フリーダイヤル0120-783-449
 24時間無料電話相談


 このブログにも、妊娠・出産や育児、人工妊娠中絶などに関して、深刻な悩みを抱えていらしてくださる方が多くいます。

 まずは、上記に電話をして、お話を聞いてもらってみてはいかがでしょうか?
 そういったお母さん、女性の悩みに理解のある、専門家の方々が対応してくださいます。

 なにも隠すことはありません。泣いたって構いません。
 自分だけで答えを出すまえに、一度、話してみませんか?
 正直に、素直に、心のままを打ち明けてみてはいかがでしょうか?

 きっと光が見えてくるはずだと思いますよ^^


みなさまの良識を信じておりますので、そんな方はいらっしゃらないと思いますが、上記のフリーダイヤルは、あくまでも、おなかにいる赤ちゃん、すでに生まれてきてくれている赤ちゃん、そしてお母さん方のためのSOSダイヤルです。
 それ以外での目的でのお電話(いたずらなど)はご遠慮ください。

【関連記事】
「赤ちゃんポスト」という“通称”に踊らされないでください。事の本質が見えなくなってしまう危険性があります。
「こうのとりのゆりかご(俗称:赤ちゃんポスト)」に預けられた子のその後を考える(1)~養子縁組と里親制度
世論はこうして作られてゆく―「赤ちゃんポスト」という“通称”の罪。ないがしろにされる「こうのとりのゆりかご」の本質論


大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

※参考

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