カテゴリー「心理学」の32件の記事

■自分らしく生きる。(2)~カウンセリング事例より

自分らしく生きていこうと、決めた人がいます。


わたしの心理カウンセリングについては、
個々の事例は、ご相談者さまのプライバシーに関わるため、
公開しておりません。

が、「ぜひ載せてください!」とおっしゃってくださった、
ありがたいご相談者さまがいらっしゃいましたので、
ありがたく掲載させていただきます。

---------------
> 昔、幼児のとき見知らぬ人からの性的虐待を受けた傷が
> 今も残る事が生きづらさの原因だと思います。
> まわりには言えないし、
> わかってくれる人がいてもなかなか深くはわかってくれません。
> 同じ経験された麻里さんが、
> 今前向きに頑張ってらっしゃる姿を見て勇気を頂きました。
> 私も生きて頑張らなくてはと思いました。
> 今までのカウンセラーの中で最高のカウンセラーです。
女性 32歳

---------------

この方は、(幼児に対する)性犯罪というものが、
どれほど、その子の一生を壊してしまうかを訴えたいと、
勇気を出して、
この告白文をお書きくださいました。


彼女は、
「これからは、だれにも支配されない人生を、
自分らしく生きていく」ことを約束してくださいました。

DVや性被害などによって、
力の支配下、マインドコントロール下に置かれていた被害者が、
ここまで思えるようになれるのは、
本当にすごいことです。
素晴らしいと、心から賞賛したい気持ちでいっぱいです。


これも書いてといってくださったので書きますが、
専業主婦だった彼女が、
離婚後の仕事について不安だったときに、

23歳の離婚後、アルバイトからがんばってきた
わたしと出会ったことで、
ご自身も、勇気が出た、と。

実際、1度目にお会いしたときと、2度目にお会いしたときは、
別人かと見違えるほどに、
自信にあふれ、明るい笑顔をたくさん見せてくださいました。


わたしはカウンセリングをさせていただいて、快方に向かった方に、
いつもいうのですが、

「ここまで解決できたのは、
決して、わたしの力などではなく、
ほかでもない、あなた自身の力なのですよ。

解決する力は、あなたのなかに眠っていて、
わたしはそれを表に出すお手伝いをさせていただいたまでです。

あなた自身が、自分の手で、足で、
この問題を解決したんですよ」と。

そして、それがどんなにすごいことかをお話し、
自信いっぱいになって巣立っていただきます。


#大川内麻里への心理カウンセリングのお申し込みは、下記よりメールをお寄せください。
 http://www.okawauchimari.net/cgi/mf/himail.cgi
 最近は、ご要望にしたがって、
 学生さんや既卒の方へのキャリアカウンセリングなどもお受けしています。

#お申し込みのまえに、下記をご確認くださいませ。
 対面式カウンセリングについて→http://blog01.okawauchimari.net/2008/05/post_f0a4.html
 メールカウンセリングについて→http://blog01.okawauchimari.net/2008/09/post-61db.html

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

 

|

■子どもたちの抱える“居場所”のない思い~新たな闇「家出サイト」…少女狙う“泊め男”、軟禁・暴行も

拙著「親が知らないケータイ・ネットの世界」でも触れましたが、

家庭に居場所を見出せない子どもたちは、
家出サイトで見知らぬ男性のもとに身を寄せてまで、
家にいたくない、いられない、
そのためなら身体を差し出しても構わない――そう思っているんです。


それくらい、居場所のない思いをしている。


わたしの立てているミクシィトピックに
「もしもし。~あなたの居場所」というものがあります。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=42102950&comment_count=107&comm_id=906052

ここにも、多くの居場所のない少年少女、
また成人でも居場所のない思いを抱えている人たちが
SOSを必死に出してやってきます。


そういった居場所のない子どもたちに
どうやって居場所をつくってあげたらいいのか、

わたしたち親、大人に突きつけられている課題とはなにか。


真剣に考え、非常に切迫した思いで
彼、彼女らの心情に寄り添いつつ
筆を走らせたのが、拙著「親が知らないケータイ・ネットの世界」です。

以下、まえがきを公開します。


---------
まえがき 親が知らないケータイ・ネットの世界

「経営者の父と教育熱心な母のもと、裕福な家庭で何不自由なく育った子」
「成績はトップクラスで、学級委員なども任される優等生」
「先生や友だちからの信頼も厚く、みんなの人気者」

 これが小中学校のころの私、「大川内麻里」に対する、まわりからのおおむねの評価だったのだろうと思います。

 しかし、実情は――

 家庭は崩壊し、毎晩階下で響く、両親のなじりあう声。弟の小さな身体を抱きしめて震えていました。
「母と弟は私が守らなければ」と、つらい状況下でも涙を見せず、強い子を演じていました。
 友だちにも先生にもだれにも、自分の本当の胸のうちを打ち明けられなかった。

 でも人はそんなに強くいられるものではない。
 泣きたかった。弱い自分をだれかに知ってほしかった。

 行き場を求めてのめりこんだのは、ひとりの男性との恋愛。
 でもそんな存在も失って――

 限界でした。
 どこにも居場所がなかった。孤独感に打ちひしがれていた。
 やり場のない気持ち、凍てついた心の行き場所を求めて、私がたどりついたのは、当時でいう「伝言ダイヤル」。親の目を盗んでかけるのがやめられなかった。
 見知らぬ男性との会話。言われるがままに会って、求められるがままに身体を差し出しました。

 もし当時の私にインターネットやケータイといったツールがあったら。
 あのころよりも、もっと簡単に出会いサイトにアクセスして、家出サイトで見つけた男性の家に転がり込んで、生きるために身体を売っていたのではないでしょうか。

 インターネットやケータイを舞台にした少年少女の事件が後を絶ちません。
 でもそんな事件を見聞きするたびに、私は思うんです。
 私だって、時代が時代であれば、そうなっていたかも知れない。否、きっとそうなっていたに違いない。
 ネット・ケータイの世界の闇に踏み込んで犠牲になっていく彼らの姿に、私は15年前の自分自身の姿を重ねるのです。
 決して他人事に思えないのです。
 彼ら、彼女らと、私とは隣り合わせだと。
 そして、違いはただ「ネット」「ケータイ」というツールが、そこにあったかどうか。
 ただそれだけだと。

 本書は、かつてそんな少女であった私、そしていまや一女の母である私が、ネット・ケータイ社会の現状を見つめ、少年少女のリアルな心情に寄り添いながら書き下ろしたものです。
 いま、ネット・ケータイ社会でなにが起こっているのか。現実と仮想現実が交差する場で、少年少女たちはなにを思い、なにを感じているのか。
 そして、私たち親、大人は、そんな現状を目の前にして、いったいどうあるべきなのかを探っていきたいと思います。

 また私は過去の経験を生かして、10代の子どもたちの悩み相談――主に性に関するもの――を受ける活動をしています。
 その活動から見えてきた、現代の少年少女の性意識や、親が子に伝えていくべきことについても語っていきたいと思います。

 わが子の幸せを願わない親などいません。私だってそのひとりです。

 いまを生きる子どもたち、ひとりひとりの幸せな未来を願って、本書を綴りました。
---------

ご興味お持ちいただけましたら、ご一読ください。


大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

新たな闇「家出サイト」…少女狙う“泊め男”、軟禁・暴行も

4月25日3時9分配信 読売新聞

 携帯電話の小さな画面に、少女たちの「SOS」の叫びがあふれていた。

 「誰か助けて。お金もう200円しかないです」「1週間ぐらい泊めてくれる方いませんか」「ある程度は覚悟してます」--。

 携帯サイト上に無数にある「家出掲示板」。家出をしたい少女と、少女を家に泊めたい男、いわゆる「泊め男(とお)」をつなぐ。それはあまりに危険な「出会いの場」だ。

          ◇

 掲示板を利用していた少女に、東京都内の駅前で会った。長い付けまつ毛に濃いアイライン。16歳という。白いケータイをちょっと持ち上げ、「コレがある 限り、泊まる場所が見つからない気はしないよ」と笑う。「『家出したい』って書き込むだけで、すごい返信くるもん」。埼玉県の自宅にはもう11か月間帰っ てない。

 不在がちな父親と、不満のはけ口を子供たちに向ける母親。そんな家にいるのが嫌で、初めて家を飛び出したのは中1の時だ。だが、当時は行くあてもなく、数日後には家に連れ戻された。変わったのは、家出掲示板の存在を知ってからだ。

 掲示板で泊め男を見つけると、段ボール4箱分の荷物を着払いで送る。関東一円から新潟、愛知にも行った。1か所に2週間から1か月。嫌になったり相手の 都合が悪くなったりすれば、また次の泊め男を探す。掲示板で「一緒に行動しませんか?」と仲間を募り、「いい条件の泊め男がいたら、情報交換してみんなで 使い回す」とも言う。

 だが、待っていたのは、そんな幼い知恵ではコントロールできないほどの暴力の世界だった。

 昨年12月には、埼玉県の20歳代の男に「家賃分、働け」とホテル街に連れて行かれ、客を取らされた。逃げるように移った千葉県の男の家では1か月以上 軟禁され、毎日のように複数の男から暴行を受けた。腕と太ももに残る傷跡。逃げようとして見つかり、「罰」としてナイフで刻まれたという。「もう水着にな れないね」。それでも、少女は家に帰るつもりはないという。

 警察庁によると、1年間に補導される未成年の家出人は昨年、10年ぶりに増加に転じ、前年比175人増の4536人となった。少年問題に詳しい日本女子 大の清永(きよなが)賢二教授(社会心理学)は「家出掲示板は思春期なら誰でも抱く、軽い家出願望を実現させてしまう。家出は今や一部の子供だけでなく、 普通の子供たちの問題」と警告する。

 児童買春の温床とされてきた出会い系サイトへの規制が強化されたのは昨年12月だ。2007年時点で5000前後あるとされた出会い系サイトの届け出数 は今年2月末時点で2527に。だが、都内のサイト運営会社の担当者(29)は「出会い系サイトが減っても、利用者は規制対象外のサイトに移るだけ」と指 摘する。「家出掲示板も実質的には出会い系。出会いの場が法の網の外に移り、実態はむしろ見えにくくなった」

| | コメント (0) | トラックバック (3)

■定額給付金とDV被害者への対策について問題視すること~母子寮だけに限らない、男性の被害者もいる

函館市や福岡市は、
DV被害により、住民票を移さぬまま(加害者の追跡を恐れて)
逃げている女性や子どもにも、
定額給付金を支給する策を発表しました。

他の自治体にも推奨されるべき、
否、国レベルでの対応が必要な策だと思います。


ただし、「母子寮」や「公的機関」に限っているところが気になります。
逃げている先は、シェルターかもしれないし、
シェルターにいるあいだに探したアパートかもしれない。
また民間のシェルターもあります。(むしろ民間のほうが活発)
DV被害者は、死に物狂いで居場所を探します。

また夫のもとに入る給付金の差し止めも
同時になされなければなりません。


最近、DVシェルターについて、
いろいろと調べる機会があったのですが、

「妻がDVシェルターで洗脳されてしまっている」
という男性の声を聞きました。

洗脳という言葉が適当かどうかは別問題として、
DVシェルターには、
いまより客観性が求められるのではないかと考えています。


また被害者を女性に限っているのは、
根本的な大問題です。

前々から言っておりますが、
女性から男性への暴力というのもあります。

DVは身体的暴力にだけ限られるものではありません。
精神的暴力、経済的暴力、性的暴力なども含まれます。

よく「逆DV」という言葉を耳にしますが、
この言葉にも違和感を覚えてください。

男性=加害者、女性=被害者、という
一方的な図式はおかしいんです。


さらに男性が被害者となる場合、
社会的背景から、SOSを出しにくく、
深刻化する傾向があります。

男性が被害に遭った場合に、
相談したり逃げたりする機関の整備を求めます。

【関連記事】
#DV相談も受け付けています。お申し込みはこちらから。
■【相談所】セックスセラピー/セックスカウンセリング相談所開設のお知らせ■
■【メール相談について】セックスカウンセリング・セックスセラピー(恋愛カウンセリング・結婚カウンセリング含む)■
性と愛の質問・相談CAFE(掲示板)
悪役になってでも伝えたかったこと~TBS「R30」“逆DV”特集・元加害女性として出演して
★テレビ出演します! 「DV加害女性の心理」について★
「逆DV」
セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)
セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。
作家K先生の「現代女性の性意識」に対するご意見――挿入する性・挿入される性(2)
24歳当時の「現代女性の性意識」に対する拙意見――挿入する性・挿入される性(3)

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

DV被害者に独自給付金・・・函館市、国と同額分

 北海道函館市は20日、配偶者からの暴力(DV)を逃れて別の住居に避難している被害者を救済するため、国の定額給付金や子育て応援特別手当と同額分を給付すると発表した。

 DV被害者は、住民票を元の住所に残したまま避難しており世帯主に支給される定額給付金などを受給できないため、市で対策を検討していた。市によ ると、受給対象者は今年2月現在でDVの被害実態があって世帯主と別居中で、公的機関や支援団体などと面接相談をしていた人で、約40世帯、約110人の 見込み。

 申請は、電話や来庁による本人の申し出を確認した上で、送付される申請書に記入し、裁判所からの保護命令の決定書の写しなどの必要書類を添付する。5月中旬からの支給を予定している。

(2009年4月21日  読売新聞)

       

福岡市がDV被害者に独自給付金  同額を支給

      

               

 福岡市の吉田宏市長は21日の記者会見で、夫などによるドメスティックバイオレンス(DV)から逃れるため住民票とは違う場所に住んでいる人に対し、定額給付金と同額を独自に支給すると発表した。

               

 給付金は住民票に基づき支給されるが、DV被害者の中には、加害者に別居先が知られることを恐れ、住民票を異動しない人もおり、吉田市長は「生活に困っている人をサポートするという趣旨に沿って、市としても手助けしたい」と話した。

               

 対象者は、支給の基準日となる2月1日以前に、市などの公的機関に相談していてDV被害者と確認でき、福岡市に居住している人と、その同居家族。市は約320人を見込んでおり、5月15から29日の間に電話で相談を受けた上で申請書類を郵送する。

               

 北九州市の北橋健治市長も21日の定例会見で、DV被害者とその同居家族について同様の対応をすることを明らかにした。

              2009/04/21 12:26   【共同通信】

    
定額給付金相当額を支給 04/21 12:12      

夫などからの暴力から逃げていて、住民登録できないドメスティック・バイオレンスの被害者に対して、定額給付金相当額を支給する動きが福岡県内の自治体で進んでいます。

福岡市の吉田市長はけさ、市独自におよそ530万円の予算を計上したと発表しました。

DV被害者には、住所が分からないよう住民登録していない人が多く、定額給付金を受け取ることができません。

福岡市で給付対象となるのは、今年2月1日以前に福岡市や警察に相談し、公的な支援を受けた人とその家族で、およそ320人と想定しています。

久留米市も既に同様の決定をしています。

北九州市では100人程度が対象と見られ、北橋健治市長は世帯主と2重払いになることについて「やむを得ない」と話し、「市民の理解は得られる」と述べました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

■【メール相談について】セックスカウンセリング・セックスセラピー(恋愛カウンセリング・結婚カウンセリング含む)■

性(セックス)、愛(恋愛、結婚など)に関するメールカウンセリングについて、
料金設定を明示しておきます。
対面のご相談は女性あるいはカップルのみですが、
メール相談は男性からのものも承っております

 6,000円/3往復まで(※前金制)
 #追加:1往復あたり1500円


○お申し込み方法
ご希望の方は、
まずはこちらのメールフォームに下記の必要事項をお書き添えの上、
メールをお送りください。
 ・氏名(匿名可) ・メールアドレス
 ・相談内容(簡単で結構です)
http://www.okawauchimari.net/cgi/mf/himail.cgi
折り返し、お振込先を書いたメールをお送りします。
お振込み確認後、メールカウンセリング開始となります。

※ご相談内容によってはお断りすることもございますこと、
 ご了承くださいませ。



カウンセラー実績
大川内麻里(おおかわうちまり)

セックスレスから性被害DV妊娠避妊射精障害
性に関するちょっとした疑問まで、
2005年より累計1000件のネットカウンセリングを行う。
心理学をベースにした手法+実践的アドバイスにより、
クライアントの抱えている問題を解決へと導く。

性・セックスにまつわる悩みは恥ずかしいことでもなんでもありません。
あなたの悩んでいることは、とっても大切なこと。

大切に受け止めますから、
いっしょに解決を目指していきましょう。^^

もちろんあなたのプライバシーは守りますので
ご安心くださいね。


#対面式カウンセリングについて
まだ当面は、
カップルでのご相談、あるいは女性の方のみに
限らせていただきますこと、ご了承くださいませ。

○場所:
東京都内

○料金:
学生6,000円/1回90分
女性8,000円/1回90分
カップル13,000円/1回90分

○申し込み方法

まずはこちらのメールフォームに下記の必要事項をお書き添えの上、
メールをお送りください。
 ・氏名(匿名可) ・メールアドレス
 ・相談内容(簡単で結構です) ・カップルか女性のみか
http://www.okawauchimari.net/cgi/mf/himail.cgi


【関連記事】
■【相談所】セックスセラピー/セックスカウンセリング相談所開設のお知らせ■

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

★テレビ出演します! 「DV加害女性の心理」について★

テレビtvの取材を受けました。
「DV加害女性の心理」について
みっちりお話させていただきました(3時間ロケsweat01)。

0805b180

どんなふうに編集してくださるか、
どれくらい使われるかはわかりませんが、
語れることは語らせていただいたかな。

0805b183

今回、大川内はDVの加害経験被害経験もあり、
DVについて研究を重ねている女性として出ています。

加害経験があることはすでにカミングアウト済みですが、
あらためてテレビという媒体で語ることで
ご批判を受ける部分もあるであろうことは覚悟の上です。

それでも伝えなければならない
――そんな社会的使命感がこの胸にあるから。

0805b181

0805b182

放送日時は以下のとおりです。お見逃しなく!(笑)
 6月6日(金)24:40~ TBS「R30」
 オーバー30のための“人生情報バラエティ=LIFEエンターテイメント”番組です

0805b174

【関連記事】わたしの基本的なDV観はこちらをご参照ください。
「逆DV」
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。
新婚夫婦に潜むDV ~携帯わいせつ画像で口論、新婚の妻絞殺容疑の夫逮捕
「デートDV」とは &DV被害者・加害者に経験者のわたしが勧める解決のヒント
セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)
セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

■【相談所】セックスセラピー/セックスカウンセリング相談所開設のお知らせ■

これまでメール掲示板で承っておりました
セックスに関するご相談ですが、
みなさまのご希望にお答えして、

このたび対面で実際にお会いしての
ご相談
もお受けすることといたしました。

ただし当面は、
まずはカップルでのご相談、あるいは女性の方のみに
限らせていただきますこと、ご了承くださいませ。


カウンセラー:大川内麻里(おおかわうちまり)
セックスレスから性被害、DVや妊娠、避妊、射精障害、性に関するちょっとした疑問まで、
2005年より累計1000件のネットカウンセリングを行う。
心理学をベースにした手法+実践的アドバイスにより、
クライアントの抱えている問題を解決へと導く。

○場所:東京都内

○料金:
学生6,000円/1回90分
女性8,000円/1回90分
カップル13,000円/1回90分

○申し込み方法

まずはこちらのメールフォームに下記の必要事項をお書き添えの上、
メールをお送りください。
・氏名(匿名可) ・メールアドレス
・相談内容(簡単で結構です) ・カップルか女性のみか
http://www.okawauchimari.net/cgi/mf/himail.cgi


性・セックスにまつわる悩みは恥ずかしいことでもなんでもありません。
あなたの悩んでいることは、とっても大切なこと。

大切に受け止めますから、
いっしょに解決を目指していきましょう。^^

もちろんあなたのプライバシーは守りますので
ご安心くださいね。

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

はじめての講演を終えて~(1)半生を語るということ

大川内のはじめての講演
がんばらなくてもいい~ポジネガシンキングのススメ
おかげさまで、無事終えることができました。

わたしの長い療養生活からの本格復帰・第一弾の仕事であり、
はじめての挑戦でもあった、この講演。

無事終えたいま、
さまざまなこと――主催してくださった超ブレイク塾・Nさんとのご縁や
講演でお話した自分の半生など――を思い返し、
深い感慨とともにいます。


まずは、今回「話し手」としては海のものとも山のものともつかないわたしに
はじめてのチャンスという
なにものにもかえがたい貴きものを与えてくださったNさんに、
万感をこめて。ありがとうございました。

そしてお越しくださったみなさん、
わたしの話を最後までお聴きくださり、ありがとうございます。

それからさまざまな事情できたくてもこれない、
それでも「行きたかった」とおっしゃってくださったみなさんにも、
心からの感謝を。


今回の講演について、
自分の思いを書き留めておきたいと思うんだけれども、
幸い、わたしはテーマ別に3つのブログというチャンネルをもっているので、
せっかくだし、ブログ別にいくつかにわけて書こうかと画策しております。


さて、今回の講演でお世話になった、主催の超ブレイク塾・Nさんについては、
ブログ「フリーターの品格」の「自分の本質を理解してくれる人に「自分」を書いてもらう喜び~インタビューにおいて大切なこと & 「本を編集者で選ぶ」という贅沢」でも触れていますが、

たった一度だけ、わずかな時間お話しただけで、
わたしの本質をつかんでくださった(とわたしが思い込んでいる(笑))方です。


先のブログ記事で触れていなかった、
わたしにとって、すごーく印象深かったNさんのお言葉をひとつ。


   「大川内さん、被害者じゃないですか」


わたしが自分の歩んできた道のりについて
つらつらとお話しはじめたとき、
Nさんは一言こうおっしゃったのでした。


その言葉が、ストンと心のなかに落ちてきて。
すーっとね、なにかが引いていくのをかんじました。

あぁ、そうか、と。
わたしは「被害者」だったんだ、と。


たとえばね、今回きたくてもこられなかった方のおひとりから、
「講演の告知文を読んで、
大川内さんがいじめに遭っていたことをはじめて知りました。
そうだったんですね……」
というメールをいただいたのだけれど(びっくりさせちゃってごめんなさいね)

わたしには自分で認めきれていない被害体験がいくつかあります。

いや、それどころか、
「自分がわるいのだ」と自分を責めてすらいる体験が。

(#先日、見るともなしに見ていたテレビ番組で
「性的虐待」を取り扱っていたのですが、
父親から被害を受けた女性が
「自分も共犯者だ」と自分を責めているのを見て、
いたたまれないながらも、
そう思い込んでしまう心理というのは、
わたしも実感をもってよくわかってしまったんですよね)


たとえばね、「いじめ」のことも
自分で「自分はいじめられていた」と認めることができていなかった。
だから、これまでブログなんかでも公開していませんでした。


でも、わたし自身、声高にしてこれまで叫んできたように(ex.2002年とある季刊文藝誌に寄稿させていただいた、社会批評「メディアと女性」などにも書いています→当該部分の抜粋はココの最後のほうに)
「あらゆるトラウマからの回復の第一歩は
まず受けた傷を“正しく”認識すること」だと考えています。


“正しく”認識する、というのは、
つまりは「被害」を「被害」と認識する、ということ。


たとえば「自分がわるい子だから、こんな目に遭ったんだ。自分なんかはこんな目に遭って当然なんだ」とか
先述の「家族内の性被害者が持つ共犯者意識・自責の念」のように、

絶対的に“被害者”であるのにもかかわらず、
そういった認知の歪みを生じてしまっていて、

それが回復の弊害になっていることというのが、
たぶんにあるから。

実際、わたしのなかにもあるから。


だからね、Nさんのかけてくださった、
大川内、あんた被害者じゃないか、という一言は、
すごーくすごーくありがたく貴いもので、

だから、講演でもあそこまで話すことができたんだ、と思いますし、

(講演でなにを話したかは、
対価を払っていらしてくださった方々を保護するため、
もちろんブログでは書きませんが)


だから、終わったあと、Nさんが
「今回話すにあたって、つらいことを思い出させちゃったんじゃないか」
と言ってくださったんですが(ホントさすがだねこのひとは、いやさすがなんだよほんとに)

「たしかにそれ(半生を語るにあたって痛みを伴うこと)はあったけれど、
でもそれは自分にとって必要なプロセスだった。
向き合ういい機会になった」

とお答えしたのであります。


うん、本当にそういう意味でもいい機会を与えていただいたんですよね。
チャレンジしてよかったです、本当に。


それからね、これまで、講演とかテレビ出演とかご依頼いただいても
病気の都合上、辞退させていただかざるをえなかったんです。

でも今回こうして無事はじめての講演を終えることができて、

ここまでこれたのは、
大川内麻里の30年間に関わってくださった、
まわりのみなさん、おひとりおひとりのおかげだと、

感謝の念にたえません。

本当に本当に、みなさん、ありがとうございます。


さて、次はブログ「フリーターの品格」あたりで、
編集者として、今回の講演を振り返りましょうかね。


【関連記事】
はじめての講演を終えて~(2)出版人が話す、ということ
自分の本質を理解してくれる人に「自分」を書いてもらう喜び~インタビューにおいて大切なこと & 「本を編集者で選ぶ」という贅沢
[用いられる言葉による犯罪の残虐さの軽視]わたし、こと大川内麻里は、8歳のときに『性犯罪』の被害に遭い、人格と心理的子宮の破壊を受けました。20年を経たいま、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの苦痛を受けています。繰り返します。大川内麻里は、8歳のときに『性犯罪』の被害に遭ったのであって、決して『いたずら』などといった軽い悪ふざけを受けたわけではありません。

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「がんばらなくてもいい~ポジネガシンキングのススメ」

いよいよ2日後に迫ってまいりました、大川内の講演会!
主催の超ブレイク塾・Nさんの日記から、紹介文を拝借。

-------------
★15日(火)
うつ・ひきこもりでも出版できる!社長になれる!
「がんばらなくてもいい~ポジネガシンキングのススメ」
http://www.school-superbreak.com/archives/172
弱さを許す癒しの言葉/物書き・編集者 大川内麻里

正調の超ブレイク塾です(第11回)。
講演系では初の女性キャラ登場です。
40万部のベストセラー本の著者・編集者、という金字塔的な側面もお持ちなんですが、あくまでひとつの側面。
今回お伝えしたいのは、売れる本の書き方ではありません。
生き方・生き様の方面です。
苦しい状況は乗り越えなきゃいけないものだと思っていたのですが(そして乗り越えられない己を嫌悪)、大川内さんにお会いしてから少し変わりました。
強い自分を作り上げるのではなく、弱さを受け入れる。
そして、弱いところと付き合いつつ、時には休みながら、・・・それでも仕事で成果を出したりキャリアアップしたり、自分のやりたかった道で活躍することは可能、ということを知りました。

うまく言い表せませんが、とにかく「名作」が生まれる可能性をすっごく感じているのですよ。
ぜひいらしてください!
-------------

というわけで、わたしからもぜひいらしてください!

【関連記事】
はじめての講演を終えて~(1)半生を語るということ
はじめての講演を終えて~(2)出版人が話す、ということ
自分の本質を理解してくれる人に「自分」を書いてもらう喜び~インタビューにおいて大切なこと & 「本を編集者で選ぶ」という贅沢

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

★【お知らせ】4/15(火)夜・講演やります!★

ありがたいご縁で、講演をさせていただくことになりました。
みなさん、お誘い合わせの上、ぜひいらしてくださいね。


●テーマ:がんばらなくてもいい
 ~ポジネガ・シンキングのススメ

●講師:弱さを許す癒しの言葉 物書き/編集者 大川内麻里

●日時:4/15(火)19:30~

●場所:東京都港区東新橋2-10-10 東新橋ビル2F
新橋から7分、汐留から5分、大門から6分、浜松町から7分

●主催:超ブレイク塾さま(感謝!)
http://www.school-superbreak.com/

●料金:一般3000円 学生1000円 フリーター・ニート1000円
……のところを!

★☆「大川内ブログ見た」で2000円になる特典アリ!!☆★

参加ご希望のかたはメールください!
お待ちしております。


講演後、交流会もあります。
みなさんとお話させていただけるのを楽しみにしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

性犯罪、DV(ドメスティックバイオレンス)、PTSD……傷ついた方たちへ

 

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の悩み相談CAFE

 しばらくぶりの更新になります。

 実は、6月から4ヶ月間、混合性不安抑うつ障害(パニック障害・うつ病・PTSD)の治療のために入院していました。

 帰宅すると、性暴力、DV(ドメスティック・バイオレンス)など、被害に遭われた方々、あるいはそのご家族やパートナーの方から、またたくさんのメールが届いていました。

 おひとりおひとりへのお返事はあらためてさせていただきますが、4ヶ月の入院生活を経て、いまわたしが言えることをここに記しておきます。


 わたしのPTSD(心的外傷後ストレス障害)は、8歳のときに遭った性犯罪の被害によるものです。

 当初、このブログは、わたしがその傷を克服していく過程をつづることを目的としてたちあげました。
(いまは病気のことは、主にこちらのブログに書いています。よろしければごらんくださいね!http://blog04.okawauchimari.net/


 あのころのわたしは、なんとか心の傷を克服したくて必死でした。
 これを癒すことができれば、“男性と正常な関係を結べない”自分も変えられるはずだって。
 職業柄、その体験を小説として昇華することさえできるのではないかって。
 おぞましいあの記憶を、受けた屈辱の痕跡を、どうにかしたい。治したい。
 そうじゃなければ、自分には未来がない。


 いまならわかります。
 はっきり言って、焦っていました。
 焦って焦って、思いばかりが先走って、空まわりしていました。


 2年ほどまえにカウンセリングを受けたことがあります。
「治さなければ」「治したい」その一心で。

 でも、そのときは気持ちとは裏腹に、被害について、どうしても語れなかった。
「8歳のときに性犯罪の被害に遭った」それは言える(言えるようになった)、でもその先の言葉が継げない。

 結局、たった2度ほどのセッションで、ひどく苦痛になり、そのカウンセリングは断念しました。
(そのころの日記はこちらです↓
カウンセリング初回
病名にPTSDが加わる

2度目のカウンセリングを終えて
カウンセリングで事実と向き合う痛み

わたしがカウンセリングの記録をブログにアップするワケ」)


 今回、入院したときにも、治療目標として、わたしははじめ「性被害のPTSDを克服すること」を挙げていました

 でも主治医の態度は違いました
 先生は、こうおっしゃったのです。

「それは、いまいきなりふたを開けて、無理にほじり出すことだろうか?」と。

「いつかかならず自然と向き合えるときがくるはず。
 それまでふたをしておくのもひとつだよ」

 つまり、「いま」は「そのとき」ではないのではないか、と。


 はっとしました。

 以前にカウンセリングを断念したときも、自分で自然と向き合える状態なんかではないのにもかかわらず、「治さなければならない」という焦りから、無理矢理に向き合おうとしていました
 そしてかえって傷口を広げることになってしまっていたのです。

 それをわたしはまた繰り返そうとしている――。


 そう気付いたわたしは、先生にこう告げました。

「性被害のことは、向き合えるそのときまで、“かためるテンプル”しておきます」


“かためるテンプル”というのは、わたしが心理的な問題を考えるときによく使う言葉なのですが、元ネタは“かためるテンプル”という使い終わった油を固めておく薬剤のこと。

 つまり、無理にほじりださずに、かといって、無理に忘れてしまおうと努力するのでもなく(往々にして忘れようとすればするほど忘れられず、ぬかるみにはまってしまうものです)いったんかためて、心の奥深くにそっと沈めておこう、ということです。


 ですから、入院中、PTSDの治療は直接は行ってもらっていません。

 が、それでも、いまのわたしは、本来の自分らしさを取り戻しつつあり、勇気と希望をもつことができるようになってきているのです。


 つらいよね?
 苦しいよね?
 強くなりたいんだよね?
 負けたくないんだよね?
 前に進みたいんだよね?
 どうにかなりそうなんだよね?
 どうしたらいいかわかんないんだよね?


 でも、考えてみて。
 いま、本当に克服するべき「そのとき」なのかどうか。
 だいじょうぶ。
 自然に向き合えるときになってからでも、決して遅くはありません。

 それまでは、“かためるテンプル”しておく。


 わたしは、そんな方法を選びました。


 わたしという一個人の単なるひとつの事例にすぎませんが、もしも、だれかの小さなヒントになることができたとしたら、それほどうれしいことはありません。


【関連記事カテゴリ】
●性犯罪
●DV(ドメスティックバイオレンス)
●子どもを狙った性犯罪

【関連記事】
[用いられる言葉による犯罪の残虐さの軽視]わたし、こと大川内麻里は、8歳のときに『性犯罪』の被害に遭い、人格と心理的子宮の破壊を受けました。20年を経たいま、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの苦痛を受けています。繰り返します。大川内麻里は、8歳のときに『性犯罪』の被害に遭ったのであって、決して『いたずら』などといった軽い悪ふざけを受けたわけではありません。

レイプ被害者・被害児の心理(4)~家族の受け止め方

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「逆DV」

 

 前回取り上げた、携帯のわいせつ画像で口論の末、新婚の夫が妻を絞殺した事件ですが、翌日の報道を見ていたら、案の定、「逆DV」という表現がなされていました。

 しかし、この言い方そのものに、違和感をかんじてほしいと、わたしは願います。

 たしかに、メジャーなほうを基準とし、「逆」をつけることで、マイナーな問題に焦点を当てていく、というのは、社会に対する問題提起の王道ではありますが。

 そもそも、DVという言葉の本来の意味するところが、日本ではまったくもって誤解されています。
⇒拙文「「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」」にも書きましたように、
日本語訳では「ドメスティック・バイオレンス(DV)」は一般的に「配偶者間暴力」と訳されるが、これでは本来の意味を満たしていない。本来は、配偶者間恋人間元配偶者あるいは元恋人間、また親子間兄弟間における暴力も、これに含まれているからだ。

 また、予測していたことではありますが、マスコミを含め、受け手が、この事件をことごとく「恋人や配偶者のケータイ見る・見ない?」という話でまとめあげ、「くだらない事件」という印象を残していること。

 このような日本の現状を、わたしは憂いています。

【関連記事】
新婚夫婦に潜むDV ~携帯わいせつ画像で口論、新婚の妻絞殺容疑の夫逮捕
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。
性犯罪、DV(ドメスティックバイオレンス)、PTSD……傷ついた方たちへ


大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

新婚夫婦に潜むDV ~携帯わいせつ画像で口論、新婚の妻絞殺容疑の夫逮捕

 

 一部報道によれば、夫は「普段から妻に暴力を振るわれていた」「人を殺すことはいけないことだが、妻は殺さざるを得なかった」「妻に、自分の家族や友人に危害を加えると言われた」と供述しているとされています。


 もちろん、これだけでは事の真偽は判断できず、今後、慎重な捜査により、妻から夫への暴力が事実であったかどうか、明かされていくことでしょう。


 ただ、わたしとしては、以前から論じているように

「DVの被害者=女性、加害者=男性
 であるとは限らない。

 女性から男性への暴力も、実際にある。

 そして、特に、男性が被害者である場合、
 男性の“あるべき像”に縛られ、
 被害者が周囲へ救済を求めにくい」


 ということを強調しておきたいと思います。


 いまのDV防止法は、「被害者が女性である」という前提に立ってつくられたもので、内容も(たとえ前提の問題点を別にしたとしても)不十分すぎると考えます。


 また、自分の体験からも言えることですが、DVの影には精神疾患が潜んでいる場合もおおいにあるので、精神医療によるDV家庭へのサポートも、より望まれるものと考えています。


 殺害された方のご冥福をお祈りするとともに、このご夫婦と、家族やご友人、まわりの方々のため、お二人のあいだにいったいなにがあったのか、一刻も早い事実の解明を望みます。


【関連記事】
性犯罪、DV(ドメスティックバイオレンス)、PTSD……傷ついた方たちへ
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。
「逆DV」


携帯わいせつ画像で口論、新婚の妻絞殺容疑の34歳逮捕
5月7日11時34分配信 読売新聞
 警視庁町田署は7日、東京都町田市森野2、会社員川上仁志容疑者(34)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕した。
 調べによると、川上容疑者は6日午後9時から同10時ごろの間、自宅マンションの一室で、妻の和子さん(28)の首を両手で絞めた疑い。和子さんは7日未明、死亡が確認されたため、同署は容疑を殺人に切り替えて調べる。死因は窒息死。
 川上容疑者は、携帯電話に保存していたわいせつ画像を和子さんに発見され、口論になったという。2人は、今年2月に結婚したばかりだった。
 川上容疑者から「妻を殺した」と携帯電話で連絡を受けた神奈川県内の友人が7日午前0時過ぎ、交番に駆け込んだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070507-00000302-yom-soci


大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/


※参考

続きを読む "新婚夫婦に潜むDV ~携帯わいせつ画像で口論、新婚の妻絞殺容疑の夫逮捕"

| | コメント (1) | トラックバック (1)

SOS赤ちゃんとお母さんの相談窓口・電話番号(24時間受付) ~こうのとりのゆりかご(俗称:赤ちゃんポスト)

 

 こうのとりのゆりかご(俗称:赤ちゃんポスト)を運営する慈恵病院(熊本)では、匿名での電話相談を受け付けています。24時間、無料で対応してくださいます。


■SOS赤ちゃんとお母さんの相談窓口
 フリーダイヤル0120-783-449
 24時間無料電話相談


 このブログにも、妊娠・出産や育児、人工妊娠中絶などに関して、深刻な悩みを抱えていらしてくださる方が多くいます。

 まずは、上記に電話をして、お話を聞いてもらってみてはいかがでしょうか?
 そういったお母さん、女性の悩みに理解のある、専門家の方々が対応してくださいます。

 なにも隠すことはありません。泣いたって構いません。
 自分だけで答えを出すまえに、一度、話してみませんか?
 正直に、素直に、心のままを打ち明けてみてはいかがでしょうか?

 きっと光が見えてくるはずだと思いますよ^^


みなさまの良識を信じておりますので、そんな方はいらっしゃらないと思いますが、上記のフリーダイヤルは、あくまでも、おなかにいる赤ちゃん、すでに生まれてきてくれている赤ちゃん、そしてお母さん方のためのSOSダイヤルです。
 それ以外での目的でのお電話(いたずらなど)はご遠慮ください。

【関連記事】
「赤ちゃんポスト」という“通称”に踊らされないでください。事の本質が見えなくなってしまう危険性があります。
「こうのとりのゆりかご(俗称:赤ちゃんポスト)」に預けられた子のその後を考える(1)~養子縁組と里親制度
世論はこうして作られてゆく―「赤ちゃんポスト」という“通称”の罪。ないがしろにされる「こうのとりのゆりかご」の本質論


大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

※参考

続きを読む "SOS赤ちゃんとお母さんの相談窓口・電話番号(24時間受付) ~こうのとりのゆりかご(俗称:赤ちゃんポスト)"

| | コメント (0) | トラックバック (3)

特急車内で強姦を繰り返す~ なぜ彼らは通報しなかったのか? 通報しなかった、通報できなかった乗客の心理

 

 今日は、この事件をテレビ報道で見て、あまりにも卑劣極まりない犯行に、久々にPTSDの症状と思しきが出てしまった。

特急トイレで女性暴行、36歳男を再逮捕…乗客知らんぷり
4月22日21時9分配信 読売新聞
 JR北陸線の特急電車内で昨年8月、女性客に乱暴したとして、大阪府警淀川署は21日、滋賀県湖南市の解体工事業、植園貴光被告(36)(強姦=ごうかん=罪などで公判中)を強姦容疑で再逮捕した。

 同じ車両には約40人の乗客がおり、異状に気付いた人もいたが、植園被告にすごまれ、制止や通報ができなかったという。

 植園被告は昨年12月、JR湖西線の電車内と大津市内の駅トイレで2件の女性暴行事件を起こしたとして起訴され、今月6日、大津地裁で開かれた初公判で起訴事実を認めていた。

 調べでは、植園被告は昨年8月3日午後9時20分ごろ、特急「サンダーバード」(9両)が福井駅を出発した直後、旅行客の大阪市内に住む20歳代の女性 の隣に座り、「声を出すな、殺すぞ」と脅して体を触り始め、同10時45分に京都駅を出発後、トイレに連れ込んで暴行した疑い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070422-00000312-yom-soc


 性犯罪については、いまは病気の影響や、もろもろの事情で、精神的に書けなくなってしまっているわけだけれど、勇気を持ってすこしだけ書きます。


 ニュースの「知らんぷり」という見出しに踊らされないでください。それは報道する側が用いた表現であって、実際の状況が「知らんぷり」と言われるような状況であったかには大きな疑問が残ります。


 なぜだれも助けなかったのか。通報しなかったのか。
 という乗客を 責めたてる意見が聞かれますが、そんな議論はナンセンスです。


 それよりも、むしろ、こういった、前科もわかっているだけで9件もある、しかも仮釈放のわずか1ヵ月後にこのような卑劣な強姦事件を繰り返す性犯罪者。

 生来的な脳機能異常によって、性衝動の制御が不可能なのではないかと疑われる性犯罪者が、なぜ何度もこのよ うな犯罪を犯しえる状況にいられたのか。

 そして、このような犯罪者に、本当に二度と再犯を犯させないためにはどうすればいいのか――というところを議論するべきです。 


 通報しなかった/できなかった乗客の心理については、ニューヨークで、Kitty Genovers事件という強姦殺人事件――38人もの目撃者がいながら、だれひとりとして、通報も救助も行わなかった――があって、それについて行われた心理学の分析があります。

 今回の事件でなぜ通報が行われなかったのかを知る手がかりになるでしょう。

 まえに、別件でこの分析に触れているので、ご興味のある方はご覧ください。
(⇒「仕事はひとりでやりなさい――チームワークと個人プレイヤーの仕事術」)

●一部抜粋-------

1964年のアメリカ・ニューヨークで、Kitty Genoversという女性が強姦された上、殺害されてしまうという事件が起こった。
驚くべきは、後の調べによって明らかにされた目撃者数――Kittyが暴漢に襲われた悲鳴を聞き、そして強姦されてから殺されるにいたるまでの30分もの時間に、それを目撃しながらも、通報も助けることもせず、ただ傍観していただけのひとたちが、なんと38人もいたというのだ。

当初、これは都会の人間の冷淡さや、目撃者たちにとって、普段抑制されているサディステッィクな欲求を充足するものだったなどとして話題に取り上げられたが、後に心理学者のLataneらは、それに真正面から異論を唱える――「否、Kittyが誰からも援助行動を受けることができなかったのは、むしろ大勢の目撃者がいたからこそなのではないか?」

まず、①大勢が見ていたことによって、ひとりあたりの責任感が分散され、軽くなる(責任の分散)が起き、「自分が援助行動を起さなくてもいいだろう。誰かがやるだろう」とする『社会的手抜き』が行なわれてしまったのではないか?

そして、②おなじことを目撃している他人を見ることによって、他人の判断をあてにする、換言すると、他人の判断から得た情報から、実在する現実とは違った『社会的現実』がそこに生じてしまい、ひとりひとりの判断が鈍化してしまったのではないか?

-------

 記事は仕事という切り口ですが、Kitty Genovers事件において目撃者がなぜ通報しなかったのか、社会心理学の観点から解説しています。


#この記事は、改稿の上、FPN-新規事業とイノベーションを考えるニュースコミュニティにも寄稿しています。
(⇒http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=2284
公開1日ですでに 2万ビュー を超え、トップニュースになっています。

【関連記事】
性犯罪、DV(ドメスティックバイオレンス)、PTSD……傷ついた方たちへ
仕事はひとりでやりなさい――チームワークと個人プレイヤーの仕事術
レイプ被害者・被害児の心理(4)~家族の受け止め方

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

※参考(他社のより詳しい記事)

続きを読む "特急車内で強姦を繰り返す~ なぜ彼らは通報しなかったのか? 通報しなかった、通報できなかった乗客の心理"

| | コメント (4) | トラックバック (9)

犯罪の厳罰化は何のためか?(2)性犯罪者への各国の取り組み

 

 前回、「犯罪の厳罰化は何のためか?(1)性犯罪者処遇プログラム」で、刑罰というものはまずは再犯を防ぐためにあるべきだというわたしの考えと、わが国の「性犯罪者処遇プログラム」とその問題点についてお話しました。

 今日は、性犯罪者への各国の主な取り組みをご紹介します。

アメリカ 出所後も顔、氏名を公開。住所の届出が義務。州によりGPSによる監視も。
イギリス 出所後はGPSの体内埋め込み(検討)
フランス 出所後はGPSによる監視。
スイス 再反省の高い者は終身刑。

 前科者の情報公開。GPSによる24時間の監視体制。終身刑。
 これらは、現在の日本では、残念ながら、まだ取り入れられていません。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

犯罪の厳罰化は何のためか?(1)性犯罪者処遇プログラム

 

 しばらくぶりの更新になってしまいました。

 過去にもこのブログで取り上げた奈良女児殺害事件の小林薫の死刑確定
 広島・木下あいりちゃん殺害事件における、ホセマヌエル・トレス・ヤギ被告への一審での無期懲役判決
 東京都羽村市の小学校教諭、渡辺敏郎による交通事故死児童写真、勤務校の児童の写真を用いた、悪質なポルノサイト事件
 九州の中学校教諭による男子生徒への連続強制わいせつ(※すでに何県何市まで報道されてはいますが、被害生徒が特定される恐れをすくなからずはらんでいると考え、わたしの信念により伏せます)
……などなど、多数、取り上げたい事件、問題がありましたし、また「性と愛の質問・相談CAFE」に寄せられた声からも書きたいことは山ほどある毎日ですが、わたし自身が、個人的に「性」というテーマについて、考えるところがあって……ご無沙汰してしまいました。
(むしろ、その心の過程を書くべきなのではないか、とこのブログの当初の趣旨からすれば思うのですが)
(※ほかの3つのブログは、割と更新しています。掲示板にもお答えしてます。OkawauchiMari.netトップページからどうぞ)


 さて、今日は犯罪の厳罰化についてのお話です。
 わたしは、犯罪、こと再犯性の高い性犯罪について、厳罰化を求める発言をしてきたり、現行法にはない処罰のあり方を提案したりしてきました。
 これは、なにも「犯人をこらしめてやりたい」という憎悪の念から言っているわけではありません

 罪を犯したものに罰を与える。
 その意味は、報い、被害者感情への対応、社会的な影響などさまざまですが、わたしはなによりもまず
「制裁というものは、再犯防止のためにあるべきだ」
 と考えています。

 だから、
「刑罰というものは、再犯を防ぐために必要十分なものでなければならない」と。
 それは、刑期であったり、刑罰のあり方であったり、刑期中に課されることであったりします。


 日本では2005年度に「性犯罪者処遇プログラム」というものがまとめられました。奈良女児殺害事件を契機に議論され策定されたものです。
 罪名の如何にかかわらず「犯罪の原因・動機が性的欲求に基づく者」が対象となります。

 このプログラムは、認知行動療法を用いたもので、たとえば、下記のような科目が用意されています。

  • 認知の歪み・・・別の事件の犯人の言い訳をテーマに議論して思いこみのメカニズムに気づかせる
  • 自己管理と対人関係・・・就職面接の演習などを通じて、対人関係を築くトレーニングをする
  • 被害者への共感・・・手記やビデオを見聞きする
  • 再発防止計画・・・自分の行動を詳しく分析させ、「仕事上のストレスを避けるにはどうしたらいいか」「ストレスを感じたら、どう対処したらよいか」など、ストレスマネージメントを考えさせる

 再犯の恐れの高さなどに応じて受講科目を決め、最長16ヶ月あまりをかけて履修することとなります。

 ただ、このプログラムにも、まだまだ問題点(課題)が山積しています。
 たとえば、受刑者や仮釈放中の保護観察対象者は、現行法に基づいて受講を義務づけることができますが、保護観察付き執行猶予者については受講を義務づける法律がないのです。
「受講を強く説得する」ということになってはいますが、拘束力がない以上、受講するか否かは、本人の選択次第となってしまっているのが現状です。

 再犯の可能性が否めない犯罪者の、ひとつの「病」という考え方もできる、当人をして犯罪を犯させる性的欲求の異常。
 その「治療」が、本人任せ。

 こんなことで、いいと思いますか?
 わたしたちの平穏な生活は守られるでしょうか?


 次回は、性犯罪に対する各国の取り組み、薬物療法などについてお話したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

セックスや恋愛・結婚の質問・相談はコチラへ!(ケータイ対応)

 セックスレス、避妊、妊娠、出産などなど、セックス(性)にまつわる疑問。悩み。
 恋愛や結婚、離婚、DVなど、夫婦間、恋人間の疑問。悩み。

 今さら人には聞けないな……。
 身近な人には相談しにくいな……。
――そんなふうに思っていることってありませんか?

 そんなときには、みんなに聞いてみましょう! 解決の糸口が見つかるかもしれませんよ♪
 ということで、掲示板を開放いたしました。

性と愛の質問・相談CAFE ~ by.SEX-Therapy【セックスセラピー】

 わたしのこれまで培ってきた実績を活かすことももちろんですが、「これわかるよ」って方や「自分もおなじこと悩んでた」って方は、積極的にコメントしていただければと思います。
 いっしょに解決を目指してお話しましょう。
 みなさんでお使いください^^(マナーを守って、ね♪)

 また、この掲示板は携帯電話からも閲覧できます。
携帯版のURLを携帯に送る

| | コメント (0) | トラックバック (1)

性被害に程度の差などないに等しい

 わたしが心理学生をしていたときの話です。

 ある講義で「来週は近親相姦についてです」と先生。教室内はすくなからずどよめきました。
 そして、その当日。配布された資料に挙げられた事例は、義兄にキスをされたり胸を触られたりした――というものでした。
 その講義の最後。先生が言いました。
「みなさんは、この事例を“こんな程度のこと、たいしたことないじゃないか”と思ったかもしれません。近親相姦と聞いて“もっとすごいもの”を想像していたかもしれません。
 ですが、被害者にとって、どんな行為であれ、心の傷は深いものなのです。
 それを理解してもらうために、今回はあえて“この程度の”事例を取り上げました」

 図星でした。わたしたち生徒は、事例として取り上げられるのは、セックス行為=ペニスを膣に挿入する行為があるものがくると想像していて、そうでない事例が取り上げられたことに、軽々しい言葉を使うと、肩透かしをくらったような気分になっていたのです。
 そして、そんな自分を知ることで、性被害について“程度の差”をもって「たいしたことないじゃないか」などと考えていた自分に気付かされたのです。

 わたしがこのブログを通じていただくメールのなかで、性被害に遭われた方が、ご自身の被害体験について「軽いものなのですが」と書かれていることがあります。
 またたとえばですが、植草元教授の一連の行為を「たいしたことないじゃん」と笑いごとにしてしまうひとがいます。

 しかし、わたしは思うのです。性被害に程度の差などないに等しいと。
 そして、そういった“程度の差の意識”が被害者感情を麻痺させ、回復のプロセスをさまたげるのです。
 わたしが常々口にしている持論ですが、心の傷を癒すための第一歩は、つらいことをつらい、悲しいことを悲しい、その感情をあるがままにかんじ、受け入れることからはじまります。だから、それを阻害することはイコール回復を阻害することとなってしまうのです。

 被害者が「たいしたことない」と言っているからたいしたことないのでは? と思う方もいらっしゃるでしょう。
 よく考えてみてください。社会に浸透してしまっている“程度の差の意識”は、わたしたちひとりひとりの意識のなかに入り込んでしまってはいないでしょうか? 「たいしたことない」と言っている被害者も、そのひとり。言ってみれば、「たいしたことない」と思い込まされているにもかかわらず、それが自発的な感情だと錯覚してしまっているのではないでしょうか。

 性被害に限りません。いじめだってなんだって。
「たいしたことのない」被害なんてないんです。
 被害を程度の差で語ることは、被害者から、“つらいことを「つらい」と思う自由と権利”を奪う危険性があるものなのです。

こちらのブログもよろしくね♪的な、ね(笑)。テーマ別に4ブログ運営中です。

大川内 麻里の“人生がより心豊かになる”コトバ 1日1文
フリーターから起業した女性経営者が綴る「働くということ」(元フリーター編集者の出版日記)by 大川内 麻里
フリーターから起業した女性経営者、パニック障害になる。+鬱病・PTSD by 大川内 麻里

各ブログの概要はコチラをクリック! 更新情報(最新記事)は右側バーにあります⇒
もし、ご興味をお持ちいただける記事がございましたら、どーぞどぞです♪^^

| | コメント (2) | トラックバック (0)

性欲はなぜ起きる?(5)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳(2)

心理学を専攻していた学生のころ、大脳生理学(精神生理学)の講義が、つまらなくてつまらなくて仕方がありませんでした。

でも、教授のふとした一言がきっかけで、ぐっとその世界に引き込まれました。

「脳の仕組みが完全に解明されれば、心理学なんていらなくなる」

そういうことか!と。そうだったのか、脳を理解するというのは、ひとの心を理解するということなのだと。

さて、今日は、ひとが恋愛をするとき、セックスをするときに、どのように脳が働くかを見ていきたいと思います。

ひとが恋をしたとき
脳内では、ドーパミンとフェニルエチルアミンいう神経伝達物質が放出されています。これは、ひとを、とっても幸せな気持ちで満たします。

そして、セックスをしたいという衝動は、視床下部に作用するテストステロン(男女ともに)とエストロゲン(女性のみ)という、性ホルモンによって起こされます。

恋をして、セックスをして……このときに注目したいのは、オキシトシンというホルモンの脳内における活動です。

オキシトシンは、親子にせよ、恋人同士にせよ、「お互いが、かたい絆で結ばれている」という感覚を呼び起こします。

では、このオキシトシン、どんなときに放出されるホルモンなのでしょうか。

まず、ひとつは、性器を刺激されたとき。
そして、オルガスム(オーガスム)のとき。このときは、まずドーパミンが大量放出され、そのあとにオキシトシンが出ることによって、セックスを終えたあとの弛緩状態をつくりだします。
あとは、出産直前ですね。

こういったときに、オキシトシンは、さかんに出て、浮遊感心が温かく満ち足りた感覚を呼び起こして、相手との結びつきを促進します。

そして、オキシトシンの放出があった相手のことは、深く記憶に刻まれます

恋人たちが離れ離れになるときに、動揺したり、不安になったりするのは、この相手との絆を感じるオキシトシンの放出量をあげようとするからなのです。

このオキシトシンが、脳内にあふれまくっているあいだには、ひとは、それこそ、『恋は盲目』といった状態になり、現実から引き離され、相手の欠点には目をつぶり、特に、恋人の客観的評価ができなくなるといいます。ある種の狂気ですね。

ここまでの一連の「性欲はなぜ起きる?」シリーズを読んできてくれたみなさんは、「では、恋愛もセックスも、すべて、脳に支配されているものなの?」と思われるかもしれません。

そこで、冒頭のわたしの学生時代の教授の言葉を繰り返します。

「脳の仕組みが完全に解明されれば、心理学なんていらなくなる」

教授は、こう続けたのです。

「しかし、脳科学の研究は、近年、急速に進んでいるとはいえ、その全貌を明らかにするのは、到底無理な話だ」

ひとの心の動きは、脳の仕組みを知れば、ある程度、わかることはできますが、すべてがわかるわけではない。

これが、恋愛のおもしろさであり、セックスの楽しみであるのではないでしょうか。

【関連記事】
「愛情≠性欲≠勃起」
「性欲はなぜ起きる?(1)セクシャル・ブレイン――大脳生理学から」
「性欲はなぜ起きる?(2)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳」
「性欲はなぜ起きる?(3)――性的刺激→勃起=精子がたまること=射精=性欲?! 男性の成長にしたがって」
「性欲はなぜ起きる?(4)――女性の顔に射精することと、母親からの分離・独立」

| | コメント (2) | トラックバック (0)

性欲はなぜ起きる?(4)――女性の顔に射精することと、母親からの分離・独立

さて、今日は、男性の性欲というか性的嗜好について、心理学的な側面からアプローチしてみたいと思います。

ある方からお聞きして、非常にショックを受けたことなのですが、ティーンエイジャーのなかには、「セックスは、最後は、女性の顔に、精液をかけて終わるもの」と思っている子たちが、多くいるというのです。所謂、顔射と呼ばれる行為です。

そういった誤った認識をもってしまうのには、アダルトビデオの影響も大きいでしょうが、ここでは、いったん、それは置いておきます。

ここで、はじめて、「セックスは、最後は、女性の顔に、射精して終わるものではない」と知ったひとたちは、
「セックスと妊娠の仕組み、教えます☆」
を、避妊についてお話した
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(3)【終わったあとのこと】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(4)【コンドームのこと.1】」
「中高生のみなさんへ――学校では教えてくれない・はじめてのセックス(5)【コンドームのこと.2】」
とあわせて読んでおいてください。また、これらについては、あらためて、よりわかりやすくまとめて書きます)

さて、ひとが生まれて、まず最初に触れるのは母親ですね。
女の子にとっては、はじめて知る同性です。しかし、男の子にとっては、はじめて知る異性なのです。まず、ここに違いがありますね。

しかし、ほとんどの子どもは、母親との密接な関係を保って育っていきます。

女の子は、幼児期から、母親と自分を一体に感じる「同一化」のプロセスを経て、思春期になると、母親とは別個の「自分」という存在のアイデンティティーの確立をしようとします。そこには、大きな葛藤が生まれる場合もあります。

男の子の場合はどうでしょうか。
男の子にとって、女の子のように、自分と一体に感じる「同一化」の対象は、父親です。
しかし、現代では、まだまだ母親が育児の主体となっているのが実情。
あるときには、幼児期に「母親を独占したい」という欲求から、父親に対し、敵対心を抱くこともあれば(父親殺しのオイディプス王の神話から「オイディプス(エディプス)コンプレックス」などと呼ばれます)、またあるときには、同一化した父親とおなじ視点で母親を見ることから、母親が、セクシャル・モデルとなる場合もあります。前者の場合も、母親が、男児にとって、はじめてのセクシャル・モデルとなることには変わりはないでしょう。

さて、そんな男の子が、成長して、やがて、思春期にさしかかったとき。
女の子と同じように、「自分」という存在のアイデンティティーを確立しようとします。
そのときに、経ざるをえないプロセスとして、「母性の否定」があります。
母親を恋愛やセックスの対象とすることは、社会通念としてタブーですから、同級生の女の子などと、恋愛やセックスの関係を結ぶときには、「セクシャル・モデルとしての母親像」を乗り越えなければなりません
しかし、「セクシャル・モデルとしての母親像」を、女性一般におなじように感じてしまう「投影」がなされている男の子もすくなくありません。

男の子は、これに葛藤します。

「セクシャル・モデルとしての母親像」ひいては、それを投影させてしまった女性一般像を、一度、彼らは否定してしまわなければならないのです。

そこで、そのひとつの方法として、女性の顔に射精するということで、女性美すなわち女性性のシンボルを汚し、否定しようとするのです。

これは、「セクシャル・モデルとしての母親像」との決別「セクシャル・モデルとしての母親像」からの分離・独立です。

顔射という行為や性的嗜好について、わたしは、なんら否定するつもりはありません。かといって、全面的に肯定するつもりもありません。
それぞれの男女のあいだで、合意のとれているセックススタイルであるのであればいいと考えています。

ただ、顔射という行為や性的嗜好の背景には、こういった心理的な遠因が隠れていることもあるということを述べているだけです。

ある意味では、発達段階において、男の子にとって、必要なプロセスであるともいえるし、かといって、絶対不可欠なものではない
なぜなら、「セクシャル・モデルとしての母親像」との決別は、男の子にとって、かならず経ねばならないプロセスであり、しかしながら、女性の顔に射精するという行為以外でも、「セクシャル・モデルとしての母親像」との決別はできうるからです。

なにが不健全かというと、「セクシャル・モデルとしての母親像」との決別が、発達段階相応にできないこと
母親が過保護、過干渉であって、あまりにも大きな存在であるとか、現代の家族に多い父親の心理的不在だとかが、阻害要因として挙げられるでしょう。

すべてがすべて、そうと決めつけるわけではありませんが、たとえば、顔射という行為に、病的なほどの性的興奮を覚えるだとか、女性の顔にでないと射精できないだとかいった場合には、もしかすると、「セクシャル・モデルとしての母親像」との決別が、うまくいっていないかもしれません

もちろん、先述のように、その手のアダルトビデオやポルノの影響も大きいでしょう。それについては、また別の機会にお話しします。


【関連記事】
「愛情≠性欲≠勃起」
「性欲はなぜ起きる?(1)セクシャル・ブレイン――大脳生理学から」
「性欲はなぜ起きる?(2)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳」
「性欲はなぜ起きる?(3)――性的刺激→勃起=精子がたまること=射精=性欲?! 男性の成長にしたがって」
「性欲はなぜ起きる?(5)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳(2)」

| | コメント (2) | トラックバック (0)

愛情≠性欲≠勃起

「わたしの身体を、セックスを、求めてこない彼……わたしって、愛されていないのかな? 女性としての魅力がないのかな?」

「セックスに対して淡白な彼……わたしから、“セックスしたい、セックスしようよ”って誘ったら、変に思われるかな? 淫乱な女、なんて思われちゃうかな?」

「彼が勃起しなかった……わたしがいけないのかな? 勃起する・しないは、デリケートな問題だっていうけれど……?」

「“本当に好きなオンナは抱けない”っていう男性がいた……わたしと彼にセックスの関係があるってことは、彼は、わたしのこと、本当に好きではないってこと? 遊びなのかな?」

 ――女性のみなさん、こういったことで悩んだことはありませんか?

実は、わたし自身も悩んだことがあります。こと、ティーンエイジャー(10代)のころは、男性のカラダとココロについて、よくわからないだけに、そして、誤った捉え方をしていただけに、真剣に悩みました

また、女性の友人同士で、恋愛やセックスの悩みを打ち明けあうと、まわりの子たちも、おなじようなことで悩んでいるんです。よく、この類のことを、友人に相談されていましたし(自分も悩んでいたくせに、それらしく相談に乗ってしまうわたしでした^^;)、また、いまの年齢になっても、同様のことを相談されることがあります

おなじなんですよ
彼氏とのセックスに悩むティーンエイジャーも、セックスレスに悩む既婚女性も。

なにがおなじかというと、男性のカラダとココロについて、わかっているつもりでも、実はわかっていないというところ。そして、男性のカラダとココロについて、誤った捉え方をしているところ。

でも、それが悩みの種であるならば、男性のカラダとココロについて、理解を深めればいいだれにだって、わからなくて当たり前のこと、わからないことは知ればいいんです。知ろうとする姿勢が大事なんです。
ただ、それだけのことです。
たった、それだけのことで、悩みが解消されるのであれば、他愛もないこと。逆にいえば、たった、それだけのことで解消される悩みであれば、思いつめることなんてないんです^^

もちろん、これは、決して、あなたの悩みを軽視しているというわけではありません。わたしだって、悩みに悩んで、でも、抜けるときはすぽっと驚くほど簡単に抜けられたことなのでね。
絡まった糸をほどく方法を知ることそれを覚えることそこまでは大変かもしれない。でも、一度、覚えてしまえば、驚くほど簡単にほどけてしまうものなんです。

わたしは、幸いなことに、セックスに関してオープンに話し合えるほど、親密な男友だちに恵まれていて(「男同士の友情」という話も^^;)、彼らから、さまざまな話を聞かせてもらってきました。

ひとつ見えたことがあります。

それは、男性にとって、女性への「愛情(ココロ)」「性欲(カラダとココロ)」「勃起(カラダ)」は、かならずしも、イコールというわけではないということ。

これから、数話にわたって、男性のカラダとココロについて、さまざまな観点から見ていきます
もちろん、「男性」とひとくくりにするのではなく、個体差があることを前提として。(なので、一般論になるか、ケーススタディーになるか……かな)

男性の方々からのご意見も、お待ちしております。わたしに不勉強な点や解釈の誤りがあれば、どうぞご指摘ください。どんなことでも、ぜひぜひ、お気軽にお寄せください! あなたの言葉は、きっと、読者の女性たちのプラスになるはずです。

また、女性も、もちろん、「こんなふうに思っていた」「こうじゃないの?」「わたしの場合は」といったことがあれば、ぜひコメントしてくださいね。

次回は、まず、男性の性欲の仕組みについて、お話ししていきたいと思います。

【関連記事】
「セックスレスの心理学(1)」
「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」
「セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)」
「セックスの持続時間と男性の射精」
「能動? 受動? ――セックスにみる男性性・女性性の誤り(2)」
「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」
「生理前(月経前)や生理中(月経中)に、女性の性欲はアップする?!」
「性欲はなぜ起きる?(1)セクシャル・ブレイン――大脳生理学から」
「性欲はなぜ起きる?(2)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳」
「性欲はなぜ起きる?(3)――性的刺激→勃起=精子がたまること=射精=性欲?! 男性の成長にしたがって」
「性欲はなぜ起きる?(4)――女性の顔に射精することと、母親からの分離・独立」
「性欲はなぜ起きる?(5)セクシャル・ブレイン――恋する脳、セックスする脳(2)」

| | コメント (6) | トラックバック (0)

本当に「健全」な男女の「性のあり方」とは?<風俗案内所規制の条例案・警視庁

久々の更新ゴメンナサイアレルギーで入院しておりました。詳しくはココ
さて、そんなこんなで、やや遅ればせながら、今日は下記の記事から。

■風俗案内所規制の条例案・警視庁
 繁華街で増えた性風俗店などの案内所が健全な街づくりに悪影響を及ぼしているとして、警視庁は案内所の公安委員会への届け出などを義務づける条例案を来年2月の東京都議会に提出する方針を決めた。来年夏の施行をめざす。同様の条例は大阪府で来年2月施行予定で、成立すれば全国で2番目。

 警視庁によると、今年4月施行の改正迷惑防止条例で性風俗店の客引き行為が禁止された影響で、都内の風俗案内所は昨年末の82カ所から今年10月末には114カ所に増加したが、案内所を規制する条例はなかった。 (16:00)
Sat, 19 Nov 2005 16:00:00 日本経済新聞社

んーーー、石原都政になって以来、こういったことが相次いでいますね。
石原都知事は「健全、健全」と、この言葉を振りかざしていますが、わたしには、単なる小手先の「対策」にすぎず、目的と対策が乖離しているとしか思えないんですよ。決して「健全な対策」などと呼べる代物ではない
そういったことがなぜ起きるかというと、物事の原因と現状の分析が浅いからなのではないでしょうか?

ちなみに、最近小学生が犠牲になる言いえぬほどの事件が相次いでいることから、無作為に抽出した一般市民へ、それに関するアンケートをとったところ、こういった事件への対策としてなにが適切かという質問で、もっとも多かったのはなんだったと思います? 「ポルノ雑誌やWEBサイトへの規制」でした。2位に「刑罰を重くする」、3位に「前科者の情報開示」
しかし、わたしは「被害者が出てからでは遅い。迅速かつ的確な取り組みを! 幼児ポルノおとり書類送検の先にあるもの<子ども条例初適用:無職の男を書類送検 奈良県警」(3)禁じられるほど高まる抑圧された願望にも書いたとおり、「ポルノ雑誌やWEBサイトへの規制」「前科者の情報開示」は諸刃の剣でもあり、反対ではありませんが、諸手を挙げて賛成という気持ちにはなれません。前者は特に短絡的で、性犯罪の原因の本質が見えていないように感じます。

さて、話を石原都政に戻します。

話をスムーズに進めるため、確率での判断で、男性のみなさまには大変申し訳ないのですが、性犯罪が主に成人男性によって行なわれることを、ここでは前提としておきます(もちろん、男性が被害者になることもあり、わたしは決して「性犯罪者=成人男性」と決めつけるような考えは毛頭もちあわせておりませんこと、ご了承くださいませ)。また少女売買春も一部含みながらお話します。

成人男性による性犯罪。少女売春に代表される、若年層(特に少女)の性の乱れ。
ここでの因子としては、大別して、下記のふたつが挙げられます。
(1)女性に対して屈折した欲望をもつ男性
(2)自らを大切にせず、安易にお金と替えてしまう少女

わたしからすると、両者は根底にあるものが、すごく似ているように見えるんですね。
では、いったいなにが似ていると見えるのか。主として、以下の2点です。

〈A〉「誤った男性性・女性性(※ジェンダー・アイデンティティー)に基づいた自信を追求していっているがゆえ、ジェンダー・アイデンティティーの危機にさらされていること」
〈B〉「愛のカタチとしての性知識の欠如」

******************************

まず、〈A〉「誤った男性性・女性性(ジェンダー・アイデンティティ)に基づいた自信を追求していっているがゆえ、ジェンダー・アイデンティティーの危機にさらされていること」について。
ジェンダーとは身体の性別=セックスに対して、環境などによって後天的に形作られた社会的な性別を指します。つまり、ジェンダー・アイデンティティとは、個人が自分自身に対して「男らしさ」「女らしさ」を定義した上で、男性として、女性として、自分のあるべき姿はこうだと抱いている固定観念のことです)

日本の「らしさ」の観念は、いままさに過渡期にあります
キャリア女性に専業主夫女性上司に男性部下。しかし、そういった男女の生き方、スタイルは、まだまだ社会に受け入れられ、浸透しているとは言い難いでしょう。
しかし、かつては「専業主婦」という言葉すらなかったくらい、女性は結婚後は家庭に入ることが当たり前だった時代もありました。当たり前すぎて「専業」もなにもなかったんですね。
かといって、先述のように、キャリア女性、専業主夫などが、スタンダードになっているわけではない
よって、いまはやはり男女観の過渡期といえるでしょう。

以下、「レイプ加害男性の心理」に書いたこととも、多少重複しますが、わたしたちは、子どものころから、「男性は女性より優位で、女性を守る存在でなければならない」「女性は男性に加護されなければ生きていけない、弱くて男性から受身で愛される存在でなければならない」といった男女観を後天的に刷り込まれています
あくまで「後天的」と書いたのは、一家の母を家長とし、女性・妻・母が狩猟に出て、男性・夫・父が、家事や育児を担うという民族も存在するからです)

「男性は女性より優位で、女性を守る存在でなければならない」「女性は男性に加護されなければ生きていけない、弱くて男性から受身で愛される存在でなければならない」という誤った、本来の男女のあるべき姿として望ましくない男女観――これは、あくまでも、わたしが男女の先天的な性差に基づく、向き不向きやできることできないこと、強み弱みなどは事実としてあることを決して否定はせず、また権利のみを主張して義務をなおざりにするようなことはいけない(ここまであたりが、ほかのフェミニストの方々とは、考えが異なるところかも)それらの事実を踏まえた上で、男女は人間同士としてフェアであるべきだと考えていることに立脚しているからですが――そういった望ましくない、誤った男女観に基づいて、「男らしくあろう」「女らしくあろう」とすると、いまの社会ではうまくいかない。どこかしらに歪みや摩擦が生じてしまいます

そうすると、どうなるでしょうか。
自らの男性性、女性性への自信を喪失し、ジェンダー・アイデンティティーの危機にさらされてしまうひとたちも少なくはないでしょう。

それが行動として表出するのが、下記だと考えます。
---------
●男性の場合・・・同年代の女性に脅威を感じて、(それこそ)“健全な”交際ができなくなり、女性を暴力的にねじ伏せるレイプモノのポルノなどに傾倒。性風俗はお金の授受を介することで、男性が優位になれる場所。やがて対象は、より弱者である幼児・学童に向けられ、そういったポルノに手を出す。そして、ひいては性犯罪を実行する者も――。

●女性の場合・・・「わたしってなに?」誰かに求められたい、そうすることで、自分の存在価値を確かめたい。たとえ、それが見知らぬ男性の性欲というかたちであっても……所謂売春や性的逸脱行為である。この心理を実に見事に描き出しているのが、村上龍先生の小説『ラブ&ポップ――トパーズ2』ですね。また売春予備軍の多さは、97年3月に起きた「東電OL殺人事件」への注目度と、この事件を追った佐野真一氏ルポの売れ行きに顕著です。ただし、わたしは風俗などで働く女性が言いがちな「自分たちのように、こうやって身体を売っている女性がいることが、性犯罪の抑止力となっているのだ」という主張には共感も賛同もできません。
---------

だから、そういった男女観は、思い切って捨ててしまってほしい
そのような、とてもではないけれど、望ましい、正しいとは言い難いような男女観に縛られて、それで自らの男性性・女性性への自信を喪失してしまうなんてもったいないことです。
ましてや、それを遠因として、性犯罪や売買春に走ってしまうなんて……なんの罪もない方々や子どもたちが犠牲になっていくなんて。

******************************

次に
〈B〉「愛のカタチとしての性知識の欠如」について。

これは性教育の問題ですね。
性教育については、このブログでも連載しましたが、わたしの時代もそうでしたが、いまだに正しく望ましい性教育が、学校でも家庭でもほとんど行なわれていない実情に愕然としました。
わたしの世代も、性に関することは「恥ずかしいこと」として、タブーですらあるかのように隠匿されていました。そして正しい情報がないだけに、興味本位で誤ったセックスに及び、傷ついていく男女も見てきました。
親も教師もそういった性教育しか受けずに育ってきて、今度は自分が子どもたちに教える立場になってしまったものだから、やはり自分たちの受けた性教育と同様の感覚で、性教育と真正面から向き合うことから逃げ、その素晴らしさを伝えることができずにいるんですね。その事情はよくわかります。

しかしながら、否、だからこそかな、雑誌や漫画、インターネットの悪影響が……と危惧し、これらも小手先で規制していく

……違うでしょう? まったく無関係とまでは断言しませんが、すくなくとも、問題の本質は、そこからは見つからないでしょう。

親、教師がいますべきこと。子どもたちが、そういった誤った情報に触れるまえに、適切な性教育をしておけばいいんですよ。そして、誤りかそうでないかを自己判断できるだけの力を身につけさせておけばいいんです。

たしかに、雑誌や漫画、インターネットなどに、危険な悪しき情報が氾濫しているのは事実です。しかし、単純に規制するだけで事は済むでしょうか? わたしはそうは思いません。

対抗するとすれば、その悪しき情報に勝る、わかりやすくて、思いやりややさしさ、温かさにあふれる性教育。セックスは愛のひとつのカタチであるという悦び。男女の身体の仕組みと第二次性徴、セックスから妊娠、出産の素晴らしさなど……を、子どもたちと真正面から向き合って伝えていくことです。

そして、これは、わたしが伝えていきたい、そしてこのブログでも実践している性教育でもあります
「インターネットなどに、危険な悪しき情報が氾濫しているのは事実。ならば対抗策として、インターネットを通して、実体験を交えながらわかりやすく、読者の目線に合わせて、“相手への思いやりややさしさ、温もり、愛のこもったセックスの悦びや素晴らしさ”を伝えていけばいいじゃん!」と。

おかげさまで、拙文を読んで「意識が変わった」といってくれるなどの反響も多く、うれしい限りです^^みんな、ありがとうね~☆このブログの読者であるみなさんの存在が、わたしの原動力です! ほんの一言でいいんですどんなことでもいいんです。もしなにかを感じてもらえたら、ちょっとでも聞かせてもらえるとうれしくて、ますます頑張っちゃいますので、よろしくですっ♪(笑)

やや話がそれましたが、石原都政下では、障害児、障害者への性教育を阻害するにしかすぎないこんなこと(「障害児、障害者への性教育」)までもが行なわれています。これは、養護学校だけではなく、公立の小・中学校にも、同様の性教育の方法への圧力がかけられています。

******************************

冒頭に下記のように書きましたが、
んーーー、石原都政になって以来、こういったことが相次いでいますね。
石原都知事は「健全、健全」と、この言葉を振りかざしていますが、わたしには、単なる小手先だけの「対策」にすぎず、目的と対策が乖離しているとしか思えないんですよ。決して「健全な対策」などと呼べる代物ではない。
そういったことがなぜ起きるかというと、物事の原因と現状の分析が浅いからなのではないでしょうか?

以上が、わたしの考える原因と現状の分析の一部です(他の側面から考察することもできるので、「一部」としておきます)。

******************************

対策としては、わたしが石原氏の立場にあるとすれば、まず

■性教育に模型を使用することを公立校、養護学校ともに解禁する
■小中学校の現役教諭と親に性教育の仕方を徹底指導
■これから教職を目指すひとたちのために、教員採用試験や教育実習に性教育のプログラムを取り入れる
■企業にも協力を求めて、ビジネスパーソンへの性教育も行なう

 ⇒家庭と教育現場、地域や企業にに向けて性教育を行なう。なにせ、彼らの受けてきた性教育は前時代的なクローズドなもの。まずは彼ら自身に性教育をしなおす必要性がある。父兄の理解を得るのは難しいだろうが、これは大事な大事なこと。
 セックスは恥ずかしいことなどではなく、素晴らしいものであること。だから、わが子へもオープンな性教育を行なうべきだということを教える。性に関する情報がブラックボックスに密閉されて未知なものであるため、好奇心で安易なセックスに走ってしまう子どもたちの存在もある。くさいものには蓋では、むしろ逆効果で、ともすれば、性的逸脱行為を助長するだけだ。
 また、親や教師が抱いている幻想と、現代の中高生の性の実態との乖離を理解させなければならない。「ウチの子だけは大丈夫」は、もう通用しないという現実。かといって、正しい性知識に基づいてのセックスならば、頭ごなしに否定することはない(ただし、発癌率からすると、やはりはじめてのセックスは、18歳以上になってからが望ましくはありますが)。

そして、ここからは法案レベルの話になりますが

■当然ながら、性犯罪や買春の刑罰を重くすること
■買春者だけではなく、かつてのように、売春者も罰するというか、しかるべき施設で更正を目指す
■性犯罪者の更生プログラムの見直し

 ⇒彼らが従来の男性性にこだわることなく、ひとりの人間として自分に自信をもつことができるように
■消費税や嗜好品類の税率を引き上げるくらいなら、いっそのこと、「ポルノ税」でも導入してみますか、イタリアみたいに(もう制定・施行されているんだっけ? 起案だけだっけ??)

******************************

[  結 論  ]
石原都政下では、「健全」な男女の「性のあり方」は、到底望めないでしょう。
わたしはわたし個人で動きますよりよい男女のあり方を目指して賛同してくださる方がいらしたら、ぜひメールしてください!

******************************

【関連記事】
「障害児、障害者への性教育」
「性教育や初期の性体験がひとに与える影響」
「レイプ加害男性の心理」

本日のBGM♪ REIGN IN BLOOD / SLAYER
もちろん、退院早々、いきなりコレっきゃないでしょ(笑)なスラッシュメタルの教科書。しかし、彼らのライヴDVDはすごかった……すごすぎた……だって、まじで降り注ぐ血ノリのなかでプレイしているんだもの!(爆)

| | コメント (5) | トラックバック (1)

小児性愛者(ペドフィル)の原因と対策――子どもたちを守るために

最近、ニュースからの引用+考察が続いていているけれど、今日は(今日も^^;)下記のニュースから。

■奈良女児誘拐、小林被告が手記「後悔している」

 奈良市の女児誘拐殺人事件で、殺人罪などに問われた毎日新聞販売所の元従業員小林薫被告(36)(公判中)が手記をまとめていたことが5日、わかった。

 情状鑑定に弁護側が提出した資料で、拘置中の奈良少年刑務所内で8月中旬までに書いた。

 便せん13枚のうち、事件に触れたのは「後悔」と題した最後の2枚。女児殺害について、「(なぜ、殺したのか?を)一人考えるけど、考えれば考える程、あの日自分でした事が、正直分からない」と記している。

 7月の公判で「現在はどう詫(わ)びていいかわからない」と初めて謝罪の言葉を口にしたが、手記は「『詫びている』という気持ちは、本人である俺(おれ)自身でしか分からない事だから、あまり『詫びている』とか『悪い事をした』とか『反省している』なんて言いたくはない」と心境を述べ、「ただ後悔を本当にしている事だけでいいから信じて欲しい」と結んでいる。

 小田晋・帝塚山学院大教授(犯罪精神医学)は「事件の核心部分となる小児性愛は告白しておらず、肝心な部分には触れたくないという自己防衛が働いている。被害者への同情心にも欠けており、犯行を後悔するという深刻な自責の念は読みとれない」と分析する。
(読売新聞) - 11月5日15時49分更新

わたし自身、小児性愛者(ペドフィリア)によって、人格破壊行為心理的子宮破壊行為(とわたしは呼んでいる)を受けた被害者のひとりなので、こういった事件への考察には、すくなからず感情的主観的なものが入りやすいということは(もちろん極力抑えるが)、あらかじめ了承していただきたい。

しかしながら、彼らが小児性愛者(ペドフィリア)となった原因を探ることで、その対策を図ることができるのではないか――そう思い、この記事を書く。

(1)まず「彼らはなぜ小児性愛(ペドフィル)に走るのか」
端的に述べると、大人の女性が怖いから。オトナのオンナノヒトと接することが怖いからだ。
彼らは、社会で活躍する大人の女性と、「(多少語弊があるが)正常な関係」を結ぶことができない

このように書くと、あたかも女性の社会進出が、小児性愛を助長しているかのようにとらえられるかもしれないが、決してそうではない

問題の本質は「優劣」で物事を測ろうとすることにある。

優劣をスケールとして、周囲を見渡せば、当然ながら、他人と自分との優劣を意識せざるをえない
ここで、自らを「劣」とする、つまるところ、自分に「劣等感」をもった男性、かつ同年代の女性に「優」を感じた男性は、小児性愛に走りやすい傾向にあるといえるのではなかろうか。

なぜなら、どんなに自らに劣等感をもっている男性であっても、「幼い子ども相手であれば、自分の方が優位な立場に立てる」という錯覚を引き起こす可能性があるからだ。

さらに、わたしはこのブログで強姦に関する連載をしていたことがあるが、「レイプ加害男性の心理」「肥大化したインナーマザーの存在」という仮説を立てている。これは、小児性愛者にもいえることではないかと考える。ぜひ「レイプ加害男性の心理」を参照してほしい。

(2)それでは「どうすれば彼らを小児性愛(ペドフィル)から抜け出させる、あるいは実際に事件を起こすのを未然に防ぐことができるのか」
おそらく一般的には幼児ポルノへの規制を厳しくするなどといった対策が立てられるのだろうが、わたしは(1)の流れを汲むとすれば、彼らに劣等感を克服して自信をもってもらうことだと考えている。自分自身のすべてに対してである必要などは一切ないほんの一部、たったひとつの小さなことでいいのだ。しかしそれは一朝一夕にできるものではないことも承知の上だ。
刑務所内に服役中に行なうプログラムにも、作業療法の意味もあるのだろう、社会福祉の物作りなどのプログラムが組み込まれてはいるが。

わたしは“問題の本質は「優劣」で物事を測ろうとすることにある”と述べた。

それは、日本の家庭・学校・社会の教育や評価基準などに起因しているので、根本的な解決をするには、そこからだ。しかし、これに気付いていない親や教師、地域住民、つまりは大人たちがあまりにも多すぎる
優劣なんかつけて個性を見てこなかったことの結果ともいえるんだよ、幼児性愛というものは

なお、幼児ポルノへの規制は、「禁じられるほど、屈折した欲望は増すもの」ともいえるので、諸刃の剣だと考える。

またボーダーラインのところにいる小児性愛者にもい気をつけなければならない。
わたしは、彼らをただ行動に移したか移さなかったかの違いにしかすぎず、そういった屈折した性的な欲望をもつこと自体が罪であると考えている。

また、ひとの性癖というものは、そう簡単に変えられるものではない
よって性犯罪の再犯率は、他の犯罪に比べて、圧倒的に高い

前科者の住所などの情報開示も、余計に彼らに閉塞感を与えてしまい、かえって危険とさえいえるのではないかと危惧する。

だったら、一生出てこないでいただくか、お亡くなりいただくかすれば〜……などと感情的なことをいいそうになってしまうが、そこは抑えて述べるとすれば、ひとつは性犯罪の刑罰をもっと重くすべきだし、また刑期中から出所後も、彼らの心をケアするカウンセラーなどとのセッションが行なわれるべきだと思う。

それが、善良な一般市民の税金で行なわれることに不服だという声もあるだろうが、幼児性愛というものは、あくまでも“問題の本質は「優劣」で物事を測ろうとすること”にあり、それを招いたのは“日本の家庭・学校・社会の教育や評価基準などに起因して”いて、“優劣なんかをつけて個性を見てこなかったことの結果ともいえる”……と考えると、日本社会の一員として責任の一端を担うべきではないかと、わたしは思う。

一部の世代にとっては、それは大人たちに押し付けられて育ってきたことで、甚だ迷惑な話だろうが(ていうか、わたしの世代もそうなんですけどね)、時代はどこかで変えなきゃいけないんだよ。
だったらさ、いいじゃん。
ウチらの世代で変えてやろうぜ。

-----------------

また幼児性愛と直結させることができるかどうかは謎だが、こんな人格障害者教育現場(ちなみに民間人でしょ、少年団のコーチって。民間人だろうがなんだろうが関係ないんだけどさ)へと足を踏み入れることを簡単に許さないでください。↓

■<体罰>少年団コーチ、女子児童を裸で走らせる 愛媛

 愛媛県四国中央市の小学校で行われているスポーツ少年団で、コーチの40代男性が今年8月、女子児童数人を裸で体育館内を走らせるなどしていたことが11日、分かった。この男性は同市職員で、走らせた後は裸のまま体育館内で正座させて説教をしていた。頭をこぶしでたたくなどの体罰もしており、複数の児童が恐怖感を訴えているという。県や市は心的外傷後ストレス障害(PTSD)防止のためカウンセリングなど心のケアを始めている。
 市によると、男性は数年前からチームを指導。今年8月、「練習態度が悪い」と立腹し、5、6年の女子児童8人を裸で走らせるなどした。9月に複数の保護者が市に訴えて発覚。職員は事実を認めて指導をやめているというが、市は処分を検討している。
 一方、市は先月、体罰を理由に「コーチが怖い」などとおびえたり、ふさぎこんでいる児童がいると県に相談。県は今月4日から、専門家を同市に派遣して児童らのカウンセリングなどを始めた。【蜜石誠二】
(毎日新聞) - 11月11日11時40分更新

■市職員が女児8人にセクハラ、下半身裸で走らせる 愛媛

2005年11月11日12時35分 asahi.com
 愛媛県四国中央市内の市立小学校で、スポーツ少年団に所属する小学5年と6年の女子児童計8人が、指導をしていた同市の男性職員から下半身裸でランニングさせられるなどの性的な嫌がらせを受けたと訴えていることが11日、わかった。市や県などによると、女子児童の一部に心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状が見られるという。

 市や関係者などによると、男性職員は99年から少年団の指導にあたってきた。今年8月から9月にかけ、女子児童らに対して下半身を裸にして走らせたり、携帯電話で写真を撮ったりするなどの性的嫌がらせを受けたと訴えているという。

 9月末に複数の女子児童が学校の教諭に相談して問題が発覚。連絡を受けた市と県が4日、女子児童らに精神科医のカウンセリングを受けさせた。

 男性職員は発覚後に少年団を辞めたといい、保護者らに対して「指導の一環のつもりだったが行き過ぎがあった。自分がしたことが信じられない」などと謝罪しているという。

■市職員が女児8人にセクハラ、下半身裸で走らせる 愛媛
2005年11月11日13時01分 asahi.com

 愛媛県四国中央市内の市立小学校で、スポーツ少年団に所属する小学5年と6年の女子児童計8人が、指導をしていた同市の男性職員から下半身裸でランニングさせられるなどの性的な嫌がらせを受けたと訴えていることが11日、わかった。市や県などによると、女子児童の一部に心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状が見られるという。

 市や関係者などによると、男性職員は99年から少年団の指導にあたってきた。今年8月から9月にかけ、女子児童らに対して下半身を裸にして走らせたり、携帯電話で写真を撮ったりするなどの性的嫌がらせを受けたと訴えているという。

 9月末に複数の女子児童が学校の教諭に相談して問題が発覚。連絡を受けた市と県が4日、女子児童らに精神科医のカウンセリングを受けさせた。

 男性職員は発覚後に少年団を辞めたといい、保護者や市に対して「遅刻した際などの指導の一環のつもりだったが行き過ぎがあった。自分がしたことが信じられない」などと謝罪しているという。市は男性職員からさらに事情を聴いたうえで、来週にも処分を決める方針。

-----------------

しかし、ウラジミール・ナボコフ「ロリータ」(この小説が、「ロリータコンプレックス(ロリコン)」の語源になっていることって、意外としられていないのね。ちょい驚くことがままある。まぁどーでもいいけど)、何度読んでも胸くそわるい小説だな……って、一度しか読んでないけれど(爆)
スタンレー・キューブリックと、わたしの一番大嫌いな映画監督であるエイドリアン・ラインが映画化して、それらも観たけれど、キューブリック版は主人公がなぜ少女しか愛せなくなってしまったかという肝心なところを描くことができていないし、エイドリアンはまさにエイドリアンらしく、少女が中年男性を誘ったという描き方をしているし……小説はさながら、映画は2作とも本当にゴミ作品です。

【関連記事】
「SEX-Therapy【セックスセラピー】」
「レイプ被害女性の心理(1)」
「レイプ被害女性の心理(2)」
「レイプ被害女性の心理(3)」
「レイプ被害に遭った女性たちへ」
「レイプ加害男性の心理」
「被害者が出てからでは遅い。迅速かつ的確な取り組みを! 幼児ポルノおとり書類送検の先にあるもの<子ども条例初適用:無職の男を書類送検 奈良県警」
「本当に「健全」な男女の「性のあり方」とは?<風俗案内所規制の条例案・警視庁」

本日のBGM♪ 俗悪 / PANTERA
 いまは亡きPANTERAのいわずと知れた最高傑作!……なのだが。
 ……ウチは(元)メタラー同士なのですが、今日部屋に入ってきた彼氏にいわれました「METALLICA聴いているなんて、最近じゃ珍しいじゃん」……ええええええ????!!!! ここここここれは、PANTERAですよよよよよよよ????!!!! それも「俗悪」ですよ????!!!! わたしの永遠に愛するバンドの一番好きなアルバムですよよよよよよ????!!!!
 思わず、ふたりして脱力失笑をしてしまった、するしかなかった……^^;;;;;
 mixiでは、わたしPANTERAコミュつくって管理人やってるんですよ????!!!! コミュメンバーのみなさんっ、なんかいってやってくださいっっっ(笑)

| | コメント (8) | トラックバック (0)

セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)

今日は、nikkeibp.jpさんの下記の記事の引用から。
グラフはクリックすると拡大されたものがポップアップ表示されます。

■働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満

若いカップルから壮年の夫婦に至るまで、長期にわたってパートナーと性交渉がない、いわゆる「セックスレス」の男女が増えているという。

 「セックスレス」とは、決まった性的パートナーがいて、単身赴任や入院などの特殊な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交やセクシャル・コンタクトが一定期間以上なく、その後も同じような状況が長期にわたることが予測される状態をいう。日本では、1991~92年ころからこの言葉が注目され始めたようだ。

 ●セックスライフに60%のひとが「不満」

 では、「セックスレス」な男女の現状は、どうなのだろうか。2005年3月に「nikkeibp.jp」が行った調査「働く男女sexless_zu1 のSEX事情」では、ビジネスパーソンのセックスライフについて問いかけており、「セックスレスをどう考えているか」といった設問も投げかけている。その調査結果から、「セックスレス」な男女の実態と「セックスレス」に対する価値観などが浮かび上がっている。

 調査での「定期的にセックスしているか」「今のセックスに満足しているか」といったセックスライフに関する問いかけでは、パートナーはいるがセックスはしていない人が17%(図1)、今のセックスライフに満足していない人が60%(「あまり満足していない」41%、「全く満足していない」19%)という結果となっている(図2)。

 このセックスライフに関する調査結果で見落とせないところは、定期的にセックスはしているものの、そのセックsexless_zu2 スに60%もの人が「満足感」を得ていないことだ。定期的に行うセックスに「満足感」を得られていない人は、何かしらの「不満」をパートナーに抱えていて、セックスライフを満喫できないていないことを現している。

 調査では、さらに「セックスレス」をどう考えるか――という問いを投げかけている。その回答をみると、「セックスレス」であるという人は20.2%を占めていた(図3)。この数字をどう評価するかは意見の分かれるところだが、少なくとも5人に1人は「セックスレス」な生活を送っていることが明らかになっている。

 では、「セックスレス」と答えた人たちは、その「セックスレス」な状態についてどう感じているのか。セックスレスが「不満である」(35%)、「克服したい」(23%)――と現状を打破したいと望んでいる人たちは、合わせて6割近くに上る。一方で、「自分は気にしていないが、相手がどう思っているか不安」(16%)、「仲良くやっているから気にならない」(26%)――と、あまり気に留めていない人たちも4割ほど存在する(図4)。

sexless_zu3

 この結果からもわかるように、「セックスレス」な状況について、パートナーと共にどうにか克服したいと考えている人がいる一方で、「セックスレス」を自らの判断で気に留めていない人たちも少なからず存在する。そもそも、「セックスレス」というキーワードが社会的にクローズアップされたのは、その「悩み」を相手や周囲に打ち明けられず、結果的に解決を見ないままに別離や離婚という悲劇的な結末に結びついてしまっているからだ。

 ●男女の「セックス観」の違いに起因!?

 個人によってその強弱や嗜好はさまざまだが、セックスに対する欲望は内に秘めたるものだ。その欲望が実現されないときに、不満が生まれ、カップル・夫婦間に不協和音が生じる。だが、そんな満たされない欲望や不満、悩みは、パートナーにはなかなか伝えにくいものである。

 調査では、その「伝えにくい不満」も明らかになっている。それを読み解くと、不満の内容に男女間で感覚的な違いがあることがはっきりしてくる。

 男性で最も多かったのが「したいときに、応じてほしい」(40代男性)、「夫婦生活は定期的に持ちたい」(30代男性)――といった欲望が満たされない不満だ。次いで「相手から求めてほしい」(40代男性)、「妻の行為自体は受け身だけ」(同)――といったパートナーの積極的な行為を求める声が多い。

 では、女性の側から見るとどうなのか。「私の体や性感帯のことをよくわかっていない」(40代女性)、「もう少し気持ちを高めてからして欲しい」(30代女性)――といった行為の中身についての不満が一番多く、男性が陥りやすい「自分本位のセックス」に対する不満が多数を占めている。
 だが、こういった不満が積もり積もった結果として、「パートナー以外の人とセックスがしたい」(40代男性)、「セックスへの願望はパートナー以外の女性に向けられている」(50代男性)など、相手にはとうてい言えない欲望へと変化してしまい、結果として「セックスレス」な関係に結びついてしまうことも少なくないだろう。

 「セックスレス」な関係が社会現象として大きく取り上げられた背景には、離婚率の上昇とともに、その一因として「セックスレス」が多くなっていることがある。だが、「セックスレス」な関係になってしまう理由は、カップル・夫婦ごとに千差万別だ。ゆえに、解決方法も、それぞれに異なるだろう。

 理想的なのは、お互いの会話・相談などのコミュニケーションの中から解決の糸口を見つけ出すことだ。しかし、いったんできてしまった「溝」が深ければ深いほど、カップル・夫婦間だけで簡単に解決できないのも事実。そんなときは、医療機関の専門医のカウンセリングなどを受けることが勧められている。

(井関 清経=健康サイト編集)

上記の記事に、朱字を入れさせていただくわたしはへんしゅうしゃ~♪っていうより、私見というか、一言物申したくなる点が、あまりにも多いため、生意気ながらちょっくら意見させていただきます。

★働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満
 →冒頭からいきなり斬りこみますが、あたかも共働きがセックスレスの一因となっているかのような見出しを立てて、不用意にビジネスパーソン(※ちなみに、日経さんも媒体を見ていると。わたしとおなじ方針のようだが、わたしは「ビジネスマン」という言葉を使わない。あくまで「ビジネスパーソン」。男女含めてって意味合いでね)の不安をあおらないでください

★「セックスレス」とは、~(略)~カップルの合意した性交やセクシャル・コンタクトが一定期間以上なく
 →現状、一定期間=一ヶ月とされています。血気盛んな10代でもあるまいし、一ヶ月はいくらなんでも判断としてはやすぎるでしょう。(「セックスレスの心理学(1)」参照)

★日本では、1991~92年ころからこの言葉が注目され始めたようだ。
 →いやいや、そんなにまえからではないでしょう。ここ数年のことですよね?
 注目されはじめたというか、これも関連記事の「セックスレスの心理学(1)」を参照してほしいのだが、この言葉は諸刃の剣です。
 これまで言語化できずに、ただ漠然とした曖昧な形而上の不安を抱えていたひとたちが、自分の思いを形而下にできるようになって、楽になったということもあるでしょうが、逆にこの言葉ができてから、過剰に意識しすぎるあまり、ちょっとパートナーとのあいだに、たまたまセクシャルコンタクトやセックスがあまりなくなったというだけで「セックスレスなのでは……?」と悩みこむひとたちが増えたのも事実です――特に女性の側に多いですね。
 ですから、実際のセックスレスの件数を増加傾向にあると見るのは短絡的。単純に言語化されることによって、表出してきたり、問題視されたりしているだけのことです。

★セックスレスが「不満である」(35%)、「克服したい」(23%)――と現状を打破したいと望んでいる人たちは、合わせて6割近くに上る。一方で、「自分は気にしていないが、相手がどう思っているか不安」(16%)、「仲良くやっているから気にならない」(26%)――と、あまり気に留めていない人たちも4割ほど存在する(図4)。
 →前者の6割は認めますが、後者の「自分は気にしていないが、相手がどう思っているか不安」(16%)と「仲良くやっているから気にならない」(26%)をして、「あまり気に留めていない人たちも4割ほど存在する」とひとくくりに考えるのはおかしいこれらは区別されるべきでしょう。 それに「仲良くやっているから気にならない」(26%)には、おそらくセックスレスの定義を「セックスそのものがないこと」と思い誤っており、セクシャルコンタクトはあるというセックスレスには値しないひとも多く含まれているのではないかと推測する。
 その根拠は、図1が「定期的にセックスをしているか」という問いになっているからだ。以降、この流れを汲んだ統計結果であるとすれば、セックスレスの定義を勘違いしたままの回答であることが予測される。
 こんな回答者の回答にブレがありそうな統計の取り方をするくらいならば、ありきたりの「どちらともいえない」という解答欄を設けたような統計の方が、よほどマシ。
 よって、正すとすれば、“「自分は気にしていないが、相手がどう思っているか不安」(16%)という、自身は問題視していないものの、パートナーとの意思の疎通がとれていないと思われる層が1割半”、で「仲良くやっているから気にならない」(26%)は、セックスレスの定義をきちんと伝えて統計を取り直すべき。その上で、あらためて「仲良くやっているから気にならない」層がどれだけいるかを検討するべきだろう。
 よって、この図4は、それから図3も、統計の取り方をあらためた上で、再考する必要性がある、データとしての信憑性に欠けるものと考えられる。
 ※ただ、もしセックスレスの定義をきちんと伝えた上でのデータであるならば、“「自分は気にしていないが、相手がどう思っているか不安」(16%)という、自身は問題視していないものの、パートナーとの意思の疎通がとれていないと思われる層が1割半”、で「仲良くやっているから気にならない」(26%)と、あまり気に留めていない人たちも2割半ほど存在する”と修正すべき。

★「セックスレス」を自らの判断で気に留めていない人たちも少なからず存在する。
 →これはセックスレス云々いうまえに、パートナーとのディスコミュニケーションパートナーへの思いやりの問題ですね。

★そもそも、「セックスレス」というキーワードが社会的にクローズアップされたのは、その「悩み」を相手や周囲に打ち明けられず、結果的に解決を見ないままに別離や離婚という悲劇的な結末に結びついてしまっているからだ。
 →たしかに日本の離婚率は上昇傾向が続いていますが(左図)、離婚の原因として「性的不満」をあげているのは、そのうちのたったこれだけです(右図)。zu4 data8 
  “日本では、1991~92年ころからこの言葉が注目され始め”、その背景に“(性的な)「悩み」を相手や周囲に打ち明けられず、結果的に解決を見ないままに別離や離婚という悲劇的な結末に結びついてしまっているから”となっていますが、1990年時点で性的不満を離婚理由にあげているのは、男性で10.5%、女性で5.6%となっており、2000年時点でも男性11.1%、女性6.5%となっています(右図)。
 よって、nikkeibp.jpさんの本記事については、残念ながら、見事に裏が取れていないものと言えるでしょう。
 また、「セックスレス」という言葉への注目度と別離・離婚との関係性は、卵が先が鶏が先かという話ではないですが、わたしはむしろ逆だと考えますが(「セックスレスの心理学(1)」参照)。言葉だけが先走ったともいえますな。

★個人によってその強弱や嗜好はさまざまだが、セックスに対する欲望は内に秘めたるものだ。その欲望が実現されないときに、不満が生まれ、カップル・夫婦間に不協和音が生じる。だが、そんな満たされない欲望や不満、悩みは、パートナーにはなかなか伝えにくいものである。
 →これは、セックスそのものではなく、単純にディスコミュニケーションの問題でしょう。
 また、パートナーと性的な問題を話し合えないというのは、日本がセックスをタブー視する国だから。これは性教育の段階から起因していることですから、抜本的解決をするには、まず日本の性教育を見直すべきでは? しかしながら、日本の性教育は、望ましい方向とは、まったくの真逆に進んでおり、セックスの情報は、ますますもってクローズ化されていっています

★セックスレス」な関係が社会現象として大きく取り上げられた背景には、離婚率の上昇とともに、その一因として「セックスレス」が多くなっていることがある。
 →2つまえのところで、図解で証明したとおり、この記述は誤りです。

★調査では、その「伝えにくい不満」も明らかになっている。それを読み解くと、不満の内容に男女間で感覚的な違いがあることがはっきりしてくる。
 →性別が違うわけですから、男女間で違いが出るのは当然のこと
 しかし、それにしても、この一文のあとに続く不満理由の自己中心的で相手への思いやりに欠けること、ディスコミュニケーションの明らかなこと。
 セックスはコミュニケーション手段のひとつ。セックスのみならず、パートナーとのディスコミュニケーションは、自然、別離や離婚を招きますよ。当然ながら。

★理想的なのは、お互いの会話・相談などのコミュニケーションの中から解決の糸口を見つけ出すことだ。しかし、いったんできてしまった「溝」が深ければ深いほど、カップル・夫婦間だけで簡単に解決できないのも事実。そんなときは、医療機関の専門医のカウンセリングなどを受けることが勧められている。
 →これは正しい。

【私的感想】
もうちょっとしっかりしてほしかったなぁ、nikkeibp.jpさん……^^;
セックスはコミュニケーション手段のひとつです。セックスの話をパートナーとシェアできるかどうかも、二人のあいだの普段からのコミュニケーションを問われるところ
また「セックスレス」という言葉に、振り回されてしまわないように。それにしても、この言葉の功罪は大きいです。

【関連記事】
「セックスレスの心理学(1)」
「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」
「セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)」
「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」
「セックス観のパートナーとの一致――ポリネシアンセックスのまとめ」
「パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?」
「セックスで愛情を確かめることはできるのか?――セックスにみる男性性・女性性の誤り(1)」
「能動? 受動? ――セックスにみる男性性・女性性の誤り(2)」

「愛情≠性欲≠勃起 」

本日のBGM♪ Reinventing the Steel(激鉄) / PANTERA
某音楽誌のレビュー仕事で“R..I..P. Darrell”と追悼の意を表させていただけたこと、それがDarrellへの気持ち。やっとあなたの音を、またすこしずつ聴けるようになってきました。あれから、泣いてしまうばかりで聴けなかったんだ。ありがとう、Darrell……

| | コメント (3) | トラックバック (2)

24歳当時の「現代女性の性意識」に対する拙意見――挿入する性・挿入される性(3)

'02.7.5(もう3年以上もまえだ……。このとき、作家のK先生は60代目前、わたしは24歳)に「現代女性の性意識」をテーマに、K先生と行なわせていただいた対談のわたしの意見の主旨です。
プライバシー保護のため、K先生に関しての詳細なご紹介は避けますが、主な文学賞歴としては文学界新人賞芥川賞候補など……とだけご紹介しておきます。

===================

 Kさんの20代、30代女性のセックス観に関するご見解、大変興味深いものでした。Kさんのおっしゃるように、現代は女性も男性と同じように奔放なセックスライフを送って何が悪いのといった価値観が横たわっている一方で、やはり最後に傷付くのは女性といった図式は変わらず、どこか不均衡を感じさせる現象が起きていると思います。そもそもウーマン・リブやフェミニズムとは、身体的性差(セックス)を越えた後天的・社会的性差(ジェンダー)において、男女平等を推進しようとする動きであったはずなのに……。この原因について私も考えてみました。

 Kさんのご指摘にもございましたように、現代の女性たちは、(誤認を孕んだ)男女平等を求める意識の元に、行動だけが先走ってしまっていて、かえって傷を負ってしまっています
 男女が同じように奔放なセックスライフを送った場合に、ダメージを受けやすいのは、なぜ女性なのか。女性にとってセックスをドライに捉えることが(男性に比べ)困難なのはなぜなのか。

 男女のセックス観の違いをつきつめてみると、セックスという行為そのものの男女差に思い当たります。女性にとってセックスとは、いわば異物を体内に取り込む行為。自身の一部を挿入するという男性のセックス行為とには、決定的な違いがあると思います。

 異物を体内に取り込む行為として、われわれが日常的に行っているのは「食べる」という行為。物を食べる=体内に取り込むのには、誰もが対象にある一定の信憑性なり安全性なりを求めるでしょう。得体の知れないものは避けようと、慎重な姿勢で臨みます。

 さて、食行動を同じく異物を体内に取り込む行為である女性のセックス行為に置換してみましょう。食行動において求められる対象への信憑性や安全性は、女性のセックス行為において、何にあたるか――相手の男性に対する信頼、愛着です。つまり、女性のセックスには、男性のそれに比べ、相手に対する信頼や愛着をより必要とするのです。

 勿論、信頼や愛着もそこそこの状態でセックスに至ってしまう場合もあるでしょう。現代女性のセックスライフの傾向からすると、そういった場面は多分にあるのではないかと想像します。その場合には、ことの後から相手の男性に愛着を抱くことで、事前の信頼、愛着の不足分を補うといったことも考えられます。この後追いの愛着補充が、実は非常に厄介なもので、何気なく始めた不倫が泥沼化したなどという話をよく耳にしますが、その大半はこのパターンなのではないかと思っています。

 以上のようなことから、女性は男性に比べ、セックスの相手に愛着を抱きやすい、つまりはセックスだけとドライに割り切ることが難しいのではないでしょうか。

 また現代女性は、一見能動的にセックスを愉しんでいるように見えても、その実、まだまだ受動的な態度で臨んでいる方が多いのではないでしょうか。それはウーマン・リブやフェミニズム以前からの男女観の延長でもあると思いますし、先に書きましたような男女の身体的な構造の違いもひとつの原因かも知れません。

 男女の身体的な構造の違いは、セックスにおける感染症の罹患率とも関連しているそうです。エイズなどは、男性のキャリアから女性へのうつりやすさと、女性のキャリアから男性へのうつりやすさとでは、その身体的構造の違いから、10倍も差があるそうです。(家田荘子著「私を抱いてそしてキスして」より)
 奔放なセックスライフを送る現代の男女が、そこまで考えてことに及んでいるとは思いませんが、男女の身体的な構造の違いとセックス観の違いには、何らかの関係があることは否めないのではないでしょうか。

 Kさんのおっしゃる妻帯者と独身女性との不倫そういった関係に陥りやすい女性には、どうも幼い頃に父親との関係に何らかの問題があった方が多いように感じます。相手の男性に父親像を投影し、父親から貰えなかった愛情なり加護なりを、必死に引き出そうとしているように見えます。それで癒される相手ならばいいのだけど、悪循環に陥ってしまっている場合が大半。彼女たちは、一刻も早くその悪循環に気付き、断ち切らなければならないと……。(私が詩作品「二面相」で売春する少女が幼い頃の父親の思い出を喚起する場面を描いたのは、そういった心理を描きたかったからです)
【※これは断言するわけでも、差別的な視点で言っているわけでもありません。】

 現代女性の奔放なセックスライフは、やはりウーマン・リブやフェミニズムの動きから派生したものなのでしょうが、やはりKさんのおっしゃるように、大きな過誤を含んでしまっているようです。
 「差別」と「区別」をはきちがえることは、とても危険なことです。すべての男女が、本来のウーマン・リブの趣旨、身体的性差(セックス)を越えた後天的・社会的性差(ジェンダー)における本来のあるべき男女平等の姿を、これ以上見失わないよう祈るばかりです。

===================

【関連記事】
「詩作品「二面相」(テーマ:売春)――挿入する性・挿入される性(1)」
「作家K先生の「現代女性の性意識」に対するご意見――挿入する性・挿入される性(2)」

| | コメント (0) | トラックバック (1)

拙詩作品「二面相」(テーマ:売春)――挿入する性・挿入される性(1)

「二面相」 -'02.4.17

染みだらけの壁にもたれて
熟れすぎた林檎をかじると
酸っぱかったから
小学校の入学祝いに買ってもらった
赤い自転車を思い出しながら
乱れるシーツに濡れた髪を広げた

天井に嵌めこまれた鏡に
三万円の私が映っていたから
目を逸らすと
部屋の隅 左利きのニンフェットが
長い髪の毛をむしりながら
じっと 揺れる私を見ていた

主のいなくなった枕に
ポマードの臭いが染み付いていたから
補助輪のない自転車にはじめて乗ったとき
支えてくれていたはずのパパが
急に手を離したことを思い出して
可笑しくて笑った

笑いながら笑いながら
枯れ枝のような腕に錆付いた刃を立てた
乾いた傷跡に
迷いなく重ねる赤い直線
欠けた刃先は体温を奪って
抗う力を奪って

私は歩けない
(いつの間にか失くしてしまった)
這えない、泣けない
(あの赤い自転車は)
叫べない
(一体どこに行ってしまったんだろう)

腐りかけた林檎をかじると
苦味で 舌が痺れた

※本作品の著作権は、著作権法及び国際条約に基づき、麻生暁美こと大川内麻里に帰属するものとします。
 著作権侵害に値する行為はご遠慮ください。

【関連記事】
「作家K先生の「現代女性の性意識」に対するご意見――挿入する性・挿入される性(2)」
「24歳当時のわたしの「現代女性の性意識」に対する意見――挿入する性・挿入される性(3)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

能動? 受動? ――セックスにみる男性性・女性性の誤り(2)

前回「セックスで愛情を確かめることはできるのか?――セックスにみる男性性・女性性の誤り(1)」の最後に予告いたしましたように、今日は「セックスにおける男性性・女性性」をテーマにお話したいと思います。

セックスを拒まれることが、なぜ男女ともにショックなものであるのかということ、なぜセックスレスでここまで悩まなければならないのかなぜセックスレスがここまで大きな問題として騒がれているのか――といったことも、ここで明らかにします。

前回もお話しましたように、たしかにセックスは愛情を確かめ合う術のひとつではあるでしょう。
けれど、セックス以外のことで愛情を確かめ合うことを覚えなければ、二人の絆は、些細なことで、脆く崩れさる危険性を孕んでいます

世のなかの男女観も、時代とともに変遷してきたとはいえ、まだまだ前時代的なものが残っていると思います。
特に、恋愛、セックスにおいては――。

というよりも、むしろビジネスの上で、男女が平等に近づくにつれ(※これについては、後述します)、その反動か、恋愛やセックスにおいては、前時代的な男女観が押し戻されてきているように思えます。
ここ一年ほどの相次ぐ女性誌の創刊ラッシュと、それらに連ねられている「モテ」という二文字のブームは、そのことを著明に表しているもののひとつといっていいでしょう。

男性は選ぶ存在であり、女性は選ばれる存在
そういった価値観で結ばれた男女というのは、恋愛でもセックスでも、「男性=能動的、女性=受動的」ということを前提とした関係であると考えます。
そして、それはひとたび女性が能動性を表したり、男性が受動性を表したりすると、簡単に壊れてしまうことでしょう結ばれたときの価値観、お互いの位置関係が、破られてしまうからです。
(このときに、二人が深く話し合い、理解し合って、どこかに合意条件を見つけることができれば話は別ですが)

もっと肉体的なことをいうと、男性は挿入する性であり、女性は挿入される性です。逆に考えれば、身体的な構造上も、このように「男性=能動的、女性=受動的」なようにできているため、それに伴った価値観に陥りやすいように生来からなってしまっているといってもいいでしょう。

しかし、それでも、わたしは疑問を感じるのです。セックスに見る男性性・女性性というものに。

たとえば、男性は「男性は女性を求めるものだから、女性には自分からセックスをもちかけなければならない。求めないのは相手の女性に失礼だ。女性に快感を与えるためにイカせなければならない。女性がオルガスムに達するまで自分は射精するわけにはいかない。女性は恥辱的なことをいわれたりされたりすると喜ぶはずだ」とか、女性は「女性は男性から求めるものだから、男性へ自分からセックスを求めてはいけないし、求められたときに拒んではいけない。男性の自尊心を傷つけないようにかならずイカなければならない。フェラチオはしてもクンニリングスはされなくてもいい。男性は女性が恥らうのを見て喜ぶはずだ」などといった思い込み

どんなセックスがあったっていいではありませんか。二人がおなじことを求め合っているのならば。そうではなくとも、お互いに譲り合う気持ちをもって、相手を思いやりながらセックスすれば。いいではありませんか。

だからなのです。
こんな価値観(セックスにおける男性性・女性性)をもっているから、男女ともが、相手からセックスを拒まれたときに、傷つくのです。
セックスレスに悩む男女(特に女性)が多いのです。セックスレスの問題が、ここまで拡大されてしまうのです。

解決法は簡単です。
ここで傷ついているのは、あくまでも誤った男女観に基づく自尊心ですから、その男女観を変えさえすればいいのです。

セックスの問題で、相手を変えることは難しくて時間のかかることかもしれませんが、自分を変えるのは、そう難しいことではないはずです、すくなくとも人様を変えようとするよりは。
もちろん、二人で解決することができれば、それがベストですが。(この記事で「あ! ウチも……」と思われた方は、ぜひパートナーの方といっしょに、このブログを読んでみてください。そしてお互いの感想を率直に話し合ってみてください)

さて、次回は3年まえに対談させていただきました、ある作家さんとわたしの「現代の20~30代のセックス観」についてお話ししたいと思います。

最後に。先述した「ビジネスの上で、男女が平等に近づくにつれ」にからめて。わたしのある書籍の企画書からの抜粋です。
※大川内は、働く女性を世代ごとに3種類に大別します。
①男性と同等に働くことを社会から要請され、さらに自発的にも「女性が働く=女を捨てること」と思い込んでいる男女雇用機会均等法第一期~の世代(35~40歳以上)
②女性は女性として社会の中で生きていくことを目指し、①のように肩肘を張らず、また肩の力の抜けた自然体でいる世代。「女性は女性として生きる。その延長線上に仕事がある」と考えている世代(20代半ば~30代半ば=F1層)
③「いや~ん、ワタシ、オンナだからデキなぁ~い♪わかんなぁ~い♪やってぇ~♪」と、女性であることを仕事上でも武器にしようという世代(10代後半~20代前半)

【関連記事】
「セックスレスの心理学(1)」
「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」
「セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)」
「パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?」
「セックスで愛情を確かめることはできるのか?――セックスにみる男性性・女性性の誤り(1)」
「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」
「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」
「愛情≠性欲≠勃起 」

<

| | コメント (0) | トラックバック (0)

セックスで愛情を確かめることはできるのか?――セックスにみる男性性・女性性の誤り(1)

わたしの十年近くになる友人(ひとつ年下の男性)の話です。

彼とはそんな長い付き合いだし、これまで恋愛や浮気やセックスの話も数々聞いてきました。そう、彼は恋多き男……というかルックスもいいし、とってもモテる。彼は恋愛や浮気やセックスの完全な売り手市場にいる男性で、買い手の女性がたくさんむらがる。そういった男性。

だから、正直なところをいうと、わたしはこれまで「彼にとって、恋愛や浮気は、ただのゲームでしかなく、セックスは、ただの精液の処理行為や屈折したフェティシズムに基づいた(※わたしはフェティシズムのすべてを否定しているわけではなく、彼の場合というだけの話です)性欲を発散させる行為にしかすぎないのだろう」と思っていました。

しかし、最近彼に新しい彼女ができたのですが、明らかに彼の様子が違うのです。
彼女には離婚歴があり(妊娠したのを受けたの結婚だったけれど、そのときの子は流産してしまったそう)、離婚の原因は夫の度重なる浮気だったそうで、「だから俺は彼女を浮気とかそういったことで悲しませたくないのね」と話す彼の横顔に、明らかにこれまでとは違う恋愛を真剣にしていることが感じられました。

そんな彼から、彼女から別れ話をもちかけられそうだという相談を受けました。はじめはごく短いメールだったのですが、一文字一文字から悲痛さが伝わってくるようなメールでした。過去にこれほどまでに真剣な恋愛をしたことがなかったからでしょう、「とにかくなにをどうしたらいいのかわからない」様子。これはとわたしは早速返信をしました。
まず、はじめにわたしが返したメールがこれ。↓

====================
○○くんへ

わたしなんぞの話が役に立つかどうかはわからないけれど。

離婚したばかりの女性って、どこかしら、自分の男性関係ってものに、ある一定の冷却期間が必要なのね。
特に、●●ちゃんみたいに、夫の浮気なんかで傷ついてしまった子はなおさらだと思う。流産してしまったってことも。

彼女は、「男性」にまつわることで、つらい体験をしすぎてきたんだと思う。

そういうときって、一度自分の男性関係(彼氏にしても友だちにしてもだよ)ってものにリセットをかけて、見直して、「さて、どうしようかな」っていうことをしなくちゃいけない本当に癒えるには数年単位の時間が必要かな。

わたしが離婚したばっかりのときにつきあっていた男の子は、わたしはなーんにも考えずにつきあっていた。考えることにつかれちゃったんだよね。ある意味、刹那的だよね。なーんにも考えず、どーなってもいいわけだから。

別れを切り出してきたのは、彼の方。それでも「最後にもう一度会いたい」とか言ったんだよ、このわたしがさ(爆)。

ちょうど一年ちょっとまえ、その元彼がわたしとのメールかなんかを読み返してたら、むかしのことを思い出したらしく「理不尽な自分を思い出して泣きそうになった」ってメールをくれたの。たぶんそれは離婚したばかりのわたしとなんの考えもなしにつきあって別れた自分のことを言っているんだと思うんだけど。

これ、本人には言っていないけれど、ぶっちゃけ、彼のことは「子ども代わり」にしてしまっていたんだよね。家族、娘と別れた寂しさで。
そのときのメールのやりとりで「あんたの優しい顔まで思い出しちゃったじゃないか。最近じゃ絶対見られない」とか「もう二度度言わないけど、あんたにごはんつくってもらって二人で食べているとき、幸せだったんだなっていまになって思える」とか言ってくれたけれど、そんなことも、全部わたしが彼を娘と錯覚していただけなんだよね。

このあいだ会ったとき、●●ちゃんがあんまり生活に入り込んでほしくないみたいだ?というようなことを話してたよね。
そのとき、すっげ~、気持ちわかっるって思ったの、わたし。
離婚したばかりの女性って、人のあたたかみを求める一方で、自分をオープンにすること、自分のなかに入られることがすんごい怖いの。二律背反だけど。
これは、わたし以外の離婚した友だちとかに話聞いても、みんなそう言うね。

要はその人のパーソナルスペース(他人にここまで踏み込まれていい、ここからはだめってラインのなか)が、線引きがすっごいシビアになって、かつディープになるわけですよ。

それから、もしかしたら、こういう気持ちもあったかもしれないね。
「自分はバツイチで、○○くんと付き合っていていいのかな」って。罪悪感みたいなものね。わたしだって、いままでずっと思ってきたもん。

明日はたぶんそういう話になるんだろうけど、自分の気持ちというか誠意は伝えつつ、でも反論したり強引なことを言ったりしたりはしない方がいいと思うな。

そして、ある程度冷却期間を置いて、また会えばいいじゃん。
そのとき、また付き合うことになるか、友だちになるかはわからないけどさ。

ちなみに、わたしとその元彼は、別れて半年くらい経ってから、向こうから電話がくるようになって、たぶん別れて1年経つか経たないかくらいのときから、たま~に会いはじめたかなー。

いまでは、そいつとは、姉弟っつーか、お互い信頼できてなんでも相談できる仲だよ。いまの関係がとても心地いい
だって、わたしが続いている元彼って、普段も言ってるかもだけど、そいつだけだよ。「大好きな元彼」ですって公言してるし。人に会わせて、ササキ(いまのわたしの彼氏)にも。
ササキは、「自分にはそういった存在がいないだけに、それは貴重な仲だと思うから、そういった関係は大事にしなさい」って、ありがたいことにそう言ってくれているし。心地いいな。

だからね、あせらずに、ゆっくり、相手のペースに合わせてさ、しばらくコンタクトをとらない時期があってもいいじゃない。不安かもしれないけどさ、ちょっと連絡取らないだけで不安になっちゃうような浅い関係なのって話になるし。

それで、また彼女もかならず女性として変わるときがくるから。
そのときを見逃さずにいればいいんだよ。

うん。離婚女性には、かならず女性として変わるときがあるな。

それで、またお互いが心地いい仲になれたら、その方がいいじゃない、長い目で見てさ。
====================

けれど、もっと突き詰めて聞いてみたら、なんでも、彼がセックスをしようとしたときに、彼女がそれを拒否をして、彼女に「元夫は、こんなときでも受け入れてくれたな……」といわれたことに対し、自尊心を傷つけられた彼が、彼女がしらなかった範囲の元夫の浮気(彼と元夫も知り合いなので)を次々とばらしていったということが判明。
そのときの彼の気持ちは「おまえがそんなふうにセックスを拒否なんてするから、元夫だって浮気に走ったんじゃないかってことを、彼女にしらしめたかった」というのです。

見えてきたのは、彼の男性としての自信のなさ。そして、狭窄した愛情のかたちへの固定観念

それに対するわたしの返信がこれ。↓

====================
○○くん

> 眠いからってHを拒まれたんだ。おれは人一倍Hを拒まれるのが
> 嫌な人間なの。性欲ってのあるけど、それよりHをしてるときが
> 一番●●の愛を感じるんだ。●●に関わらず今までの彼女でもそう。

こういう方したら気に障るかもだけど、それってね、○○くん自身のなかにある、愛情を確かめる術、愛情の定義、男としての自信……みたいなところに直結するんじゃないかなー。

そして、○○くんがこう言っているということは
> けど、おれって子供だよね。たかがH一つ拒まれたくらいで、不安になったりしてさ。
そこは意識によって変えようがあるってことだよね。

むかしわたしが男を選ぶ基準としてきたもののひとつは金。父親が経営者でなにかあるとお金。で終わり。だから、男の人がどれだけわたしにお金をつぎこんでくれるか、それを愛情の基準だと勘違いしていたんだよね。

> 同じ過ちを●●に犯してもらいたくないためにも、三股の
> 話をしてしまったの。少しは彼氏と協調性を持って欲しくて
> あと、離婚したてで付き合ってるってことを引け目に思って
> 友達に言えないでいたんだけど、それも間違ってるよって、三股の話しをすることによって
> 伝えたかった。
> 旦那の浮気は同じ社内では多少有名だし、きっとみんな●●の本当の幸せを
> 願ってきていたと思うの。だから引け目に思うことなんて全然ないよって
> 伝えたかった。

このあたりのことが、うまく彼女に伝わればいいね。

> そう、この5ヶ月間不安がいっぱいだった
はじめにわたしが書いた↓

> > おれは人一倍Hを拒まれるのが
> > 嫌な人間なの。性欲ってのあるけど、それよりHをしてるときが
> > 一番●●の愛を感じるんだ。●●に関わらず今までの彼女でもそう。
> これって、こういう方したら気に障るかもだけど、
> それってね
、○○くん自身のなかにある、愛情を確かめる術、愛情の定義、
> 男としての自信……みたいなところに直結する
んじゃないかなー

ここに立ち返ってみると、○○くんの●●ちゃんの彼氏である自分への自信のなさがわかるよね、ずっと不安だったんでしょう?

確かに社内で秘密にしておかなきゃいけないこととか、元夫がおなじ社内にいる、ほかにも●●ちゃんを好きな男は社内にいっぱいいる、不安要素はたくさんあったと思うよ。

そこに加えて、Hを拒まれたことで、決定的に○○くんの男としての自信みたいなところに傷がついちゃったんだろうね。それは○○くんにとっては、愛情を感じる術でもあったわけだから、それはつらいことだったと思うよ。

でもさ、Hだけが愛情じゃないよ。それ以外のところでも、もっともっと付き合う女の子と愛情を確かめ合えるようになってほしいな。
○○くんは、女の子とHしているときだけしか魅力を発揮できない人間じゃないでしょ? ほかにもいっぱいあるでしょ? もったいないよ。

「●●ちゃんの彼氏は俺なんだ」ってことに、もっと自信がもっていてよかったんだと思うよ。

でもHを拒まれる心境って、男性にしても女性にしても、相当自信喪失させられることだよね。それはすごいわかる。

どーでもいいけど、拙者、むかし彼氏のWEB日記にこんなこと書かれてましたから!
> > -----------
> > 彼女とはもう1ヶ月以上セックスしていない。
> > 一般的には俺たちの年齢で1ヶ月以上もセックスしていないなんて普通じゃないだろう。
> > いわゆるセックスレスだ。
> >
> > 昨日、彼女が仕事から帰ってきたとき、俺はまだ起きていた。
> > 彼女はセックスをしたそうだった。
> > だが、そんな彼女を無視して寝てやった。
> >
> > 今日もセックスできない。ざまあみろ。
> > -----------
残念! ざまあみろ斬り!!

……なんつってるけどねぇ、これ見たときのショックは相当のものでしたよ、えぇ。

だから○○くんの気持ちがよくわかる。
でも、わかるだけに、もっと別のところでも愛情を確かめ合って、自信をもってほしいと思うな。

> この5ヶ月があるから、今更会わないことや、連絡しないこと
> なんておれにはできそうもない。しかも同じ会社だから、必ず毎日
> 顔を会わせてしまうし。おやつ休憩も2年間ほぼ毎日ずっとしてきた。
> そんな状態で離れるのは、おれには拷問だよ。
> 長い目で見たら連絡しないのも、いいことってすごく
> わかるんだけど、今までいっしょの時間が長すぎたな・・・
> 連絡取らないなら、いっそ会社を辞めた方が楽だよ。

これも深刻なところだよねー……いったん休職とかってできないの?
でも明日の話がまだ始まらないうちから、こういうこと想定していたら、実際そういう風に向いちゃうから。とりあえず話してみなきゃわからないからさ!

> >だって、わたしが続いている元彼って、普段も言ってるかもだけど、そいつだけ
> >だよ。「大好きな元彼」ですって公言してるし。人に会わせて、ササキにも。
> >ササキは「自分にはそういった存在がいないだけに、それは貴重な仲だと思うか
> >ら、そういった関係は大事にしなさい」って、ありがたいことに言ってくれているし。心地いいな。
> ホント彼って寛大だよね

うん、大事にしなきゃだよね、こういう彼氏はね。

> けどおれは、元彼として結果オーライになるのは嫌なんだ。
> 彼氏としてまた再出発したいと思う。

うん、それは可能だと思うよ。要はたとえば冷却期間を置くことになったと仮定して、そこから連絡復旧になったときのアプローチの仕方じゃないかな?

わたしっだって、ヤギ(その「大好きな元彼」くんね)と再度連絡を取り始めたとき、もしまた彼氏彼女の関係になりたいってアプローチの仕方だったら、それを受け止めていたと思うし。いまはたまたまヤギが友だちとして、なんでも気軽に相談しあえる仲ってかんじでアプローチしてきたからこうなっているだけでさ。

まぁとりあえずは、話聞いてみなきゃ仕方ないし。
わたしの元夫の件はね(
再婚のこと)、「話聞くまえから不安がってちゃだめでしょ。冷静に話を聞いて、なにか判断しなければならないような話が出たら、その場で即答はせずに、“いったん考える時間をください”ってかたちにして、親とかに相談して意見を聞いてみなさい」ってササキに言われたんだけど、○○くんもそうなんじゃないかなー。

> ●●はね、引張ってくれる人、大人の人、寛大な人がタイプなんだって。
> 友達だったときに聞いたんだ。あとね、●●の友達から聞いたことが
> あるんだけど、少しそっけないくらいの男がいいらしい
> けど、結婚時代寂しい思いをずっとしてきた訳だから、
> おれは愛情をいっぱい注ぐ方針にしてたんだ。
> もう男のことで辛い思いをして欲しくなかったからさ。
> その方針も今の●●にとって心地よい時もあっただろうけど、
> 重荷だったかもしれないなぁ

いや、それは別にいいんじゃない? ○○くんは○○くんの愛し方でいいわけだから。ほかの誰とも比較したり競ったりすることではないので。

そうそう、好きな人の好みのタイプにって、自分を変えちゃう人ってたまにいるけど、ばっかじゃねーのって思っちゃう(笑)。

このメールには、返信とか気にしないでいいからね~! そんじゃ。
明日は不安がらずに、自信をもっていくんだ!(難しいのはわかってるけどね)

====================

そして、彼女との話し合いを終えた彼からの返事がこれ。↓

====================
連絡遅くなって申し訳ないっす。
おととい彼女と話したよ。
内容は、やっぱり別れ話に近かったよ。
要するに、100%好きじゃない相手と付き合っていくのが申し訳ないとか・・・お互い時間が無駄になってしまうとか・・・

けど、今までのおれとの楽しかった出来事を思い出すと、別れる決意もできなくて、どうしたらいいかわからなかったみたい。
いつもの彼女の荒波のスペシャルバージョンって感じだったよ。

で、今までお互い話してなかったことも腹を割って話したよ。
付き合っていって心配事が少しでもあると冷たい態度やひねくれてしまう態度にでてしまうとか。。。(彼女がね)三股話でおれが伝えたかったこととかね。
あ、三股話したことはやっぱりマリの言うとおりおれにとってマイナスになってたよ。

「なんで○○くんはそんな辛い話をまたもちかけるんだろう・・・」
って思われちゃってたよ。今回の原因はそれだったかもしれない。。。

マリの言ってた通りだったね。さすがだね!
で、おれが伝えたかったことも話して、理解してくれたと思う
よ。

おれは、マリの話も聞いてたし、やっぱり辛い過去や離婚が原因で人一倍神経質になっている彼女を感じ取ることができたよ。
あと、マリと話をしてたから、ある程度会話に予想がついてたから冷静に答えることができたよ。
そして、おれは「100%好きじゃなくてもいい、今はしょうがない、ゆっくりでいいよ」って感じでおれの気持ちやら希望やらを冷静に話すことができたよ。

で、お互い話し込みに込んで、また再出発しようかってことになったよ。
まだ、不安定な時期は続くけど、離れ離れになる状態は避けられたから、おれにとっては良かったよ。
これからは彼女の意思をもうちょっと尊重して付き合っていこうと思う。
で、きのうは二人とも会社休んで彼女んちで、のんびりしてたよ。
色々相談にのってくれてありがとう。かなり参考になったよ。
感謝してます。

====================

たしかにセックスは愛情を確かめ合う術のひとつではあるかもしれません。
けれどセックス以外のことで愛情を確かめ合うことを覚えなければ、二人の絆は強固なものにはならないと、わたしは思います。

それに、この友人のように、これは男性性、女性性、ひとりの人間としてのへの自信にもつながるものです。
セックスにおける男性性、女性性については、雑誌やアダルトビデオ、インターネットのアダルトコンテンツなどで、誤った考え方を植えつけられているひとも多いと思います。

次回は、その「セックスにおける男性性・女性性」をテーマにお話したいと思います。
セックスを拒まれることが、なぜ男女ともにショックなものであるのかということ、なぜセックスレスでここまで悩まなければならないのか、なぜセックスレスがここまで大きな問題として騒がれているのか――といったことも、ここで明らかにします。

スワロフスキーラインストーンのネックレス(H698)【インポートジュエリーショップ/Bijoux4u】 クリスマスには素敵なプレゼントで彼女を喜ばせよう! ゴージャスなフレンチテイストのチョーカー・ネックレス(ピンク)

【関連記事】
「セックスレスの心理学(1)」
「セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)」
「セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)」
「パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?」
能動? 受動? ――セックスにみる男性性・女性性の誤り(2)
「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」
「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」

【ちなみにぃ~】
プロフィール更新しました~♪見てね!^^ ブログ本文も長けりゃ、プロフィールも長いけど!(爆)

| | コメント (0) | トラックバック (2)

パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?

さて、前回までの三話にわたり、ポリネシアンセックスを一例として挙げ、セックス観について述べてきました。(「ポリネシアンセックス(1)――方法」「ポリネシアンセックス(2)――ポリネシアンセックスによって得られるもの」「セックス観のパートナーとの一致――ポリネシアンセックスのまとめ」

パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合。その解決のヒントについてお話したいと思います。これは、男性向けにも女性向けにも共通するものとして書こうと思います。

各論でお話しするのは難しいので、総論となってしまいますが。
個人的に「こういう場合はどうしたらいいの?」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
それでは、本題へ……。

まず一番理想的な方法。二人で本音を話し合うこと。

でも、これが難しいという声が、大変に多い。それはなぜでしょうか? 話し合いの弊害となっているものは?
その弊害となっているものの正体さえ突き止めれば、問題の半分は解決したと思ってもいいでしょう。

弊害の事例としては、たとえば、恥ずかしいという気持ちセックスを話題としてもちだすことで、相手にセックスが目的なのかと思われてしまうのではないかという恐れ。
特にまだお付き合いの浅い二人には、これが大きいかもしれませんね。
ということは、裏を返せば、お付き合いしている二人の密度が濃くなれば、話しやすくなるといえるのではないでしょうか。時間の経過に任せるのもいいでしょうし、関係の密度は時間軸だけでは計れないものなので、なにかの出来事で二人の関係が一気に親密さを増すこともあるでしょう。

また、たとえば、相手への不満なのだけれど、もしかしたら、自分の側に問題があるのではないかという疑念。
こういった場合は、先に同性のお友だち何人かに相談してみては? 注意すべきなのは、決してひとりのお友だちだけではなく、複数に相談してみるということ。それから、真剣に受け止めすぎないこと。セックスには個人差があることを大前提としておいて、○○さんの場合はどうなんだろうと、あくまでも参考程度に、気軽に聞いてみることです。

それから、相手を傷つけてしまうのではないかといった不安。これは、相手への伝え方、思いやりの問題でしょう。これまでにセックスをした異性と比較するのは、絶対にタブーです。
でも、相手に、あまりにも伝わらない場合には、「友だちの話なんだけどさ……」と、友だちカップルの話にすりかえてしまいましょう。そして、その問題点をさりげなく自分たちにもあることだよねということに、相手が気付くことができるよう促しましょう

またベッドのなかで伝えるという方法もあります。これは言葉よりもリアクション、アクションで示すことが中心となります。つまり相手が自分の求めるものを満たしてくれた場合には、それが伝わるようなリアクションをする。満たしていない場合には、これも相手との関係の成熟度によりますが、手をとって導いたり、身体の位置などを変えたりといったかたちで、自分の求めるものに気付いてもらえるようにするのです。
もちろん、言葉で伝えたって構いません

それから、セックスのあとのベッドのなかでの会話を大切にしてください。
そのときは、相手もすんなりこちらの言葉を受け入れやすい状態になっています。ただし、そのセックスがどこかうまくいかなかった、気まずい空気が一瞬でも流れたという場合は、絶対に指摘は避けてください。そんなときには、黙って裸で抱き合っていればいいのです。

さて、いかがでしょうか? あなたの悩みは解決できそうですか?
また個人的に「こういった場合はどうすればいいの?」という場合には、お気軽にご相談くださいね^^

【関連記事】
「ポリネシアンセックス(1)――方法」
「ポリネシアンセックス(2)――ポリネシアンセックスによって得られるもの」
「セックス観のパートナーとの一致――ポリネシアンセックスのまとめ」
「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」
「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

セックス観のパートナーとの一致――ポリネシアンセックスのまとめ

ポリネシアンセックスについて「ポリネシアンセックス(1)――方法」「ポリネシアンセックス(2)――ポリネシアンセックスによって得られるもの」で述べてきましたが、今日はそのまとめとして。

しつこいくらいに書いていますが、わたしはポリネシアンセックスを実践すること自体が重要なのではなく、それに基づいたセックスへの考え方を重視しています。

大切なのは、あくまでも、パートナーとのセックス観の一致です。

ポリネシアンセックスを挙げさせていただいたのは、あくまでその一例としてであって、パートナーとのセックス観のすりあわせができてさえいれば、なにもポリネシアンセックスにこだわることはないのです。ほかのセックスの方法や従来のセックスの方法であっても、わたしがポリネシアンセックスによって得られる効果として挙げた

■セックスを精神的な次元で楽しむことができるようになることによる、セックスへのコンプレックスや悩みの解消
■二人ともが心身ともに満たされる満足感
■心身ともに豊かで潤いあるセックス

を得ることができるのです。

パートナーとのセックス観の一致は、愛し合って信頼しあっている、かたい絆で結ばれた二人ならば、かならずできるはずです。

でも、なかなか難しい場合もありますね。恥ずかしさや価値観によってセックスのことを口に出すことが難しい自分にはどうしても受け入れられないセックスの趣向を相手がもっている相手を傷つけたり、嫌われたりしてしまうのではないかと怖い……。

次回は、そういったパートナーとのセックス観を一致させることが難しい、つまりセックス観の不一致があるといった場合の解決のヒントについて書きたいと思います。

【関連記事】
「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」
「セックスの持続時間と男性の射精」
「ポリネシアンセックス(1)――方法」
「ポリネシアンセックス(2)――ポリネシアンセックスによって得られるもの」
「パートナーとのあいだにセックス観の不一致がある場合には?」
「ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。」
「セックスはあくまでもコミュニケーションのひとつ。「セックスレスへの不安」というのは、二人のセックス以外のディスコミュニケーションを表している。(働く男女の5人に1人がセックスレス――男と女で異なるパートナーへの不満)」

   

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ポリネシアンセックス(2)――ポリネシアンセックスによって得られるもの

さて、今回はポリネシアンセックスによって得られるものについて書きたいと思います。

ポリネシアンセックスの概要と手法は「ポリネシアンセックス(1)――方法」で述べましたが、次に。……で、これをするとどーなるわけっ?疑問ですよね。では、ここでお話しましょう。

セックスに関して、なんらかのコンプレックスや人に打ち明けられない悩みを抱えている方も多いでしょう。
以前にも挙げましたが、女性がオルガスムを感じられない、感じさせることができない、セックスの持続時間や回数の問題、勃起不全、セックスの途中で萎えてしまうといった勃起にまつわる障害、それから、なんとなくよくわからないもやもやとしたフラストレーションを抱えているなどなど……。

それって、要はセックスを精神的な次元で楽しむことができないからなんですね。
裏を返せば、セックスを精神的な次元で楽しむことができさえすれば、そんなコンプレックスや悩みだなんて、どこ吹く風なんです。

ポリネシアンセックスで得られるもの。
それは、二人ともが心身ともに満たされる満足感。それは心身ともに豊かで潤いあるセックスだから。それが得られれば、これまで抱いていたセックスに関するコンプレックスや悩みはどうなるでしょう?

男女ともセックスについてコンプレックスを感じたり、悩んだりすることはなくなるはずです。それまでのコンプレックス、悩みが、どれだけとるにたらない些細なことであったかを知ることになるでしょう。

それが、あなた、ううん、あなたたち二人を解放へと導きます

前回、わたしは前提として“わたしは実は方法自体、つまりそれを実行することについてはそこまで重視してはおらず、「ポリネシアンセックスに基づいたセックスへの考え方」を重視している”と述べました。

「ポリネシアンセックスに基づいたセックスへの考え方」とは、つまり二人が心身ともに豊かで潤いあるものとなれるセックスを目的としており、従来の欧米式のセックスのしかたとは着地点が違うのです。
つまり、射精やオルガスムを最終目的としたセックスではないということ。そんなものは、わたしは、ただのセックスのデザート程度にしか考えていませんあったらあったで別にいいけれど、ないからといって困ることはないという程度のもの

この次元にいたることができさえすれば、セックスは(生殖を目的とする場合を除いて)コミュニケーション手段のひとつとしてあるだけだということに気付くでしょう。おしゃべりやデートといっしょなんですね。

繰り返しになりますが、わたしは実は方法自体、つまりそれを実行することについてはそこまで重視してはおらず、「ポリネシアンセックスに基づいたセックスへの考え方」を重視していると書きましたね。

これは「ポリネシアンセックスに基づいたセックスへの考え方」を二人が共有できるようになりさえすれば、ポリネシアンセックスそのものを実体験しなくても、普段のセックス、セクシャルコンタクト、コミュニケーションで、ポリネシアンセックスを実践したのとおなじ効果が得られるということを述べているのです。

それを実証するために、ひとつ、わたし自身の実体験を明かしましょう。
驚かれるかもしれませんが、わたし自身はポリネシアンセックスを実践したことはありません
ただ、「(ポリネシアンセックスに基づいた)セックスへの考え方」をパートナーと共有しています。

いまパートナーとわたしとのあいだに、セックスにまつわるコンプレックスや悩みは、一切介在しませんいつも十分に満足しているし、とても豊かな気持ちで毎日をすごしています
過去にコンプレックスや悩みがあってもめた時期も事実としてありました。しかし、二人で話し合ったり、セックスの最中にも会話をすることで、こういったセックスに対する考え方を共有することができるようになったのです。

かといって、わたしたちがパーフェクトなセックスをしているというわけではありません。おそらくほかのカップルであれば不満の種などになるであろうものも含んだセックスです。でもわたしたちはセックスをした日はもちろん、そうでない日でも、十分に満たされています。仕事上、24時間365日いっしょにすごすのですが、それでも普段からとても仲良く、ほとんど喧嘩なども起こりません。またマンネリ感、倦怠期なども起こりません

そもそも、セックスはパーフェクトさを求めるものではないのです。
パーフェクトなセックスなんて存在しません。ただの幻想です。

さぁ、二人でセックスへの考え方を振り返ってみましょう。

【関連記事】
「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」
「セックスの持続時間と男性の射精」
「ポリネシアンセックス(1)――方法」

【関連書籍】
   

| | コメント (5) | トラックバック (1)

ポリネシアンセックス(1)――方法

ご質問・ご相談はこちらまで⇒ 性と愛の質問・相談CAFE

性のカウンセリング・メール相談のご案内はこちら  *

拙サイトに訪れてくださるみなさんからのリクエストが多かった「ポリネシアンセックス」について。お待たせいたしました。ちなみに久々のブログ更新です^^;

しかし、みなさんは期待はずれでがっかりされるかもしれない。このことは前提として言っておきます。
というのは、おそらく「ポリネシアンセックスの方法」が、みなさんの一番知りたいことなのだと思いますが、わたしは実は方法自体、つまりそれを実行することについてはそこまで重視してはおらず、「ポリネシアンセックスに基づいたセックスへの考え方」を重視しているからです。

とはいえ、手法にまったく触れないわけにはいきません。
第一回目の今日は、ポリネシアンセックスの方法を説きます。

まず、ポリネシアンセックスとはポリネシア地方に暮らすの人々の間に伝わるセックススタイルです。
もともと、わたしの親愛なる友人であるJimmyの翻訳書「エロスと精気」で紹介され、それを五木寛之氏が著書「サイレント・ラブ」「愛に関する十二章」で引用し広めたものです。
男女の気の交換……と言うと「??」になってしまうので、さくっと方法を。

■手法
①実際に性器を結合するセックスは5日に1度、中4日は性器の接触はしないで、しっかりと抱き合って、肌を密着させて眠る。その4日間は挿入日のために気分や体を盛り上げていく期間。
挿入日以外も、背を向けてお互い別々のベッドや布団で眠るのではなく、裸で抱き合って眠るのも効果的。そうすることでいざセックスとなって、いきなり交わるのではなく、普段から愛情を交換しているためより精神を深く交合することができる。

②セックスをするときは、前戯や抱擁や愛撫に最低1時間をかける。

③互いの心と身体がなじんだときに女性器の中に男性器を挿入した後は、男女は最低30分はじっと抱き合って、それからピストン運動を始める。

④オルガスムが訪れた後も、性器を結合させたまま抱き合っている。30分ほどこの抱擁を続けていると、オルガスムの快感の波が次々と押し寄てくるのが続く。

※男性に勃起力がなくなりそうなときや女性に潤い性感がなくなる時だけ動きが必要。
射精に達する前に再び動きを止めて、抱擁を続ける。

■事前には
○セックス前には食事をとりすぎないよう注意し、食後数時間たってからに行なう
○事前にお茶、ハーブティー、果物などをとるとより効果的
○電話や携帯の音など集中力を途切れさせるものを排除しておく
○性器に意識を集中せず、深呼吸などをしてリラックスする

従来の欧米式の激しい興奮と射精を目的としたセックスとは、まったく違うでしょ?
次回は、ポリネシアンセックスによって得られるものについて書きたいと思います。

【関連記事】
「女性のオルガスムへの誤解と思い込み」
「セックスの持続時間と男性の射精」

【関連書籍】
  

| | コメント (0) | トラックバック (1)