カテゴリー「●セックス全般・セックスへの誤解」の28件の記事

■【相談所】セックスセラピー/セックスカウンセリング相談所開設のお知らせ■

これまでメール掲示板で承っておりました
セックスに関するご相談ですが、
みなさまのご希望にお答えして、

このたび対面で実際にお会いしての
ご相談
もお受けすることといたしました。

ただし当面は、
まずはカップルでのご相談、あるいは女性の方のみに
限らせていただきますこと、ご了承くださいませ。


カウンセラー:大川内麻里(おおかわうちまり)
セックスレスから性被害、DVや妊娠、避妊、射精障害、性に関するちょっとした疑問まで、
2005年より累計1000件のネットカウンセリングを行う。
心理学をベースにした手法+実践的アドバイスにより、
クライアントの抱えている問題を解決へと導く。

○場所:東京都内

○料金:
学生6,000円/1回90分
女性8,000円/1回90分
カップル13,000円/1回90分

○申し込み方法

まずはこちらのメールフォームに下記の必要事項をお書き添えの上、
メールをお送りください。
・氏名(匿名可) ・メールアドレス
・相談内容(簡単で結構です) ・カップルか女性のみか
http://www.okawauchimari.net/cgi/mf/himail.cgi


性・セックスにまつわる悩みは恥ずかしいことでもなんでもありません。
あなたの悩んでいることは、とっても大切なこと。

大切に受け止めますから、
いっしょに解決を目指していきましょう。^^

もちろんあなたのプライバシーは守りますので
ご安心くださいね。

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

セックスや恋愛・結婚の質問・相談はコチラへ!(ケータイ対応)

 セックスレス、避妊、妊娠、出産などなど、セックス(性)にまつわる疑問。悩み。
 恋愛や結婚、離婚、DVなど、夫婦間、恋人間の疑問。悩み。

 今さら人には聞けないな……。
 身近な人には相談しにくいな……。
――そんなふうに思っていることってありませんか?

 そんなときには、みんなに聞いてみましょう! 解決の糸口が見つかるかもしれませんよ♪
 ということで、掲示板を開放いたしました。

性と愛の質問・相談CAFE ~ by.SEX-Therapy【セックスセラピー】

 わたしのこれまで培ってきた実績を活かすことももちろんですが、「これわかるよ」って方や「自分もおなじこと悩んでた」って方は、積極的にコメントしていただければと思います。
 いっしょに解決を目指してお話しましょう。
 みなさんでお使いください^^(マナーを守って、ね♪)

 また、この掲示板は携帯電話からも閲覧できます。
携帯版のURLを携帯に送る

| | コメント (0) | トラックバック (1)

性被害に程度の差などないに等しい

 わたしが心理学生をしていたときの話です。

 ある講義で「来週は近親相姦についてです」と先生。教室内はすくなからずどよめきました。
 そして、その当日。配布された資料に挙げられた事例は、義兄にキスをされたり胸を触られたりした――というものでした。
 その講義の最後。先生が言いました。
「みなさんは、この事例を“こんな程度のこと、たいしたことないじゃないか”と思ったかもしれません。近親相姦と聞いて“もっとすごいもの”を想像していたかもしれません。
 ですが、被害者にとって、どんな行為であれ、心の傷は深いものなのです。
 それを理解してもらうために、今回はあえて“この程度の”事例を取り上げました」

 図星でした。わたしたち生徒は、事例として取り上げられるのは、セックス行為=ペニスを膣に挿入する行為があるものがくると想像していて、そうでない事例が取り上げられたことに、軽々しい言葉を使うと、肩透かしをくらったような気分になっていたのです。
 そして、そんな自分を知ることで、性被害について“程度の差”をもって「たいしたことないじゃないか」などと考えていた自分に気付かされたのです。

 わたしがこのブログを通じていただくメールのなかで、性被害に遭われた方が、ご自身の被害体験について「軽いものなのですが」と書かれていることがあります。
 またたとえばですが、植草元教授の一連の行為を「たいしたことないじゃん」と笑いごとにしてしまうひとがいます。

 しかし、わたしは思うのです。性被害に程度の差などないに等しいと。
 そして、そういった“程度の差の意識”が被害者感情を麻痺させ、回復のプロセスをさまたげるのです。
 わたしが常々口にしている持論ですが、心の傷を癒すための第一歩は、つらいことをつらい、悲しいことを悲しい、その感情をあるがままにかんじ、受け入れることからはじまります。だから、それを阻害することはイコール回復を阻害することとなってしまうのです。

 被害者が「たいしたことない」と言っているからたいしたことないのでは? と思う方もいらっしゃるでしょう。
 よく考えてみてください。社会に浸透してしまっている“程度の差の意識”は、わたしたちひとりひとりの意識のなかに入り込んでしまってはいないでしょうか? 「たいしたことない」と言っている被害者も、そのひとり。言ってみれば、「たいしたことない」と思い込まされているにもかかわらず、それが自発的な感情だと錯覚してしまっているのではないでしょうか。

 性被害に限りません。いじめだってなんだって。
「たいしたことのない」被害なんてないんです。
 被害を程度の差で語ることは、被害者から、“つらいことを「つらい」と思う自由と権利”を奪う危険性があるものなのです。

こちらのブログもよろしくね♪的な、ね(笑)。テーマ別に4ブログ運営中です。

大川内 麻里の“人生がより心豊かになる”コトバ 1日1文
フリーターから起業した女性経営者が綴る「働くということ」(元フリーター編集者の出版日記)by 大川内 麻里
フリーターから起業した女性経営者、パニック障害になる。+鬱病・PTSD by 大川内 麻里

各ブログの概要はコチラをクリック! 更新情報(最新記事)は右側バーにあります⇒
もし、ご興味をお持ちいただける記事がございましたら、どーぞどぞです♪^^

| | コメント (2) | トラックバック (0)

妊娠中のセックス(2)――男女差を理解しあいましょう

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

「妊娠したとたん、妻がセックスを避けるようになった」と、性的なフラストレーションをためたまま、妻との接し方に悩む男性。
「妊娠中にセックスするなんて……イヤだ」と、漠然とした嫌悪感を抱え、夫との接し方に悩む女性。

そして、これが、そのままセックスレスにつながるのではないかと不安を抱えている夫婦もいるかもしれませんね。

妊娠って、夫婦にとって、うれしいできごと。生まれてくる子どもを、これからいっしょに育てていく上で、絆を深めておきたいところでもあるでしょう。

でもね、妊娠中って、そうそう理想的にはいかないものなんです。

わたしたち人間の心と身体は、ホルモンなどの作用に、驚くほど大きく左右されているのです。
それが、もっとも劇的に現れるのが、女性ならば、まず妊娠中なんです。
わたしも、体感したことです。自分の意思とは無関係な言動や行動をとってしまう、普段の状態ならばわきあがってこないような気持ちが、次々と襲ってくる……などなど。

妊娠中の『セックスへの嫌悪感』をつくりだしているのも、ひとつは、こういったホルモンの影響が大きい。
そして、無意識にも「おなかの子どもを守らなければ」という本能が働いている場合もあります。

妊娠中というのは、通常とは違う状態なんです。

そして、それをつくりだしているのは、身体であって、自分の意思とは無関係な心の状態を生み出してしまうのです。
決して、妻が夫を嫌いになったなどといった、根本的な『愛情』の問題ではないのです。

でもね、妊娠中であってもセックスしたいという欲求は、男性として、あたりまえのことなんです。
そして、それをつくりだしているのも、身体なんです。
決して、夫が妻を思いやっていないなどといった、根本的な『愛情』の問題ではないのです、

まずは、お互いを理解しあうことからはじめましょう。

【関連記事】
「妊娠中のセックス(1)――妻の妊娠中に浮気する夫?!」
「妊娠中のセックス(3)――時期」
「妊娠中のセックス(4)――夫婦の絆と赤ちゃんを守るために注意すること」
「妊娠中のセックス(5)――セックスと子宮の収縮とおなかの張りのカンケイって?」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

性欲はなぜ起きる?(3)――性的刺激→勃起=精子がたまること=射精=性欲?! 男性の成長にしたがって

男性の性欲が、成長にしたがって、どのように、自身に認識されていくか。これは、個人差の大きい話ですが、さまざまな男性に話を聞いてみたり(本当は、ちゃんとリサーチをしたいところだけれど)、友人の子どもたちを見たりしてきたなかで、その一例を挙げます。

まず、男児は、3歳前後には、すでに、オチンチンのあたりに、こするなどの刺激を受けると、「なんだかわからないけれど、気持ちがいい」という感覚をもっています。

その感覚は、小学生にもなれば、もっと顕著になります。のぼり棒や鉄棒などの遊具で、その感覚を、より積極的に得ようとする子もいます。

やがて、12歳前後にでもなれば、性に関する情報も、ある程度、入っていることもあって、性に関する言葉を見聞きするだけで、男性器(ペニス)が勃起するということを体験します。

それを解消するには、自慰行為(オナニー・マスターベーション)などによって、射精をすればいいということを知ります。
あるいは、寝ているあいだに、性的な夢を見るなどにともなって、夢精というかたちで、はじめての射精を体験することもあります。

したがって、そんな男性のなかでは、ときとして、
 性的刺激を見聞きしたり、ペニスに受けたりする
  ↓
 ペニスが勃起する
  ↓
 射精によって解消される

という図式がなりたち、これをもって「性欲」であると認識します。

よく精液が「たまる」という言葉を聞きますね。これは、「精液」を「性欲」とイコールで結びつけて使われている場合もすくなくありません。つまり、「たまる」のは、精液であり、また「性欲」であると。

しかしながら、実は、精巣で精子がつくられる仕組みと、「性欲」とのあいだには、関連性はあるけれども、まったくのイコールではないのです。

ですから、「性的刺激→勃起=精子がたまること=射精=性欲」という図式は、厳密にいうと、正しくはないのです。
しかし、一度この認知をもった男性は、たいてい、そのまま成人します。
よって、勃起不全や性欲減退を男性としての機能不全だとか、セックスの相手となる女性に魅力がないからだなどと思い悩む男女がいるわけです。

ですが、もうおわかりですね?
それは、認知の歪みが根底にあるわけですから、不用意に悩みこむことではないのです。

ただし、実際に、背景に心身の病やストレスなどが存在している場合もあることは事実ですから、泌尿器科医や婦人科医などといった専門家に相談してみるのもひとつでしょう。

【関連記事】
「愛情≠性欲≠勃起」
「性欲はなぜ起きる?(1)セクシャル・ブレイン――大脳生理学から」
「性欲はなぜ起きる?(2)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳」
「性欲はなぜ起きる?(4)――女性の顔に射精することと、母親からの分離・独立」
「性欲はなぜ起きる?(5)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳(2)」

| | コメント (6) | トラックバック (1)

性欲はなぜ起きる?(2)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳

男性、女性ともに、性衝動(≒性欲)を誘発するようななんらかの刺激を受けると、視床下部のある部位が反応しますが、この反応部位は、男性と女性とでは違っている……ということは、前回「性欲はなぜ起きる?(1)セクシャル・ブレイン――大脳生理学から」で述べました。
それはホルモンの違いであって、その違いは男女の行動差として現れます。日常の行動にせよ、セックスの際の行動にせよです。
ですから、すくなくとも脳とホルモンという側面から見る限りにおいては、セックスにおいて、男性は能動的に、女性は受動的になるのですね。

ホルモンとは、普段、わたしたちは意識していないものですが、実はわたしたちのカラダとココロは、ホルモンに支配されているといっても過言ではないほどに、大きな作用をもつものです。
これまでも、「性差医療ってなに?――女性のプチ不調の原因とは!?」「 PMS(月経前症候群)って、つらいんだよ。」「セックスと妊娠の仕組み、教えます☆」「生理前(月経前)や生理中(月経中)に、女性の性欲はアップする?!」などで、女性ホルモンについてはお話ししてきましたね。
ここでは、男性ホルモンに主眼を置いてお話ししていきたいと思います。

男性ホルモンは、男性を男性特有のカラダとココロにするもので、テストステロンアンドロステネジオンデヒドロエピアンドロステロンの3種類を総称して「アンドロゲン」と呼ばれます。
働きとしては、主に下記があります。
●男性特有の筋肉質なカラダにする
●皮脂の分泌を促す
●体毛の発育を促す
●性欲を高める

一方、女性ホルモンには、これまでもお話してきましたように、エストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。
働きとしては、主に下記があります。
●女性特有の丸みをおびたカラダにする
●生理(月経)や妊娠をコントロールする
●肌や髪を美しく保つ
●自律神経を安定させる

この男性ホルモンと女性ホルモンですが、実は両方ともを男性も女性も体内にもっているのです。
これが、おなじ性別の人間であっても、それぞれに特徴がきっぱりわかれるのではなく、男性でも女性的な特性をもっていたり、女性でも男性的な特性をもっていたりといった「個」としての性が、それぞれの人間にあることがわかるでしょう。

さて、性欲に関するホルモン「性ホルモン」と呼ばれますが、そのなかに、上記のホルモンたちも含まれています。
これらは、人間の性欲、それから性徴性機能生殖性衝動性行動などを司ります。

このなかで、特に注目したいのは、男性ホルモン「アンドロゲン」のひとつ、テストステロンです。
このホルモンは精巣(睾丸)でつくられる男性ホルモン思春期の男性器の成育男性の性欲亢進を働きとしています。分泌は思春期~20代にピークを迎えて、その後、徐々に減少していきます(もちろん、個人差はあります)。

この分泌が「思春期~20代にピークを迎えて、その後、徐々に減少していく」ことに、注目してくださいね。

つまるところ、思春期~20代の男性は、(この場では、ホルモンの話にだけ限っていいますが)テストステロンという性ホルモンによって、身体的に、性欲の非常に強くて強くて仕方のない状態をつくられてしまうのですカラダが、そうなんですココロ、は、別の問題なんです

ですから、そういった若い彼が性欲旺盛であるのは、カラダがそうさせているのですから、ごく自然なことなのです。
また、ピークを過ぎれば、だんだん年齢を減るごとに、このホルモンの分泌は減少されていくわけですから、ある程度の年齢の彼あるいは夫が、性欲が減退するのは、カラダがそうさえているのですから、女性が「セックスレス」を過度に案じることはないのです。

次回は、今回の続き。「恋する脳、セックスする脳」を、今回はホルモンによる身体作用を中心にお話ししましたが、もっとホルモンによる心理作用に寄せたお話をしたいと思います。

それを踏まえた上で、今回お話しした成長、それとともに、カラダがココロに与えていく影響と、その結果、男性のセックス観は、どのように変容していくのかを、実際の男性の話を交えながら、お話ししたいと思います。

【関連記事】
「愛情≠性欲≠勃起」
「性欲はなぜ起きる?(1)セクシャル・ブレイン――大脳生理学から」
「性欲はなぜ起きる?(3)――性的刺激→勃起=精子がたまること=射精=性欲?! 男性の成長にしたがって」
「性欲はなぜ起きる?(4)――女性の顔に射精することと、母親からの分離・独立」
「性欲はなぜ起きる?(5)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳(2)」

| | コメント (4) | トラックバック (0)

性欲はなぜ起きる?(1)セクシャル・ブレイン――大脳生理学から

さて、「性欲」について、まずは脳の仕組みから探っていきたいと思います。

脳内で「性欲」を司っているのは、「視床下部」というところです。

「視床下部」の核となる部分は、男性は女性のそれより2.5倍もの大きさがあります。
この大きさひとつとっても、男性の性欲と女性の性欲には違いがありそうですね。

この核は、男性に特徴的な性行動(=ここでは「積極的で過度に異性愛的」とします)をつくりだし、アンドロゲン(男性ホルモン)に反応する細胞が、ほかのどの部分よりもたくさん集まっています。
女性でも、男性に特徴的な性行動をするひとは、ほかにも体毛が濃い、声が低い、ニキビができやすいといった特徴があるそうです。

男性、女性ともに、性衝動(≒性欲)を誘発するようななんらかの刺激を受けると、視床下部のある部位が反応します。
しかし、この反応部位も、男性と女性とでは違っています

男性の場合、この視床下部のある部位が反応すると、ここから出た信号が皮質に伝わり、勃起を促します。そして、セックスにおいて「積極的」「攻撃的」「侵入する」役割にまわるとされています。
一方、女性の場合、この視床下部のある部位が反応すると(ちなみに、ここは、食欲を司っているところでもあり、摂食障害の原因もここにあるのではとされています)、セックスにおいて「受動的」で、侵入されやすい体勢をとるなど「侵入される」役割にまわるとされています。

これは動物実験でも明らかになっていることで、メスはそういった脳内の刺激を経て、性交の場面になると性器を見せるなどの態度をとり、オスの視床下部の姓反応に関わる部位を刺激すると、周囲のメスに関心を示すようになるそうです。

つまり、「脳」という側面から見ても、男性と女性とには、「性欲の起きる時点」から、その形態までに、明らかな男女差が存在するということです。

ですから、男性の性欲が、女性から見て旺盛だったからといって、「身体ばかりを求められる=身体目当てなんだ」などと思うことはないのです。

かといって、男性の脳にも、女性の脳にも、異性寄りの脳を持っているひとが多くいます男性の脳の特徴と女性の脳の特徴をわかりやすくわけましたが、それは両者の端と端を挙げているだけのこと。
ですから、男性に性欲の起きにくいひとがいたとしても、女性に性欲の起きやすいひとがいたとしても、まったく不思議ではないのです。
(わたしが、先々このブログで取り扱いたいテーマのひとつに「インターセクシャル」がありますが)男性と女性とは、白と黒にはっきりとわけられるものではなく、グレーゾーンに位置するひとが大半なのです。

次回は、ホルモンの側面から、性欲というものをみていきたいと思います。
(もしかすると、脳をもう一回、もうすこし深くお話しするかも?)

【関連記事】
「愛情≠性欲≠勃起」
「性欲はなぜ起きる?(2)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳」
「性欲はなぜ起きる?(3)――性的刺激→勃起=精子がたまること=射精=性欲?! 男性の成長にしたがって」
「性欲はなぜ起きる?(4)――女性の顔に射精することと、母親からの分離・独立」
「性欲はなぜ起きる?(5)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳(2)」

【関連書籍】
「ビジュアル版 脳と心の地形図――思考・感情・意識の深淵に向かって」

| | コメント (5) | トラックバック (0)

愛情≠性欲≠勃起

「わたしの身体を、セックスを、求めてこない彼……わたしって、愛されていないのかな? 女性としての魅力がないのかな?」

「セックスに対して淡白な彼……わたしから、“セックスしたい、セックスしようよ”って誘ったら、変に思われるかな? 淫乱な女、なんて思われちゃうかな?」

「彼が勃起しなかった……わたしがいけないのかな? 勃起する・しないは、デリケートな問題だっていうけれど……?」

「“本当に好きなオンナは抱けない”っていう男性がいた……わたしと彼にセックスの関係があるってことは、彼は、わたしのこと、本当に好きではないってこと? 遊びなのかな?」

 ――女性のみなさん、こういったことで悩んだことはありませんか?

実は、わたし自身も悩んだことがあります。こと、ティーンエイジャー(10代)のころは、男性のカラダとココロについて、よくわからないだけに、そして、誤った捉え方をしていただけに、真剣に悩みました

また、女性の友人同士で、恋愛やセックスの悩みを打ち明けあうと、まわりの子たちも、おなじようなことで悩んでいるんです。よく、この類のことを、友人に相談されていましたし(自分も悩んでいたくせに、それらしく相談に乗ってしまうわたしでした^^;)、また、いまの年齢になっても、同様のことを相談されることがあります

おなじなんですよ
彼氏とのセックスに悩むティーンエイジャーも、セックスレスに悩む既婚女性も。

なにがおなじかというと、男性のカラダとココロについて、わかっているつもりでも、実はわかっていないというところ。そして、男性のカラダとココロについて、誤った捉え方をしているところ。

でも、それが悩みの種であるならば、男性のカラダとココロについて、理解を深めればいいだれにだって、わからなくて当たり前のこと、わからないことは知ればいいんです。知ろうとする姿勢が大事なんです。
ただ、それだけのことです。
たった、それだけのことで、悩みが解消されるのであれば、他愛もないこと。逆にいえば、たった、それだけのことで解消される悩みであれば、思いつめることなんてないんです^^

もちろん、これは、決して、あなたの悩みを軽視しているというわけではありません。わたしだって、悩みに悩んで、でも、抜けるときはすぽっと驚くほど簡単に抜けられたことなのでね。
絡まった糸をほどく方法を知ることそれを覚えることそこまでは大変かもしれない。でも、一度、覚えてしまえば、驚くほど簡単にほどけてしまうものなんです。

わたしは、幸いなことに、セックスに関してオープンに話し合えるほど、親密な男友だちに恵まれていて(「男同士の友情」という話も^^;)、彼らから、さまざまな話を聞かせてもらってきました。

ひとつ見えたことがあります。

それは、男性にとって、女性への「愛情(ココロ)」「性欲(カラダとココロ)」「勃起(カラダ)」は、かならずしも、イコールというわけではないということ。

これから、数話にわたって、男性のカラダとココロについて、さまざまな観点から見ていきます
もちろん、「男性」とひとくくりにするのではなく、個体差があることを前提として。(なので、一般論になるか、ケーススタディーになるか……かな)

男性の方々からのご意見も、お待ちしております。わたしに不勉強な点や解釈の誤りがあれば、どうぞご指摘ください。どんなことでも、ぜひぜひ、お気軽にお寄せください! あなたの言葉は、きっと、読者の女性たちのプラスになるはずです。

また、女性も、もちろん、「こんなふうに思っていた」「こうじゃないの?」「わたしの場合は」といったことがあれば、ぜひコメントしてくださいね。

次回は、まず、男性の性欲の仕組みについて、お話ししていきたいと思います。

【関連記事】
「セックスレスの心理学(1)」
「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」
「セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)」
「セックスの持続時間と男性の射精」
「能動? 受動? ――セックスにみる男性性・女性性の誤り(2)」
「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」
「生理前(月経前)や生理中(月経中)に、女性の性欲はアップする?!」
「性欲はなぜ起きる?(1)セクシャル・ブレイン――大脳生理学から」
「性欲はなぜ起きる?(2)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳」
「性欲はなぜ起きる?(3)――性的刺激→勃起=精子がたまること=射精=性欲?! 男性の成長にしたがって」
「性欲はなぜ起きる?(4)――女性の顔に射精することと、母親からの分離・独立」
「性欲はなぜ起きる?(5)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳(2)」

| | コメント (6) | トラックバック (0)

生理前(月経前)や生理中(月経中)に、女性の性欲はアップする?!

「生理前(月経前)や生理中(月経中)に、女性の性欲はアップする」という記述が、男性誌によく掲載されていると聞いたことがあります。
また、こんな胡散くさいことの書かれたページ(笑)も見つけました。

今日は、この説の信憑性を検証してみたいと思います。いろいろと調べてみました。

「PMS(月経前症候群)って、つらいんだよ。」でも使った右下の図を使います。
PMS女性の性欲を司るのは、女性ホルモンの代表格とされるエストロゲン(卵胞ホルモン)であるといわれています「PMS(月経前症候群)って、つらいんだよ。」でも書きましたが、このエストロゲン(卵胞ホルモン)というホルモンの働きを、もう一度おさらいしてみましょう。

■エストロゲン(卵胞ホルモン)
<働き>
 ○女性性器の発育を促す
 ○子宮内膜に増殖期変化を起こす
 ○頸管粘膜の分泌を促す
 ○膣の粘膜上皮の増殖を促し、膣の自浄作用を助ける

このホルモンは、月経が終わってから、排卵までのあいだに、分泌されています。月経後の青い線の上がり方を見ればわかりますね。

もう一度書きます。このエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンの主な分泌期間、分泌のピークは、月経が終わってから排卵までのあいだ、でしたね。
そして、たしかに、生理前(月経前)には、ホルモンのアンバランスが起きます。
生理前(月経前)の2週間のあいだに分泌され、妊娠すれば赤ちゃんのベッドとなる、妊娠しなければ経血として排出されてしまう(=生理(月経))子宮内膜をやわらかく保つ役割を果たすプロゲステロン(黄体ホルモン)エストロゲン(卵胞ホルモン)とのバランスが不安定になるのです。

「生殖」という観点から見ると、排卵の前に、女性の性欲が増し、妊娠しやすい体内環境をつくるというのは、十分にありうることだと、わたしは考えます。

ただし、性欲云々よりも、生理(月経)前と生理(月経)中には、女性の情緒自体が不安定になる……といった程度のことも含まれているように感じます。
その情緒の不安定さをもって、性欲と見る見方もあるでしょう。

もちろん、決して、女性の性欲を否定しているわけではありません女性にだって、個人差はあれど、性欲は存在します

ただ、こういったホルモンの変動を見ていくと、すくなくとも「生理中(月経中)に、女性の性欲はアップする」というのは誤りであって、ただ「生理前(月経前)に、女性の性欲はアップする」ことは、個人差はあれど多少はあるかもね……といった程度ではないかと考えます。

結論としては、
(1)「女性を口説くなら生理前(月経前)が有利」だなどといったことは、たとえ、それにも一理あったとしてもですよ、これから口説こうという女性が生理前(月経前)かどうかだなんて、どうやって調べるんですか(笑)。
(2)生理前(月経前)や生理中(月経中)に、いつも以上に、女性の性欲が高まって、セックスをしたくなったとしたら、生理前(月経前)は問題ありませんが、生理中(月経中)には、「生理中(月経中)のセックス」でも述べたように、絶対に避けてくださいね。
(3)「生殖」という観点から、エストロゲン(卵胞ホルモン)の変動を見ていくと、女性の性欲が増すのは、むしろ排卵前なのではないか
(4)男性誌によく載っているという「生理前(月経前)や生理中(月経中)に、女性の性欲はアップする」説は、あまり科学的で明確な裏づけのあるものではない
(5)男性もおなじでしょうが、性欲には個人差がありますし、そのときの環境ストレスなどに左右されやすいもの。自分の性欲だけではなく、お互いの状態を思いやりあうことが大切です。
(6)女性の性欲を否定するひともいるかも知れませんが、性欲というのは、生殖機能をもって生まれたわたしたち人間にとって、至極あって自然なことです。とはいえ、それも個人差のあることですから、性欲があまりわかない、まったくわかないといった場合でも、気にすることはありません何よりも大事なのは、あなたやあなたの恋人という「個」のが存在するということ。だって、ひとは、それぞれ、こんなにも、すごい道程を経て、存在するものなのですから
……こんなかんじです。

もし、その他の見解や、別の視点からの切り口をお持ちの識者の方がいらっしゃいましたら&不備な点がありましたら、ご指摘ください。

【関連記事】
「性差医療ってなに?――女性のプチ不調の原因とは!?」
「PMS(月経前症候群)って、つらいんだよ。」
「生理中(月経中)のセックス」
「生理(月経)周期の正しい数え方」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます☆ 」
「愛情≠性欲≠勃起 」

本日のBGM♪ D12 World / D12

| | コメント (10) | トラックバック (0)

セックスと妊娠の仕組み、教えます☆

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

性のカウンセリング・メール相談のご案内はこちら  *

以前、「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)【はじめに】」「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】」に続く連載で、セックスと妊娠について触れました。

ここでは、もっと具体的に、セックスと妊娠の仕組みについて、お話ししたいと思います。(図はクリックすると拡大されます)

manwoman左の図は、それぞれ、男性器と女性器の外見です。セックスは、男性器を女性器のなかに挿入して、前後に動かし、男性が、女性器のなかで射精することによって、妊娠が成立します。

でも、この「妊娠する」というのは、とても男性と女性の身体のとても神秘的な仕組みで行なわれているのです。pregnancy1

まず、女性の卵巣は、約1ヶ月前後ごとの決まった周期で、卵子を卵管の方へと送り出しています。これが、排卵です。ひとりの女性がもっている、一生のうちに排出する卵子の数は、生まれたときから決まっています。赤ちゃんの時点で、一生分の卵子をもって生まれてくるんですね。

卵巣から送り出された卵子は、卵管の中へ取り込まれ、卵管膨大部へと運ばれます。ここが、男性の精子と女性の卵子が出会う、受精の場所となります。

卵子の生存期間は、約12~24時間といわれています。そのあいだに、精子と出会えば、受精する=赤ちゃんの卵である受精卵になることができるのです。また、精子の女性の体内での生存期間は、最大で一週間とされています。
でも、この受精というのが、ものすごく奇跡的な確率で成し遂げられることであって、その仕組みは、とっても神秘的なのです。

pregnancy2 セックスをし、男性が女性の膣内に射精することによって送り込まれる精液に含まれている、男性の精子の数は、1~5億。これらが、いっせいに卵管に向かって進んでいきます。その速度は、秒速10メートルともいわれています。

しかし、女性の腟内は強い酸性に保たれていて、その億単位の精子も、その多くが、一瞬のうちに死滅してしまいます。そこで生き残った精子だけが、子宮頸官の粘液のなかへと進みます

この粘液は、「PMS(月経前症候群)って、つらいんだよ。」で紹介したエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌によってつくられるものです。通常はどろっとしていて、子宮内に侵入する異物と戦う白血球を多く含んでいますが、排卵期には性質が変わり、精子が通り抜けやすくなるように、手助けをしてくれます。そのため、この時期には、女性は、卵の白身のように糸を引くおりものの量が増えます。

それでも、子宮内に入れるのは、わずか数千個の精子にしかすぎません。そして、卵子が待つ側の卵管に到達できるのは、100個前後、ときには10個程度にまで、しぼられてしまうのです。

卵子と出会った精子たちは、みんなで力を合わせて、その頭部の酵素で、卵子の膜を破ります。
そして、卵子の膜が破れ、一番はじめに卵子のなかに飛び込むことのできた、たったひとつの精子だけが、卵子と結合することができるのです。これが受精です。

受精卵、すなわち赤ちゃんの卵は、細胞分裂をしながら成長し、受精からおよそ3日後、卵管膨大部から子宮へと送られます。pregnancy3

子宮の中では、子宮壁に赤ちゃんが寝るためのふかふかのベッドのような子宮内膜が増殖していて、受精卵を待っています。受精卵は、この子宮内膜に包み込まれるようにして、子宮の組織に根づきます。これを着床といい、この時点で妊娠が成立します。

このように、排卵から着床という流れを経て、妊娠が成立しますが、ここまでには、こうして見てきたように、たくさんの関門があります。
たとえば、卵子は約1ヶ月に1回、12~24時間しか受精可能な状態にありませんし、また、完全な成熟卵でなければなりません。また、子宮内膜の状態が悪ければ、受精卵が着床することができません。このような場合の多くは、自然淘汰ということで、女性も気がつかないうちに、次の月経を迎えます。
一方、男性の精子も、強く元気なものが十分に揃っていないと、卵管まで到達して受精することはできません

妊娠するということは、一見、簡単なことのようでもありますが、実はいろいろな条件が揃って、はじめて可能になる、素晴らしいことなのです。

【関連記事】
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)【はじめに】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)【挿入・結合するとき】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(3)【終わったあとのこと】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(4)【コンドームのこと.1】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】 」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】」
「PMS(月経前症候群)って、つらいんだよ。」
「生理中(月経中)のセックス」
「生理(月経)周期の正しい数え方」

本日のBGM♪ D12 World / D12

| | コメント (4) | トラックバック (2)

知っていますか? 生理(月経)周期の正しい数え方

友人から「生理不順(月経不順)だ」という相談を受けたことがあります。
聞いてみると、彼女、「毎月、おなじ日に生理(月経)がこない。数日ずつずれていく」というんです。

生理(月経)周期の正しい数え方は、生理(月経)のはじまった日を1日目として、次の生理(月経)がはじまった日の前日までを数えます。

そして、この生理(月経)周期は、大人になって、身体が成熟してきて、安定してくると、おおむね25~38日型になります。
また、生理(月経)の続く日数は、5日前後、すなわち3~7日程度になります。

ですから、たとえば、1月1日に生理(月経)がはじまったとします。
生理(月経)周期を、25日型とすると、次の生理(月経)がはじまるのは、1月26日ですね。
(1月を31日として)38日型とすると、次の生理(月経)がはじまるのは、2月8日になります。

ですから、冒頭のわたしの友人の悩みは、生理不順(月経不順)でもなんでもない、彼女の生理(月経)周期は、正常なものであるんですね。

また、女性の生理(月経)周期生理(月経)日数、そしてそれをコントロールしている女性ホルモンのバランスは、ちょっとしたストレス過労などに左右されやすい、デリケートなもの。多少のずれには、さほど神経質になる必要はありませんが、ただ、それが不安やストレスになるということもありますし、念のために、婦人科で診てもらうのもいいでしょう。
また、逆に、そういったホルモンバランスにまで影響するほどのストレスや過労をためこんでしまわないようにしましょうね。

生理(月経)周期の数え方を、こうして誤ってしまっている女性は、意外に多いものです。
なかでも、先のわたしの友人の例のように、「毎月、たとえば○月10日からはじまったら、次の月も□月10日からはじまるもの」と思い込んでいる女性は、非常に多いです。

ちなみに、妊娠したときも、妊娠週数は、最後の生理(月経)のはじまった日を、1日目として数えます。ですから、たとえば28日型の生理(妊娠)周期の女性が、「生理(妊娠)が一週間遅れた」と気付いたら、その時点で、妊娠5週目、つまり妊娠2ヶ月に入っているのです。

自分自身の身体のことです。
自分の身体は自分で管理し、大事にすることができる女性でいてほしいものです^^
そのためには、まず、自分の身体について、きちんと正しい知識をもって理解することが大切です。

【関連記事】
「PMS(月経前症候群)って、つらいんだよ。」
「生理中(月経中)のセックス」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます!」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

生理中(月経中)のセックス

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

生理中(月経中)のセックスのセックスについて、誤解を抱いているひとやその危険性を知らないひとがあまりにも多すぎるので、ここで取り上げておきます。

結論から先にいいます。

 女性が生理中(月経中)のあいだ、セックスは控えてください。
 ましてや、避妊をせずに……だなんて、とんでもありません。

理由を述べますね。

(1)生理中(月経中)の膣内
生理中(月経中)の膣内は、いつもよりも、とってもデリケートな状態にあります。普段より、傷つきやすいし、免疫力も低く、また感染症にも罹りやすくなっています。

たとえば、カンジダという空気中にいるカビがいますが、通常ならなんでもないそのカビが、デリケートな状態の膣内では、炎症を起こさせる場合がありますカンジダ膣炎と呼ばれるものです。

生理中(月経中)にセックスをすることは、衛生上に問題を含むものであり、女性の身体に、こういった炎症などを起こさせてしまうリスクがあるのです。

(2)排卵日への誤解‐1
「PMS(月経前症候群)って、つらいんだよ。」で、女性の月経周期などを示した図を掲載しましたが、それを見るまえに、前提条件として、わたしは口をすっぱくして「これは一例にすぎない」「個人差が大きいもの」などといいました。このとおりに排卵がくるものと思って、安易な気持ちで「安全日」だの「危険日」だのと、勝手に自己判断をし、避妊をおろそかにしないでください

「生理中(月経中)には、排卵日はこない」という迷信があるようですが、生理中(月経中)にも排卵日がくることは、十分にありえます

(3)排卵日への誤解‐2
精子は、子宮内で最長7日間、生存します。つまり妊娠可能な状態が、排卵の前後14日間はあるわけです。

(2)にも書いたように、女性の排卵日は、そのひと個人の周期もありますし、またちょっとしたストレスなどに左右されるものでもあります

ですから、「生理中(月経中)には、避妊をしなくても妊娠しない」という迷信は、まったくの誤解です。

以上、生理中(月経中)のセックス、こと避妊をせずに行なうセックスは、どうして控えるべきなのか、その理由を簡単に述べました。

男性は、このことを理解して、彼女の身体を大事にいたわりましょうたった一週間程度のことです。それくらい我慢できないほど、あなたの性欲は理性に勝ってしまうのですか? なによりも、彼女は、あなたのそんな性欲の捌け口でしかないのですか?

女性は、このことを理解して、自分自身の身体と二人の幸せを守るため、たとえ生理中(月経中)に求められても、毅然とした態度をもって断りましょうそんなことすら理解してくれない程度の男性ならば、彼はあなたのことを愛しているだなんていえません愛情も思いやりもない男性なんて、こちらから願い下げだというくらいの強さをもっていてほしいものです。

【関連記事】
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】」
「性差医療ってなに?――女性のプチ不調の原因とは!?」
「PMS(月経前症候群)って、つらいんだよ。」
「生理(月経)周期の正しい数え方」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます!」

| | コメント (11) | トラックバック (1)

PMS(月経前症候群)って、つらいんだよ。

新年、あけましておめでとうございます!

読者のみなさん、今年もすこしでもみなさんのお役に立てるような情報や見解を、ご提供できればと思っております。よろしくお願いいたしますね♪^^
積極的なご感想やご意見など、去年にも増して、どしどしお寄せください! お待ちしておりま~す☆^^

先日、「性差医療ってなに?――女性のプチ不調の原因とは!?」で、女性ホルモンの話をしたので、その関連で、今日はPMS(月経前症候群)の話をしたいと思います。

PMS(月経前症候群)とは、月経の3~14日くらいまえから起こる諸症状のこと。身体的な症状精神的なものに症状とに大別されます。

代表的な症状の例を挙げてみましょう。

●身体的なもの
 乳房が張ったり、痛んだり、刺激に対して過敏になったりする
 下腹部の張り
 手足のむくみ
 吐き気や動悸
 食欲不振もしくは食欲亢進
 関節や筋肉の痛み
 体重の増加
 めまい
 便秘あるいは下痢
 にきび、吹き出物  
など

●精神的なもの
 イライラして怒りやすく、反感や闘争心を抱きやすくなる
 気分が落ち込み、憂鬱になる
 ちょっとしたことで緊張する
 絶望感や孤独感に駆られる
 無気力
 正常な判断力を欠く
 情緒不安定になる
 集中力の低下
 不眠
 パニック
 妄想
 涙もろくなる
 疲れやすい  
など

PMS(月経前症候群)には、女性ホルモンが大きく関与しています。ここでは、ホルモンの変動と月経周期などを表した図を使って、わかりやすく解説しようと思います。

ただし、ここで大前提として、先に理解しておいてほしいことがあります

この図は、単に「平均的な」女性のホルモンや基礎体温の変動、月経周期、排卵日などを例示するだけものです。あくまでも、「たとえば」の例にしかすぎませんかならずしも、あなたやあなたの恋人が、これに当てはまるとは限らないのです。

なぜなら、女性のそういったホルモンや基礎体温の変動、月経周期、排卵日などには、個人差が、とても大きいからです。ホルモンの変動、月経周期や排卵日などは、ひとそれぞれ。それがあたりまえなんです。身体のリズムだって、個性のひとつなんですから。

これをしっかりと頭に叩き込んだ上で、はじめて、右の図を見てください。 クリックすると拡大されます。

Pms_2

……なぜ、わたしがこんなことをしつこくいうかというと、自分がこれに当てはまらないからといって、過剰に深刻に悩んでしまう女性や(ただし、あまりにもおかしいようであれば、一度婦人科を受診してみてください)、また避妊をおろそかにしてしまう男女が出てくるのを防ぐためです。
特に、避妊については、安易な気持ちで「安全日」だの「危険日」だのと、勝手に自己判断をしてしまわないでください
そして、「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】」でも触れましたが、避妊方法は、かならずコンドームを使ってください。
コンドームがなければ、セックスしない。コンドームの使用は、相手に対するエチケットであり、セックスのマナーでもあります。そして、なによりも、相手に対する「思いやり」です。「思いやり」に欠ける相手と恋をしたり、セックスをしたりして、男女とも、自分を傷つけないようにしてくださいね

前置きが長くなりました。

さて、本題です。
図(クリックで拡大)では、代表例として、月経周期が28日の女性のホルモンの変動と、基礎体温の変動が示されています。

図の前半から、青い線で表されている「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と、水色の線で表されている「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の動きを見ていくと、月経まえ14日目くらい、かつ基礎体温が排卵日を境に高温になっている時期に、これら2つのホルモンが激しく変動しているのがわかるでしょう。

これが、PMS(月経前症候群)を引き起こしているのです。
つまり、図のように、ホルモンのアンバランスが起きることに伴って、さまざまな症状が出現しているのです。

では、この2つのホルモンとはどういったものなのか、説明しましょう。

■エストロゲン(卵胞ホルモン)
<働き>
 ○女性性器の発育を促す
 ○子宮内膜に増殖期変化を起こす
 ○頸管粘膜の分泌を促す
 ○膣の粘膜上皮の増殖を促し、膣の自浄作用を助ける
※このホルモンは、月経が終わってから、排卵までのあいだに、分泌されています。月経後の青い線の上がり方を見ればわかりますね

■プロゲステロン(黄体ホルモン)
 子宮内膜を、増殖していく期間から、分泌される期間へと、移行させるホルモンです。
 子宮内膜とは、受精卵である赤ちゃんが、心地よく眠るためのベッドのようなもの。増殖期間に、子宮内壁に厚く重なるように作られていきます。
 プロゲステロン(黄体ホルモン)は、排卵期以降に分泌され、受精卵が着床しやすいように、増殖した子宮内膜を柔らかく保ちます。
 その分泌期間は、月経まえの約2週間。
 そのあいだに、受精卵が着床しなければ、厚く増殖した子宮内膜が体外へ排出されます。
 これが月経なのです。

また、それぞれのホルモンの役割を助けるホルモンもあり、役割を助けている以上、これらもPMS(月経前症候群)の一因として、取り上げておくべきでしょう。

■卵胞刺激ホルモン
 卵巣に働きかけて、原子卵胞の発育を促すことで、卵子が作られることを手伝っています。
 そして、エストロゲン(卵胞ホルモン)といわれるホルモンの産生、分泌を促しています。

■黄体化刺激ホルモン
成長した卵子に働きかけ、排卵を起こさせます。

PMS(月経前症候群)は、多かれ少なかれ、たいていの女性に起きるものですが、決して軽視はできないものです。
心身ともを襲うこの諸症状は、日常生活に差し障るほどにつらいもの――実は、わたしも、PMS(月経前症候群)で苦しい思いをしているひとりなので、よくわかるのですが、この時期には、身体に負担をかけないよう、無理は禁物です。また、重大な決断などを、この時期にすることは危険です。普段の判断力や精神とは違う状況にあるのですから。

月経のつらさ、ましてや、おそらく、その存在自体、あまり(正しくは)認知されていないであろうPMS(月経前症候群)のつらさは、他人には、なかなかわかりにくいものです。
男性にはもちろん、女性同士だって、先述のように個人差が大きいものですから、理解するのは、とても難しいことでしょう。

けれど、もしあなたの身近なひとに、PMS(月経前症候群)に悩まされているひとがいたら、どうかやさしく気遣ってあげてください
生理休暇のとりにくさも改善すべきです。

また、女性自身でも、自分がPMS(月経前症候群)だと気付いていないひともいるでしょう。

まずは、こういったPMS(月経前症候群)というものがあることを、これを読んで知ることができたとしたら、それが第一歩目です。

第二歩目は、月経前の自分の心身の状態を、よーく客観的に観察することです。あなたの心身に耳を傾けてみると、実は悲鳴をあげていた……なんてことはありませんか? 悲鳴を聞き逃してはいませんか?

そして、第三歩目。自分は、月経まえには、あたりまえに、かならずそうなってしまうもので、仕方がない、避けようがないのだとあきらめてはいませんか?
実は、PMS(月経前症候群)には、きちんとした治療法があるのです。食事などのちょっとした生活習慣を直すことビタミン剤や漢方薬、ピルを使った薬物治療など。

「PMS(月経前症候群)のつらさを訴えるなんて、甘えだと思われるかも……」そう案じている女性も多いはずです。いいんです、いくらでもまわりに自分はPMS(月経前症候群)だからと、事情を説明しておき、理解を求めることも、そして婦人科で治療を受けることも。

「たかがこれくらいのこと」などではありません

当事者はもちろん、否、当事者のみならず、どんな女性も男性も、PMS(月経前症候群)のことを正しく知っておくこと当事者が、まわりに理解されることは、とても大切です。そのためには、まず、自分で自分自身をきちんと理解しておきましょう

【関連記事】
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】」
「性差医療ってなに?――女性のプチ不調の原因とは!?」

「生理中(月経中)のセックス」
「生理(月経)周期の正しい数え方」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます!」

女性のココロとカラダにやさしい漢方薬(1)――PMS(月経前症候群)、生理痛etc.が治ったの~っ♪ほかにも……
女性のココロとカラダにやさしい漢方薬(2)――もっと詳しく知りたい方へ
漢方外来に行ってきました!
漢方・煎じ薬、保険適用だとおいくらまんえん?
煎じてます。。(漢方薬の煎じ方)
カンポウの煎じ用土瓶、買った。

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

| | コメント (2) | トラックバック (0)

本当に「健全」な男女の「性のあり方」とは?<風俗案内所規制の条例案・警視庁

久々の更新ゴメンナサイアレルギーで入院しておりました。詳しくはココ
さて、そんなこんなで、やや遅ればせながら、今日は下記の記事から。

■風俗案内所規制の条例案・警視庁
 繁華街で増えた性風俗店などの案内所が健全な街づくりに悪影響を及ぼしているとして、警視庁は案内所の公安委員会への届け出などを義務づける条例案を来年2月の東京都議会に提出する方針を決めた。来年夏の施行をめざす。同様の条例は大阪府で来年2月施行予定で、成立すれば全国で2番目。

 警視庁によると、今年4月施行の改正迷惑防止条例で性風俗店の客引き行為が禁止された影響で、都内の風俗案内所は昨年末の82カ所から今年10月末には114カ所に増加したが、案内所を規制する条例はなかった。 (16:00)
Sat, 19 Nov 2005 16:00:00 日本経済新聞社

んーーー、石原都政になって以来、こういったことが相次いでいますね。
石原都知事は「健全、健全」と、この言葉を振りかざしていますが、わたしには、単なる小手先の「対策」にすぎず、目的と対策が乖離しているとしか思えないんですよ。決して「健全な対策」などと呼べる代物ではない
そういったことがなぜ起きるかというと、物事の原因と現状の分析が浅いからなのではないでしょうか?

ちなみに、最近小学生が犠牲になる言いえぬほどの事件が相次いでいることから、無作為に抽出した一般市民へ、それに関するアンケートをとったところ、こういった事件への対策としてなにが適切かという質問で、もっとも多かったのはなんだったと思います? 「ポルノ雑誌やWEBサイトへの規制」でした。2位に「刑罰を重くする」、3位に「前科者の情報開示」
しかし、わたしは「被害者が出てからでは遅い。迅速かつ的確な取り組みを! 幼児ポルノおとり書類送検の先にあるもの<子ども条例初適用:無職の男を書類送検 奈良県警」(3)禁じられるほど高まる抑圧された願望にも書いたとおり、「ポルノ雑誌やWEBサイトへの規制」「前科者の情報開示」は諸刃の剣でもあり、反対ではありませんが、諸手を挙げて賛成という気持ちにはなれません。前者は特に短絡的で、性犯罪の原因の本質が見えていないように感じます。

さて、話を石原都政に戻します。

話をスムーズに進めるため、確率での判断で、男性のみなさまには大変申し訳ないのですが、性犯罪が主に成人男性によって行なわれることを、ここでは前提としておきます(もちろん、男性が被害者になることもあり、わたしは決して「性犯罪者=成人男性」と決めつけるような考えは毛頭もちあわせておりませんこと、ご了承くださいませ)。また少女売買春も一部含みながらお話します。

成人男性による性犯罪。少女売春に代表される、若年層(特に少女)の性の乱れ。
ここでの因子としては、大別して、下記のふたつが挙げられます。
(1)女性に対して屈折した欲望をもつ男性
(2)自らを大切にせず、安易にお金と替えてしまう少女

わたしからすると、両者は根底にあるものが、すごく似ているように見えるんですね。
では、いったいなにが似ていると見えるのか。主として、以下の2点です。

〈A〉「誤った男性性・女性性(※ジェンダー・アイデンティティー)に基づいた自信を追求していっているがゆえ、ジェンダー・アイデンティティーの危機にさらされていること」
〈B〉「愛のカタチとしての性知識の欠如」

******************************

まず、〈A〉「誤った男性性・女性性(ジェンダー・アイデンティティ)に基づいた自信を追求していっているがゆえ、ジェンダー・アイデンティティーの危機にさらされていること」について。
ジェンダーとは身体の性別=セックスに対して、環境などによって後天的に形作られた社会的な性別を指します。つまり、ジェンダー・アイデンティティとは、個人が自分自身に対して「男らしさ」「女らしさ」を定義した上で、男性として、女性として、自分のあるべき姿はこうだと抱いている固定観念のことです)

日本の「らしさ」の観念は、いままさに過渡期にあります
キャリア女性に専業主夫女性上司に男性部下。しかし、そういった男女の生き方、スタイルは、まだまだ社会に受け入れられ、浸透しているとは言い難いでしょう。
しかし、かつては「専業主婦」という言葉すらなかったくらい、女性は結婚後は家庭に入ることが当たり前だった時代もありました。当たり前すぎて「専業」もなにもなかったんですね。
かといって、先述のように、キャリア女性、専業主夫などが、スタンダードになっているわけではない
よって、いまはやはり男女観の過渡期といえるでしょう。

以下、「レイプ加害男性の心理」に書いたこととも、多少重複しますが、わたしたちは、子どものころから、「男性は女性より優位で、女性を守る存在でなければならない」「女性は男性に加護されなければ生きていけない、弱くて男性から受身で愛される存在でなければならない」といった男女観を後天的に刷り込まれています
あくまで「後天的」と書いたのは、一家の母を家長とし、女性・妻・母が狩猟に出て、男性・夫・父が、家事や育児を担うという民族も存在するからです)

「男性は女性より優位で、女性を守る存在でなければならない」「女性は男性に加護されなければ生きていけない、弱くて男性から受身で愛される存在でなければならない」という誤った、本来の男女のあるべき姿として望ましくない男女観――これは、あくまでも、わたしが男女の先天的な性差に基づく、向き不向きやできることできないこと、強み弱みなどは事実としてあることを決して否定はせず、また権利のみを主張して義務をなおざりにするようなことはいけない(ここまであたりが、ほかのフェミニストの方々とは、考えが異なるところかも)それらの事実を踏まえた上で、男女は人間同士としてフェアであるべきだと考えていることに立脚しているからですが――そういった望ましくない、誤った男女観に基づいて、「男らしくあろう」「女らしくあろう」とすると、いまの社会ではうまくいかない。どこかしらに歪みや摩擦が生じてしまいます

そうすると、どうなるでしょうか。
自らの男性性、女性性への自信を喪失し、ジェンダー・アイデンティティーの危機にさらされてしまうひとたちも少なくはないでしょう。

それが行動として表出するのが、下記だと考えます。
---------
●男性の場合・・・同年代の女性に脅威を感じて、(それこそ)“健全な”交際ができなくなり、女性を暴力的にねじ伏せるレイプモノのポルノなどに傾倒。性風俗はお金の授受を介することで、男性が優位になれる場所。やがて対象は、より弱者である幼児・学童に向けられ、そういったポルノに手を出す。そして、ひいては性犯罪を実行する者も――。

●女性の場合・・・「わたしってなに?」誰かに求められたい、そうすることで、自分の存在価値を確かめたい。たとえ、それが見知らぬ男性の性欲というかたちであっても……所謂売春や性的逸脱行為である。この心理を実に見事に描き出しているのが、村上龍先生の小説『ラブ&ポップ――トパーズ2』ですね。また売春予備軍の多さは、97年3月に起きた「東電OL殺人事件」への注目度と、この事件を追った佐野真一氏ルポの売れ行きに顕著です。ただし、わたしは風俗などで働く女性が言いがちな「自分たちのように、こうやって身体を売っている女性がいることが、性犯罪の抑止力となっているのだ」という主張には共感も賛同もできません。
---------

だから、そういった男女観は、思い切って捨ててしまってほしい
そのような、とてもではないけれど、望ましい、正しいとは言い難いような男女観に縛られて、それで自らの男性性・女性性への自信を喪失してしまうなんてもったいないことです。
ましてや、それを遠因として、性犯罪や売買春に走ってしまうなんて……なんの罪もない方々や子どもたちが犠牲になっていくなんて。

******************************

次に
〈B〉「愛のカタチとしての性知識の欠如」について。

これは性教育の問題ですね。
性教育については、このブログでも連載しましたが、わたしの時代もそうでしたが、いまだに正しく望ましい性教育が、学校でも家庭でもほとんど行なわれていない実情に愕然としました。
わたしの世代も、性に関することは「恥ずかしいこと」として、タブーですらあるかのように隠匿されていました。そして正しい情報がないだけに、興味本位で誤ったセックスに及び、傷ついていく男女も見てきました。
親も教師もそういった性教育しか受けずに育ってきて、今度は自分が子どもたちに教える立場になってしまったものだから、やはり自分たちの受けた性教育と同様の感覚で、性教育と真正面から向き合うことから逃げ、その素晴らしさを伝えることができずにいるんですね。その事情はよくわかります。

しかしながら、否、だからこそかな、雑誌や漫画、インターネットの悪影響が……と危惧し、これらも小手先で規制していく

……違うでしょう? まったく無関係とまでは断言しませんが、すくなくとも、問題の本質は、そこからは見つからないでしょう。

親、教師がいますべきこと。子どもたちが、そういった誤った情報に触れるまえに、適切な性教育をしておけばいいんですよ。そして、誤りかそうでないかを自己判断できるだけの力を身につけさせておけばいいんです。

たしかに、雑誌や漫画、インターネットなどに、危険な悪しき情報が氾濫しているのは事実です。しかし、単純に規制するだけで事は済むでしょうか? わたしはそうは思いません。

対抗するとすれば、その悪しき情報に勝る、わかりやすくて、思いやりややさしさ、温かさにあふれる性教育。セックスは愛のひとつのカタチであるという悦び。男女の身体の仕組みと第二次性徴、セックスから妊娠、出産の素晴らしさなど……を、子どもたちと真正面から向き合って伝えていくことです。

そして、これは、わたしが伝えていきたい、そしてこのブログでも実践している性教育でもあります
「インターネットなどに、危険な悪しき情報が氾濫しているのは事実。ならば対抗策として、インターネットを通して、実体験を交えながらわかりやすく、読者の目線に合わせて、“相手への思いやりややさしさ、温もり、愛のこもったセックスの悦びや素晴らしさ”を伝えていけばいいじゃん!」と。

おかげさまで、拙文を読んで「意識が変わった」といってくれるなどの反響も多く、うれしい限りです^^みんな、ありがとうね~☆このブログの読者であるみなさんの存在が、わたしの原動力です! ほんの一言でいいんですどんなことでもいいんです。もしなにかを感じてもらえたら、ちょっとでも聞かせてもらえるとうれしくて、ますます頑張っちゃいますので、よろしくですっ♪(笑)

やや話がそれましたが、石原都政下では、障害児、障害者への性教育を阻害するにしかすぎないこんなこと(「障害児、障害者への性教育」)までもが行なわれています。これは、養護学校だけではなく、公立の小・中学校にも、同様の性教育の方法への圧力がかけられています。

******************************

冒頭に下記のように書きましたが、
んーーー、石原都政になって以来、こういったことが相次いでいますね。
石原都知事は「健全、健全」と、この言葉を振りかざしていますが、わたしには、単なる小手先だけの「対策」にすぎず、目的と対策が乖離しているとしか思えないんですよ。決して「健全な対策」などと呼べる代物ではない。
そういったことがなぜ起きるかというと、物事の原因と現状の分析が浅いからなのではないでしょうか?

以上が、わたしの考える原因と現状の分析の一部です(他の側面から考察することもできるので、「一部」としておきます)。

******************************

対策としては、わたしが石原氏の立場にあるとすれば、まず

■性教育に模型を使用することを公立校、養護学校ともに解禁する
■小中学校の現役教諭と親に性教育の仕方を徹底指導
■これから教職を目指すひとたちのために、教員採用試験や教育実習に性教育のプログラムを取り入れる
■企業にも協力を求めて、ビジネスパーソンへの性教育も行なう

 ⇒家庭と教育現場、地域や企業にに向けて性教育を行なう。なにせ、彼らの受けてきた性教育は前時代的なクローズドなもの。まずは彼ら自身に性教育をしなおす必要性がある。父兄の理解を得るのは難しいだろうが、これは大事な大事なこと。
 セックスは恥ずかしいことなどではなく、素晴らしいものであること。だから、わが子へもオープンな性教育を行なうべきだということを教える。性に関する情報がブラックボックスに密閉されて未知なものであるため、好奇心で安易なセックスに走ってしまう子どもたちの存在もある。くさいものには蓋では、むしろ逆効果で、ともすれば、性的逸脱行為を助長するだけだ。
 また、親や教師が抱いている幻想と、現代の中高生の性の実態との乖離を理解させなければならない。「ウチの子だけは大丈夫」は、もう通用しないという現実。かといって、正しい性知識に基づいてのセックスならば、頭ごなしに否定することはない(ただし、発癌率からすると、やはりはじめてのセックスは、18歳以上になってからが望ましくはありますが)。

そして、ここからは法案レベルの話になりますが

■当然ながら、性犯罪や買春の刑罰を重くすること
■買春者だけではなく、かつてのように、売春者も罰するというか、しかるべき施設で更正を目指す
■性犯罪者の更生プログラムの見直し

 ⇒彼らが従来の男性性にこだわることなく、ひとりの人間として自分に自信をもつことができるように
■消費税や嗜好品類の税率を引き上げるくらいなら、いっそのこと、「ポルノ税」でも導入してみますか、イタリアみたいに(もう制定・施行されているんだっけ? 起案だけだっけ??)

******************************

[  結 論  ]
石原都政下では、「健全」な男女の「性のあり方」は、到底望めないでしょう。
わたしはわたし個人で動きますよりよい男女のあり方を目指して賛同してくださる方がいらしたら、ぜひメールしてください!

******************************

【関連記事】
「障害児、障害者への性教育」
「性教育や初期の性体験がひとに与える影響」
「レイプ加害男性の心理」

本日のBGM♪ REIGN IN BLOOD / SLAYER
もちろん、退院早々、いきなりコレっきゃないでしょ(笑)なスラッシュメタルの教科書。しかし、彼らのライヴDVDはすごかった……すごすぎた……だって、まじで降り注ぐ血ノリのなかでプレイしているんだもの!(爆)

| | コメント (5) | トラックバック (1)

中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(4)【コンドームのこと.1】

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

さて、今日はコンドームについて、お話ししたいと思います。

「コンドーム=避妊具」のイメージが第一に浮かぶでしょうが、ここではあえてコンドームの別の役割からお話ししていきたいと思います。

コンドームの正しいつけ方は、「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)【挿入・結合するとき】」へコメントしてくれた親切でクールなナイスガイ・gigababaさんの教えてくれたとおりです。

=========引用ココカラ=========

男子、女子、コンドームの付け方を知らない人が結構いる。「え?俺は何人ともやってきたし、知ってるさ」と言う人もいると思う。間違った方法を先ず書く。

色々あって、いざ合体する前にゴムを取り出す→ゴムの空気を抜きながら根元までゴムをしっかりつける→セックス→終り→女性の体からペニスを取り出す

これは間違ってるんです。一ヶ所だけ大きく。

それはゴムの装着の方法。ゴムを取り出す→空気を抜き、根元までシッカリつける

★こっからが重要★

ペニスの根元を握って、ゴムとペニスの皮をできるだけ亀頭にかぶせて、その状態をキープし、空いた手でゴムを根元まで下ろす。

これをやらないと、途中でズレたりして、中断しないといけない事になり、結局ゴムをはずして行為しはじめたりという事になる。

ただかぶせるだけではなくて、男性のモノとゴムを一体化しないと途中で外れる or 外さないといけない状態 or 不快感があるので外す という事にまで発展するからです。
=========引用ココマデ=========

コンドームを袋から出したら、裏表を確かめてぴょこんと突出したところ(精液だまり)が自然に上になる方、その状態で、巻いてある部分を抵抗なくくるくるはずせる方、そちらが上。
精液だまりをしっかり指で押さえて空気を抜き、あとは上記のとおりです。

コンドームは、タバコやお金などを扱った手で触るのはやめましょう
そのコンドームを装着したペニスでセックスをするのは、女性の膣内にタバコのニコチンや雑菌などを入れてしまうことになるからです。女性の体にとって、よくないことなんですね。
セックスのときは、清潔第一! これがマナーであり、相手への思いやりでもあります

さて、コンドームについては、「Deep Love」HIVウィルスが起こすAIDS(エイズ)という病気について書かれていて、それを読んでAIDS(エイズ)の恐怖を知って、予防しようと思った子も多いでしょう。(わたしは、作者のYoshiさんが仕事でお世話になっている方の古くからのご友人であり、また編集者という立場上、作品自体や情報の正誤性には触れられないのですが)でも、みんなの心に響きやすいかたちで大事なことを教えてくれた物語だったのではないかと思います。

でもね、もしかすると、このHIVウィルスが起こすAIDS(エイズ)という病気よりも怖いのではないかといっていいくらいの病気があるんです。

それはHPVウィルスヒトパピローマウィルスといいます。HIVウィルスとは名前が似ていますが、違うものです。感染力はHPVの方が強いです。
HPVウィルスは症状としては尖形コンジロームを起こすことがありますが、無自覚の場合も多いため、感染しても気付かない場合が多いウィルスです。

そして、HPVウィルスは、一度罹ってしまうと、自然消失することもありますが、ずっと消えずに一生引きずらなければならない場合もあります。

さらに、このHPVウィルスはたくさんのタイプにわけられるのですが、そのなかの悪性のタイプのものが、将来、子宮頸癌を引き起こす可能性が非常に高いのです。一部は直結するといっても過言ではないでしょう。

癌、なんて考えたことなかったんじゃないでしょうか?
でも、ある病院の発表によれば、来院した十代女性の56%が、無自覚のままにHPVのキャリアだったそうです。来院して、たまたま検査してみただけで、この数ですから、潜在的な層を考えると、かなり考えられないような事態です。ここは発展途上国ではなく、コンドームも医療施設も整った先進国なのです。

自治体が公費で子宮頸癌検診を補助する年齢を30代から20代に下げたのも、このためです。

わたしは6年まえに出産をしていますが、産後一年くらいしたころでしょうか。
実は、なんの気なしに、子宮頸癌検診を受けてみたのです。
「ちょっと受けてみただけ。どーせなにも出ないっしょ」の感覚だから、当然のごとく、すぐに忘れちゃっていたんですね。
そしたら、病院から(総合病院なのにわざわざ)電話がかかってきて、「このあいだの検査結果のことで、至急来院してください」と。

病院に急いだわたしに突きつけられた現実は、こうでした。
癌前細胞異形成(これから癌細胞化する可能性の高い細胞)が見つかりました。精密検査を」
精密検査の結果、「三ヶ月ごとの要観察状態」、そして「過去にHPVへ罹患したという所見があり、癌細胞化へのリスクは非常に高い」。

読者のみなさまへ、なにも包み隠すことなくありのまま誠実告白します。

……いつ、誰とのセックスでだか、わからないんです
十代のわたしは、奔放に好き放題にしてましたからなーんにも考えずに

HPVの罹患歴が見つかるより以前、6年まえの妊娠中にはじめてHIV検査を受けました。

幸い、そちらは陰性でしたが(それでも、陰性だったのは、ただの幸運にすぎないと身をもって思い知りました)、そのときの結果が出るまでの時間の長さといったら――……もう吐き気と恐怖でたまらなく震えているわたしがいました

HIV検査のときもHPVが発見されたときも、わたしは、まず、これまでセックスをした男性の顔を思い浮かべたんですね。
そして「彼とのセックスでHIVやHPVに感染したのならいいわ」と思える男性がいるか、必死に記憶の糸をたどるんですが……

……いないんですね、そんなもの。
命を張ってまで、一生を棒に振ってまで、セックスする価値のある男性なんていないんです。
たとえ、そのときは、心の底から、本当に愛していたとしても、「このひとのためなら、AIDSにだって、癌にだってなれる!」そんなひと、いるわけないんですよ。

考えてみてください。
いま大好きなひとを目のまえにして。
「このひとのためなら、AIDSにだって、癌にだってなれる!」

そう思うなら、彼を悲しませないためにも、コンドームをつけて、そういった性感染症の心配のないように、セックスを楽しみましょう。

そう思わないなら、言葉どおり、お互いをいたわりあい、守るために、コンドームを使ってのセックスを楽しみましょう。

また、恐ろしいのは、陰部にではなく、フェラチオによって、喉に性感染症のウィルスや菌がはびこることがあるということです。これはなかなか気付かれませんそれだけにどれだけ蔓延しているのか、把握しがたいものがあります。

わたしが、フェラチオ用のゴム臭のカットされたコンドームなんかもあるから、フェラチオのときも、かならずコンドームをつけておいてくださいねと、前述したのは、そのためです。

無症状のまま、それでも病魔は、ひたりひたりとわたしたちへ近づいてきて、大事な大事な身体をむしばんでいくのです。
その怖さ……一度、真剣に考えてみてください。

【関連記事】
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)【はじめに】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)【挿入・結合するとき】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(3)【終わったあとのこと】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます!」

本日のBGM♪Halway Between the Gutter and the Stars/Fatboy Slim
近作もいいけど、このころのテイストも好き~♪

 

| | コメント (1) | トラックバック (2)

中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(3)【終わったあとのこと】

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

今日は、いきなり予告破りです(笑)
前回、“次回はセックスにまつわる「こんな○○は××だ!」をやります”と予告していましたが、それ以前に肝心なことをいろいろと書き忘れていたことを思い出しまして^^;「こんな○○は××だ!」は、そのあとに、また追ってということで。ごめんなさいですが、よろしくです。

さて、「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)」「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)」では、セックスに至るまでの実践的なことを解説しましたね。

ここで、軽くおさらい+わかっている気になっているひとへセックスの注意事項、そしてセックスを終えたあとのことをお話しておきますね。

さて、まずセックスをするまえのことからね。

①シャワーはいつ浴びるものなの?
これは、わたし自身もセックスを体験するまえに疑問に思っていたのですが、「シャワーってセックスのまえに浴びるものなの? それともあとに??」ってこと。まずもって、これはセックスをどこでするかにもよりますが、
基本的には、セックスをするまえにエチケットとして浴びておきましょう

もちろん、まえにもあとにも浴びていいのですが、あとの場合、セックスを終えてあまりにも即シャワーにいかれると、ちょっとベッドに残される側としてはわびしいものがありますよね^^;そこは相手を思いやって、しばらく抱き合ってお話でもしてコミュニケーションをしておきたいもの。
またシャワーは、いっしょに浴びて楽しむのもいいですよ^^

②陰毛はセックスのときに邪魔になるの?
たしかに陰毛は、ペニスを膣に挿入する際に、たまに巻き込んでしまって、こすれるように膣内が痛むことがあります。これはデリケートな粘膜でできている膣壁を傷つけてしまう危険性があるので、ちょっと中断。陰毛を手で広げてよけるようにして膣内に巻き込んでしまわないようにしましょう。
また、あまりにもという場合には、陰毛のお手入れ(陰毛カット)をしておくのもいいですね。陰毛カットは、はさみなどで切ってしまうと、ちくちくして、ショーツを通してツンツン出てしまいます。
なので、よくある方法としては、線香で焼き切るという手。でも、くれぐれも火傷には十分に気をつけてくださいね^^
また、わたしの友人に「線香は面倒だから、(ヘアーカットのように)人差し指と中指ではさんで、ライターでボッと火をつけて、フッと息で消す」というツワモノがいましたが、これは危険すぎるので、絶対にやめてくださいね^^;

③生理中のセックスは?
「生理中は安全日で中出しOKだから」と思っている男女!! それは、明らかな間違いです!!!!
生理中に排卵日がくることも十分にありえますし、子宮内で、精子は長くて1週間~10日、卵子も長いと2日以上生きることがありますから、望まない妊娠の確率は、生理中にも確実にあります
第一! 生理中の膣内はとってもデリケートで傷つきやすく、感染症(※性感染症については、別途書きますが、ここでいっておきたいのは、いわゆるセックスで感染する王道(?)の性感染症のことだけではありません。カンジダ膣炎などが代表的な例ですが、空気中に普通にいる雑菌やカビなどが、免疫力の落ちている膣内に炎症を起させることもあるのです)などにもかかりやすいもの。生理中のセックスは、絶対にNGです。
女の子は、彼にこのことを話して理解してもらうようにしましょう。それでも求めてくるような彼なら、別れちゃえ! って、まぁ別れを強要するわけではありませんが、わたし個人としては、そんな彼はあなたのことを本当に大事に想って愛してくれているのかな?って疑問に感じてしまいますね。わたしだったら、そんな男性とは確実に別れています
男の子には、このことを理解して、彼女のことを思いやってあげてほしいな。セックスをしたい気がとても強い年代だということはわかります。でも好きな彼女の身体のことは、気遣ってあげて。「ヤリたいだけなの?!」って詰め寄られるのが関の山ですよ。だったら、自己処理しちゃいましょ^^

④男女の身体の構造と感じやすさ
いきなり、あなたたちが、まだお母さんのおなかのなかにいたころの話にさかのぼります(笑)
遺伝子の構造としては、受精卵だったころのあなたたちは、みんな女性でした。お母さんのおなかのなかで育っていくうちに性別はわかれることになります。
このとき、クリトリスになるはずだったところがペニスに、膣口になるはずだったところが陰嚢の真ん中の線のようなところになって、男性器がつくられるといわれています。
これは、お互いの性感を想像するのに、プチ★お役立ちかも??
また、性感を感じにくい場合でも、「不干渉?!」などと、男女ともいたずらに心配しないで。お互い、緊張がほぐれるまで感じる余裕なんてなくても当然だし、これも個人差ですからね^^
ましてや、女性のオルガスムなんて、大人の女性でも体験したことがないひとが多いくらいです。(「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」参照。これは大人の男女に向けて書いたほどのことですから、ましてや……ってなかんじですよ)
本当に個人差の世界なので、一概にはいえませんが、ヒントとしては、たとえば相手に呼吸を合わせるなど。でも簡単なことではないと思っていてくださいね。当たればラッキーくらいの気軽な構えでいてください。

⑤セックスを終えたあと
セックスを終えたら、余韻を感じたい気持ちはわかりますが、急ぎペニスをすぐに膣から抜いてくださいコンドームの根元を手で押さえてペニスから外れてしまうことのないようにね!
ペニスが勃起状態でなくなると、コンドームとペニスのあいだから精液が漏れる可能性があります。
またコンドームを膣内に置き忘れちゃって、とっとれない……ってなことにもなりかねません。その場合は産婦人科にいって取り出してもらうほかありません。
コンドームをペニスから抜き取ったら、ティッシュでペニスを拭いて、コンドームから精液が漏れないように軽くしばって捨てちゃいましょう。(精液はお手洗いに流して、コンドームを不燃ごみへ……という律儀な心がけは素晴らしいです。でもそこまで厳密にしなくてもOKですよ)
また、このコンドームの後処理姿も女の子に見られるのを嫌う男の子が多くいますから、女の子は目を閉じて、余韻に浸っていて
さて、コンドームの処理が終わったら、女の子の陰部をティッシュで拭いてあげるなんてのも素敵ですね~。ほいってティッシュをわたすだけではNGというわけではありませんが、拭いてあげる方が好感度の高いという傾向があるのは事実のようです。
こうして二人ともの後処理が終わったら、抱きしめあって、愛をかんじあって。髪をなでたり、キスをしたり、軽いボディタッチをしながら充足感のある安らぎのひとときをすごしてください♪
「イッた?」「感じた?」――男の子が聞きまくりがちなことですが、これを読んでくれているあなたなら、もうわかるよね?

⑥万が一、精液が漏れてしまった場合
24時間以内に服用をすれば妊娠を防ぐことができる薬が、産婦人科にはあります。急いで産婦人科に駆け込んでください。でも若い女の子には特にお勧めはできない薬です。あくまでも万が一の過失があった場合の策として、頭の片隅に置いておいてください。
「なぁ~んだ、そんな薬があるなら、コンドームなんてつけなくていいじゃ~ん」なんて、間違っても思わないように! わたしに叱り飛ばされるだけです!!(笑)
コンドームは、セックスのエチケットであり、ルールであり、お互いへの思いやりでもあります。忘れないでね!

さてさて、こんなかんじです。
セーフティーセックスを楽しんでくださいね^^♪

……えーっと、また予告破りのリスクがあるので、今回は予告なしにしておきまーす(笑)^^;

また、このほかにも、質問や疑問があれば、遠慮なくきいてくださいね!

【関連記事】
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)【はじめに】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)【挿入・結合するとき】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(4)【コンドームのこと.1】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】」
「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます!」

【関連書籍】
若い男女の望まない妊娠性感染症を診てきた産婦人科の先生による、中高生にも具体的にわかりやすく書かれた本です。セックスの本当の楽しみとリスクをリアルに感じることができるでしょう。
「さらば、悲しみの性―高校生の性を考える」

| | コメント (10) | トラックバック (1)

中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)【挿入・結合するとき】

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

さて、今回は前回の続き。セックスの実践編です。

「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)」でお話しましたようなひととおりの前戯と呼ばれる触れ合いを終えた後

まずは、男の子はコンドームをつけましょう。
男の子のなかには、コンドームをつけている姿を彼女に見られるのが恥ずかしいというひともいるので、女の子は目線を彼からはずして。
でも挿入まえには、チラ見をして、空気が入ってはいないか、根元までしっかり装着されているかをチェック。彼のペニスがコンドームのサイズに合っていない場合、空気が入っているかのように見えることもあれば、根元までいかない場合もありますが、「ね、これ大丈夫なのかな?」と疑問を投げかけてみましょう。

そして、万事整ったら、いよいよ挿入
ここからは二人の共同作業です。男の子任せでいいと思っている女の子はいませんか~?

女の子の膣は、膣口から7~10cm、おなか側からお尻側に緩やかなカーブを描いていますこのカーブにも、ひとそれぞれ角度があります
また膣口の位置も、おなか寄りのひととお尻寄りのひととがいます。

ペニスを膣に挿入するときには、膣の角度とペニスの角度を合わせなければなりません。だいたい膣口から3~5㎝程度のところまで角度を合わせて挿入することができれば、その先まで入っていくことができるでしょう。

この角度を合わせるためには、まず男の子が指でよく彼女の膣のカーブを確かめておくこと。
そして、女の子は、その感覚で腰の位置を動かすなどして、できるだけ男の子のペニスが入りやすいようにすることです。とはいえ、実は女の子自身、男の子の指によって自分の膣のカーブがわかるひとはまれ。わからなくても気にすることはありません。

痛みを感じたら、女の子はまず口から息をふーっと吐き出すようにしてみて。それで、すこしは痛みを軽減できるはず。
またはじめてのセックスをかならず痛みのつきまとうものとして、いたずらに怖がったりはしないでくださいね。個人差のあるものですから、かならずしも痛みや出血をともなうとは限らないのですから。人間、血を見てはじめて傷口が傷むように、思い込みの痛覚ってあるものです。

とはいえ、男の子は、そんな女の子の不安や恐れに、よく耳を傾けてあげてあまりの痛さにベッドの上でずりあがったり悲鳴を押し殺す女の子もいますが、そんな無理強いをしてまで、好きな女の子の痛がることを強要してまで、セックスしたいなんて思わないでしょう? 思わないでほしいな。

またはじめてのときは、男の子は挿入を待たずに、また挿入するなり、射精してしまうこともあります。
これはなんら不思議なことでも恥ずかしがるようなことでもありません。女の子も受け入れましょう。

さて、次回はセックスにまつわる「こんな○○は××だ!」を(某芸人のパクリですが)やります。
へぇ~そうなんだ~ってなトリビア(ってもう番組わかんないじゃん笑)も満載かもですよ~^^

【関連記事】
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)【はじめに】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(3)【終わったあとのこと】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(4)【コンドームのこと.1】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます!」

| | コメント (4) | トラックバック (0)

中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(1)【はじめに】

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

このブログを読んでくれているなかには、中高生くらいの男女もいると思います。
これまでの記事には、もしかしたら、あなたにとって難しいことも書かれていたかもしれませんね。今回は違います。中高生のあなたたちへ向けて書きます。

さて、いまあなたには好きなひとがいますね

クラスメイトでしょうか? 先輩や後輩でしょうか?
好きになったのはあなたから? それとも相手の方から?
好きなひとに想いが伝わったとき、それはそれはとても飛び上がるほどうれしいことだったでしょう。相手から好いてくれたときも、とってもうれしい気持ちで、あなたは相手を受け入れたことでしょうね。

あなたたちは、いまどんなお付き合いをしているのでしょう?
映画を観に行ったり、登下校をいっしょにしたり、相手のお家に行ったり。
相手のお家にお邪魔するときは、必ず親御さんのいらっしゃる時間に行くのが礼儀です。いくら、彼/彼女が「いいよ」っていってもだめ。あなただって、なにも好き好んで、好きなひとの親御さんに嫌われたり、お付き合いを反対されたりしたくはないでしょう? それならば、きちんと礼儀を守って、そして「お邪魔します」「お邪魔しました」は当然、きちんとご挨拶をしましょう

好きなひととすごす時間のどきどきは、とっても素敵なものですね。それが幸せという感覚です。
おしゃべりをして、目と目があっただけで、心臓がドッキリなんてして。

はじめて手をつないで歩いた。大切な思い出ですね。
はじめてキスをした。うれしさのあまり、泣き出してしまう女の子もいるかもしれません。
はじめて抱き合った。彼の、彼女の、ぬくもりをかんじて、鼓動をかんじて。

大事に大事にしたい二人のふれあい。

そして、はじめてのセックス。お互い肌を見せるのが恥ずかしくて、でも服越しよりももっと相手のあたたかさが伝わってきて。
まずは、そのまま抱き合ってみてお互いの肌にたくさんたくさん触れ合ってみてください。とても幸せな気持ちになれます。
そしてキスをして、首、背中、胸……お互いの肌に十分触れ合ったあと、それからお互いの性器へと手を伸ばしましょう

男の子の性器が勃起してない場合もあります。女の子の性器に潤いがない場合もあります。
でも心配しないでそういうことの方がむしろ多いのですから。

woman
プチ★ヒントとしては、女の子の性器には、膣口のあいているところのすこし上に、小さく突起した部分があります。クリトリスと呼ばれます。いきなり膣口へ指を入れようとすると、そのなかが潤っておらず痛みをともなうことが多いので、自分の指をちょっとくわえて湿らせて、クリトリスを下から上にやさしく撫でるようにしてみましょう。性感染症の観点からはあまりオススメはしませんが、彼女が嫌がらなければ舌でなめてあげてもいいでしょう(でも喫煙坊主は歯磨きをしておいてね! 喫煙したままの口やたばこに触れた指は、女の子の身体によくありませんから)。そうするうちに潤ってくることもあります。(※図はクリックすると拡大されます。女性器の図解です)

また女の子の膣の奥には、処女膜という(実際は膜状にはなっていないのですが)ひだひだがあります。「処女膜が破れる」といった言葉をよく聞くでしょうが、指でそうなることもあれば、男の子の性器を入れたときにそうなることもあります。そして、それは多くの女性にとって痛みと出血をともなうものです。しかし、これには個人差があり、痛みも出血も、まったくない女の子もいます。ひとの顔がそれぞれ違うようなもので、これは不思議なことでもなんでもありません。

でも、このことからセックスへの恐怖心を抱いている女の子が多いのは事実です。
ですから、男の子ははやる気持ちをすこしだけおさえて、女の子の「怖い」とか「痛い」とかいった言葉に、きちんと耳を傾けて決して無理強いはしないようにしましょう。

それから男の子の性器には、包茎といって、性器の一部あるいは全体が皮で包まれてしまっている場合があります。
男の子は、このことを女の子が思っている以上に気にしていますですから、女の子は、仮に彼の性器が包茎であっても、それを口に出して指摘するようなことはしてはいけません。また逆に彼の方からまえもって打ち明けてくることもあるでしょうが、「そうなんだ」程度に受け止めておけばいいのです。ただお互い事前にシャワーを浴びるなどして衛生面にだけ気をつけておきましょう。
また、これは逆にいえば、包茎のことを気にかける女の子は、あまりいないのですから、男の子は、そのことをコンプレックスにかんじる必要性はないともいえます。覚えておきましょう。

しかし、包茎の場合、ときとして女の子が性器を握って動かしてみると、男の子が痛みをかんじることもあります。
ですから、そんな場合は、女の子はどうすれば彼が痛みをかんじないか、聞いてみてもいいでしょうし、触りながら探っていくのでもいいでしょう好きなひとに「痛い」のを我慢させたくなんかありませんよね

man
ここでもプチ★ヒントとしては、やさしく舐めてあげること男の子が性器の部分で気持ちいいとかんじるところはそれぞれです。それを探るなり聞くなりしながら口内全体や舌を使って舐めてあげましょう。ただし、ここでも喫煙お嬢は事前に歯磨きをしておくこと! そして、彼が嫌がったり、自分もゴム臭がきつかったりするかもしれませんが、性感染症の観点から、必ずコンドームをつけて行なうこと(装着が難しくても、すくなくとも彼の性器の先端にコンドームがかぶさるくらいまでは)! コンドームには、フェラチオ専用のゴム臭をカットしたもの、ストロベリーなどの香りがするものなどがあります。二人で探してみましょう。(※図はクリックすると拡大されます。男性器の図解です)

さて、この一連の前戯と呼ばれる肌と肌の接触を行なったのち。
それでも先ほども書きましたように、男の子の性器が勃起してない場合もあります。女の子の性器に潤いがない場合もあります。

でも心配しないで。気にしないで。落ち込みなんてしないで。相手に嫌われるんじゃないかと心配するなんてとんでもない!
はじめてのことをするのには、どんなことでも、だれもが緊張していつもどおりではいられなくなるでしょう? それだけのことです。それさえ、お互いが理解し合えていれば、またの機会に試してみればいいだけのことです。
やさしいキスをして抱き合って、もう一度、幸せを確かめ合ってください。

次回は、この続きとして、実際のセックスの仕方についてお話します。

※ここで図解している女性器ならびに男性器は、あくまでもひとつのタイプであって、形状や位置などに個人差があることをあらかじめご了承くださいね。

【関連記事】
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(2)【挿入・結合するとき】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(3)【終わったあとのこと】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(4)【コンドームのこと.1】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(6)【妊娠するということ】」
「セックスと妊娠の仕組み、教えます!」

| | コメント (13) | トラックバック (0)

マザコン夫の母親への潜在的な近親相姦願望――エディプス・コンプレックス

俗にいう「マザコン」と呼ばれる男性たちがいる。

男性には多少なりともその傾向がある。このことは事実として否定はしない。それが間違ったことであるとも思わない。

けれども、男性は結婚したら「息子」であると同時に、「夫」そして「父親」となる。それに適応できない男性がいわゆる「マザコン夫」と呼ばれていく。

わたしの元夫は、その類の男性だった。
娘を出産したときには、この母子の潜在的な近親相姦関係のために、子宮をレンタルされた。そう思った。
彼は幼いころから母親から虐待を受けており、そのマザコンたる所以もそこにあった。「ママ、ボク、いい子にしているから、もっとボクのこと愛してよ」――そんな根の深いものだった。
さらには、彼の母親は、彼の父親がどれほどだめな男性であるかを、幼いころからずっと言い聞かせて育てた。彼は、一家の父親役も任されることに、屈折した自尊心を抱いていた。

レンタル子宮は、不要になったら、生ゴミとともに捨てればよい。

「新しいママ」を見つけた元夫は、彼女と再婚するという。
わたしが妊娠したときと同様、元姑は、婚約者をなじったそうだ。

なぜ彼は守らないのか。

彼女は両親がいないそうだ。
お願いだから、わたしの二の舞だけは避けてほしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

24歳当時の「現代女性の性意識」に対する拙意見――挿入する性・挿入される性(3)

'02.7.5(もう3年以上もまえだ……。このとき、作家のK先生は60代目前、わたしは24歳)に「現代女性の性意識」をテーマに、K先生と行なわせていただいた対談のわたしの意見の主旨です。
プライバシー保護のため、K先生に関しての詳細なご紹介は避けますが、主な文学賞歴としては文学界新人賞芥川賞候補など……とだけご紹介しておきます。

===================

 Kさんの20代、30代女性のセックス観に関するご見解、大変興味深いものでした。Kさんのおっしゃるように、現代は女性も男性と同じように奔放なセックスライフを送って何が悪いのといった価値観が横たわっている一方で、やはり最後に傷付くのは女性といった図式は変わらず、どこか不均衡を感じさせる現象が起きていると思います。そもそもウーマン・リブやフェミニズムとは、身体的性差(セックス)を越えた後天的・社会的性差(ジェンダー)において、男女平等を推進しようとする動きであったはずなのに……。この原因について私も考えてみました。

 Kさんのご指摘にもございましたように、現代の女性たちは、(誤認を孕んだ)男女平等を求める意識の元に、行動だけが先走ってしまっていて、かえって傷を負ってしまっています
 男女が同じように奔放なセックスライフを送った場合に、ダメージを受けやすいのは、なぜ女性なのか。女性にとってセックスをドライに捉えることが(男性に比べ)困難なのはなぜなのか。

 男女のセックス観の違いをつきつめてみると、セックスという行為そのものの男女差に思い当たります。女性にとってセックスとは、いわば異物を体内に取り込む行為。自身の一部を挿入するという男性のセックス行為とには、決定的な違いがあると思います。

 異物を体内に取り込む行為として、われわれが日常的に行っているのは「食べる」という行為。物を食べる=体内に取り込むのには、誰もが対象にある一定の信憑性なり安全性なりを求めるでしょう。得体の知れないものは避けようと、慎重な姿勢で臨みます。

 さて、食行動を同じく異物を体内に取り込む行為である女性のセックス行為に置換してみましょう。食行動において求められる対象への信憑性や安全性は、女性のセックス行為において、何にあたるか――相手の男性に対する信頼、愛着です。つまり、女性のセックスには、男性のそれに比べ、相手に対する信頼や愛着をより必要とするのです。

 勿論、信頼や愛着もそこそこの状態でセックスに至ってしまう場合もあるでしょう。現代女性のセックスライフの傾向からすると、そういった場面は多分にあるのではないかと想像します。その場合には、ことの後から相手の男性に愛着を抱くことで、事前の信頼、愛着の不足分を補うといったことも考えられます。この後追いの愛着補充が、実は非常に厄介なもので、何気なく始めた不倫が泥沼化したなどという話をよく耳にしますが、その大半はこのパターンなのではないかと思っています。

 以上のようなことから、女性は男性に比べ、セックスの相手に愛着を抱きやすい、つまりはセックスだけとドライに割り切ることが難しいのではないでしょうか。

 また現代女性は、一見能動的にセックスを愉しんでいるように見えても、その実、まだまだ受動的な態度で臨んでいる方が多いのではないでしょうか。それはウーマン・リブやフェミニズム以前からの男女観の延長でもあると思いますし、先に書きましたような男女の身体的な構造の違いもひとつの原因かも知れません。

 男女の身体的な構造の違いは、セックスにおける感染症の罹患率とも関連しているそうです。エイズなどは、男性のキャリアから女性へのうつりやすさと、女性のキャリアから男性へのうつりやすさとでは、その身体的構造の違いから、10倍も差があるそうです。(家田荘子著「私を抱いてそしてキスして」より)
 奔放なセックスライフを送る現代の男女が、そこまで考えてことに及んでいるとは思いませんが、男女の身体的な構造の違いとセックス観の違いには、何らかの関係があることは否めないのではないでしょうか。

 Kさんのおっしゃる妻帯者と独身女性との不倫そういった関係に陥りやすい女性には、どうも幼い頃に父親との関係に何らかの問題があった方が多いように感じます。相手の男性に父親像を投影し、父親から貰えなかった愛情なり加護なりを、必死に引き出そうとしているように見えます。それで癒される相手ならばいいのだけど、悪循環に陥ってしまっている場合が大半。彼女たちは、一刻も早くその悪循環に気付き、断ち切らなければならないと……。(私が詩作品「二面相」で売春する少女が幼い頃の父親の思い出を喚起する場面を描いたのは、そういった心理を描きたかったからです)
【※これは断言するわけでも、差別的な視点で言っているわけでもありません。】

 現代女性の奔放なセックスライフは、やはりウーマン・リブやフェミニズムの動きから派生したものなのでしょうが、やはりKさんのおっしゃるように、大きな過誤を含んでしまっているようです。
 「差別」と「区別」をはきちがえることは、とても危険なことです。すべての男女が、本来のウーマン・リブの趣旨、身体的性差(セックス)を越えた後天的・社会的性差(ジェンダー)における本来のあるべき男女平等の姿を、これ以上見失わないよう祈るばかりです。

===================

【関連記事】
「詩作品「二面相」(テーマ:売春)――挿入する性・挿入される性(1)」
「作家K先生の「現代女性の性意識」に対するご意見――挿入する性・挿入される性(2)」

| | コメント (0) | トラックバック (1)

作家K先生の「現代女性の性意識」に対するご意見――挿入する性・挿入される性(2)

'02.7.5(もう3年以上もまえだ……。このとき、作家のK先生は60代目前、わたしは24歳)に「現代女性の性意識」をテーマに行なわせていただいた対談K先生のご意見のご主旨です。
プライバシー保護のため、K先生に関しての詳細なご紹介は避けますが、主な文学賞歴としては文学界新人賞芥川賞候補など……とだけご紹介しておきます。

===================

 麻生さんは少女売春などにも関心があるようなので、ちょっとこの面でのあなたの感想を知りたいのですが。【※K先生には拙作「二面相」をお読み頂いている】 少女売春そのものにはわたしは興味も関心もないのです。少女は自分の将来にとっての物事の判断、つまり損得勘定ができない年齢ですので、楽しければいい、気持ちよければいい、その上にお金まで入るのなら言うことなし、おとなとセックスしても自分は何も変わらないし結婚するのにも支障がない、と考えていてもこれは思考や社会経験が未熟であったり不足だから仕方のない面があります。 少女たちが成人してから少女の頃に考えていたこと、してきたことのツケ(負の遺産)の大きいことに気づかされるでしょうが。 わたしに関心があるのは物事の判断が十分可能な20代、30代女性のセックス観です。 現代社会はひと昔とは物事の判断基準は異なります。ウーマン・リヴ運動以来、男子は木登りしてもいいのに女子が木登りしてなぜ悪いのや、という反論から、いまでは女子が木登りしてもそれを止める道理はありません。わたしもそれでいいと思います。このことの拡大解釈で、結婚前から男はあちこちの女とセックスしても当然と見られているのだから女があちこちの男とセックスして何が悪いのや、ということでこちらもセックスの解放感が女子高校生あたりから進んでいます。 わたしはこのこと自体については男女平等でとくに問題はないのですが、一方で大きな問題というか過誤を若い女性は抱えているとも考えています。 男女平等社会で女が男と同様に結婚前にあちこちの男とセックスしてなにが悪いのやという平等意識(1)と女性の胸裡にある意識(2)との差異が気になるのです。1の意識が先走りして2の意識がそれに付いていけない女性が多すぎるのです。 男とセックスするときには1の意識でやっているつもりでも、その男に振られたり、その男が他の女に乗り換えたりすると途端に2の意識が頭をもたげてきて、泣いたり喚いたりじくじくしたり、わたしはもうこれでお終いと自暴自棄になり、果てはヤクザがらみの風俗の世界に足を突っ込んでしまう女性もいます。 どうしてこうなるかというと2の意識の向上がないからです。1の意識で幾多の男とセックスを経験しても、このことを上回る形で2の自己の向上があれば1の経験は女性のとって活きた経験になるのですが、事実は逆で将来を自滅させていく女が多いのです。 風俗的な見方では女の値打ちは高齢化するにしたがって下がります。30代女と20代女では男の目は20代の女にいきます。とくに金を持っている高年齢の男ほど若い女を欲しがり、金のない若い男はときには30代、40代の女をいっとき追いかけたりしますが、いずれ若いいい女がいればそちらに乗り換えてしまいます。 世の中の男女の関係は風俗的に見ればこんなものです。 女子大生の一部にはセックス交渉を持つ相手は金のない若い男性よりも、ホテル代を払ってくれてさらに会社の話(つまり社会の話)などをしてくれる男性、30代、40代の妻帯者との関わりが結構多いのです。女子大生は1の意識で不倫であろうがなかろうが自分の意志でセックスして何が悪いのや、ということになりますが、妻帯者とのセックスで最終的に得をしている、というよりはいい思いをしているのは男の側です。なぜなら妻と若い恋人と二人の女とセックスできるからです。また女子大生辺りは可愛いもので、私はあなたと一緒にいるだけで幸せ、セックスしてもらえるだで幸せ、奥さんからおなたを奪おうなんてことは考えていない、とけなげなことを言うものだから、妻帯者の男にとってはこんな好条件の話はない訳です。自分が妻と築いた生活や城を脅かされることがないのですから。 もし女子大生が私はあなたと結婚したい、奥さんと別れてください、と要求するとほとんどの男はその女子大生から離れて別な女子大生に乗り換えます。きみはいつからそんなにしつこい女になったのや、と嫌悪の目を女子大生に向けます。 結局、破局が来て、じめじめと泣いたり自己嫌悪に陥るのは女子大生です。なぜこうなるかというと1の意識だけが当初は先走りして、2の意識改革、自己成長が進展していないからです。あっさりと別れてしまう女性もいると想像はしますが、この場合も自らの精神をアウフヘーベン(昇華)した結果なのか、たんなるアバズレ精神に成り下がっているのかは検証しなければならないでしょう。 アウフヘーベンした女子大生ならば男とのセックスは性本能の解放程度に割り切り、かたわら大学院進学の勉学に精励したり、英会話の修得に励んだりして、男との不正常な関係は女子大生のほうからピリオドを打つでしょう。寂しい感情もいっときの性本能がもたらしたことやと解釈したりして。二人で共生していく将来設計の描けないセックスは、どんな理屈を付けても性本能のなせるわざです。 将来設計を描ける男女関係は、傍から眺めていてもポジティブな雰囲気というか、二人で夢をプランしたり実行したりが主で、セックスはこのことに従属するだけのものです。男女関係ですからまったくセックスを回避した関係も正常ではないでしょう。セックスにはセックスの効用が相互にあります。だが実際は、街のレストランや喫茶で見かける男女はセックスの匂いだけが紛々としていて、どこか女がネガティブな感じを受けます。健康的なセックスであれば大いに肯定しますが、どうもこの部分が相変わらず前世紀的ではないか、もちろん男性の女性観はまだまだ遅れていますが、男は女によって作られるという観点から言うと、もっともっと女には人間性のほうで精神向上を期待したいです。それが容貌、スタイル以上に女の輝かしい魅力とも思えるけどね。 以上、今日の若い女性のセックス観は1が先走っているだけのような気がするのですが、あなたはどう感じますか。結論として女が男にとって都合のよい思考回路に知らず知らず陥っていて、本来のウーマン・リヴにもなっていない気がします。 ここに述べたことはもっともシンプルな男女関係にすぎませんが。 それとなぜこのような提起をしたかの理由だけど、それは若い女性の創作する小説を読むと、男と女のセックスを含めての関わりは浅く描いてはあるけど、結末は女がなんとなくじくじくした形で終わり、目新しさがないのです。男性が旧来の女性観で女性を描くのは、男性の幼稚を物語っているだけのことですが、女性が男性の幼稚をベースにしたような男女関係を描いているとしたら、この女性は前世紀的だなと思い、男の私としてはかような女性から学ぶべき物が何もない、つまらない作品を読まされた、その失望感から提起してみたのだけど。

===================

【関連記事】
「詩作品「二面相」(テーマ:売春)――挿入する性・挿入される性(1)」
「24歳当時のわたしの「現代女性の性意識」に対する意見――挿入する性・挿入される性(3)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

拙詩作品「二面相」(テーマ:売春)――挿入する性・挿入される性(1)

「二面相」 -'02.4.17

染みだらけの壁にもたれて
熟れすぎた林檎をかじると
酸っぱかったから
小学校の入学祝いに買ってもらった
赤い自転車を思い出しながら
乱れるシーツに濡れた髪を広げた

天井に嵌めこまれた鏡に
三万円の私が映っていたから
目を逸らすと
部屋の隅 左利きのニンフェットが
長い髪の毛をむしりながら
じっと 揺れる私を見ていた

主のいなくなった枕に
ポマードの臭いが染み付いていたから
補助輪のない自転車にはじめて乗ったとき
支えてくれていたはずのパパが
急に手を離したことを思い出して
可笑しくて笑った

笑いながら笑いながら
枯れ枝のような腕に錆付いた刃を立てた
乾いた傷跡に
迷いなく重ねる赤い直線
欠けた刃先は体温を奪って
抗う力を奪って

私は歩けない
(いつの間にか失くしてしまった)
這えない、泣けない
(あの赤い自転車は)
叫べない
(一体どこに行ってしまったんだろう)

腐りかけた林檎をかじると
苦味で 舌が痺れた

※本作品の著作権は、著作権法及び国際条約に基づき、麻生暁美こと大川内麻里に帰属するものとします。
 著作権侵害に値する行為はご遠慮ください。

【関連記事】
「作家K先生の「現代女性の性意識」に対するご意見――挿入する性・挿入される性(2)」
「24歳当時のわたしの「現代女性の性意識」に対する意見――挿入する性・挿入される性(3)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

能動? 受動? ――セックスにみる男性性・女性性の誤り(2)

前回「セックスで愛情を確かめることはできるのか?――セックスにみる男性性・女性性の誤り(1)」の最後に予告いたしましたように、今日は「セックスにおける男性性・女性性」をテーマにお話したいと思います。

セックスを拒まれることが、なぜ男女ともにショックなものであるのかということ、なぜセックスレスでここまで悩まなければならないのかなぜセックスレスがここまで大きな問題として騒がれているのか――といったことも、ここで明らかにします。

前回もお話しましたように、たしかにセックスは愛情を確かめ合う術のひとつではあるでしょう。
けれど、セックス以外のことで愛情を確かめ合うことを覚えなければ、二人の絆は、些細なことで、脆く崩れさる危険性を孕んでいます

世のなかの男女観も、時代とともに変遷してきたとはいえ、まだまだ前時代的なものが残っていると思います。
特に、恋愛、セックスにおいては――。

というよりも、むしろビジネスの上で、男女が平等に近づくにつれ(※これについては、後述します)、その反動か、恋愛やセックスにおいては、前時代的な男女観が押し戻されてきているように思えます。
ここ一年ほどの相次ぐ女性誌の創刊ラッシュと、それらに連ねられている「モテ」という二文字のブームは、そのことを著明に表しているもののひとつといっていいでしょう。

男性は選ぶ存在であり、女性は選ばれる存在
そういった価値観で結ばれた男女というのは、恋愛でもセックスでも、「男性=能動的、女性=受動的」ということを前提とした関係であると考えます。
そして、それはひとたび女性が能動性を表したり、男性が受動性を表したりすると、簡単に壊れてしまうことでしょう結ばれたときの価値観、お互いの位置関係が、破られてしまうからです。
(このときに、二人が深く話し合い、理解し合って、どこかに合意条件を見つけることができれば話は別ですが)

もっと肉体的なことをいうと、男性は挿入する性であり、女性は挿入される性です。逆に考えれば、身体的な構造上も、このように「男性=能動的、女性=受動的」なようにできているため、それに伴った価値観に陥りやすいように生来からなってしまっているといってもいいでしょう。

しかし、それでも、わたしは疑問を感じるのです。セックスに見る男性性・女性性というものに。

たとえば、男性は「男性は女性を求めるものだから、女性には自分からセックスをもちかけなければならない。求めないのは相手の女性に失礼だ。女性に快感を与えるためにイカせなければならない。女性がオルガスムに達するまで自分は射精するわけにはいかない。女性は恥辱的なことをいわれたりされたりすると喜ぶはずだ」とか、女性は「女性は男性から求めるものだから、男性へ自分からセックスを求めてはいけないし、求められたときに拒んではいけない。男性の自尊心を傷つけないようにかならずイカなければならない。フェラチオはしてもクンニリングスはされなくてもいい。男性は女性が恥らうのを見て喜ぶはずだ」などといった思い込み

どんなセックスがあったっていいではありませんか。二人がおなじことを求め合っているのならば。そうではなくとも、お互いに譲り合う気持ちをもって、相手を思いやりながらセックスすれば。いいではありませんか。

だからなのです。
こんな価値観(セックスにおける男性性・女性性)をもっているから、男女ともが、相手からセックスを拒まれたときに、傷つくのです。
セックスレスに悩む男女(特に女性)が多いのです。セックスレスの問題が、ここまで拡大されてしまうのです。

解決法は簡単です。
ここで傷ついているのは、あくまでも誤った男女観に基づく自尊心ですから、その男女観を変えさえすればいいのです。

セックスの問題で、相手を変えることは難しくて時間のかかることかもしれませんが、自分を変えるのは、そう難しいことではないはずです、すくなくとも人様を変えようとするよりは。
もちろん、二人で解決することができれば、それがベストですが。(この記事で「あ! ウチも……」と思われた方は、ぜひパートナーの方といっしょに、このブログを読んでみてください。そしてお互いの感想を率直に話し合ってみてください)

さて、次回は3年まえに対談させていただきました、ある作家さんとわたしの「現代の20~30代のセックス観」についてお話ししたいと思います。

最後に。先述した「ビジネスの上で、男女が平等に近づくにつれ」にからめて。わたしのある書籍の企画書からの抜粋です。
※大川内は、働く女性を世代ごとに3種類に大別します。
①男性と同等に働くことを社会から要請され、さらに自発的にも「女性が働く=女を捨てること」と思い込んでいる男女雇用機会均等法第一期~の世代(35~40歳以上)
②女性は女性として社会の中で生きていくことを目指し、①のように肩肘を張らず、また肩の力の抜けた自然体でいる世代。「女性は女性として生きる。その延長線上に仕事がある」と考えている世代(20代半ば~30代半ば=F1層)
③「いや~ん、ワタシ、オンナだからデキなぁ~い♪わかんなぁ~い♪やってぇ~♪」と、女性であることを仕事上でも武器にしようという世代(10代後半~20代前半)

【関連記事】
「セックスレスの心理学(1)」
「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」
「セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)」
「パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?」
「セックスで愛情を確かめることはできるのか?――セックスにみる男性性・女性性の誤り(1)」
「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」
「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」
「愛情≠性欲≠勃起 」

<

| | コメント (0) | トラックバック (0)

セックスで愛情を確かめることはできるのか?――セックスにみる男性性・女性性の誤り(1)

わたしの十年近くになる友人(ひとつ年下の男性)の話です。

彼とはそんな長い付き合いだし、これまで恋愛や浮気やセックスの話も数々聞いてきました。そう、彼は恋多き男……というかルックスもいいし、とってもモテる。彼は恋愛や浮気やセックスの完全な売り手市場にいる男性で、買い手の女性がたくさんむらがる。そういった男性。

だから、正直なところをいうと、わたしはこれまで「彼にとって、恋愛や浮気は、ただのゲームでしかなく、セックスは、ただの精液の処理行為や屈折したフェティシズムに基づいた(※わたしはフェティシズムのすべてを否定しているわけではなく、彼の場合というだけの話です)性欲を発散させる行為にしかすぎないのだろう」と思っていました。

しかし、最近彼に新しい彼女ができたのですが、明らかに彼の様子が違うのです。
彼女には離婚歴があり(妊娠したのを受けたの結婚だったけれど、そのときの子は流産してしまったそう)、離婚の原因は夫の度重なる浮気だったそうで、「だから俺は彼女を浮気とかそういったことで悲しませたくないのね」と話す彼の横顔に、明らかにこれまでとは違う恋愛を真剣にしていることが感じられました。

そんな彼から、彼女から別れ話をもちかけられそうだという相談を受けました。はじめはごく短いメールだったのですが、一文字一文字から悲痛さが伝わってくるようなメールでした。過去にこれほどまでに真剣な恋愛をしたことがなかったからでしょう、「とにかくなにをどうしたらいいのかわからない」様子。これはとわたしは早速返信をしました。
まず、はじめにわたしが返したメールがこれ。↓

====================
○○くんへ

わたしなんぞの話が役に立つかどうかはわからないけれど。

離婚したばかりの女性って、どこかしら、自分の男性関係ってものに、ある一定の冷却期間が必要なのね。
特に、●●ちゃんみたいに、夫の浮気なんかで傷ついてしまった子はなおさらだと思う。流産してしまったってことも。

彼女は、「男性」にまつわることで、つらい体験をしすぎてきたんだと思う。

そういうときって、一度自分の男性関係(彼氏にしても友だちにしてもだよ)ってものにリセットをかけて、見直して、「さて、どうしようかな」っていうことをしなくちゃいけない本当に癒えるには数年単位の時間が必要かな。

わたしが離婚したばっかりのときにつきあっていた男の子は、わたしはなーんにも考えずにつきあっていた。考えることにつかれちゃったんだよね。ある意味、刹那的だよね。なーんにも考えず、どーなってもいいわけだから。

別れを切り出してきたのは、彼の方。それでも「最後にもう一度会いたい」とか言ったんだよ、このわたしがさ(爆)。

ちょうど一年ちょっとまえ、その元彼がわたしとのメールかなんかを読み返してたら、むかしのことを思い出したらしく「理不尽な自分を思い出して泣きそうになった」ってメールをくれたの。たぶんそれは離婚したばかりのわたしとなんの考えもなしにつきあって別れた自分のことを言っているんだと思うんだけど。

これ、本人には言っていないけれど、ぶっちゃけ、彼のことは「子ども代わり」にしてしまっていたんだよね。家族、娘と別れた寂しさで。
そのときのメールのやりとりで「あんたの優しい顔まで思い出しちゃったじゃないか。最近じゃ絶対見られない」とか「もう二度度言わないけど、あんたにごはんつくってもらって二人で食べているとき、幸せだったんだなっていまになって思える」とか言ってくれたけれど、そんなことも、全部わたしが彼を娘と錯覚していただけなんだよね。

このあいだ会ったとき、●●ちゃんがあんまり生活に入り込んでほしくないみたいだ?というようなことを話してたよね。
そのとき、すっげ~、気持ちわかっるって思ったの、わたし。
離婚したばかりの女性って、人のあたたかみを求める一方で、自分をオープンにすること、自分のなかに入られることがすんごい怖いの。二律背反だけど。
これは、わたし以外の離婚した友だちとかに話聞いても、みんなそう言うね。

要はその人のパーソナルスペース(他人にここまで踏み込まれていい、ここからはだめってラインのなか)が、線引きがすっごいシビアになって、かつディープになるわけですよ。

それから、もしかしたら、こういう気持ちもあったかもしれないね。
「自分はバツイチで、○○くんと付き合っていていいのかな」って。罪悪感みたいなものね。わたしだって、いままでずっと思ってきたもん。

明日はたぶんそういう話になるんだろうけど、自分の気持ちというか誠意は伝えつつ、でも反論したり強引なことを言ったりしたりはしない方がいいと思うな。

そして、ある程度冷却期間を置いて、また会えばいいじゃん。
そのとき、また付き合うことになるか、友だちになるかはわからないけどさ。

ちなみに、わたしとその元彼は、別れて半年くらい経ってから、向こうから電話がくるようになって、たぶん別れて1年経つか経たないかくらいのときから、たま~に会いはじめたかなー。

いまでは、そいつとは、姉弟っつーか、お互い信頼できてなんでも相談できる仲だよ。いまの関係がとても心地いい
だって、わたしが続いている元彼って、普段も言ってるかもだけど、そいつだけだよ。「大好きな元彼」ですって公言してるし。人に会わせて、ササキ(いまのわたしの彼氏)にも。
ササキは、「自分にはそういった存在がいないだけに、それは貴重な仲だと思うから、そういった関係は大事にしなさい」って、ありがたいことにそう言ってくれているし。心地いいな。

だからね、あせらずに、ゆっくり、相手のペースに合わせてさ、しばらくコンタクトをとらない時期があってもいいじゃない。不安かもしれないけどさ、ちょっと連絡取らないだけで不安になっちゃうような浅い関係なのって話になるし。

それで、また彼女もかならず女性として変わるときがくるから。
そのときを見逃さずにいればいいんだよ。

うん。離婚女性には、かならず女性として変わるときがあるな。

それで、またお互いが心地いい仲になれたら、その方がいいじゃない、長い目で見てさ。
====================

けれど、もっと突き詰めて聞いてみたら、なんでも、彼がセックスをしようとしたときに、彼女がそれを拒否をして、彼女に「元夫は、こんなときでも受け入れてくれたな……」といわれたことに対し、自尊心を傷つけられた彼が、彼女がしらなかった範囲の元夫の浮気(彼と元夫も知り合いなので)を次々とばらしていったということが判明。
そのときの彼の気持ちは「おまえがそんなふうにセックスを拒否なんてするから、元夫だって浮気に走ったんじゃないかってことを、彼女にしらしめたかった」というのです。

見えてきたのは、彼の男性としての自信のなさ。そして、狭窄した愛情のかたちへの固定観念

それに対するわたしの返信がこれ。↓

====================
○○くん

> 眠いからってHを拒まれたんだ。おれは人一倍Hを拒まれるのが
> 嫌な人間なの。性欲ってのあるけど、それよりHをしてるときが
> 一番●●の愛を感じるんだ。●●に関わらず今までの彼女でもそう。

こういう方したら気に障るかもだけど、それってね、○○くん自身のなかにある、愛情を確かめる術、愛情の定義、男としての自信……みたいなところに直結するんじゃないかなー。

そして、○○くんがこう言っているということは
> けど、おれって子供だよね。たかがH一つ拒まれたくらいで、不安になったりしてさ。
そこは意識によって変えようがあるってことだよね。

むかしわたしが男を選ぶ基準としてきたもののひとつは金。父親が経営者でなにかあるとお金。で終わり。だから、男の人がどれだけわたしにお金をつぎこんでくれるか、それを愛情の基準だと勘違いしていたんだよね。

> 同じ過ちを●●に犯してもらいたくないためにも、三股の
> 話をしてしまったの。少しは彼氏と協調性を持って欲しくて
> あと、離婚したてで付き合ってるってことを引け目に思って
> 友達に言えないでいたんだけど、それも間違ってるよって、三股の話しをすることによって
> 伝えたかった。
> 旦那の浮気は同じ社内では多少有名だし、きっとみんな●●の本当の幸せを
> 願ってきていたと思うの。だから引け目に思うことなんて全然ないよって
> 伝えたかった。

このあたりのことが、うまく彼女に伝わればいいね。

> そう、この5ヶ月間不安がいっぱいだった
はじめにわたしが書いた↓

> > おれは人一倍Hを拒まれるのが
> > 嫌な人間なの。性欲ってのあるけど、それよりHをしてるときが
> > 一番●●の愛を感じるんだ。●●に関わらず今までの彼女でもそう。
> これって、こういう方したら気に障るかもだけど、
> それってね
、○○くん自身のなかにある、愛情を確かめる術、愛情の定義、
> 男としての自信……みたいなところに直結する
んじゃないかなー

ここに立ち返ってみると、○○くんの●●ちゃんの彼氏である自分への自信のなさがわかるよね、ずっと不安だったんでしょう?

確かに社内で秘密にしておかなきゃいけないこととか、元夫がおなじ社内にいる、ほかにも●●ちゃんを好きな男は社内にいっぱいいる、不安要素はたくさんあったと思うよ。

そこに加えて、Hを拒まれたことで、決定的に○○くんの男としての自信みたいなところに傷がついちゃったんだろうね。それは○○くんにとっては、愛情を感じる術でもあったわけだから、それはつらいことだったと思うよ。

でもさ、Hだけが愛情じゃないよ。それ以外のところでも、もっともっと付き合う女の子と愛情を確かめ合えるようになってほしいな。
○○くんは、女の子とHしているときだけしか魅力を発揮できない人間じゃないでしょ? ほかにもいっぱいあるでしょ? もったいないよ。

「●●ちゃんの彼氏は俺なんだ」ってことに、もっと自信がもっていてよかったんだと思うよ。

でもHを拒まれる心境って、男性にしても女性にしても、相当自信喪失させられることだよね。それはすごいわかる。

どーでもいいけど、拙者、むかし彼氏のWEB日記にこんなこと書かれてましたから!
> > -----------
> > 彼女とはもう1ヶ月以上セックスしていない。
> > 一般的には俺たちの年齢で1ヶ月以上もセックスしていないなんて普通じゃないだろう。
> > いわゆるセックスレスだ。
> >
> > 昨日、彼女が仕事から帰ってきたとき、俺はまだ起きていた。
> > 彼女はセックスをしたそうだった。
> > だが、そんな彼女を無視して寝てやった。
> >
> > 今日もセックスできない。ざまあみろ。
> > -----------
残念! ざまあみろ斬り!!

……なんつってるけどねぇ、これ見たときのショックは相当のものでしたよ、えぇ。

だから○○くんの気持ちがよくわかる。
でも、わかるだけに、もっと別のところでも愛情を確かめ合って、自信をもってほしいと思うな。

> この5ヶ月があるから、今更会わないことや、連絡しないこと
> なんておれにはできそうもない。しかも同じ会社だから、必ず毎日
> 顔を会わせてしまうし。おやつ休憩も2年間ほぼ毎日ずっとしてきた。
> そんな状態で離れるのは、おれには拷問だよ。
> 長い目で見たら連絡しないのも、いいことってすごく
> わかるんだけど、今までいっしょの時間が長すぎたな・・・
> 連絡取らないなら、いっそ会社を辞めた方が楽だよ。

これも深刻なところだよねー……いったん休職とかってできないの?
でも明日の話がまだ始まらないうちから、こういうこと想定していたら、実際そういう風に向いちゃうから。とりあえず話してみなきゃわからないからさ!

> >だって、わたしが続いている元彼って、普段も言ってるかもだけど、そいつだけ
> >だよ。「大好きな元彼」ですって公言してるし。人に会わせて、ササキにも。
> >ササキは「自分にはそういった存在がいないだけに、それは貴重な仲だと思うか
> >ら、そういった関係は大事にしなさい」って、ありがたいことに言ってくれているし。心地いいな。
> ホント彼って寛大だよね

うん、大事にしなきゃだよね、こういう彼氏はね。

> けどおれは、元彼として結果オーライになるのは嫌なんだ。
> 彼氏としてまた再出発したいと思う。

うん、それは可能だと思うよ。要はたとえば冷却期間を置くことになったと仮定して、そこから連絡復旧になったときのアプローチの仕方じゃないかな?

わたしっだって、ヤギ(その「大好きな元彼」くんね)と再度連絡を取り始めたとき、もしまた彼氏彼女の関係になりたいってアプローチの仕方だったら、それを受け止めていたと思うし。いまはたまたまヤギが友だちとして、なんでも気軽に相談しあえる仲ってかんじでアプローチしてきたからこうなっているだけでさ。

まぁとりあえずは、話聞いてみなきゃ仕方ないし。
わたしの元夫の件はね(
再婚のこと)、「話聞くまえから不安がってちゃだめでしょ。冷静に話を聞いて、なにか判断しなければならないような話が出たら、その場で即答はせずに、“いったん考える時間をください”ってかたちにして、親とかに相談して意見を聞いてみなさい」ってササキに言われたんだけど、○○くんもそうなんじゃないかなー。

> ●●はね、引張ってくれる人、大人の人、寛大な人がタイプなんだって。
> 友達だったときに聞いたんだ。あとね、●●の友達から聞いたことが
> あるんだけど、少しそっけないくらいの男がいいらしい
> けど、結婚時代寂しい思いをずっとしてきた訳だから、
> おれは愛情をいっぱい注ぐ方針にしてたんだ。
> もう男のことで辛い思いをして欲しくなかったからさ。
> その方針も今の●●にとって心地よい時もあっただろうけど、
> 重荷だったかもしれないなぁ

いや、それは別にいいんじゃない? ○○くんは○○くんの愛し方でいいわけだから。ほかの誰とも比較したり競ったりすることではないので。

そうそう、好きな人の好みのタイプにって、自分を変えちゃう人ってたまにいるけど、ばっかじゃねーのって思っちゃう(笑)。

このメールには、返信とか気にしないでいいからね~! そんじゃ。
明日は不安がらずに、自信をもっていくんだ!(難しいのはわかってるけどね)

====================

そして、彼女との話し合いを終えた彼からの返事がこれ。↓

====================
連絡遅くなって申し訳ないっす。
おととい彼女と話したよ。
内容は、やっぱり別れ話に近かったよ。
要するに、100%好きじゃない相手と付き合っていくのが申し訳ないとか・・・お互い時間が無駄になってしまうとか・・・

けど、今までのおれとの楽しかった出来事を思い出すと、別れる決意もできなくて、どうしたらいいかわからなかったみたい。
いつもの彼女の荒波のスペシャルバージョンって感じだったよ。

で、今までお互い話してなかったことも腹を割って話したよ。
付き合っていって心配事が少しでもあると冷たい態度やひねくれてしまう態度にでてしまうとか。。。(彼女がね)三股話でおれが伝えたかったこととかね。
あ、三股話したことはやっぱりマリの言うとおりおれにとってマイナスになってたよ。

「なんで○○くんはそんな辛い話をまたもちかけるんだろう・・・」
って思われちゃってたよ。今回の原因はそれだったかもしれない。。。

マリの言ってた通りだったね。さすがだね!
で、おれが伝えたかったことも話して、理解してくれたと思う
よ。

おれは、マリの話も聞いてたし、やっぱり辛い過去や離婚が原因で人一倍神経質になっている彼女を感じ取ることができたよ。
あと、マリと話をしてたから、ある程度会話に予想がついてたから冷静に答えることができたよ。
そして、おれは「100%好きじゃなくてもいい、今はしょうがない、ゆっくりでいいよ」って感じでおれの気持ちやら希望やらを冷静に話すことができたよ。

で、お互い話し込みに込んで、また再出発しようかってことになったよ。
まだ、不安定な時期は続くけど、離れ離れになる状態は避けられたから、おれにとっては良かったよ。
これからは彼女の意思をもうちょっと尊重して付き合っていこうと思う。
で、きのうは二人とも会社休んで彼女んちで、のんびりしてたよ。
色々相談にのってくれてありがとう。かなり参考になったよ。
感謝してます。

====================

たしかにセックスは愛情を確かめ合う術のひとつではあるかもしれません。
けれどセックス以外のことで愛情を確かめ合うことを覚えなければ、二人の絆は強固なものにはならないと、わたしは思います。

それに、この友人のように、これは男性性、女性性、ひとりの人間としてのへの自信にもつながるものです。
セックスにおける男性性、女性性については、雑誌やアダルトビデオ、インターネットのアダルトコンテンツなどで、誤った考え方を植えつけられているひとも多いと思います。

次回は、その「セックスにおける男性性・女性性」をテーマにお話したいと思います。
セックスを拒まれることが、なぜ男女ともにショックなものであるのかということ、なぜセックスレスでここまで悩まなければならないのか、なぜセックスレスがここまで大きな問題として騒がれているのか――といったことも、ここで明らかにします。

スワロフスキーラインストーンのネックレス(H698)【インポートジュエリーショップ/Bijoux4u】 クリスマスには素敵なプレゼントで彼女を喜ばせよう! ゴージャスなフレンチテイストのチョーカー・ネックレス(ピンク)

【関連記事】
「セックスレスの心理学(1)」
「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」
「セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)」
「パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?」
能動? 受動? ――セックスにみる男性性・女性性の誤り(2)
「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」
「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」

【ちなみにぃ~】
プロフィール更新しました~♪見てね!^^ ブログ本文も長けりゃ、プロフィールも長いけど!(爆)

| | コメント (0) | トラックバック (2)

セックスの持続時間と男性の射精

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の悩み相談CAFE

セックスの持続時間と男性の射精については「イク? イカナイ? (2)」で簡単に述べましたが、わたしの言葉足らずだったと思います。また認識に誤りのある点があったことも否めません。ここで加筆・修正させてください。

セックスの持続時間。そしてそれに直結しがちである男性の射精。(あくまで直結“しがちである”と述べた理由は後述します)
これを気にかけている男女の方々へ。

まず、男性の射精がセックスの持続時間に直結“しがちである”と述べたのは、射精をもって、セックスの終了とする固定観念をもっているひとが、欧米式のセックス方式が浸透している日本には多く見られるからです。

その固定観念は、「セックスの最終目的は射精にある」と、定義づけてしまってはいませんでしょうか? まずは、その固定観念を男女ともに捨ててください。できれば、パートナーと話し合って、ふたりで捨てるようにしてください。
それが、セックスの持続時間へのこだわりから、大きく解放される一番の近道です。

次回にでも詳述しますが、射精を目的としないセックス――ポリネシアンセックス――というものも存在します)

射精までの時間が短い、いわゆる早漏の場合、また長い、いわゆる遅漏の場合も、男性はそれにコンプレックスを抱きがちです。
パートナーがそれを気にかけていることを感じ取った場合、女性はそれに対して不満を口にするようなこと、態度に表すようなことはしないようにしましょう。伝えたいときは、さりげなく、相手の自尊心を傷つけない伝え方を心がけてください。
女性が思う以上に、男性はこれを気にかけています。それに対して、女性が無神経な対応をすることは立派な暴力です。(これについては、「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」の後半にも書きました→男性がバタラーの場合、「おまえなんかには性欲がわかねぇんだよ」「おまえに魅力が足りないから抱きたくねぇんだよ」といった言葉もしくは態度。そして、女性がバタラーの場合、「あなたのセックスはよくない」「持続時間に不満がある」といった言葉もしくは態度。それは立派な暴力である。

これを暴力というのには理由があります。
実は、わたしもパートナーに対して、この暴力を振るってしまったことがあるのです。

わたしには射精の困難なパートナーがいました。当時、「セックスは男性の射精をもってフィニッシュである」という固定観念にとらわれていたわたしはすっかり悩みこんでしまい、彼に対し、あろうことか「わたしじゃだめなの?!」「わたしの身体じゃイケないの?!」「わたしのどこがいけないの?」などと、さんざん泣きついていました。
でも、あるとき「セックスの目的は射精ではない」と気付き、自分の投げてきた言葉がどれほど彼の心を傷つけていたかと、これは明らかな暴力ではないかと、己を省みました。
そして「セックスの目的は射精ではない」とさとり、彼とのありのままのセックス、セクシャルコンタクトを大切にするようになったとき……彼がはじめて射精したのです。
不妊治療などでも、思いつめていた男女が、ふっと肩の力を抜いたときに妊娠した……などということをよく耳にします。これとまったく同次元で語るわけではありませんが、思いつめて悩みこむことが、その事態を生み出していることもあるのだと自覚した出来事でした。
つまり、わたしの射精へのこだわりが、彼に不用意なプレッシャーを与え、かえって射精を困難にしていたのだと。

ここまで書いてきたことは観念的なこと、意識の変化を要することであり、特に若い男女には難しいことかもしれません。
では、行動でできる解決方法を提案してみましょう。

たとえば、前戯にじっくりと時間をかけてみるとか。お互いの緊張がほぐれるまで、セックス以外のコミュニケーションを密にとってみるとか。

またベッドの上での会話を大事にしてみてはどうでしょうか?
わたしと現在のパートナーは、毎日寝る前にベッドの上で1時間は「お話の時間」をとっています。話題は多岐に渡ります。お互いの仕事のこと、むかしのこと、おなじことについてどう思うか意見を言い合う……お互いのことをひとりの人間としてよく知るための会話です。
ひとりの人間としての理解が深まり、それを愛し合うことができれば、セックスの持続時間云々など、他愛もないことです。問題などにならないのです。

最後に、もう一度、もっとも大切なことを書かせてください。

「射精をもって、セックスの終了である」と思い込んではいませんか?
「セックスの最終目的は射精にある」と思い込んではいませんか?
その固定観念を男女ともに捨ててください。パートナーと話し合って、ふたりで捨てるようにしてください。

それが、セックスの持続時間へのこだわりから、大きく解放される一番の近道です。

【関連記事】
「イク? イカナイ? (1)」
「イク? イカナイ? (2)」
「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」
「ポリネシアンセックス(1)――方法」
「愛情≠性欲≠勃起 」
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

女性のオルガスムへの誤解と思い込み

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の悩み相談CAFE

女性のオルガスムについては、「イク? イカナイ? (1)」で、男性の射精・セックスの持続時間については「イク? イカナイ? (2)」で簡単に述べましたが、わたしの認識不足で、これらについて誤解をもっているひと、悩んでいるひと、困っているひとが、予想以上に多いことに気付き、ここで加筆します。

まず前提として、セックスはふたりで愉しむものであって、どちらか一方が努力しなければならないという概念は捨ててください
またセックスはコミュニケーションのひとつであって、キスや身体に触れ合うことなどのセクシャルコンタクトの延長線上にあるものにすぎないこと(生殖を目的とする場合を除く)を認識してください。

まずは、イケないことを悩んでいる女性、もしくはイカせられないことを自分の技術不足だと考えている男性へ。

女性にとって、オルガスムつまりイクという感覚は、非常にとらえにくいものです。またオルガスムを得られるかどうかには個人差があります。
アダルトビデオでは、女性は何度も声を上げてイキまくっているかもしれませんが、これをステレオタイプ(紋切型)的に「女性はこうでなくてはならないんだ」と思い込むのは、男女ともに危険です。
ですから、男性は女性をイカせることを義務感のように感じ、気負わないようにしましょう女性は「セックスは男性にイカせてもらうもの」という固定観念を捨て去りましょう
またセックスの快感はメンタル面(緊張などを含む)に大きく左右されるものですから、女性がイケないことが男性の技術不足だというのは誤りであると断言します。
そして、ふたりでどこに感じる部分(性感帯)があるかを愉しみながら探ってみましょう。女性は、快感を得られるポイントがあったら、素直に反応し、相手に伝えるようにしましょう。男女ともに、相手の呼吸を読み取って察知するように心がけて、セックスというコミュニケーションを大切に愉しみましょう

それから、これはセックスの持続時間とも関わるものですが、前戯や普段のセクシャルコンタクトを大切にしてください。
もちろん、前戯の最中に女性がオルガスムに達することもあるし、そうでなくても、精神的な満足は得られるはずです。

なお、これもアダルトビデオなどの影響ですが、「女性は底なしにイケる」というのは誤りです。たしかに男性の射精と比較すると、そのように見えるかもしれません。ですが、女性にも個人差やメンタル面や体力の問題で、限界がある場合もあります。
たとえば「女性は底なしにイケる」と信じきって、膣を過剰にいじくりまわしてしまったとします。膣内は非常にデリケートな粘膜でできていますから、傷ついたり、膣炎などの病気を引き起こしてしまうことすらあります。

そして、女性には演技でもイッタふりができるひともいることも事実です。ステレオタイプ的なイキ方の演技です。
男性の「女性をイカせなくてはならない」というプレッシャーを感じるとき、女性は「イカなくてはならない」というプレッシャーや思いやりなどから演技をする場合があります
女性の側から、「女性をイカせなくてはならない」というプレッシャーを男性に捨ててもらうように説きましょう。演技であったことを告白するか否かは、ふたりの信頼関係次第ですが、そういったことを率直に伝え合える関係であると素敵ですね。

そして、最後に。
オルガスムを得ることが、セックスの目的ですか? パートナーと話し合ってみてください。

次回は、男性の射精・セックスの持続時間についてお話したいと思います。

【関連記事】
「イク? イカナイ? (1)」
「イク? イカナイ? (2)」
「セックスの持続時間と男性の射精」
「ポリネシアンセックス(1)――方法」

| | コメント (4) | トラックバック (0)

イク? イカナイ? (2)

セックスの持続時間が長いことを誇る男性がいる。
一般にセックスの持続時間が短い男性ほど、コンプレックスを抱いており、持続時間が長い男性は、その逆である。

なぜだろう。

それは「セックスは男性が女性を愉しませるもの」という意識が、男性側にあるからではなかろうか。

セックスは、男女二人で愉しむものである。
持続時間の長短を気にかけるなど、愚劣である。

【関連記事】
「イク? イカナイ? (1)」
「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」

| | コメント (2) | トラックバック (0)

イク? イカナイ? (1)

よく受けるんです、この手の相談。

女性の私から言わせると、女性は相手の呼吸に合わせることさえできればイケるはずです。
「セックスは男性にイカせてもらうもの」と思って、相手の呼吸も読まずにいるあなた、ちょっと自らを省みてみては?
「セックスのよしあしは女の頭のよしあしで決まる」とおっしゃる方がいましたが、私も同意見です。

逆に男性のイク、イカナイは、ナイーヴな問題とも聞くし、私にはよくわかりません。また、私自身悩んでもいます。
ちょっとこのあたり、男性の意見を聞いてみたいですね。どうなんでしょ??

【関連記事】
「イク? イカナイ? (2)」
「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」

| | コメント (2) | トラックバック (0)