カテゴリー「社会」の28件の記事

■断固として抗議します。~日本製「性暴力ゲーム」欧米で販売中止、人権団体が抗議活動

とんでもない事件が起きました。
イリュージョン社のレイプレイというゲームです。

わが国は、日本国内からではなく、
先に諸外国から抗議が出されたことを、
世界に恥じるべきです。

もっと震撼したのは、
このニュースについて書かれた日記の多くに
「ロリコン(小児性愛)のどこがわるいの?」
「バーチャルならいいじゃん」
という声が多数挙げられていたことです。


みなさんは、
宮崎勤元死刑囚宅から6000本もの児童ポルノを中心とした
ビデオテープが押収されたのをご記憶ではないのでしょうか?

(精神鑑定の結果、
宮崎勤元死刑囚には、小児性愛の傾向はなく、
犯行はあくまでもか弱い子どもを狙った代替的なもの、
とされていますが)


児童ポルノの発信国で、日本は第3位なんです。

人口比に対する性犯罪の件数は、報告されているだけで、
韓国の人口1万人当たり3.16件に対し、1万人当たり0.74件ですが、
特徴的なのは、強姦より強制わいせつの件数が、日本では多いことです。

これは、子どもたちが犠牲になっていることを
間接的に示唆しているのではないでしょうか。


わたしは児童ポルノ撲滅の団体で活動もしていますが、
二次元だろうがなんだろうが、
ゆがんだ性意識、性的欲望が、性犯罪をはじめとする
諸問題を起こしているのには変わりはありません。


こういうことを書くと、フェミニストだなんだと言われますが、
大川内は何度も繰り返しているように、
フェミニストではありません。

弱いもの、守るべきものを守るだけ。


セックスは、命につながる行為なんです。

それが強姦だ妊娠中絶だ、、それをバーチャル体験する? なんということでしょうか。


大川内麻里は、イリュージョン社に販売したソフトウェアの自主回収と、自主廃業を求めます。


日本製「性暴力ゲーム」欧米で販売中止、人権団体が抗議活動

5月8日3時2分配信 読売新聞

 少女を含む女性3人をレイプして妊娠や中絶をさせるという内容の日本製のパソコンゲームソフトに海外で批判が高まっている。

 日本での販売中止を求める抗議活動を国際人権団体が始めた。このゲームは2月に英国の国会で問題になり、ビデオ・書籍のネット販売大手「アマゾン」が扱いを中止した。しかし、児童ポルノなどの規制が緩い日本では今でも流通している。

 このゲームは、未成年と見られる女子2人とその母親を電車内で痴漢した後にレイプし妊娠や中絶をさせるまでを、コンピューターグラフィックスを使った画像で疑似体験するという内容。横浜市のゲームソフトメーカーが2006年に売り出した。

 今年に入り海外の人権団体で問題視されるようになり、英国ではこのゲームをアマゾンで入手できることに驚いた国会議員らが同国内での流通に反対する動議 を提出した。こうした動きが英国などのメディアで報じられ、英国アマゾンは2月にこのゲームの取り扱いを中止。米国のアマゾン本社も取り扱いの中止を公表 した。

 しかし、日本では児童ポルノなどの法規制が緩く、日本の「アマゾン・ジャパン」は最近、このゲームの販売を中止したが、ほかの通信販売では今も入手できる。

 抗議活動を始めた国際人権団体「イクオリティ・ナウ」(本部・ニューヨーク)は「女性や少女への暴力をテーマにした産業が日本で高収益を上げ、『ロリコ ン』と呼ばれる少女の児童ポルノ市場も巨大化している」との声明を発表。「日本政府はなぜレイプを奨励するかのようなゲームの流通を止めないのか」と政府 の対応にも批判を向ける。

 同団体は6日、このゲームを含むレイプ、監禁などの性暴力ゲームの制作会社や販売会社、麻生首相ら日本政府の要人らに抗議文を出すように、160か国の 会員3万人に呼びかけ始めた。国内の人権団体の関係者なども、こうした活動を機に、販売会社などへ働きかけを行っている。

 このゲームのメーカーは、「この商品は業界で作る自主審査機関を通っており、国内向けに販売しているもの。海外の団体からの抗議は承知しておらず、コメントのしようがない」と話す。販売本数は明らかにしていない。

 ◆児童ポルノ 18歳未満の児童を性的に描いた画像で、児童買春・児童ポルノ禁止法では製造や販売などが禁止されている。しかし、個人がパソコンなどを 通じて入手する単純所持は禁じられていない。また、アニメや、コンピューターグラフィックスを使ったゲームなどのバーチャル(仮想的)なポルノは製造販売 も禁止されていない。日本の規制の強化を求める声が上がっている。

最終更新:5月8日3時2分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090507-00001111-yom-soci

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■子どもたちの抱える“居場所”のない思い~新たな闇「家出サイト」…少女狙う“泊め男”、軟禁・暴行も

拙著「親が知らないケータイ・ネットの世界」でも触れましたが、

家庭に居場所を見出せない子どもたちは、
家出サイトで見知らぬ男性のもとに身を寄せてまで、
家にいたくない、いられない、
そのためなら身体を差し出しても構わない――そう思っているんです。


それくらい、居場所のない思いをしている。


わたしの立てているミクシィトピックに
「もしもし。~あなたの居場所」というものがあります。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=42102950&comment_count=107&comm_id=906052

ここにも、多くの居場所のない少年少女、
また成人でも居場所のない思いを抱えている人たちが
SOSを必死に出してやってきます。


そういった居場所のない子どもたちに
どうやって居場所をつくってあげたらいいのか、

わたしたち親、大人に突きつけられている課題とはなにか。


真剣に考え、非常に切迫した思いで
彼、彼女らの心情に寄り添いつつ
筆を走らせたのが、拙著「親が知らないケータイ・ネットの世界」です。

以下、まえがきを公開します。


---------
まえがき 親が知らないケータイ・ネットの世界

「経営者の父と教育熱心な母のもと、裕福な家庭で何不自由なく育った子」
「成績はトップクラスで、学級委員なども任される優等生」
「先生や友だちからの信頼も厚く、みんなの人気者」

 これが小中学校のころの私、「大川内麻里」に対する、まわりからのおおむねの評価だったのだろうと思います。

 しかし、実情は――

 家庭は崩壊し、毎晩階下で響く、両親のなじりあう声。弟の小さな身体を抱きしめて震えていました。
「母と弟は私が守らなければ」と、つらい状況下でも涙を見せず、強い子を演じていました。
 友だちにも先生にもだれにも、自分の本当の胸のうちを打ち明けられなかった。

 でも人はそんなに強くいられるものではない。
 泣きたかった。弱い自分をだれかに知ってほしかった。

 行き場を求めてのめりこんだのは、ひとりの男性との恋愛。
 でもそんな存在も失って――

 限界でした。
 どこにも居場所がなかった。孤独感に打ちひしがれていた。
 やり場のない気持ち、凍てついた心の行き場所を求めて、私がたどりついたのは、当時でいう「伝言ダイヤル」。親の目を盗んでかけるのがやめられなかった。
 見知らぬ男性との会話。言われるがままに会って、求められるがままに身体を差し出しました。

 もし当時の私にインターネットやケータイといったツールがあったら。
 あのころよりも、もっと簡単に出会いサイトにアクセスして、家出サイトで見つけた男性の家に転がり込んで、生きるために身体を売っていたのではないでしょうか。

 インターネットやケータイを舞台にした少年少女の事件が後を絶ちません。
 でもそんな事件を見聞きするたびに、私は思うんです。
 私だって、時代が時代であれば、そうなっていたかも知れない。否、きっとそうなっていたに違いない。
 ネット・ケータイの世界の闇に踏み込んで犠牲になっていく彼らの姿に、私は15年前の自分自身の姿を重ねるのです。
 決して他人事に思えないのです。
 彼ら、彼女らと、私とは隣り合わせだと。
 そして、違いはただ「ネット」「ケータイ」というツールが、そこにあったかどうか。
 ただそれだけだと。

 本書は、かつてそんな少女であった私、そしていまや一女の母である私が、ネット・ケータイ社会の現状を見つめ、少年少女のリアルな心情に寄り添いながら書き下ろしたものです。
 いま、ネット・ケータイ社会でなにが起こっているのか。現実と仮想現実が交差する場で、少年少女たちはなにを思い、なにを感じているのか。
 そして、私たち親、大人は、そんな現状を目の前にして、いったいどうあるべきなのかを探っていきたいと思います。

 また私は過去の経験を生かして、10代の子どもたちの悩み相談――主に性に関するもの――を受ける活動をしています。
 その活動から見えてきた、現代の少年少女の性意識や、親が子に伝えていくべきことについても語っていきたいと思います。

 わが子の幸せを願わない親などいません。私だってそのひとりです。

 いまを生きる子どもたち、ひとりひとりの幸せな未来を願って、本書を綴りました。
---------

ご興味お持ちいただけましたら、ご一読ください。


大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

新たな闇「家出サイト」…少女狙う“泊め男”、軟禁・暴行も

4月25日3時9分配信 読売新聞

 携帯電話の小さな画面に、少女たちの「SOS」の叫びがあふれていた。

 「誰か助けて。お金もう200円しかないです」「1週間ぐらい泊めてくれる方いませんか」「ある程度は覚悟してます」--。

 携帯サイト上に無数にある「家出掲示板」。家出をしたい少女と、少女を家に泊めたい男、いわゆる「泊め男(とお)」をつなぐ。それはあまりに危険な「出会いの場」だ。

          ◇

 掲示板を利用していた少女に、東京都内の駅前で会った。長い付けまつ毛に濃いアイライン。16歳という。白いケータイをちょっと持ち上げ、「コレがある 限り、泊まる場所が見つからない気はしないよ」と笑う。「『家出したい』って書き込むだけで、すごい返信くるもん」。埼玉県の自宅にはもう11か月間帰っ てない。

 不在がちな父親と、不満のはけ口を子供たちに向ける母親。そんな家にいるのが嫌で、初めて家を飛び出したのは中1の時だ。だが、当時は行くあてもなく、数日後には家に連れ戻された。変わったのは、家出掲示板の存在を知ってからだ。

 掲示板で泊め男を見つけると、段ボール4箱分の荷物を着払いで送る。関東一円から新潟、愛知にも行った。1か所に2週間から1か月。嫌になったり相手の 都合が悪くなったりすれば、また次の泊め男を探す。掲示板で「一緒に行動しませんか?」と仲間を募り、「いい条件の泊め男がいたら、情報交換してみんなで 使い回す」とも言う。

 だが、待っていたのは、そんな幼い知恵ではコントロールできないほどの暴力の世界だった。

 昨年12月には、埼玉県の20歳代の男に「家賃分、働け」とホテル街に連れて行かれ、客を取らされた。逃げるように移った千葉県の男の家では1か月以上 軟禁され、毎日のように複数の男から暴行を受けた。腕と太ももに残る傷跡。逃げようとして見つかり、「罰」としてナイフで刻まれたという。「もう水着にな れないね」。それでも、少女は家に帰るつもりはないという。

 警察庁によると、1年間に補導される未成年の家出人は昨年、10年ぶりに増加に転じ、前年比175人増の4536人となった。少年問題に詳しい日本女子 大の清永(きよなが)賢二教授(社会心理学)は「家出掲示板は思春期なら誰でも抱く、軽い家出願望を実現させてしまう。家出は今や一部の子供だけでなく、 普通の子供たちの問題」と警告する。

 児童買春の温床とされてきた出会い系サイトへの規制が強化されたのは昨年12月だ。2007年時点で5000前後あるとされた出会い系サイトの届け出数 は今年2月末時点で2527に。だが、都内のサイト運営会社の担当者(29)は「出会い系サイトが減っても、利用者は規制対象外のサイトに移るだけ」と指 摘する。「家出掲示板も実質的には出会い系。出会いの場が法の網の外に移り、実態はむしろ見えにくくなった」

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■定額給付金とDV被害者への対策について問題視すること~母子寮だけに限らない、男性の被害者もいる

函館市や福岡市は、
DV被害により、住民票を移さぬまま(加害者の追跡を恐れて)
逃げている女性や子どもにも、
定額給付金を支給する策を発表しました。

他の自治体にも推奨されるべき、
否、国レベルでの対応が必要な策だと思います。


ただし、「母子寮」や「公的機関」に限っているところが気になります。
逃げている先は、シェルターかもしれないし、
シェルターにいるあいだに探したアパートかもしれない。
また民間のシェルターもあります。(むしろ民間のほうが活発)
DV被害者は、死に物狂いで居場所を探します。

また夫のもとに入る給付金の差し止めも
同時になされなければなりません。


最近、DVシェルターについて、
いろいろと調べる機会があったのですが、

「妻がDVシェルターで洗脳されてしまっている」
という男性の声を聞きました。

洗脳という言葉が適当かどうかは別問題として、
DVシェルターには、
いまより客観性が求められるのではないかと考えています。


また被害者を女性に限っているのは、
根本的な大問題です。

前々から言っておりますが、
女性から男性への暴力というのもあります。

DVは身体的暴力にだけ限られるものではありません。
精神的暴力、経済的暴力、性的暴力なども含まれます。

よく「逆DV」という言葉を耳にしますが、
この言葉にも違和感を覚えてください。

男性=加害者、女性=被害者、という
一方的な図式はおかしいんです。


さらに男性が被害者となる場合、
社会的背景から、SOSを出しにくく、
深刻化する傾向があります。

男性が被害に遭った場合に、
相談したり逃げたりする機関の整備を求めます。

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悪役になってでも伝えたかったこと~TBS「R30」“逆DV”特集・元加害女性として出演して
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作家K先生の「現代女性の性意識」に対するご意見――挿入する性・挿入される性(2)
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大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

DV被害者に独自給付金・・・函館市、国と同額分

 北海道函館市は20日、配偶者からの暴力(DV)を逃れて別の住居に避難している被害者を救済するため、国の定額給付金や子育て応援特別手当と同額分を給付すると発表した。

 DV被害者は、住民票を元の住所に残したまま避難しており世帯主に支給される定額給付金などを受給できないため、市で対策を検討していた。市によ ると、受給対象者は今年2月現在でDVの被害実態があって世帯主と別居中で、公的機関や支援団体などと面接相談をしていた人で、約40世帯、約110人の 見込み。

 申請は、電話や来庁による本人の申し出を確認した上で、送付される申請書に記入し、裁判所からの保護命令の決定書の写しなどの必要書類を添付する。5月中旬からの支給を予定している。

(2009年4月21日  読売新聞)

       

福岡市がDV被害者に独自給付金  同額を支給

      

               

 福岡市の吉田宏市長は21日の記者会見で、夫などによるドメスティックバイオレンス(DV)から逃れるため住民票とは違う場所に住んでいる人に対し、定額給付金と同額を独自に支給すると発表した。

               

 給付金は住民票に基づき支給されるが、DV被害者の中には、加害者に別居先が知られることを恐れ、住民票を異動しない人もおり、吉田市長は「生活に困っている人をサポートするという趣旨に沿って、市としても手助けしたい」と話した。

               

 対象者は、支給の基準日となる2月1日以前に、市などの公的機関に相談していてDV被害者と確認でき、福岡市に居住している人と、その同居家族。市は約320人を見込んでおり、5月15から29日の間に電話で相談を受けた上で申請書類を郵送する。

               

 北九州市の北橋健治市長も21日の定例会見で、DV被害者とその同居家族について同様の対応をすることを明らかにした。

              2009/04/21 12:26   【共同通信】

    
定額給付金相当額を支給 04/21 12:12      

夫などからの暴力から逃げていて、住民登録できないドメスティック・バイオレンスの被害者に対して、定額給付金相当額を支給する動きが福岡県内の自治体で進んでいます。

福岡市の吉田市長はけさ、市独自におよそ530万円の予算を計上したと発表しました。

DV被害者には、住所が分からないよう住民登録していない人が多く、定額給付金を受け取ることができません。

福岡市で給付対象となるのは、今年2月1日以前に福岡市や警察に相談し、公的な支援を受けた人とその家族で、およそ320人と想定しています。

久留米市も既に同様の決定をしています。

北九州市では100人程度が対象と見られ、北橋健治市長は世帯主と2重払いになることについて「やむを得ない」と話し、「市民の理解は得られる」と述べました。

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■レイプ被害者・被害児の心理(4)~家族の受け止め方

強姦に遭った被害者・被害児を前にして。
親は、パートナーは、家族はどういった心理になるのか、
問題、対策などをお話したいと思います。

わたしは強姦被害者(男性・男児も含めて)のご家族やパートナーから
ご相談をいただくことも、
悲しいことに、決してすくなくない数あります。


自分の子どもやパートナーが強姦に遭ったとき。

「なぜ守ってやれなかったのか」
と自分を責めるひとが大半です。

先日の小平女児連続強姦猥褻事件の親たちも
きっとそういう心境でしょう。


当人も「なぜ守ってくれなかったのか」とまわりを責め、
関係が悪化してしまうこともあります。

どうしようもない行き場のない感情が、
もっとも身近な人間にいってしまうんですね。


でも「それは違うよ」と言いたい。
憎むべきは悪しき犯人であり、
その矛先を家族が自ら自分に向けることは、
当人の認識をゆがめてしまう危険性すらあります。


また「強姦の被害に遭ったなんて恥ずかしい!」と
親やパートナーが当人を突き放し、
一切支えにもなってくれないという場合もあります。

これはまわりの人間の
強姦という事実を認めたくない心理が
ゆがんだ方向に向かってしまったものですが、
当人はひとりでがんばらなければならなくなり、
大変きついものです。


これも強姦に遭ったことが恥ずかしいのではない、
強姦することが恥ずかしい以上に卑劣で非人間的なことである
という事実を正しく認識することが大切です。


最近の調査で、
強姦の被害にあった被害者のうち、
被害に遭った年齢は
12.2%が小学生のときであり、
また小学校入学前は3.3%と
あわせると15.5%でありという
おぞましい結果が出ています。

それもこれはあくまでも表に出てきている数字だけであり、
水面下にはまだまだ被害者がいると考えられます。


また被害について
「だれにも相談しなかった」が62.6%ともっとも多く、
ひとりで耐え抜いている被害者・被害児の姿が浮かび上がりました。

相談しなかった、できなかった理由として、
もっとも多かったのはなんだと思いますか?

「恥ずかしくて」(42.6%)ですよ?
それに続くのは「自分さえ我慢すればいい」(29.9%)です。

なぜ被害者が自分を恥じなければならないのか。
自分さえ我慢すればいいなどと思わなければならないのか。


たしかに警察に被害届を出すのにも、
犯人がつかまった場合、その後の公判などにおいても、
被害者・被害児は相当つらい立場に置かれます。

ですから、被害届や裁判などは
本人がそれに耐えうるかという問題があるのですが、

ただし
「強姦されたことは恥ずかしいことではない」
「憎むべきはほかでもない犯人のみである」
という事実認識がゆがんでしまうと、

その後の心の回復にも
支障が生じてしまう危険性があります。


回復への第一歩は事実を正しく認識すること。

わたしも長いあいだ
「自分がわるい子だから(被害に遭ったのだ)」
と自分を責めていました。

でも事実はそうじゃない。


家族やパートナー、まわりにいるひとたちは、
当人が正しい事実認識ができるようサポートしてあげてください。


【関連記事】
性犯罪、DV(ドメスティックバイオレンス)、PTSD……傷ついた方たちへ
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「小児性愛者(ペドフィリア)の原因と対策――子どもたちを守るために」
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特急車内で強姦を繰り返す~ なぜ彼らは通報しなかったのか? 通報しなかった、通報できなかった乗客の心理
女児強姦(1)かぎっ子を狙った手口~共働き、ひとり親家庭との狭間で
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レイプ被害「小学生の時」12%

 内閣府が昨秋、男女間の暴力に関して成人男女3129人に行った調査で、異性からのレイプ被害者は第三者に相談をすることをためらう傾向が強いことが分かった。被害者の低年齢化も目立った。

 配偶者(事実婚を含む)から、DV被害を受けたことがある人の割合は前回調査(2005年)とほぼ同じで、女性 33・2%、男性17・7%。加害者を配偶者に限らず、「異性から無理やり性交された経験」を女性(1675人)に尋ねた質問でも、123人(7・3%) が「ある」と答え、前回(7・2%)とほぼ同じだった。

 ところが、被害に遭った時期を「小学生」とする割合は12・2%で、前回の8・8%より増加した。「小学校入学前」と合わせると15・5%(前回14・1%)だった。

 被害後の相談先については「どこ(だれ)にも相談しなかった」人の割合が62・6%と最も多かった。その理由とし て「恥ずかしくて」(42・9%)が最も多く、「自分さえ我慢すればいい」(29・9%)が続いた。また、「家族や親類に相談」する割合は、DV被害者が 27・6%なのに対し、レイプ被害者は8・1%にとどまった。

 お茶の水女子大教授(法女性学)の戒能民江さんは「レイプ被害は防止策・被害者支援策が極めて遅れている。数字に表れない被害者が大勢いるはず」と話している。

(2009年4月6日  読売新聞)

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■女児強姦(1)かぎっ子を狙った手口~共働き、ひとり親家庭との狭間で

<女児暴行>「集合住宅、カギっ子」標的 東京で4件

4月10日15時2分配信 毎日新聞

 東京都小平市などで昨年秋以降、小学生の女児4人が性的暴行を受けたり、体を触られる被害に遭った事件で、被害者はいずれも集合住宅に住む児童だったこ とが警視庁への取材で分かった。下校後、玄関の鍵を開けて自宅に入る際に襲われるケースが共通しており、警視庁は両親が仕事などで不在がちな「カギっ子」 ばかりを同じ男が狙った疑いがあるとみて、強制わいせつ容疑などで捜査している。

 捜査関係者によると、昨年11月から12月にかけ、西東京市で2件、小平市では今年1月と3月に女児が乱暴されたり体を触られる事件が発生した。4人はいずれも帰宅時にドアの鍵を開けた直後、男に押し入られていたという。

 同庁によると、男は20~30歳で身長は約170センチ、やせ形でニット帽をかぶっていたこともあった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090410-00000069-mai-soci

レイプ被害「小学生の時」12%

 内閣府が昨秋、男女間の暴力に関して成人男女3129人に行った調査で、異性からのレイプ被害者は第三者に相談をすることをためらう傾向が強いことが分かった。被害者の低年齢化も目立った。

 配偶者(事実婚を含む)から、DV被害を受けたことがある人の割合は前回調査(2005年)とほぼ同じで、女性 33・2%、男性17・7%。加害者を配偶者に限らず、「異性から無理やり性交された経験」を女性(1675人)に尋ねた質問でも、123人(7・3%) が「ある」と答え、前回(7・2%)とほぼ同じだった。

 ところが、被害に遭った時期を「小学生」とする割合は12・2%で、前回の8・8%より増加した。「小学校入学前」と合わせると15・5%(前回14・1%)だった。

 被害後の相談先については「どこ(だれ)にも相談しなかった」人の割合が62・6%と最も多かった。その理由とし て「恥ずかしくて」(42・9%)が最も多く、「自分さえ我慢すればいい」(29・9%)が続いた。また、「家族や親類に相談」する割合は、DV被害者が 27・6%なのに対し、レイプ被害者は8・1%にとどまった。

 お茶の水女子大教授(法女性学)の戒能民江さんは「レイプ被害は防止策・被害者支援策が極めて遅れている。数字に表れない被害者が大勢いるはず」と話している。

(2009年4月6日  読売新聞)

こういった卑劣すぎる事件があるから、
子どもを持つ女性はますますもって
共働きをためらわざるをえない。

この不況下、
ためらう余地もなく共働きをせざるをえない家庭も
非常に多いというのに。

それにひとり親の家庭だっていくらでもある。


子どもを含め、
強姦、準強姦の被害に遭った女性というのは
殺されたも同然の傷を負うんです。

わたしも8歳のときに被害に遭ったわけですが、
いまだに23年も経ったいまでも
PTSDに悩まされています。

おぞましい記憶といっしょに生きていかなければならないのなら、
なんであのとき殺してくれなかったの――
何度もそう思いました。
(いまは違う考えになっていますが)

生きながらにして地獄を味わうんです。
まさに生き地獄です。


わたしも女の子を持つ母親ですが、
絶えぬ不審者情報に戦慄しています。


このかぎっ子を狙った手口は
これまでにも起きていて、

お父さん、お母さん方は
帰宅時にあとをつけられていないか注意すること、

鍵を開けるときは、死角も含めてまわりを見渡すことを
お子さんに徹底して教えたほうがいいです。


またこういった不審者情報が警察がつかむのと
地域の親たちに知らされるのとのあいだに、
タイムラグがあるのも
大きな問題だと考えています。

【関連記事】
性犯罪、DV(ドメスティックバイオレンス)、PTSD……傷ついた方たちへ
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★テレビ出演します! 「DV加害女性の心理」について★

テレビtvの取材を受けました。
「DV加害女性の心理」について
みっちりお話させていただきました(3時間ロケsweat01)。

0805b180

どんなふうに編集してくださるか、
どれくらい使われるかはわかりませんが、
語れることは語らせていただいたかな。

0805b183

今回、大川内はDVの加害経験被害経験もあり、
DVについて研究を重ねている女性として出ています。

加害経験があることはすでにカミングアウト済みですが、
あらためてテレビという媒体で語ることで
ご批判を受ける部分もあるであろうことは覚悟の上です。

それでも伝えなければならない
――そんな社会的使命感がこの胸にあるから。

0805b181

0805b182

放送日時は以下のとおりです。お見逃しなく!(笑)
 6月6日(金)24:40~ TBS「R30」
 オーバー30のための“人生情報バラエティ=LIFEエンターテイメント”番組です

0805b174

【関連記事】わたしの基本的なDV観はこちらをご参照ください。
「逆DV」
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者は女性だけではない。
新婚夫婦に潜むDV ~携帯わいせつ画像で口論、新婚の妻絞殺容疑の夫逮捕
「デートDV」とは &DV被害者・加害者に経験者のわたしが勧める解決のヒント
セックスレスというDV(1)――セックスレスの心理学(2)
セックスレスというDV(2)――セックスレスの心理学(3)

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
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■【相談所】セックスセラピー/セックスカウンセリング相談所開設のお知らせ■

これまでメール掲示板で承っておりました
セックスに関するご相談ですが、
みなさまのご希望にお答えして、

このたび対面で実際にお会いしての
ご相談
もお受けすることといたしました。

ただし当面は、
まずはカップルでのご相談、あるいは女性の方のみに
限らせていただきますこと、ご了承くださいませ。


カウンセラー:大川内麻里(おおかわうちまり)
セックスレスから性被害、DVや妊娠、避妊、射精障害、性に関するちょっとした疑問まで、
2005年より累計1000件のネットカウンセリングを行う。
心理学をベースにした手法+実践的アドバイスにより、
クライアントの抱えている問題を解決へと導く。

○場所:東京都内

○料金:
学生6,000円/1回90分
女性8,000円/1回90分
カップル13,000円/1回90分

○申し込み方法

まずはこちらのメールフォームに下記の必要事項をお書き添えの上、
メールをお送りください。
・氏名(匿名可) ・メールアドレス
・相談内容(簡単で結構です) ・カップルか女性のみか
http://www.okawauchimari.net/cgi/mf/himail.cgi


性・セックスにまつわる悩みは恥ずかしいことでもなんでもありません。
あなたの悩んでいることは、とっても大切なこと。

大切に受け止めますから、
いっしょに解決を目指していきましょう。^^

もちろんあなたのプライバシーは守りますので
ご安心くださいね。

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

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遺族の望む刑罰は、遺族がメディアに顔を出してここまでしなければ下されないのか/幸せになってほしい人~本村洋さん[山口県光市母子殺害事件]

はじめに申し上げておきますが、
死刑廃止論者の方々と
不毛な議論をする気は一切ございませんので。


山口県光市母子殺害事件の被告の元少年
こと福田孝行に出た死刑判決について追記。

今回、この判決が出たのは、
ひとえに遺族である本村洋さんがメディアに顔を出して訴えて
世論を動かしたから、にほかならなりません。

こんなあたりまえの判決が、
遺族がここまでやって、ようやく出たんですよ。

その本村さんのご心労たるや、想像を絶するものがあります。

ここまでのこと、できませんよ、
遺族は、普通。


ですから、本村さんご自身も、

「遺族の望む刑罰が下されるには、
遺族がメディアに積極的に顔を出して訴えていかなければならない」
という(本村さんの本意ではない)悪しき慣例となってしまうのではないか、

という点、危惧されています。

【関連記事】
被告の元少年の父親インタビューにて/幸せになってほしい人~本村洋さん[山口県光市母子殺害事件]

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被告の元少年の父親インタビューにて/幸せになってほしい人~本村洋さん[山口県光市母子殺害事件]

はじめに申し上げておきますが、
死刑廃止論者の方々と
不毛な議論をする気は一切ございませんので。


山口県光市母子殺害事件の被告の元少年
こと福田孝行に高裁の差し戻し審で死刑判決が出ました。
弁護側が即刻上告しましたが、確定はまぬがれないでしょう。


わたしがひとつ世の人々に知ってほしいことがあります。
それは、福田孝行の父親のインタビューでの発言です。
3~4年前のことになるでしょうか。


公判でも酌量の余地として弁護側から挙げられた、
福田孝行の実母の自殺。

福田孝行の父親は、
「実母の自殺が犯行に影響したと思うか?」
という質問に対し、こう答えています。

「そうは思わない。
母親が自殺した後、グレたとか問題を起こしたとかあればだが、
そういったことがまったくなかったから、
母親の自殺と犯行にはまったく関係はないと思う」


――あぁ、この父親が3人を殺したんだ、と。
率直なわたしの感想です。
妻であり福田孝行の実母である女性、
事件の被害者である、本村さんの妻・弥生さんと娘・夕夏ちゃん。

そして、またこの判決によって4人目が――
息子である、加害者・福田孝行。


「責任を取ろうという考えはないのか?」という質問に
父親はこう声を荒げました。

「死んで詫びろとでも言うのですか。
私だって、女房(福田孝行の実母と死別した後の後妻)、
子ども(後妻との子ども ※福田孝行には弟がひとりいましたが、事件後に家を飛び出して、そのままいまだに行方不明となっています)いて、
それはできませんよ」

うん、でもね、
本村さんはその大事な妻と子を奪われたんだよ。

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はじめての講演を終えて~(1)半生を語るということ

大川内のはじめての講演
がんばらなくてもいい~ポジネガシンキングのススメ
おかげさまで、無事終えることができました。

わたしの長い療養生活からの本格復帰・第一弾の仕事であり、
はじめての挑戦でもあった、この講演。

無事終えたいま、
さまざまなこと――主催してくださった超ブレイク塾・Nさんとのご縁や
講演でお話した自分の半生など――を思い返し、
深い感慨とともにいます。


まずは、今回「話し手」としては海のものとも山のものともつかないわたしに
はじめてのチャンスという
なにものにもかえがたい貴きものを与えてくださったNさんに、
万感をこめて。ありがとうございました。

そしてお越しくださったみなさん、
わたしの話を最後までお聴きくださり、ありがとうございます。

それからさまざまな事情できたくてもこれない、
それでも「行きたかった」とおっしゃってくださったみなさんにも、
心からの感謝を。


今回の講演について、
自分の思いを書き留めておきたいと思うんだけれども、
幸い、わたしはテーマ別に3つのブログというチャンネルをもっているので、
せっかくだし、ブログ別にいくつかにわけて書こうかと画策しております。


さて、今回の講演でお世話になった、主催の超ブレイク塾・Nさんについては、
ブログ「フリーターの品格」の「自分の本質を理解してくれる人に「自分」を書いてもらう喜び~インタビューにおいて大切なこと & 「本を編集者で選ぶ」という贅沢」でも触れていますが、

たった一度だけ、わずかな時間お話しただけで、
わたしの本質をつかんでくださった(とわたしが思い込んでいる(笑))方です。


先のブログ記事で触れていなかった、
わたしにとって、すごーく印象深かったNさんのお言葉をひとつ。


   「大川内さん、被害者じゃないですか」


わたしが自分の歩んできた道のりについて
つらつらとお話しはじめたとき、
Nさんは一言こうおっしゃったのでした。


その言葉が、ストンと心のなかに落ちてきて。
すーっとね、なにかが引いていくのをかんじました。

あぁ、そうか、と。
わたしは「被害者」だったんだ、と。


たとえばね、今回きたくてもこられなかった方のおひとりから、
「講演の告知文を読んで、
大川内さんがいじめに遭っていたことをはじめて知りました。
そうだったんですね……」
というメールをいただいたのだけれど(びっくりさせちゃってごめんなさいね)

わたしには自分で認めきれていない被害体験がいくつかあります。

いや、それどころか、
「自分がわるいのだ」と自分を責めてすらいる体験が。

(#先日、見るともなしに見ていたテレビ番組で
「性的虐待」を取り扱っていたのですが、
父親から被害を受けた女性が
「自分も共犯者だ」と自分を責めているのを見て、
いたたまれないながらも、
そう思い込んでしまう心理というのは、
わたしも実感をもってよくわかってしまったんですよね)


たとえばね、「いじめ」のことも
自分で「自分はいじめられていた」と認めることができていなかった。
だから、これまでブログなんかでも公開していませんでした。


でも、わたし自身、声高にしてこれまで叫んできたように(ex.2002年とある季刊文藝誌に寄稿させていただいた、社会批評「メディアと女性」などにも書いています→当該部分の抜粋はココの最後のほうに)
「あらゆるトラウマからの回復の第一歩は
まず受けた傷を“正しく”認識すること」だと考えています。


“正しく”認識する、というのは、
つまりは「被害」を「被害」と認識する、ということ。


たとえば「自分がわるい子だから、こんな目に遭ったんだ。自分なんかはこんな目に遭って当然なんだ」とか
先述の「家族内の性被害者が持つ共犯者意識・自責の念」のように、

絶対的に“被害者”であるのにもかかわらず、
そういった認知の歪みを生じてしまっていて、

それが回復の弊害になっていることというのが、
たぶんにあるから。

実際、わたしのなかにもあるから。


だからね、Nさんのかけてくださった、
大川内、あんた被害者じゃないか、という一言は、
すごーくすごーくありがたく貴いもので、

だから、講演でもあそこまで話すことができたんだ、と思いますし、

(講演でなにを話したかは、
対価を払っていらしてくださった方々を保護するため、
もちろんブログでは書きませんが)


だから、終わったあと、Nさんが
「今回話すにあたって、つらいことを思い出させちゃったんじゃないか」
と言ってくださったんですが(ホントさすがだねこのひとは、いやさすがなんだよほんとに)

「たしかにそれ(半生を語るにあたって痛みを伴うこと)はあったけれど、
でもそれは自分にとって必要なプロセスだった。
向き合ういい機会になった」

とお答えしたのであります。


うん、本当にそういう意味でもいい機会を与えていただいたんですよね。
チャレンジしてよかったです、本当に。


それからね、これまで、講演とかテレビ出演とかご依頼いただいても
病気の都合上、辞退させていただかざるをえなかったんです。

でも今回こうして無事はじめての講演を終えることができて、

ここまでこれたのは、
大川内麻里の30年間に関わってくださった、
まわりのみなさん、おひとりおひとりのおかげだと、

感謝の念にたえません。

本当に本当に、みなさん、ありがとうございます。


さて、次はブログ「フリーターの品格」あたりで、
編集者として、今回の講演を振り返りましょうかね。


【関連記事】
はじめての講演を終えて~(2)出版人が話す、ということ
自分の本質を理解してくれる人に「自分」を書いてもらう喜び~インタビューにおいて大切なこと & 「本を編集者で選ぶ」という贅沢
[用いられる言葉による犯罪の残虐さの軽視]わたし、こと大川内麻里は、8歳のときに『性犯罪』の被害に遭い、人格と心理的子宮の破壊を受けました。20年を経たいま、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの苦痛を受けています。繰り返します。大川内麻里は、8歳のときに『性犯罪』の被害に遭ったのであって、決して『いたずら』などといった軽い悪ふざけを受けたわけではありません。

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
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